ひばりの津軽山唄

2008-06-22 11:04:28 | 塾あれこれ
金曜日TVをつけると番組が終わりかけていましたが
美空ひばりが津軽山唄を歌っているので
しばらく見入ってしまいました。
「え?津軽山唄じゃん。知らなかったなあ」

「りんご追分」に津軽山唄を挿入していたのです。

もちろん民謡も下手ではありません。
なかなかの節回しです。
ただ、当然のことながら自分にひきつけて歌います。
「ひばりの○○」になってしまいます。

そこが物足りないといえば、そう。
正統派津軽山唄、たとえば成田雲竹さんには、敵わ
ない。
かたや津軽民謡の神様ですから。

反対に雲竹さんが「りんご追分」だと。。。


NHKラジオで長く竹内勉さんが民謡を紹介されて
いました。
彼の番組がなくなってNHKの価値は3割減ったネ。

葦原英了でシャンソンを勉強したように、竹内さんで
民謡を勉強しました。
知らなかった世界ですから初めはかなり拒否反応が
出ましたが、途中からハマリました。

現代の民謡がなぜ面白くないか、本来どれほど素晴ら
しいものであったか、よく分かりました。


その竹内さんの番組で美空ひばりを流したことが
あります。江利チエミも。
一定の評価はされていましたね。

(ひばりについては07.6.26に書いています)

私がいろいろ言わなくてもひばりは良い。
本当にしみじみと良い。

それに対して江利チエミの評価が低すぎない?

昭和といえば(美空ひばり)ばかりです。
確かにチエミはスターとして少し落ちるけれども
今は大差がついた感じで少し不満です。


何事につけ、○○は△△、ときまってしまう風潮
が強い時代ですね。
分かり易いけれども。
アメリカ人流で超単純な社会になったようです。

一見、色々なものがあふれている日本です。
でも実は一色。

百マスがよければみんなそれ。
良い方法ですけど、流行でやってるような気
すらしたものです。
右へならっていれば安全な国ですからねえ。

ひばりは良いねえ、と言いにくいじゃないですか
ちょっとだけ違うぞと言いたがる私としては。

でも実はみんなと同じなのに少し違って見えるように
カッコつけてるだけ。。。


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