詫びのセリフ

2018-02-20 08:05:56 | 塾あれこれ
何か重大な事件事故があるとその責を負う人間、
会社なら社長とか、が記者を集めてお詫びします。
国民というものに向かってなのでしょうね。

あれ、心がこもっていますか?
いつも決まり切ったパターンですよね。
行事みたいに

長机に3人くらい横並びし、誰かの合図で
いっせいに深々と頭を下げます。

カメラのフラッシュが一斉に焚かれますね。

長時間頭を下げてやっと気をつけに戻りマイクをとる。

「この度は皆様に多大なご迷惑をおかけしました。
 ここに深くお詫び申し上げます」

もう一度頭を下げて決まり文句を続けます。

「原因をしっかりと究明し、このようなことを
 二度と繰り返すことのないよう、再発防止に
 真摯に取り組んで参ります。」


私はいつもTVに突っ込みます。

それって全て当たり前のことじゃねーか。
事故を起して責任を感じるまで何もしなかったの?
だから事故が防げないんじゃないの。。。

叱られるべき当事者は頭を下げただけで
後は何も言っていないに等しいのですね。

「俺様がこんなに頭を下げてンだ。十分だろ」

みな一様に無表情ですが悔悟、陳謝、涙、怒り・・
人間として今どう思って居るかが皆無です。
本気で取り組むのかなあ。

現場ではマニュアルに手を加えて終わりでしょう。
深いところまで検討することはないと思います。

こうして失敗は続くのですが、失敗学に言うように
いつか大きな事件事故が起きる惧れがあります。

あ、そん時に関係者じゃなきゃ良いのか


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