還暦が夢の中で

2009-02-26 22:28:37 | 塾あれこれ
TVで谷村新司が、満六十を迎えようという昨年の
誕生日前数ヶ月が精神的に落ち着かなったという
話をしていました。
感性の鋭い方はそうでしょうね。

私は誕生日迄あと数ヶ月ですがそれほど感じません。
ま、こんなもんでしょう。

ニブイってことのようです。
やっと最近分ってきたようで・・・


それでも夜、夢を見ることが増えているようです。

荒唐無稽のこともあれば、知った世界のものもあり
ます。

夢の中にはしばしば肉親や親戚、友達、知己その他
登場しますが、亡くなった人間である場合も増えて
きました。

時々会いに出てくるので声をかけます。

「おい、何してるん?へんなところにいるなあ。
 いま仕事じゃないのか?
 悪いなあ、死んだと思い込んでたよ、近頃どう?」

寝覚めが悪いということはありません。
「ああ夢か」程度で、夢でしか会えなくなっちゃった
なあ、と思うことしきりです。


やはり還暦という人為的な数字に気持ちが惹かれている
のでしょう。

40から60へは何もしないであっという間に過ぎた
ような気がします。

その間、私なんぞと結婚してやろうというキトクな人
が現れ幸せな日々ゆえに早く過ぎるのでしょうか・・
(以上カミサンへのごますり)

ここから20年となると80でしょ。
しかも、もっと早く過ぎるらしいのです。

その上、60までの20年よりはるかに生存率が悪い
ので、来し方行く末が気になるのでしょう。
半年先でも生きているかどうか分りませんし
反対に二十年先、病院やカミサンに嫌われながら
寝たきり老人になっているかもしれません。

何時死ぬかも分らないというのも観念から実感へ
移りつつあり、次第に暗さが減ってきました。

子供の頃は自分が死ぬなんて思うと落ち込んだもの
でしたが、人間もうまくできているようです。

もちろん、たかが手のリハビリくらいで大騒ぎです。
コゴト幸兵衛、ワルクチいのさん、に向けて
沢山のツケが回ってくると思うとそれはちょいと
重たいですね。。。


皆さん、満60の誕生日がきて還暦だと言われます。

そんなバカなことはありません。
還暦を迎えるのは正月です。
干支はそういうことです。

できれば旧正月で還暦といきたいですね。
私、己丑卯月の生まれです。(昭和24年4月=卯月)

もちろんいつ祝いをしようと、すまいと自由ですから
誕生日に祝いたい人はなさればよろしい。
そのことと誕生日で還暦とは混同しないでほしいもの
ですが、近頃はヘンなことをいう人が多いですね。


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