核の傘幻想

2015-08-08 17:58:59 | 塾あれこれ
日本は被爆を言いながら、核の傘に守られてい、
ダブル・スタンダードと非難されます。

しかし核の傘って本当に存在するのか。
思い込みではないか。

例えば核保有国同士は核で張りあっています。
そこには傘だか盾だかはあるのでしょう。
何なら使うぞ、と威嚇して見せるのです。

もし、どうせ使わないものならば、同盟国が
核の傘に入っていることがありうるのでしょうか。

どこかの同盟国に核攻撃があったとして、そのボスの
国が、核の大戦争を始めるか、同盟国のために?
核戦争ですべての国が破壊されるかもしれないのに。

核の反撃はしないのではないか?
少なくとも、必ず反撃してくれると言う保証はない。

ならば、ここは俺のシマだ、という大国の縄張り宣言が
存在するだけ。
傘ってただそれだけのこと。

逆に米国の核の傘が日本を縛っているのかもしれない。
今の日本政府を見ていれば分かりますね。
言われるままでしょ。何でも「おーせのとーり」

日本国内の米軍基地は中国も押さえるのでしょうが
日本も押さえているのです。

日本が核の傘から離れる、と言えば
アメリカが承知をしないでしょう。
よってそれは現実的ではない話です。

けれど理屈として核の傘がなくて本当に危険?

限定的小規模核でも同じことです。

日本にとって核の傘は幻想的な効果ですね。
外してもらっても大丈夫かもしれない

繰り返すが米国が強く嫌がることです。
日本が自前の核兵器開発、なんて恐れもある。


人道的でない兵器だから「核」はよくないのです。
毒ガスなどの化学兵器、細菌兵器、無人兵器などと同じ。

正しい戦争と正しくない戦争とがある、という立場
ならば、勝つために何をしてもよい、かもしれません。

しかし戦争そのものは絶対悪です。

第二次大戦はどう?
とちらかが正しかった?
米国は、オレが正義と言いますが。

私はそうは思えません。
戦争に良い側、悪い側なんてありません。

カソリックとプロテスタントの戦争を思えば
良い悪いはありえないでしょう?

だったら「自衛隊はいらないってのか」・・
それはまた次元が違う話です。

個人の感想で「自分は戦争はいやだ」というのはどうか。
これも次元が違う話ですね。

正直に「嫌だ」というのも、「国家のためなら
銃を持つ」もそれぞれの考えの表明です。
ただ、戦争が絶対悪という次元の話とは
異次元のものです。


TVで米国の退役軍人が原爆について発言していました。
自分が戦争に行かずに済んだので原爆投下は良い事だ、と。

自分の個人的な思いと、戦争の絶対悪、核兵器の非人道性と
レベルの違う事を混ぜてくっつけてしまったのです。

多くの人がこんなものでしょう。

まずは「核の傘と言われるもの」を疑ってみたいですね。

山頭火=34

2015-08-08 10:01:31 | 句など
山『酒がやめられない木の芽草の芽』
井 「木の芽 酒を止められぬ 草の芽」

山『ふるさとは遠くして木の芽』
井 「古里遠し 棘木の芽」

山『山路きて独りごというてゐた』
井 これはいけません。「山路きて何やら言ふやぶつぶつと」
  変奏しても下手な川柳ですね

山『寺から寺へ蔦かづら』
井 ダジャレ?蔦が建物に悪いように、乞食も。