社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

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反面教師な上司群2。(善人なおもて往生をとぐ…。)

2005年09月19日 10時31分43秒 | Weblog
 どうせ、世間は連休中。ブログの訪問者も激減しています。それなら、社会保険労務士に関連しないMRシリーズを続けちゃえ・・・と言うことで・・・。

 善人なおもて往生をとぐ・・・事件。

 新しい上司を迎えると言うのは、我々営業職にとっては一大事です。特に直属の所長を迎えると言うことは、我々の仕事に大きな影響を与えます。

 ある上司が栄転し、新しく所長が赴任してきました。その新任所長。本社で前社長の秘書だった人。それを現社長が「やりにくいので地方に飛ばす」と言う人事です。

 本社に探りを入れたところ、「いい人」らしい・・・。私以外の所員はホッとしたようです。しかし、私には嫌な予感がしました。

 まず、営業経験のない人間を、いきなり所長に持ってくるか? それを疑問視しました。それと、誰に聞いても「いい人」と言う評価。ちょっと気味が悪い感じがしました。

 新所長は確かに「いい人」でした。また自分でも「いい人」と思っていたのでしょうね。しかし、メッキははがれてしまいます。

 私の会社では、お世話になっている医者にお歳暮を配っていました。医者の自宅を回って、お歳暮を置いていくのです。かなりの量を配るので、2・3日は運送会社のような感じでした。

 ある後輩が、卸のセールスにお歳暮の配布を頼みました。距離もあり、「腐るもの」なので、急いで配りたかったのでしょう。卸セールスも快諾したのですが・・・。その後に、事件が起きたのです。

 その後輩が配布先の先生に「お歳暮はいかがでしたか?」と問いかけた途端、「そんなものは知らない。」と返されたのです。つまり、卸セールスが自分で食ってしまっていたのですね。

 それを聞いた新任所長。卸の所長にクレームを言いに行きました。そうしたら、その卸セールスと後輩MRの関係がギクシャクし始めて・・・。

 結局、後輩MRは卸からつまはじき状態。それが発端となって、1年しないうちに会社を辞めてしまいました。

(後日談ですが、前の記事に書いたバカ支店長は、彼が会社を辞めた責任を所員に転嫁するという愚行をやってしまいます。それも慰安旅行の時に・・・。)

 「いい人」たる所長さんは「腹芸の出来ない人」だったのです。たかが、お歳暮の一つや二つ。経費で買ってやればいい。卸セールスを責めずに済むし、逆に貸しを作っておけばよかったのです。それをバカ正直に上に持っていくから卸セールスの立場がなくなってしまいます。

 それから所長のメッキは、どんどんはがれていきました。後から聞きましたが、所長会議でも隠すことなく部下の悪口を言いまくり、自分の責任については無頓着だったようです。営業では百戦錬磨の所長クラスには「いい人ぶりっ子」は効かなかったようですね。

 しかし、人事では評価が高く、今でも出世しているようです。「いい人街道まっしぐら」を続けているのでしょうね。しかし、実態を知っている人間には「何で、あんな奴が出世するんだ。」と思われているようです。

 「いい人」と言うよりは「腹芸の出来ない、バカ正直ないい人ぶりっ子」。悪人よりも始末に悪い人でした。
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