社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

特殊な仕事。

2005年09月17日 07時41分25秒 | Weblog
 「被取締役」さん。「反面教師たち。」に関するコメント、ありがとうございました。

 MR。昔で言うプロパーの仕事は特殊な仕事であると言えます。何と言っても主要な相手は医者です。プライドは高い。実入りはいい。その上で世間常識を知らない・・・と言った方が大勢おられました。

 会社も特殊でしたね。

 事件①・・・研修時に研究職の講師がやってきました。その講師、講義の途中で「営業の方は大変だと思います。本当、コメツキバッタみたいにペコペコ頭を下げて・・・。」 さすがに、途中でまずいと思ったらしく言葉を濁しましたが・・・

 要するに、研究職が営業職をどう見ているか。よくわかる事件でした。しかし、これから営業に出る新人社員に言う言葉ではないだろう・・・。

 事件②・・・これも研修中。実地に営業所に行き、先輩MRと同行すると言う内容なのですが・・・。その研修に出る前日、製造職の方が私に「営業の奴らに言ってくれ。俺たちが一生懸命作っている新製品が売れないのはどういうわけだ。もっと真面目にやれ・・・ってな。」

 新製品じゃあないんですよね。実際は。大手の会社のコピー商品にすぎなかったのです。(それをゾロ品といいます。またはパチ物。今風に言うとジェネリック商品。)

 私のいた会社では、そのコピー商品をオリジナルより高く売れ・・・と言う指示が出ていたのです。だから営業が苦戦していたのですが・・・。会社はそう言う経緯を内勤者には伝えません。だから、製造職は「新製品」だと。それも「画期的な新製品」だと勘違いしているわけです。

 事件③・・・ある製造職の方が風邪をひいたそうです。それで、医者に行ったとか。
医師が「お前は○○薬品なんだな。それじゃあ、○○を処方してやろう。」 それに対する製造職の答え。「いや、先生。○○は効かないので、エー○イの○○にしてください。」

 これはさすがに論外。

 何か、すごく縦割りで交流がない会社でしたね。内勤者と営業職の間に大きな溝がありました。まるで、役所みたいな・・・。
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1 コメント

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連載小説だ! (被取締役(有機交流電灯))
2005-09-17 13:22:59
そう言えば、大藪春彦の小説に医薬業界を舞台にした「戦士の挽歌」がありました。医者とプロパーの駆け引きが記憶に残っています。きっとあの小説の世界は極めて現実に近似したものなのでしょうね。

しかし、業界の内幕の、それも実体験話は、引き込まれます!
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