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社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

求職者が来ないのですが…。

2004年12月16日 08時59分03秒 | Weblog
 意外に多い相談が、「求職者が来ない」というものです。ハローワークに求人を出しても、誰も来ない。数ヶ月たっても来ないのです。原因には、いろいろ考えられます。

ケース1。厳しさを予感させるものは嫌われます。特に営業職の場合は。例えば、「能力次第で高給可能」という書き方をすると、「能力がないと厳しく当たられる」という不安感を感じさせる恐れがあります。このケースは、中古車センターでした。求人票を見ると、営業の厳しさが前面に出ていたので、嫌われたのだと思いました。そこで、文章をやわらかくしました。「自動車が好きな人、募集します」みたいに。まあ、それでも増えなかったですね。数人しか来ませんでした。(それでもゼロよりはマシ。) やはり、営業職=体育会系のイメージが強いのかも知れません。

ケース2。税理士事務所。条件が大卒と簿記2級以上でした。これが誰も来ない。まず、学歴を緩和しました。簿記2級の資格者には会計学校の生徒が多いからです。それと、ハローワークだけでなく、その会計学校に求人を出しました。そうしたら、週2・3人の応募が継続したようです。

ケース3。現在、関わっている相談です。一級建築士を探すと言う作業ですね。これは、まず、ハローワークを使います。つまり、こちらから「一級建築士募集」の求人票を送りつけるのです。それと、人材銀行でも探します。今回のケースは給料があまり高く出せない会社です。そのため、年齢を緩和します。つまり、60歳以上でも65歳以上でもかまわない…という条件を明確にします。高齢者=使いにくい…というイメージがありますが、うまく使えれば、あの年代の方ほど働いてくれる従業員はいません。また、経験も豊富ですしね。

 集まりにくそうな人材は、広く深く探すべきです。ただ、面接をきちんとやること。いくら人材が欲しいからと言って、能力的なものでは妥協するべきではありません。
 
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