味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

交わり絶ちても悪声を出ださず。

2015-11-24 09:31:20 | ブログ
第2523号 27.11.24(火)
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交わり絶ちても悪声を出ださず。『史記』 
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 君子は絶交したからといって、相手の悪口は言わない。644
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 【コメント】昨日は終日多忙でした。とにかく身体を動かし、頭を使うことが元気の秘訣だと思います。有難いことに小学生たちがやる気充分でありますので、道を踏み外すことのないよう、指導して参りたいと考えています。
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『臥牛菅実秀』(第61回)
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 ところが新徴組の中には無頼の徒も多くまじっており、幕府の考えとは逆に、攘夷の資金と称して富豪を脅迫したり、幕府役人の弱腰をあなどって勝手な行動に出るありさまで、その統制に手を焼いた幕府は、この年の四月、荘内藩に新徴組百六十九人の取扱いを委任した。
 荘内藩では、松平権右エ門の嫡子、権十郎親懐を江戸に急派して、新徴組を取り扱わせることにした。
 このとき松平権右エ門は二十六才の気鋭の青年、菅秀三郎は三十四才の壮年、山口三郎兵衛は五十才の長老であった。
 老公忠発は、この三人を主軸として、この混乱の時代を乗りきろうと考えたのであった。

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『論語』(第454)
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 子曰はく、飽食終日心を用ふる所なくば、難いかな。博奕なる者あらずや。之を為すは猶已むに賢(まさ)れり。
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 孔子が言うには、終日たらふく食べて、一日中、何も心を用いることもなく、ぼんやりしていては、全く困ったものだ。世間には双六とか囲碁などというものがあるではないか。これらは必ずしも好ましい遊戯ではないが、そんな暇つぶしの勝負事でもした方が、何もしないよりかなおましだ。
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『農士道』(第338回)
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 日本国民と雖も、勿論其間に幾つかの勢力があり、幾つかの集団もあらう。然しそれら一切は、一たび天皇のゐます「やまと」に対する時、融然渾然として「大和」に帰するのである。「各性命を正しうして、太和に保合す」とふ易経の哲理は、粛然たる事実として此処に實現したのである。
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  ああ、吾等は「大和」の國の、「大和」の民ぞ!
かくて吾等は、「大和」の原理に立って、「大和」の生活に生くべきである。
  然かも、何たる醜態ぞ、国民間に分列、対立、排他、闘争の修羅場的状態の存せしとは。「ひの本」国民も、遂にあはれ「ひの末」の民と堕せんとせしか。
  醒めよ!
 今こそ、「ひの本」の國の国民が、「大和」心に醒むる秋ではないか。

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