「あんなランニングなんて、やる意味ないのに・・・」
「格好だけで、全然走ってないやん・・・」
ずっと昔、ある人のランニング姿を見て、正直そう思っていました。
トッシーです。今日もありがとうございます。
昔思ったこの言葉を書きながら、今は大反省しています。その人を、軽蔑してたようで・・・。
実は今日、1分間走った距離が歩いた距離と同じだったことが分かった場所で、また走ってみました。少しは、歩くより早く走れるんだろうか?と。
絶対早くなっていないと困る! そんな気持ちで、必死で走ってみました。
あいにく今日はとても寒く、右足の動きも悪かったです。
いつもより、足の先が地面を擦る頻度も多く、転びそうな時もありました。
でも、絶対に歩くより早く走りたい!
そんな思いで走ることから、つまずいて倒れそうになりながら、1分間必死で走りました。例え一歩でも遠くへ走りたいと・・・。
結果はどうだと思われます?
1分間走ったその距離が、本当に、たった一歩だけ遠くへ走っていたのです。
「良かったぁ~! 早く走れて、ホントに良かったぁ~!」
それはそれは、嬉しかったですね。
その途中に走りながら思い出したのが、初めに書いた人のことでした。
実を言うと、少しだけ走る(恰好だけ?)ようになってから、その人のことを思い出すようになっていたんです。
今でもよく覚えているんです、その方の走る姿を。ほとんど進まないのに、一生懸命足を動かし、手を振っておられるんです。
そんな時に思った、はじめに書いたその時の気持ちまで・・・。
全然走ってないのに、なんであんなランニングやってるの?って。
それが、今になって、その人の気持ちがよく分るようになりました。
あの時の人も、あのようなランニングでも、あの人は嬉しかったんだと思うようになりました。
今日、必死で走って、たった一歩分だけ早くなっていた喜びを体験して、初めて分かったんです。
歩けなかった自分が歩けるようになったこと。
走れなかった自分が走れるようになったこと。
そして、1分間必死に走って、歩く距離より一歩でも遠く走れたことに大きな喜びを感じているんですね。
人が見たら、ただおかしく思えるだけのランニング。カッコ悪いランニング。
そんなランニングでも、その人にとっては全く別の価値があることに、今日ハッキリと気が付きました。
やっぱり、何でもそうだけど、体験しないと分からないですね。その身にならないと、分からなかったですね~。
比べるのは、他人ではなく、自分!
競走相手は、昨日の自分!
病を得たことの意味を、少しは感じた今日のウォーキングでした。
いつもありがとうございます。トッシーで~す。