雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

上高地5

2009年08月21日 | 長野散策
上高地の5回目
記事はさておき
上高地の雄大な自然の写真をお届けしています

   

前回
マロリーの最後の目撃情報を紹介した
彼らの最後の姿を見たのは
ノエル・オデール

 

時間は12時50分くらいだったと彼は伝えている
登頂アタックをするには少し遅い時間
予想以上に第一ステップでもたついたのか

   

オデールは当初証言した時
第二ステップの上に二人を見たと言った
しかし、後に第一ステップだったかもと証言を変えている
オデールはそれでも
二人は登頂に成功したと確信していた

   

それから75年の歳月が過ぎ去った
マロリーは遺体となって
頂上付近の北壁でうつぶせとなった姿で発見された

        

マロリーは登頂アタックをした時
Vest Pocket Model B
という当時のカメラを持参して行った
もし登頂に成功していたら
きっと頂上の写真を撮ったはず
しかし
このカメラは現在も発見されていない

  

果たしてマロリーは登頂に成功したのか
下山時に滑落したのかそれともアタックに失敗して滑落したのか

       

何十年経っても
たとえエベレストの過酷な自然環境でも
現像は可能だとコダック社は語っている

  

かの8,000m峰全山無酸素登頂に成功した偉大な登山家
ラインホルト・メスナーは
「マロリーは二度死んだ」の著で、やはりマロリーは登頂していない
との結論に達してる

   

一つには当時の酸素ボンベは重く
その重量から、酸素ボンベを携行する不利益と酸素がもたらす行動力が相殺されている事
もう一つは、当時の二人の装備で
第二ステップは攻略できなかったであろうという登山家としての結論

   

さて
真実は未だ闇の中
果たして彼の携行したカメラが見つかる日が来るのだろうか

   

次回は公認として認められている
世界初登頂について語ろう
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする