雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

上高地3

2009年08月19日 | 長野散策
上高地の風景をお届けしている3回目
でも
何故か記事はエベレスト

   

エベレスト登頂史のなかで
一番ドラマになるのが
ジョージ・マロリー(George Herbert Leigh Mallory)

   

彼の名言は今でも語り草
ある記者の「なぜあなたはエベレストを目差すのか」と聞かれたことに対して
Because it is there(そこに山があるから)
と応えた言葉がそれだ

   

マロリーは牧師の子供だった
長閑な田園地帯が広がる英国北西部の田舎で育った彼が
ウィンチェスターカレッジの教師から登山を教わり
登山家としての歴史が始まった

   

といっても
直に登山家として名声を得たわけではない
彼は学位取得後
暫くはチャーターハウス校で教鞭を取っている
その後第一次世界大戦で従軍し
ソンム戦役にも参戦している

  

戦後
彼は登山家としての道を歩み始めている
モンブランへの登頂
ピラー・ロックへの登頂では彼の登ったルートは
今でもマロリールートとして知られている

      

そんな折
前出のエベレストが世界最高峰であるとのニュースがもたらされた

       

1921年
エベレスト委員会によって組織された第一次エベレスト遠征隊に
マロリーは招聘される

       

第一次遠征隊は登頂が目的ではなく
登頂ルートの選定と
エベレストの地図作成が目的だった
一行は7,020mのノースコルまで登っている

     

第二次遠征隊では
登頂を狙ってマロリーはエベレストを登るが
8,225mで悪天候と日没で登頂を断念している
  
      

次回は
マロリーの伝説となった記事について書こう
コメント (8)
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