行雲流水

ボランティア活動を中心に記録する

母の足跡

2013-09-18 16:14:28 | 日記
敬老の日の前日、東雲の母を訪ねた。妹が母と一緒に生活見てくれていて、その日用事があると留守番に出向いた。昼もベッドの上でテレビのボリュームをかなり上げてNHKのどじまんを楽しんでいた(写真)。
 母は95歳、大正7年(1918)青島で誕生、昭和元年(1926)青島第一小学校入学、昭和6年(1931)小学校卒業・女学校入学、昭和11年(1936)女学校卒業、トーメン入社。
昭和12年(1937)日中全面戦争で日本へ引き揚げ、昭和13年(1938)再び青島へ、青島の日本人26,719人、昭和15年(1940)結婚。昭和20年(1945)青島の在留邦人引き揚げ開始、夫を残し一家大連へ、昭和22年(1947)三児を連れて引き揚げ最終船で日本へ。
 やっと2月13日の引き揚げ船に乗れるという連絡を貰って支度する。何としても乗船しなければ日本内地に帰ることは不可能、皆、必死。荷物はいらないと言っても、便器と子どもの下着だけは揃えて広場に集合したと自分史に書いている。
 実は、2008年実家が段原再開発で立ち退くことになったが、整理処分した物の中にブリキ製の小型便器があった。