ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

UTMFレポ_その3

2012年05月25日 | 大会レポート



【A4~A5・富士山御殿場口太郎坊】
8km/1:57:12(202位)2:19am(予定は3:00am)

すばしり出発。富士山に向かって高速インター横を緩やかに登る。広い道だけど車も通らない。って時計を見たら日付が変わっていたんだ。深夜だよ。空を見上げればこれでもかって程の☆。そうだ忘れていたけどつぶやいておこう。暗闇の道路の端っこでiPhone取り出してカチカチ。エイドでやっておけよって話。ランナーズアップデートでしっかり追っかけは出来ているみたいなので、夜中だしハリマネ通信は省略。明日始発で出てくるのだからとっくの昔に寝てるしね。
そんなことしていたらUTMB完走者のエスパ糸さんがやってきた。ロードの登りは楽しくマラソンの話なんかして盛り上がる。
間もなく砂礫の道へ突入。お別れして先へ行かせてもらう。この辺りからは一人旅の時間が多くなった。ウルトラは出会いの競技でもあるけど、この一人黙々と進む静かで贅沢な時間も最高だ。

リズムをつけた応援の声がだんだんと近づいて来て、ついに太郎坊到着。ヤジさんやくりちゃんが仲間と写真撮影中。と、シャッターを押していたのはここでボランティアスタッフのひろみちゃ~ん! 
ハグだよハグ。グイグイと元気注入してもらう。
ランナーズのクルマタニさんも! 
ハリ天さんですか?砂漠ランナーのかばっちさんと一緒でしたかって彼のサポーターの女性が心配そう。かばっちさん、ツイッターで実況中継していたから状況刻々なんだ。現代のハイテクレースはこんな所が愉快だ。
テントではさっき山中湖で歌を歌ってくれていた六花さんが温かい蕎麦をどうぞ~って。ストーブの周りの椅子に座ればたてーのさんが。あれあれ喘息が出てしまって大停滞中と。ついさっきまでそこに胃をやられてしまった女王・間瀬さんが・・なんて話を伺いながらぱくつくハリ天。
フラッシュ焚いた写真はイマイチだからカメラはもうあまり出番なし。なのでレポも写真なし。

【A5~A6・水ヶ塚公園】6km/1:04:13(193位)3:23am(予定は4:30am)

寒くなるので太郎坊エイドは10分の滞在で下り始める。選手はものすごくばらけてきた。ゴチャゴチャとトレイルに入るものとばかり思っていたらずっと国道・富士山スカイライン?
アカさんと同じトライアスロンチームという方が後ろから来て、しばらくご一緒。みんなちょっとトライアスロンから遠ざかっているというのが面白い。おんなじだ。ちょっと気合いを入れれば上りだって普通に走れるのだけど、こんな所で気合いはいらないかと時々歩く。っていうか歩き。ロードなので気楽。今回のコースは思っていたよりずっとロード率高く、軽いアディゼロジャパンって大正解だよ。
程なく水ヶ塚公園到着。腹減った~。
色々あるよ~。ボランティアスタッフの女性達がさぁ、さぁ、さぁと手ぐすね引いて待っていたって感じでにこやかに迫ってくる。カツバーガーいかが?う~ん、さすがに飲み込めるだろうか不安。1番に手を伸ばしたかったけど、う~んう~ん、そばください。水餃子は入れますか。ハイ!!ストーブの側の椅子に腰掛けてがっつく。で、ふと後ろを振り返ると毛布をはいで起き上がったのは・・・ランチさんじゃないですか。寒くて眠くて寝込んでいたと。そして目の前にはすごいお久し振りのTJARチャレンジャーのイワサキさん。祝再会の固い握手。naoさんが到着して、ハリ天がスルーしたカツバーガーをほおばっている。たいしたもんだ。コーヒーもいただき14分の滞在。

【A6~A7・富士山子どもの国】9km/1:59:41(201位)5:23am(予定は6:00am)

トイレに寄るというnaoさんに先んじて4時前にスタート。夜明け前の一番冷え込む中で笑顔で接して下さるボランティアスタッフの皆さんの拍手と声援に見送られ走り出す。と、コース誘導して下さったボランティアの男性、突然に「今回はハイドレーションは大丈夫ですか」・・・ガーン!思わず大笑いで崩れ落ちそうになると、去年のハセツネでのハリ天のハイドレ破裂事件の時に近くにいたとのこと。今回はちゃんと新品のハイドレにしたこと、さらに子どもの国エイドに預けたドロップバックの中にも念のため予備のハイドレを入れてあることを伝えたのはもちろん!(って威張ってどうする!)
何かすごくリラックスできていい感じでスタートできた。人間の感情の動きとそれに伴う筋肉の動きって微妙に関連し合うのだ。kin29さんが入れ替わりでエイド到着。
間もなく夜が明けるのだと思うと心浮き立つ。
が、ゲレンデに出てこの急坂を下るのかと思ったらうんざり。膝へ来る。それからもどうしてこんな所をってコースが続く。村越先生ならではの設定か。まるでロゲイニングか。だんだん空が明るくなってくる。
 
前にヘッドライトの明かりで外人さんがいたので近寄ったらロスト、ロストと騒いでいる。後から後から選手もやってきて、少し戻ってコース復帰。
富士山、富士山と唱えながら右後方をしょっちゅう確認。ついに見えた!朝日に輝く富士だ。
 
でもせっかくなのにここを走りながらでは外国人選手の多くは気づかないだろうな。残念。外国人に日本の誇るフジヤマはしっかり見せてあげたい症候群なのだけど、昔から。写真を撮るためにちょっとコースを外れたり。
 
陽が昇ってから記憶がちと曖昧だけど。naoさんに追いつかれて先行されたり、どこかで入れ替わっていたこっしーとまた一緒になったのもこの区間だったかな。ハリマネが始発電車に乗って河口湖駅へ。八木崎公園の駐車場の車をピックアップしてA8の西富士中学校へ先回りという手はずになっている。ちゃんと電車に乗ったかな。調子よくてこちらが早く着き過ぎるのも問題だぞ(ってそんなことは決してなかった)。
こっしーと一緒に子どもの国に到着。って園内広しだから、あと1kmって言われてからエイドまで確実に倍の距離はあったな。
エイド上の東屋の横で何故かkojikenが、あ、ハリ天さんだと手を振ってきた。やっぱ撃沈来たか。相当上位を走っていた模様だけど一気に崩れ落ちていた。いつものパターンと言えば簡単だけど、行きたくなる気持ちはわかる。若さとはそう言うモノ。色んなモノとのギリギリの勝負。
アカさん、ランチさん、とよっちさん、こっしーにnaoさん、バンビ君は応援だ。知った顔がゾロゾロと集う中間エイド。提供して下さるありったけのものを胃袋に詰め込む。ドロップバックを確認。何を持ち替えるんだっけ。着替えはしない。じゃぁなんだっけ。そうだバッテリーだ。Garmin310は18時間くらいで電池寿命が尽きる。きちんとログを取るためには途中充電が必須なのだ。補給はエイドの食事でまかなえていたので補給食(ジェル)の類はほとんど減らず。気持ち補充。
ここでは延々51分滞在。貯金を全て使い果たした。

つづく。

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ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント (15)
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