ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

ギリギリを探る

2012年03月13日 | 日々奮戦



現在のハリ天、東京マラソン後のジョグで痛くなった右ハムストor股関節or臀部と戦っています。
一時はかなり醜いことにもなっていましたが、走れないわけではないのです。でも、まぁ、普通ではないことは明らかです。「ハムストor股関節or臀部」と曖昧な書き方をしましたが、人差し指程の太さがある座骨神経がへそを曲げていることは確かなようです。

さて、痛みがある人(ランナー)から相談を投げかけられた時によくする返事は次の通り。

まずは「安静時に痛いか否か」。これは重要です。

動いていない時(夜寝ている時など)にも拍動に合わせてズキンズキンと痛む時は、外からはわからなくても何らかの炎症(微量出血or傷)があるということですから、走らないが正解。

では、安静時には痛くも何ともない場合・・・

1)走り始めは痛むけど、温まってくると段々に痛みがなくなってくる。
→これは単に血行不良のケースが多いので心配ないことがほとんど(要注意であることは確かだけど)。
2)走り始めは何ともないけど、距離・時間が経過するに従い、徐々に痛みが強くなってくる。
→無視して頑張っても何もいいことが起こらない。すぐにやめておいた方が得策。
擦り傷が治って薄皮が出来ていたのに(最初は痛くない)、まだ薄皮の弱い場所をこすり続けてまた血が出てしまった(徐々に痛くなる)ようなもの。

・・・と、これが定番なのですが、現在の違和感(痛み)は微妙にどちらにも属さないというか被らない曖昧な痛み。治療のポイントは分かり易いのですが、かけてもいい負荷の程度が実に難しいケースなのです。完全休養すれば文句なしかもしれないけど、2週間で半分くらいが入れ替わると言われるのが筋細胞。せっかく蓄えてきた筋力を放棄してしまうのはもったいない。動かしながら治していくうまい方法を探れるケースです。検査や他人が外から見ただけでは一切わからない「痛み」。わかるのは唯一本人だけ。その特権を活かしてまさにGoとStop、そのギリギリを探る毎日です。

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ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント (4)
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