JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

カラスにも劣る私

2007年05月18日 | a-c

残念ながら、昨晩の祈りは届きませんでした。奥様と小さな赤ちゃんを残しての殉職はさぞかし無念でありましたでしょう。銃弾に倒れた若き巡査部長のご冥福を心よりお祈りするのはもちろん、残されたご家族のご心痛を思うといたたまれない気持ちになってしまいます。
それにつけても、かくも拳銃があたりまえのように身近で使われてしまう・・・日本の安全神話はまさに地に落ちてしまいました。
こんな事件を機に、安全な社会へ少しでも進んでいくことを願いますが、目には目を的に、互いに過激さを増すような事態に向かっていってしまうのではないかとの懸念も感じてしまいます。
「人間が人間として、互いに協力・理解できるような社会」これは理想であって、現実には成しえない社会なのでありましょうか?

話は大きく変わりますが、一昨日の晩、帰宅→ブログ更新と済ませた後、けっきょくいつものバーへ飲みに出かけまして、
店の中には、四人連れのお客さんが
「○○さんは、真面目な顔して、よくそういう冗談を言うよねぇ。」
聞き耳を立ててみれば、○○さんは自分が経験した『信じられない話』を、誰も本当のこととは思ってもらえず、「嘘じゃない、嘘じゃない」と力説されているのであります。

「ともかく、まちがいなく、俺は見たわけよ。」
○○さん曰く、とある人物がカラスの巣を撤去したのだそうで、
「カラスっていうのはさぁ、巣とか子供とかっていうのを大切にすんじゃん。あのカラスもそうだったんだろうねぇ」
撤去した翌日に、そのカラスが身を投げた、つまり自殺をしたのだと言うのです。
「俺の目の前で、道路に突っ込んだわけよ。かわいそうだったなぁ」
「これだぁ、そもそも真面目な○○さんが、そんだけ真剣に話すから、この冗談は面白いんでしょうね。」
「冗談じゃないって、翌日には、そのカラスの恋人も、いや恋ガラスも・・・・」

まぁ、恋ガラスは冗談としても、『カラスの自殺』の話は、以前、私も聞き覚えのある話でして、詳細は忘れてしまいましたが、その時もいたって真面目にその話をだれかがされていたように覚えています。

たしか、ついこの前、慶応大学のグループが「カラスの知能は、チンパンジーなど大型の類人猿にも匹敵するのでは」と発表したというニュースがありましたよね。
雀が人間の言葉を真似るなら、カラスが悲観して自殺しても不思議ではないのかもしれません。
カラスにどれほどの愛情があるかは分かりませんが、昨今の事件を考えると、知能の優れた人間の方が、じつはカラスにも劣るのではないかとも思えて、なんだか悲しい気分です。

そんな話を聞きつつ、彼らが店を後にすれば、店内には私だけ
「おっと、もう12時近いジャン、帰ろっと」
「何言ってんの・・・・・、そうだバブちゃん、もうお客さん来そうもないから、飲み行っちゃおうか」
「ママぁ・・だってまだ営業時間内でしょ、店閉めるのはまずいよ」
「いいよ、いいよ」
「・・・・・・・・・・!?」
けっきょく、ママと二人で別の飲み屋さんに梯子をしてしまった私でした。

「あんたに一番必要なのは、鳥類なみの帰巣本能だね」
ごもっとも

さて、今日の一枚は、ドナルド・バードを選んでみました。
・・・・・とか言いながら、リーダーはバードになっているものの、ペッパー・アダムスとの双頭クインテットによるブルーノート初録音盤ですから、アダムスの存在がじつに大きいアルバムです。
バード~アダムス・クインテットは1958年から61年まで続き、ブルーノートにも以降、数々の名盤を残すことになります。

後のアルフレッド・ライオン夫人となるルース・メイソンのMCから始まるこのライブ盤は、ハドソン河にほど近い、以前は『フランク&ジーンズ』と名乗っていたイタリア料理店、『ハーフノート』で録音されました。
そして、全23曲録音されたこの日の演奏は、ライオンの手によって9曲まで絞られ、二枚のアルバムとして発売されたのです。このあたりはライオンの厳しさでしょうか。


Vol.2

アダムスのバリバリと吹くバリトンの響きはじつに心地よく、バードも「A PORTRAIT OF JENNIS」あたりで朗々と聴かせるトランペットは、自信に満ちあふれています。

AT THE HALF NOTE CAFE Vol.1 / DONALD BYRD
1960年11月11日録音
DONALD BYRD(tp) PEPPER ADAMS(bs) DUKE PEARSON(p) LAYMON JACKSON(b) LEX HUMPHRIES(ds)

★Introduction by Ruth Mason
1.MY GIRL SHIRL
2.SOULFUL KIDDY
3.A PORTRAIT OF JENNIS
4.CECILE
5.THEME:PURE D.FUNK

追伸、
一部の掲示板で、会津若松市で起きた高校生による母親殺人事件に関し、実名ならびに写真が掲載されたそうであります。
興味本位で、考慮も無しに、しかも無記名でそういった掲示を行うヤカラ!
君たちの心も、かの少年と同じように、いやそれ以上に病んでいますよ。

おっと、そうしている間に、立てこもり犯が捕まったようです。
憎き犯人ではありますが、自分が何をしたのかじゅうぶんに理解し、犯した罪に苦しみ、生きている自分を恥じながら、償いをいかに行うか考えてもらいたいと思います。


読み直し必至

2007年05月17日 | a-c

それにしても、なんだかいやな事件が毎日続きます。バンバン拳銃を発砲したり、猟奇的な殺人事件が起きたり・・・・・
世の中の何かが狂い始めている、そう思わざる得ません。会津若松の事件については、犯人が我が母の実家にそう遠くない地域出身の高校生ということもあって、我が家にも衝撃が走っております。さらに少年の心理状況など解明が待たれますが、「いつか、こんなことが起きてもおかしくない。」と思っていたのは、私だけではないようにも思えます。

とりあえず、暗い話題は置いておいて、昨日の『月刊プレーボーイ誌6月号』のお話でもいたしましょう。
『ジャズ最高読本 JAZZ IT UP !』と題された記事は、日野輝正、中平穂積、小川隆夫の対談を始め、多彩な方々の文章を楽しめる、それなりの内容であったとは思います。
いや、某ジャズ誌が1100円という値段を考えれば、880円でカワイコチャンのヌードまで楽しめるこの雑誌は、じゅうぶんにお得だとも思ったわけです。

神田神保町にあったジャズ喫茶『響』のマスター、大木俊之助氏の『モンクがジャズ喫茶にやってきた!』なんて『響』に現れたモンクの姿が目に浮かぶようで、楽しい記事でした。

ロスアンゼルスからニューヨークのケネディ空港に降り立って驚いたのは、その寒さだった。・・・・・
初めて見るニューヨークのマンハッタンも、ハドソン川も、吹雪に見舞われていたのだった。ハドソン川。夜眼に黒々とあるのがそれだ。吹雪の川は胸苦しい。
 その吹雪のハドソン川を見て私はアルバート・アイラーを思い出したのだった。アイラーの吹く「ゴースト」
 川をのぞき込む私の眼の内側でそれが鳴る。私はその特徴的なサックスを今でもスキャットできる。アイラーが自殺か、それとも他殺でか、ピストルで頭を射ち抜いて浮いたのがその川だった。雪のマンハッタンをセントラルパークそばに予約したホテルに向かいながら、実際、自分がそのアイラーの死を、死後何年も経って現場確認に来たと思ったのだった。
              (中上健次著『破壊せよ、とアイラーは言った』より)

中上健次氏が同エッセイで語られていたコルトレーンについての一遍も、紹介されておりましたが、私がこのエッセイを読んだのは二十歳過ぎの頃、じつに懐かしくなって、本箱の隅から探しだし、おもわずまた読み直しを始めてしまいました。

この『破壊せよ、とアイラーは言った』は、『岬』で戦後生まれ初の芥川賞を受賞されて間もなく、『週刊プレボーイ』誌と『青春と読書』誌に掲載されたエッセイで、それを一冊にまとめたものです。
当時、中上健次といえば、村上龍らとともにじつに勢いのある作家で、『被差別』出身というその生い立ちを知ることで、さらに興味をいだいた覚えがあります。一時はノーベル文学賞もてな話までありました。
彼にとってフリー・ジャズは作品を描く上での刺激剤であり、要因ですらあったのかもしれません。
そういえば中上氏と村上氏の対談『ジャズと爆弾 中上健次 VS 村上龍』なんて本もありましたよね。
なんだかちょうしこいて、こちらも読み直しをしそうであります。

デビス(マイルス・デイビス)が芸人、芸能人であるならコルトレーンは、同じ事を二度もやりたいくないという芸術家としか言いようのないタイプである。それに初期のコルトレーンを耳にして分かるが、出発当初、さしてうまくない。のびやかさに欠ける。つまりコルトレーンが発明家であるなら、デビスは専門技術者である。

続きをお読みになりたい方は、『月刊プレイボーイ誌』、もしくは『破壊せよ、とアイラーは言った』を・・と言ってもこの本は探しにくいでしょうから、『中上健次全集 15巻』をどうぞ。

さて、今日の一枚は、話の流れからして、アバンギャルド、コルトレーンを紹介するしかないでしょう。

コード、あるいは法・制度を"自然"と名づけてみれば、ジョン・コルトレーンのコード無化の戦いが理解してもらえるかも分からない。たとえば「メディテイション」たとえば「惑星空間」。今、戦闘が始まっているのである。絶えず人がこの世に生まれてからこの方、一度も侵略することもましてや触れることも出来なかった"自然"に、コルトレーンはコードを逆さにねじって返すように吹く。

中上健次氏はこんなことも書かれてますね。

このアルバムは、マッコイ・タイナー、エルビン・ジョーンズ二人が参加した最後のアルバムということになります。そのわりにはあまり知名度の高いアルバムではありません。それはなにより、この頃のコルトレーンがアバンギャルドな手法と精紳色の強い演奏を次々にレコーディングし、一般的なリスナーにはちょっと辛い次期であったからでしょう。
ただ、中上氏ではありませんが、コルトレーンを理解しようとするには(私は、理解したなどとけして思いもしませんが)このハードルは必ず超えなければいけないものであり、彼の精神世界に入っていく扉にも等しいものなのかもしれません。
毛嫌いせずに、何度かじっくりとお聴きになる、コルトレーンの世界が麻薬のように体内に入り込む時がきっとやってくるはずです。

ちなみに私の盤は、モノラル盤です。

MEDITATIONS / JOHN COLTRANE
1965年11月23日録音
JOHN COLTRANE, PHAROAH SANDERS(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES, RASHIED ALI(ds)

1.THE FATHER AND THE SON AND THE HOLY
2.COMPASSION
3.LOVE
4.CONSEQUENCES
5.SERENITY

追伸、
拳銃立てこもり事件で、負傷した警官が救出されたようです。まずは良かった。
さらに追伸、
えっ!?救出されたとの速報に喜んでいたら、その時にもう一人、警察官が撃たれたのですね。左胸を撃たれたそうですが、なんとか回復されることをお祈りいたします。


オヤジのシャレはたちが悪い

2007年05月16日 | m-o

本当は『バブ怒るⅡ』という題目で、今日もNTTに対して怒ってしまおうかとも思いましたが、疲れるのは自分だけなので止めにしました。事実経過だけお話しします。

昨日、夕刻から『フレッツ』並びに『ひかり電話』が、東日本14都道府県で不通となりました。
先週の事故(我が家だけ)がありましたので、「またか」と呆れながらもメンテナンス窓口に携帯から連絡を入れると、話し中で全く通じません。どうせ、録音対応だろうからと、先日、直接お話をさせていただいた窓口に電話をし直すと、こちらも話し中。
やっと通じたのは夜の10時頃になってでありました。

「広範囲で通信不能状態です。申し訳ございませんが、ただいま原因を調査し、対応しておりますのでもうしばらくお待ち下さい。」とのこと
こりゃ、ニュースで何らかの報道があるかもしれないと、テレビのニュース番組を片っ端から『はしご見』をしましたが、全く報道は無し。
今朝、電話を確認してもまだ不通状態で、もちろん報道も無し。
さらに、NTTに連絡をなんとか取れば
「今朝、1時35分に全地区復旧いたしました。」
「・・・・・・・なんで?うち、通じてないけど」
「昨晩、リセット処理をなさったようでしたら、再度リセット処理しないと復旧しません。」「・・・・・・・・・・!?」

リセット処理を済ますと確かに通じました。でも、まてよ、今朝NTTに連絡が取れたから良かったようなもので、連絡しなければずっと不通のままだったということ???
仕事先で、あらためてNTTフレッツのホームページを確認したら、夕べの20時より、お詫びと称した更新記事が9件ほど出ておりました。
最後の記事には、
「「ひかり電話(オフィスタイプを含む。ビジネスタイプは除く)」をご利用のお客様が、今回のご利用できない状態の間に、お客様宅内のひかり電話対応機器の電源をoff/onされた場合は、サービス回復後に再度、電源をoff/onしていただきますようよろしくお願いいたします。」の文章。
??????確かにこの記事を見れば、すぐに復旧したんだね・・・って、ネットを見られない状況で、この記事をどうやって読むんじゃい!

まぁ、こんな事が昨晩から今朝にかけてございました。もう、怒りません。ただ、ただ、呆れるばかりです。

おっと、くだらないNTTの話で今日も終わってしまっては時間がもったいない。

皆さんは、クレジットカードを何枚ぐらいお持ちでしょうか?
私の場合、家族から多大な信用を得ているものですから「カードを作ってもけして手元には持たせてもらえない。」という状況がずっと続いています。(笑)なんとガソリンのカードもクレジット付きはダメなんですよ(トホホホホ)
そのおかげで、私は飲み屋さんやレストランを利用しても「いつもニコニコ現金払い」という、じつに健全な支払いを行っているわけです。

「バブちゃ~ん、カード作ってくんないかなぁ」
コンビニを経営する友人Mさんから、こんな連絡が入ったのは先週だったと思います。
「かまいませんけど、クレジットカードは持たせてもらえないんですよねぇ」

クレジットカードではありませんでした。今週からサービスが始まった某コンビニ(と言ってもバレバレですが)の『電子マネー』サービスのカードであります。

思えば、田舎暮らしで『スイカ』も『パスモ』も『エディ』も、『電子マネー』などというものは、存在や機能は知っていても利用することなど全くなかったわけで、早速、千円を入金、缶コーヒーを一本買ってきてしまいました。(ポイントが付くから、その場で入金してもその方がお得なんですよ・・・はははは、私はどっかの回し者か)
・・・・『初体験』です。都会暮らしの方には笑われるかもしれませんが、『初体験』です。
何にしても『初体験』この言葉と経験には、なんとも言えない魅力と興奮があるわけで、
お店を変えて、もう一回使ってきてしまいました。(笑)

ついでに、本屋さんにまわって、ジャズの記事が載っているという『月刊プレーボーイ』を立ち読みしようとしましたが、付録付きで輪ゴム止めしてあったものですから、結局は買うことに
そんでもってね、レジでね、
「これでお願い」
『電子マネー』のカードを差し出したわけですよ。もちろんシャレですよシャレ
「お客様、ちょっとこれでは・・・・」
「なんだ、ここじゃ使えないんだぁ」
まったく、オヤジのシャレはたちが悪い。

さて、今日の一枚は、「ジャッキー・マクリーン、5年ぶりの復活ライブ!」ってやつです。(笑)
5年のブランクを感じさせない・・と言っては言い過ぎですが、リラックスしたライブ演奏はさすがにマクリーン、と思うにはじゅうぶんの演奏、マクリーン節はしっかり健在です。
ライブ感もじつに良く伝わってくるアルバムで、私は好きなアルバムの一枚です。
(それは、ドリュー好きということもありますけどね。)

すでにベテランと呼べる二人の、いかにもベテランらしい、安心感のあるライブ盤だと思います。

JACKIE McLEAN LIVE AT MONTMARTRE
1972年8月5日録音
JACKIE McLEAN(as) KENNY DREW(p) BO STIEF(b) ALEX RIEL(ds)

1.SMILE
2.DAS DAT
3.OARKER'S MOOD
4.CLOSING

Jackie McLean (as)
Kenny Drew (p)
Bo Stief (b)
Alex Riel (ds)

追伸、
プレーボーイ誌の記事については、今晩ゆっくり読んでから報告します。


『居酒屋ねこや』に助けられ

2007年05月14日 | s-u

今日も爽やかな良い天気でした。
それにしても、日が長くなってきましたね。今日のお話はそのせいで、という話。

珍しく、5時前に仕事の区切りが付いたものですから、S君でも誘って生ビールでも飲みに行こうかと電話を入れると、出先でまだ帰れそうもないとのこと、
「ならばしかたがない、たまには早く帰ってみるか」
これが失敗でした。

自宅に着くと、なんだか庭の方でゴソゴソと音がしています。
「あれ、何でこんなに早いの?」
家人の言い方には、まるで早く帰ってきたのが悪いかのごとく、何処かにトゲが隠されています。
「まだまだ明るいなぁ、昨日、撮らなかったから、庭の写真でも撮っておくか。」


えびねの花

蜂も飛ぶ季節になりました。

「そうやって、暇してんだったら、晩ご飯でも作ってよ。片付け(庭の)まだかかりそうだから」
「えっ?・・・・今日は休日じゃ・・・・・わかりました。」

さぁ、飯を作るにも何も予定していません。(あたりまえですが)
まずは着替えてから、ここは、ブログ仲間のあずきさんに力を借りようと『ねこや雑記帳』を覗いてみました。
あずきさんのブログは、私が密かに『居酒屋ねこや』と呼ぶほど、豊富なつまみ、いや、おかずを紹介いただけるところですから、何かヒントがあるはずです。

「なになに、『豚の唐揚げねぎソース』、最初にネギソースを用意して・・・・、ネギソースは長ねぎのみじん切り、にんにくのすりおろし、醤油、酒、砂糖、酢、胡麻油、豆板醤・・・・・・・ふむふむ、よし、このアイディアいただきましょう。」
ロース肉はありませんでしたので、豚の切り落としで作ってみました。

あずきさん、ほんとうにありがとうございます。ビールにもご飯にもピッタリでした。しかも短時間で出来るという、今晩にはピッタリ、心より感謝いたします。
これに、お漬け物とワラビのお浸し、ひじきの煮物の残りと味噌汁、じゅうぶんでしょ。

・・・・・・でも、何で私が飯の用意をしなければいけないんだぁ????
こんなに良い天気で日が長くなければ・・・・・・
あ~あ、一人でも飲みに行っちゃえばよかった。ブツブツブツ

さて、今日の一枚は、スタンリー・タレンタインのブルーノート初リーダー・アルバムです。
言うまでもなく、スタンリー・タレンタインは、この時期ブルーノートが最も力を入れたミュージシャンの一人です。そういった思惑もあったのか、ブルーノートのアルフレッド・ライオンも「タレンタインの初リーダー盤は小細工をせずに行こう」と考え、レギュラー活動しているバンド、しかも同郷のバーラン・トリオをバックに、伸び伸びと演奏させました。
タレンタインの魅力は、なんといっても独特のブローです。リラックスした演奏には、すでにその魅力がじゅうぶんに現れていますし、私はそんなタレンタインが大好きです。

LOOK OUT ! / STANLEY TURRENTINE
1960年6月18日録音
STANLEY TURRENTINE(ts) HORACE PARLAN(p) GEORGE TUCKER(b) AL HAREWOOD(ds)

1.LOOK OUT
2.JOURNEY INTO MELODY
3.RETURN ENGAGEMENT
4.LITTLE SHERI
5.TINY CAPERS
6.MINOR CHANT


鳥籠の中が一番

2007年05月13日 | v-x

日曜日だとゆうのに、なんだか朝から忙しい一日でした。
まずは、前々からせかされていた庭仕事、これが思いの外大変な作業で、結局は買い物、昼食を挟んで半日以上、午後2時過ぎまでかかってしまいました。
まぁ、『母の日』のご奉公と思い、我慢しましょう。

珈琲を飲みながら一息ついていると、こんどは友人S君からの電話。
「エ~ン、パソコンがおかしくなっちゃったよぉ~~~~」
電話口の説明では、何が何だかわけがわからず、
「ちょっと来てみてよ」
それがね、ちっともおかしくなってなかったのでありまして、つまらぬS君の勘違いから呼び出されたという・・・・・・「オイ、S!いいかげんにせぇーよ」
家に帰れば、はや夕食準備の時間、とほほほほほ、せっかくのお休みがぁ~~~~!!

ということで、『料理当番、今日の一品』
今日は、鮭のムニエルを作ってみました。

『簡単手作りトマトソース』で食べるムニエルも、なかなかのものでありましたよ。

ところで、今日は『母の日』でもありますが、『メイストーム・デー』という日であることを御存じでしょうか?
別れ話を切り出すのに絶好の日なのだそうで、さり気なく別れを告げる男女や、涙に暮れる男女が、夜の街にも多くいるのかもしれません。
だめですよ「チャンスはあと数時間だぁ」なんて見つめ合うのは、我々のような年齢のご夫婦ならお互い様というもの。(笑)

結婚は鳥籠のようなものだ。
外にいる鳥たちは、いたずらに中に入ろうとし、
中にいる鳥たちは、いたずらに外に出ようともがく。

であります。鳥籠の中入ってしまえば、そこにとどまるのが正解でありますよ。

いっぽう、
女房は死んだ、おれは自由だ! 
と言ったのはボードレールだったでしょうか・・・・失礼

さて、今日の一枚は、リチャード・ウイリアムスです。
といっても、彼のリーダー・アルバムというのは、このキャンディド盤、一枚ぐらいだと思います。(私の知る範囲では、他を知りません。)

ウイリアムスは、ジジ・グライスのグループ、チャーリー・ミンガスの下、ユセフ・ラティーフのグループと渡り歩いたトランペッター。
サイドメンとしては、そこそこ名前も見たことはあるのですが、さほど強烈な印象があるミュージシャンということもありません。
そういえば、サド・メル楽団が初来日した頃は、同楽団にも籍を置いておりました。

じゃあどうして印象の薄い彼のリーダー盤を取り上げたのか。
私は正直、ウイリアムスを聴く一枚というより、リチャード・ワイアンズのピアノに興味を持ちます。地味ではありますが、なかなか面白いピアノであると私は思います。

NEW HORN IN TOWN / RICHARD WILLIAMS
1960年9月27日録音
RICHARD WILLIAMS(tp) LEO WRIGHT(as,fl) RICHARD WYANDS(p) REGINALD WORKMAN(b) BOBBY THOMAS(ds)
1.I CAN DREAM, CAN'T I
2.I REMEMBER CLIFFORD
3.FERRIS WHEEL
4.RAUCOUS NOTES
5.BLUES IN A QUANDARY
6.OVER THE RAINBOW
7.RENITA'S BOUNCE


ドーン・ドーンに誘われて

2007年05月12日 | d-f

夕べ遅くまで本を読んでいたので、今朝はゆっくり寝ていようと思ったのですが、6時頃、ドーン、ドーンという花火の音でたたき起こされてしまいました。
「なんだよ、うるせえなぁ!!!」
一度起きてしまうと、そうそう二度寝も難しく、窓を開けてみれば、なんだかとてもいい天気。朝日を浴びながら背伸びをすると、冷たい風が心地よく眠気を覚ましてくれました。
「それにしても、さっきの花火は何だったんだろう?」
その後も何度か、ドーン、ドーン。
「ひょっとして、小学校の運動会じゃないの」
なるほど、時期的にそうかもしれません。

趣味部屋の掃除を済ませ、
「散歩がてらちょっと観てくるわ」

 

いいですねぇ、運動会。特に小学生はみんな可愛いい。中学生以上になると何故か薄れてくる、あの一生懸命さは、知らぬ子供達とはいえ、自然と微笑んで見入ってしまいます。



小学校の運動会というと、みなさんは何の競技を思い浮かべますか?
徒競走、ムカデ競争、玉入れ、綱引き、借り物競走、騎馬戦・・・・・・・・
いや、一番の盛り上がりは、やはりリレーでしょう。
赤白のリレーももちろんなんですが、我が子供達が通っていた小学校では、地区別リレーもありまして、これがすごい盛り上がりなんです。リレーに出ていない子供達の親も、キャーキャー言いながら応援をするんですよ。
地域や出身地、果ては出身国にまでこだわる日本人は、こうして育っていくのですよね。わざわざ、『愛国心』などと定義づけなくても、こんなところからそれは生まれてくるものなのではないでしょうか。

ここで、プチ自慢を一つ。私の息子は、小学校6年間ずっとリレーの選手(紅白も地域も)だったもので、それはもう我が家の応援は毎年盛り上がっておりました。(娘も何度か選手に選ばれたことはあったのですが、その点だけはお兄ちゃんの勝ちでしたね。)

ともかく、暑からず寒からずの好天気のもと、元気に走り回る子供達に、エネルギーをもらった、そんな一時でした。

さて、今日の一枚は、ずいぶんと久しぶりです、マイルス・ディビスを選んでみました。
このアルバムは、1955年から1962年までの、コロンビア時代のオムニバス盤です。
私がこのアルバムを入手したのは「`ROUND ABOUT MIDNIGHT」の未収録曲が収められているということで、それを目的に買ったアルバムでしたが、今となってはCD「`ROUND ABOUT MIDNIGHT」にボーナス・トラックとして収録されていますので、ちょっとガッカリしています。(笑)
ただ、何パターンかのマイルス・グループを一枚で楽しめるといった面白味はあるアルバムだと思います。

BASIC MILES / MILES DAVIS
1956年9月10日, 1958年3月4日, 5月26日, 7月4日, 1962年8月23日録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE, WAYNE SHORTER(ts) CANNONBALL ADDERLEY(as) RED GARLAND, BILL EVANS, WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES, JIMMY COBB,(ds) FRANK RHAK(tr) WILLIAM CORREAilliam(perc)

1.BUDO
2.STELLA BY STARLIGHT
3.SWEET SUE, JUST YOU
4.LITTLE MELONAE
5.MILES AHEAD
6.ON GREEN DOLPHIN STREET
7.ROUND MIDNIGHT
8.FRAN-DANCE
9.DEVIL MAY CARE

おまけ、、
少しだけですが、テキ屋さんの出店もありました。

スモモ飴食べたかったぁ・・・・でも、さすがにスモモ飴をなめながらの散歩は、恥ずかしくて出来ませんでした。


バブ、今日はショック!!

2007年05月11日 | g-i

昨晩は8時過ぎになって、Mさんからお誘いの電話。雷と雨にも負けず、大喜びで飲みに出かけてしまいました。
行く飲み屋、行く飲み屋で、昨日の『大会社さん』の悪口をわめいてきたおかげで、少し気が晴れましたし、アン宣伝マンの口は絶好調、かなりの方に悪評が広まったことも間違いありません。(笑)

ところで、『大会社さん事件』(笑)とは別に、今日もとんでもない事件(大げさですね)がありまして。

今晩は、二晩連続で少々飲み過ぎたこともあって、晩酌はとりやめ、素直に米を食べました。食後に珈琲をたてて、
「それでは趣味部屋にしけ込もうかな・・・・・・・・・・!?」
私のお気に入り専用カップが見あたりません。
「お~い、コーヒーカップ何処にしまっちゃたんだよぉ~~!」
「洗った覚えないから、部屋に置きっぱなしなんじゃないの」

最後にカップを使ったのは今朝・・・たしかに珈琲を飲みながら、趣味部屋に行った記憶はあります。
ところが、趣味部屋を隅から隅まで探しても無いんです、コーヒーカップ。

「やっぱり洗って、どっかにしまっちゃったんじゃないのぉ。まったく、ボケだよボケ」
「何言ってんの、絶対に洗ってないからね。自分こそボケたんじゃないの!いいから違うカップで飲んだらいいでしょうよ。」
「あれじゃないとダメなの!」(ははははは、完全にガキだ)
探すこと30分、せっかく入れた珈琲も冷めてしまいました。

・・・・・・・・見つかったんです。
何処にあったと思います?
・・・・・・・・それがね
洋服ダンスの中・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・洋服ダンスですよ!

つまり、今朝、趣味部屋で珈琲を飲み終え、台所へ持っていこうとしたわけですよ、ね。
ほんでもって、また二階に上がってくるのが面倒だったから、上着を持ってこようと(私の洋服ダンスは同じ二階にあるもので)洋服ダンスを開けて、上着を着て・・・・・
その時にコーヒーカップを洋服ダンスに置いたまま、忘れてしまったらしいのです。

・・・・・・・・・・・これって、ボケの始まりでしょうか??????
やっぱり、来てるんでしょうか、老いが??????
正直、『ショック』です。
昨日は『怒り』でしたが、今日は『ショック』です。
家人には
「ごめんごめん、雑誌で隠れててわかんなかった。やっぱり部屋に置きっぱなしだったわ」
と言っておきましたが、
『ショック』です。
エ~~~~ン、誰か慰めてくださ~~~~い。(こういうところは、まだまだ子供なんだけどなぁ)

さて、ボケを吹き飛ばすためにも、今晩もジャズを聴きましょう。
今日の一枚は、ハンプトン・ホーズを選んでみました。
御存じのとおりホーズは、1950年代半ばからコンテンポラリーに数々の傑作を残しました。ところが1958年末に麻薬が原因で刑務所に収監され、ブランクを余儀なくされました。
そして、5年ぶりに吹き込んだのが今日のアルバムです。

この空白は、彼にとってマイナスであったには違いないと思います。何故なら、私が彼のベスト・アルバムを選ぶとすると、それはやはりブランク前のアルバムの中にあると思うからです。
それでも、復帰後のアルバムの中でベストを選べと言われれば、このアルバムなど間違いなく筆頭候補であると思っています。
復帰後の彼のピアノは少しおとなしめになった、というかメロディアスになったように思え(そこが復帰後の魅力なのですけど)、映画『アラモ』のテーマであり、アルバム表題曲でもある「THE GREEN LEAVES OF SUMMER」のソロなどには、強くその傾向を感じます。

THE GREEN LEAVES OF SUMMER / HAMPTON HAWES
1964年2月17日録音
HAMPTON HAWES(p) MONK MONTGOMERY(b) STEVE ELLINGTON(ds)

1.VIERD BLUES
2.THE GREEN LEAVES OF SUMMER
3.ILL WIND
4.ST.THOMAS
5.SECRET LOVE
6.BLUE SKIES
7.THE MORE I SEE YOU
8.G.K.BLUES


バブ怒る!!

2007年05月10日 | d-f

昨日の夕刻、所用があって外出先から自宅に電話を入れました。ところが、何度かけ直そうと故障中の案内がながれるばかり、しかたがないので急いで自宅に帰りました。
「お~い、電話故障してんぞう!!!!」
「えっ!?」
まぁ、電話をかけないかぎりは気が付かなくて当然なのですけど

我が家は光回線をひいた際に、NTTさんの強い勧めで電話も光電話に変えました。(かれこれ2年以上になるでしょうか。)
以前、雷が原因だと思われる故障が起き、「復旧方法を説明、明記していないのはおかしい」とのクレームをつけたことがありました。そのせいではないでしょうが、しばらくして『注意書きカード』が送られてきたので、電話の脇にぶら下げておくようにしています。

今回もとりあえずはそのカードに添って復旧を試みました。しかしダメ。
「しょうがない、故障対応は24時間体制と書いてあるから、連絡してみよう。」

さぁ、問題はここからです。

「案内に添って、番号キーを押してください。」
これは、問い合わせ電話ではあたりまえになった録音対応ですから、別に腹も立ちません。
案内どおりに進むと、最後の最後にこんなテープが流れたのです。
「お客様の連絡先とお名前を、信号音の後にお入れ下さい。あらためてこちらから連絡いたします。なお、連絡には少々お時間がかかる場合がございますのでご容赦下さい。」
「なに?電話が通じないのに連絡先を入れろとはどうゆうこと? なんだなんだ、家族の誰かが携帯を持っているだろうってか?!!」

みなさんは、この対応をどう思われます?
少なくとも私はカチンと頭の中のスイッチが入ったのであります。
どうしてかといえば、電話が通じなかったので慌てて私は帰ってきたわけで、すぐに出かけなければなりません。さらに、我が家で携帯電話を持っているのは私一人、外出先でNTTさんから電話を頂いてもなんの役にも立たないじゃありませんか。

しかたがないので、携帯で104に電話をかけ
「・・・・・そんなわけで、とりあえず連絡が取れる電話番号はありませんかね。」
「それでは、○△□番の普通電話の対応先に電話をしてみてください。」

「104でこちらの電話番号を教えていただいたのですが・・・・・ということでどうしたらよいでしょう?」
「少々お待ち下さい」
出てこられたのは上司の方でしょうか。
「はい、それは電話を待っていただくしかありませんねぇ」
「仕事中は電話をとれないし、自宅にもいないんですけどね」
「それでもそれしか方法はありません。」
少々、カッカしてきました。
「なに?じゃあ仕事行かないで、ここでいつ来るかわからない電話を待っていろってこと?」
「そうは言ってませんが、連絡を待ってもらうしかないですね」
カッカッカしてきました。
「おいおい、ちょっとそれは違うんじゃないの?それじゃ携帯持ってない人は修理の依頼が出来ないってことかい。一人住まいのお年寄りが、公衆電話から依頼してきたとしたらどうすんだよ!」
「いや、でもその方法しかありませんから」
「NTTは大会社さんだから、みなさん家族全員が携帯電話を持っていらっしゃるんでしょうね。今度、光電話契約者の家には、緊急連絡用の携帯電話を無料で設置しておいた方がいいんじゃないの!」
ガシャ!

あらら、電話を切っちゃいました。
「そんな、興奮したって、電話直してもらわないことにはどうしようもないんだから」
家人になだめられ、最初の故障問い合わせに録音を残して連絡を待ち、対応していただくことに。案の定、仕事には一時間以上の遅刻となってしまいました。そして結局は今日の午前中いっぱい電話は復旧せず、昼頃にやっと直ったのです。

私が怒っているのは、復旧が今日になったからではないんですよ。
まずは、連絡先を入れろという対応。もう一つは、上司だかなんだか知りませんが「申し訳ございません」の一言も無いとはなんたることか、ということなのです。
私は彼にとってユーザー、お客様ですよね。NTT内部ではどれほどの地位の方か、おそらくは椅子にふんぞり返っているのでしょう。客を客とも思わない上司がいるような会社、さぞかしすばらしい、大会社様なのだと思います。

「誠に申し訳ございません。ただいまの時間ですと、対応も難しい状況ですので、対応は明日になってしまいます。こちらから担当に連絡も入れておきますから、申し訳ございませんが、明日の朝、再度○○にお電話していただけませんでしょうか。一番で対応するようにいたします。本当に申し訳ありません。」
このくらいのこと言えないんでしょうか?

今日、復旧にみえた方に
「現場の方に文句を言う気はないけど、少なくとも私は『光電話はどう?』って他人に訊かれたら、いや訊かれなくとも『光が云々より、大会社NTTさんだけは止めたほうがいいよ』って言うからって、上の人に言っといてくれる。」

あ~あ、腹を立てた上に、今日の午前中半日を無駄にしてしまいました。
大会社さんにはなんのダメージもないでしょうが、私には大きなダメージです。
ブログの記事にこんな怒りをぶつけても、読む方にとっては迷惑ですよね。
お口直しに、庭に咲いた『てっせんの花』をどうぞ(笑)


さて、今日の一枚は、ケニー・ドーハムの代表作です。って「ジャケット間違えたろ!」とこんどは私が怒られたりして。
じつはですね、このアルバムは「QUIET KENNY」と中身はいっしょなのです。


QUIET KENNY

「QUIET KENNY」はプレスティッジの傍系ニュージャズの8225として発売され、御存じのとおり、誰もが知る名盤として認知されたのであります。
それじゃこのアルバムは、というと1970年に本家プレスティッジ7754として再発された盤、ところがどうもこの盤は売れ行きが悪かったようで、原因は追加収録された「MACK THE KNIFE」(「QUIET KENNY」でも同曲が収録された盤もあります。)に原因があるとも言われた盤なのです。(ちなみに、オリン・キューブニーズが監修したファンタジー盤には、また同曲がはずれていたそうです。私自身の目では確認してませんが)
私はたんに「QUIET KENNY」のジャケットが印象的で、そのためにこちらの盤は売れなかったのだと思っています。
私は両盤とも持っているのですが、これはじつに恥ずかしいミスでして、ジャケットだけ見て、内容を確認せずにこの盤を買ってしまったのでした。(笑)

演奏内容については、ここでとやかく言う必要は無いでしょう。みなさんがおっしゃるとおり、私も名盤だと思っています。

KENNY DORHAM / 1959
1959年11月13日録音
KENNY DORHAM(tp) TOMMY FLANAGAN(p) PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR(ds)

1.LOTUS BLOSSOM
2.MY IDEAL
3.BLUE FRIDAY
4.ALONE TOGETHER
5.BLUE SPRING SHUFFLE
6.I HAD THE CRAZIEST DREAM
7.OLD FOLKS
8.MACK THE KNIFE

追伸、
今、雷が鳴り始めました。
せっかく復旧した電話が、この雷でまた不通になってしまう、なんてこたぁ無いでしょうねぇ・・・・・・・とても心配です。


えっ?ギャクドナルド?

2007年05月08日 | d-f

今日は、西日本で軒並み真夏日であったようで、明日は東日本にも暑さが広がってくるそうです。幸いにもこのあたりは、今日も19度、明日でも最高気温が22度の予報ですから、夏が過ごしやすい我が田舎の良さが実感できるのは、まさにこれからということでしょう。

今日は珍しく昼を過ぎても午前の仕事が終わらず、気が付けば2時を廻っていました。
「う~~ん、茶店のランチも終わりだよなぁ・・・・・」
てんで、眼下に海の広がる公演で少し遅いランチと決め込みました。

最近、公演でのランチは、コンビニ弁当専門だったもので・・・・・・
久しぶりです。マクドナルドのフレオフィッシュです。
子供達が小さかった頃は、ちょくちょく利用したマクドナルドでしたが、最近はとんとご無沙汰、たまに食べるとフィレオフィッシュもそこそこ美味しいじゃありませんか。

そういえば、マクドナルドのハンバーガーを始めて食べたのはいつだったでしょうか?
もちろん、高校生の頃はこのあたりにマクドナルドどころか、ハンバーガーを食べさせるお店もありませんでしたので、大学生以降ということになります。

・・・・あはははは、大学の近くに通称『ギャクドナルド』というハンバーガー・ショップがありまして、ホワイトなんとかっていう店だったんですけど、そのロゴがね。『White』の頭文字を取ったのでしょうが、マクドナルドのあの『M』マークを、そのまま反対にしたものだったという、今なら間違いなく訴えられそうなマークだったのです。(それで『逆』、『ギャクドナルド』というわけ)
そんでまた、あーた、ここのハンバーガーの不味いこと不味いこと、それでも安い値段に引かれ、ちょくちょく食べてはいましたけどね。

ということは、あの頃、すでにマクドナルドのハンバーガーを食べたことがあったということですよね。それじゃあ、私が始めてマクドナルドのハンバーガーを食べたのは、大学一年生の時、間違いありません。(ちなみに、いまや大好物のピクルスを、始めて口にしたのもこの時だったと思います。)

はたして、みなさんが始めてマクドナルドのハンバーガーを食べたのは、いつ頃だったのでしょうかねぇ?

ともかくは、心地よい海風をうけながら、久しぶりの味を楽しんだランチタイムでした。


こんなんを眺めながらのランチタイムです。

海岸で遊ぶ女の子も可愛い

緑も映える季節ですね

さて、今日の一枚は、しつこくフレディ・グリーン、といっても、エラとベイシー楽団の共演盤です。
これも、私はめったに聴かないアルバムなんですが、今晩は一杯ひっかけ、ちょっといい気分になっているものですから、一人で踊っちゃったりしちゃおうかなぁ~~~なんてね。踊りといっても、指を鳴らしながらのタコ踊りですけど。(笑)
まぁたまには、楽しく素直にからだを揺らしましょう。
さぁ、みなさんご一緒に!! ドゥッドビ ドゥバトゥビ イーハー!!
「うるさいよ~~~!!!!」
「・・・・・・・・・・!?」

ELLA & BASIE
1963年7月15,16日録音
ELLA FITZGERALD(vo) COUNT BASIE楽団

1.HONEYSUCKLE ROSE
2.DEED I DO
3.INTO EACH LIFE SOME RAIN MUST FALL
4.THEM THERE EYES
5.DREAM A LITTLE DREAM OF ME
6.TEA FOR TWO
7.SATIN DOLL
8.I'M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
9.SHINY STOCKINGS
10.MY LAST AFFAIR
11.AIN'T MISBEHAVIN'
12.ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET

おまけ、
よけいなことかもしれませんが、お二人で踊っていらっしゃるあなた、5曲目「DREAM A LITTLE DREAM OF ME」の時は、からだをピタッと密着させてね。(笑)


片栗はグズ、いやクズ

2007年05月07日 | g-i

病人飲食が進みがたく至りて危篤の症になるとカタクリという葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ

これは、江戸時代の薬本に書かれていたことだそうですが、江戸時代、片栗粉は消化がよく上質なので漢方薬として病後の滋養用に使われていたのだそうであります。
えっ?なにゆえ今、片栗かって?
じつは今日、職場の同僚がこんな話をしてきたのです。

「バブ君、連休中はどっかいったの? オレはねぇ、裏磐梯から吾妻連峰の方をぐるっと回って、温泉に浸かってきちゃったよぉ」
「そりゃまあよろしゅうございましたねぇ、どうせ、オレは何処にも行けずに、寂しく連休を過ごしてござんしたよぉ~だ!」
「いやぁ、花がいっぱいでね、片栗の花なんて、綺麗なもんだったねぇ・・・・」

(あら?片栗の花は、もうちょっと前の季節じゃなかったけ????こいつほんとは花の名前なんか知らねぇんじゃねぇの・・・・・・・・・・!?
そういえば、昔、片栗の花を見て
「あっ!こんなとこにミニシクラメンが生えてる。」
って言ったアホがいたっけ)

「ところで、バブ君、物知りの君に問うけど、片栗の根から取った粉が『片栗粉』だよね。それじゃあだ、スーパーで売ってる『片栗粉』一袋に片栗の根っこ幾つ分が使われているでしょうか?」
(「くそ、こいつバカにしやがって!俺はけして物知りじゃないけど、そんくらいのことは知ってんだよ~~~だ!」)
「片栗の根っこはゼロ!ジャガイモだろ、ジャ・ガ・イ・モ」
「正解!!」
「うるせぇ!仕事しろ仕事!」
「そんじゃさぁ、『片栗粉』は芋の粉だろ、片栗から取った粉は何て言うんだ?」

芋の粉という表現は正確ではないと思いますが、たしかに『片栗粉』と称して売っている物は、ほとんどがジャガイモのデンプン、一部サツマイモのそれも使われているようであります。
それじゃあ、本来の『片栗粉』は何処へ行ってしまったのか?
これは、甘味や香料を加えて『葛湯』と称して売られていたりします。
それじゃあ、それじゃあ、本来の『葛粉』はどうなってしまったのか?
こちらは、『本葛』と称して、一段と高そうな袋に入って売っているのです。

「・・・・・・ってなわけ、わかった」
「なに~~?芋の粉が『片栗粉』で、片栗の粉が『葛』で、葛の粉が『本葛』????なんじゃそりゃ」
(むふふふふ、こいつ知らなかったな・・・・毎週『料理当番』をこなしている者の勝利じゃぁ~~~~い!!!!)

はて、この二人の会話になんの意味があったのでしょうか?

さて、今日の一枚は、アルバム名「ミスター・リズム」の名がピッタリなフレディ・グリーンです。
「えーーーーー?! ついこの前、アバンギャルドとか、前衛とか言ってたくせに」
とでも言われそうですが、スイング・ビック・バンドに関してはそれほど聴かないものの、いわゆる中間派に関しては、そこそこ好きで聴いたりするんですよ。私でも(笑)

御存じグリーンはベイシー楽団のギタリスト、その正確でなんともホワっとした音色は、あくまでリズム楽器としてのギターを楽しむものであって、いわゆるモダン以降のソロ楽器としてのギターをイメージしてはいけません。

彼のリーダー・アルバムは、ほぼこれ一枚といって良いと思います。(マイナー・レーベル、デュークという会社にSP盤として4曲が吹き込まれ、うち2曲が後にLP化されているそうなのですが、私は見たことも聴いたこともありません。)
どうして、あれだけベーシー楽団で活躍していたギタリストが、リーダー・アルバムをほぼ一枚しか残さなかったのか。
演奏を聴けばわかると思います。全く前には出てこないんです。「別にリーダーって言わなくても・・・」みたいな(笑)
しかし、ここに「ミスター・リズム」たるグリーンがいるのです。ブルース・フォーマットの演奏も、グリーンの柔らかいのに、確実なリズム・ギターが入ることで、なんとも優しくホッとできるというか・・・・
ちょっと疲れた時に、これを聴くと、う~~~ん、まさに『癒し』かな、温かい気持ちになれますよ。

Mr.RHYTHM / FREDDIE GREEN
1955年12月18日録音
FREDDIE GREEN(g) JOE NEWMAN(tp) HENRY COKER(tb) AL COHN(ts,cl) NAT PIERCE(p) MILT HINTON(b) JO JONES, OSIE JOHNSON(ds)

1.UP IN THE BLUES
2.DOWN FOR DOUBLE
3.BACK AND FORTH
4.FREE AND EASY
5.LEARNIN' THE BLUES
6.FEED BAG
7.SOMETHING'S GOTTA GIVE
8.EASY DOES IT
9.LITTLE RED
10.SWINGING BACK
11.A DATE WITH RAY
12.WHEN YOU WISH UPON A STAR