JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

主夫のお仕事

2007年05月06日 | y-その他

連休も最終日、予報通り昼頃から雨が降ってきました。
「こりゃ、散歩もできないね」
てんで、ゴソゴソと趣味部屋の模様替えを始めました。
そしたらね・・・・

飾ってあるのはしょうもない物ばかりなのですが、神棚みたいな場所ができちゃったんですよ。(笑)
本当はしまってしまいたい物も多いのですけど、しまう場所がないという・・・・、まぁしかたありませんね。

片付けも一段落して、コルトレーンの「CRESCENT」なんか聴きながら、珈琲を飲んで一休みしていると、
「もう、夕飯の支度しないと間に合わないんじゃないの!!!」
「・・・・・・」
そうなんです。いかに連休であっても、今日は日曜日『料理当番』なのです。

「今日は、ハンバーグでもいい?」
「え~~~~、タケノコご飯にするんだと思って、お米用意しておいたんだけど」
(「だったら、米だけじゃなくて、炊いておけよ!」)

それにしても、タケノコというヤツは、どうしてこうまで次々と一気に集まってきてしまうのでしょうね。そういえば、昨年も糠集めとタケノコ茹でに、何回も奔走したのでしたっけ・・・、今年は今のところ去年ほど集まっていないので、このあたりで打ち止めだと助かります。

「タケノコご飯に、ハンバーグっていうのもなぁ・・・・・・・・・・!?」
ということで、今週の『料理当番、今日の一品』

え~説明しますと、ハンバーグを急遽、『和風っぽい、ロールキャベツもどき』にしてみました。いちおうレシピを
1.合い挽き肉に、卵、塩胡椒、醤油少々、パン粉(少量)、それに長ネギのみじんを入れて、具を作ります。(少し下味を強くしてください。)
2.具を茹でたキャベツで包みます。
3.次にアサリで出汁を取ったスープ(出汁を取ったアサリは、別に取っておく)を、塩、醤油、酒で味付けします。(後で少々煮込むので薄味に。)
4.鍋にロール・キャベツを並べ、3のスープで煮込みます。(アクは取ってください。)
5.最後にアサリを戻して出来上がり。
「コンソメのロールキャベツより、サッパリ系でけっこう旨いわ」
と、そこそこ好評でありました。
ちなみに、刻んだタケノコも具に混ぜようかと思ったのですが、タケノコご飯だったので止めました。きっと入れても美味しかったと思いますよ。

連休の最終日、結局は『部屋の片付け』と『料理』で終わったという・・・・・
まてよ、これって、まるで、ぜったい、『主夫のお仕事』ではないだろうか????

さて、今日の一枚は、昨日マイナー・レーベル、キャンディドの紹介をしましたので、同レーベルに残る秋吉敏子のアルバムにしてみました。
敏子がバークレーに通っていた頃、ジェリー・マリガンのグループで活躍したチャーリー・マリアーノは、同校の講師でありました。
二人が結婚した翌年、このアルバムは録音されています。

当初、敏子はバークレーを卒業したら帰国して、日本のミュージシャン達に何かを伝えることが義務だと考えていたそうです。
しかし、いざ卒業してみると、自分は何を身につけたのかわからない状態で、結局は夫マリアーノとのカルテットで、アメリカ国内のクラブに出演することになります。

そんな生活をおくっていた時の録音だからでしょうか、それともマリアーノの影響でしょうか、バリバリのハード・バップといったイメージのアルバムではなく、当時の敏子スタイルが確実に出たアルバムとは、私には思えません。
ただ、日本情緒とジャズとの融合に突き進む姿が、すでに敏子の演奏を変え始めていたとするなら、「TOSHIKO'S ELEGY」「LONG YELLOW ROAD」といったオリジナル曲は、まさにそれを感じさせる演奏ですし、特に「LONG YELLOW ROAD」は、思い出の道でもあり、以降の敏子が歩む道にも思え、名曲、名演であるとも思うのです。

その後、敏子は、マリアーノとの間に娘さんをもうけますが、1965年別居をへて離婚することになります。

TOSHIKO MARIANO QUARTET
1960年12月5日録音
CHARLIE MARIANO(as) TOSHIKO AKIYOSHI(p)GENE CHERICO(b) EDDIE MARSHALL(ds)

1.WHEN YOU MEET HER
2.LITTLE T
3.TOSHIKO'S ELEGY
4.DEEP RIVER
5.LONG YELLOW ROAD

おまけ、

雨水が葉に溜まり、大きな水玉になっておりました。なんだかとても可愛くて、写真を撮ってしまいました。