今日気象庁より3ヵ月の長期予報が発表になったようで、『短い梅雨と暑い夏』なのだとか、各地の渇水被害がやはり心配です。
先日いつものバーのママにテレビ番組の録画を頼まれてまして、これをDVDに焼き終えたものですから、昨晩、早々に届けようと出かけてまいりました。
とはいうものの、なんだか一人で飲むのが寂しくなって、S君をむりやり電話で呼び出し、まずは焼鳥屋で待ち合わせ、乾杯とあいなりました。
「かー!うめぇ~~~~~!」
暑い日の仕事明けのビールは、そりゃもうたまりません。
エビス生の中ジョッキを一気に半分ほど飲むと
「バブ、しかしおまえは、ほんと旨そうに飲むよなぁ」とS君
「そっかぁ?まぁ、みんなにそう言われるけどね。」
「いや、間違いない、これでいい男で芸能人でもやってりゃ、間違いなくビールのCM依頼が来るよ。」
「はははははは......」
これって、褒め言葉ととって良いのでしょうか?
ビールで喉を潤したら、次はやっぱり日本酒でしょ
この焼鳥屋さん、灘の酒蔵にご親戚がいらっしゃるそうで、なかなか美味しい灘のお酒を飲ませていただけるのです。
たしか、銘柄は・・・・・・・・・・・
私の悪いというか、ダメなところというか、昔から酒の銘柄をめったに覚えないという癖があります。
ともかく、この生酒がじつにたまらない。常温をちょっと大きめのぐい呑みでいただくと、何の戸惑いもなしに喉をスーっと通っていって、日本酒のいい香りが口いっぱい、いやいや身体いっぱいに広がるのであります。
「バブ、おまえ日本酒のCMもいけるわ」
銘柄を覚えないといえば、
最近、特にお気に入りで、いつものバーでは必ず一杯飲むモルト・ウイスキーがあります。(とはいうものの、一杯だけストレートでいただいて、あとはバーボン・ロックで済ますんですけどね。)
この銘柄も、すでにそうとう飲んでいるにもかかわらず、覚えていなかったのです。
スコッチ好きの方なら、よく御存じの銘柄なのでしょうが、私がそこそこ知っているのはバーボンばかりなもので・・・・(かなり言い訳っぽいですね)
今日からこんな本を読み出しました。土屋守著「モルトウイスキー大全」です。
この本、単なるモルトウイスキー・カタログといった内容ではなく、醸造所の紹介や、まつわるエピソード、ウイスキー・ジョークまで紹介されているという、酒好きにはじつに読みごたえのある本なのであります。
「どれ、あのお気に入りのモルトはと・・・・・・・」
なんとなくボトルラベルの雰囲気から『LAGAVULIN(ラガヴーリン)』であろうと断定・・・・しかし、自信がありません。
はははははは、ママに電話しちゃいました。
「ママ、れいのお気に入り、ラガヴーリンでいいんだよね」
「そだよ」
かくして、ついに、お気に入りのモルトウイスーの名前を、私は覚えたのです。(パチパチパチ)
この『LAGAVULIN』というウイスキー、みなさんは飲んだことありますか?
旨いですよ~~~。なんとも癖のある、それでいながらまろやかで、テイスティングをする専門家みたいに上手いこと言えませんが、島ものらしい何処かしょっぱい感じもあるし、くせ者好きの方、ぜひ一度お試しください。くれぐれも、氷は入れずにお飲み下さいね。
「ようし、こうなったら、この本でモルトウイスキーの銘柄を覚え尽くすぞ!!!」
「飲んだ酒の銘柄だって忘れちゃうだれかさんが、本を読んだくらいで覚えるわけないじゃないの、バカみたい。」
「シュン」
さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントのソロ・アルバムです。
ブライアントのソロといえば、私の大のお気に入り「RAY BRYANT ALONE AT MONTREUX」がピーンと浮かんできます。しかし、さかのぼること約4年前に録音されたこのソロも、負けず劣らずのアルバムなのです。
おおむね、ブライアントの評価は「RAY BRYANT ALONE AT MONTREUX」を挟んだ前後で大きく変わるのが常識のように言われますが、このアルバムを聴くと、彼の実力を周りが見逃していたにすぎない、ということが実感できるのではないでしょうか。
ブルースでない曲まで、彼の手にかかればブルースに聴こえてくる、ブライアントという人はそういうお方なのです。
ALONE WITH THE BLUES / RAY BRYANT
1958年12月19日録音
RAY BRYANT(p)
1.BLUES #3
2.JOY
3.LOVER MAN
4.ME AND THE BLUES
5.MY BLUES
6.ROCKIN' CHAIR
7.STOCKING FEET