JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

雨の日には邦画三昧

2009年06月21日 | m-o

雨の日曜日、夏至だなんてこたぁどうでもよくて、自転車に乗る事も出来ない私は、何をしていたかといえば・・・・・
ここはやっぱり得意のDVD鑑賞ですかね。(笑)

観たのは『252 -生存者あり-』『ハッピー・フライト』の邦画二本立てです。
簡単に感想を言いますと

まず『252 -生存者あり-』
正直、「実際の現場とは、あんまりにかけ離れてんじゃないのぉ」みたいな斜に構えて観てしまったところがありました。
なんちゃありません。これは伊藤英明と内野聖陽のあまりのカッコ良さに対するジェラシーなのでありましょう。
実際に人命救助にあたられている多くの方々が、生死ギリギリの境で使命を果たされている現場は、さらに緊迫した想像もつかな世界なのでありましょうし、それをまともに映画でみせられても、おそらくは根性のない私など最後まで観ることも出来ないでしょうから、これで良いのかもしれません。
それにしても「そのギリギリの状況で、適切な判断をくだし、行動する。それがいかに難しいことであろうか」という気持ちは伝わってきました。
それを常に求められるレスキューの方々というのは、とんでもなく凄い方達なのですよね。多くの災害の現場に彼らがいることを、どれほど心強く感じるか、そして、いかに感謝すべきか、そんなことをふと思いました。
ただねぇ、私は、伊藤英明が隊員を抱きかかえて生還するラスト・シーン、あれはどうかと思うんですが・・・・・

次に『ハッピー・フライト』ですが
良いんじゃないですかねぇ、普通に楽しいというか、『252 -生存者あり-』と違って、最初から「こんなこたぁねぇよ」って世界ですから、
ともかく、カワイコチャン綾瀬はるかチャンの顔を見ているだけで、私ゃ幸せな気分です。(笑)
深く考えずに楽しむ、ジメっとした梅雨空のこんな日は「それもまた良し」であります。
正直、「見終わった後に何かが残る」といった映画じゃありませんでしたけどね。

そんなこんなでDVDを楽しんだら、あとはいつものごとくの料理当番です。
今日は、見ため以上に力を入れましたよぉ。
『料理当番、本日の一品』です。

見ためカレーにも見える一品ですが、手間暇かかってるんですよ。(笑)
まずは、玉葱を飴色になるまで炒め鍋へ、手羽元は塩、胡椒、カレー粉で下味を付けひと炙りこれも鍋へ、火を着けたら白ワインをドバッと入れてアルコールを飛ばし、ヒタヒタの水を加えてアクを取りながらコトコト、じっくりスープを取ります。
ここまでは下ごしらえ。
次に、カレー粉と小麦粉をバターで炒め、温めた牛乳を加えながらルーを作ります。ここへ、ルーをのばしながら先ほどのスープを加えていって、塩、胡椒で味を調え、手羽元を入れて一煮立ち、完成です。
今日は、バジル入りのバター・ライスと合わせてみましたが、好評でした。



付け合わせは、アスパラと海老のサラダ、ダメになりそうだったブロッコリーもいっしょにしちゃいました。それと、キュウリのスープで~~す。

さて、今日の一枚は、リー・モーガンです。
ジゴロねぇ、男の憧れですが、私には無理でした。それがリー・モーガンというと「それもありなん」ですよね。(笑)

まっ、そんなことはともかく、いろんなモーガンが聴けるアルバムではあります。が、逆に難点もそこにある一枚でもあります。
ジゴロ、モーガンも、自分のスタイルに多少の迷いがあったのでしょうかねぇ?
でもそれぞれの演奏が、なかなか聴きごたえがあると私は思っています。そこがモーガンたらんところでしょうか。

フロントのショーターとのコンビは、ジャズ・メッセンジャーズでのことを考えれば、問題なし、笑っちゃいけないんでしょうが、肝心の「GIGOLO」じゃショーターのほうが目立っているように感じるのは、ジゴロになれない私のヒガミでしょうか。(笑)

THE GIGOLO / LEE MORGAN
1965年6月25日, 7月1日録音
LEE MORGAN(tp) WAYNE SHORTER(ts) HAROLD MABERN(p) BOB CRANSHAW(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.YES I CAN, NO YOU CAN'T
2.TRAPPED
3.SPEED BALL
4.THE GIGOLO
5.YOU GO TO MY HEAD

おまけ、


  
 日かげの葉っぱは
  なきむしだ、
  ほろりほろりと
  ないている。

  日向の葉っぱは
  わらいだす、
  なみだのあとが
  もうかわく。

  日かげの葉っぱの
  なきむしに、
  たれか、ハンカチ
  かしてやれ。

大好きな金子みすずさんの「雨のあと」という詩ですが、しばらく日向の葉っぱは拝めそうもありません。それまでは、なきむしの葉っぱと移り気な花を眺めて過ごしましょうか。