JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブの異常な愛情

2009年06月04日 | y-その他

午後になって青空が拡がってきましたが、昨日から今日にかけては湿気が強くて、徐々に不快指数が高まる時期になったんだなぁと実感させられました。まったくデ○には辛い季節が目の前です。

世の中エコ流行で、なんでもかんでもエコって言ってりゃいいてな感じですよね。

「何でそんな無駄な事するの?もったいない、今はエコの時代なんだよ」

一昨日の晩(正確には昨日の朝)、12時過ぎに帰宅した私は、趣味部屋の灯りを煌々とともし、CDをCD-Rに焼く作業を行っておりました。
「なに?また誰かに頼まれた?」
「いえ」

じつは、先日購入したマイカー、中古の軽自動車にはCDが搭載されているのですが、今どきのHD付きではなく、もちろんチェンジャーが付いているわけでもないので、CDをいちいち交換しなくちゃいけないわけでして
「ほら、車で聴くCDを焼いてたのよ」
「焼いてたのって、なにももともとのCDを持っていけばいいじゃないの」
「いや、それはダメなんだなぁ、車に持ち込んで傷が付いたりしたら困るし、ほら、CDケースだって邪魔になんじゃん、ね。ジャケットがボロボロになるのも嫌だし、う~~んなんて言うかなぁ、つまりだ、もし車にレコードプレーヤーが付いていても、カセットに録音して聴くだろってはなしだよ。」
「なにわけの分かんないこと言ってんの、そもそも有るものをまた枚数増やして、しかも夜中のこんな時間に・・・・」
そんでもって、先ほどの「今はエコの時代なんだよ」だったのであります。

みなさんはどうされてるんですかねぇ?
今まで私の車のオーディオはカセットプレーヤー付きだったので、そこにカセットマイクを突っ込んで携帯プレーヤーの音を流すという方法をとっていたのですが、CDプレーヤーではこれも出来ず、FMで音を飛ばすことも考えてはみたものの音がねぇ・・・・
やっぱり原盤を持ち込んでいらっしゃるんでしょうか?

いや、やっぱり私には車への原盤持ち込みはできないのです。
原盤は趣味部屋の棚にリスト通りに並んでいて、その整然と鎮座する姿が崩されることはどうにも許せないのです。(レコードも同様ですが)
これってやっぱり『博士の異常な愛情』ならぬ『バブの異常な愛情』なんでありましょうか?

けっきょく家人の忠告も無視して、10枚ほどCD-Rにおとし、車に持ち込みました。

でもね。
昨日海の見えるベンチで昼食を済ませ、車の中でそのCDRの一枚、小野リサのボサノバなんか聴いていたら・・・・ちょっと反省もしたんです。
今はなんとか携帯プレーヤーを車内で楽しめる方法を考えようと思っています。今度のお休みは車いじりかな。

さて、今日の一枚は、オムニバス・アルバムです。
私はオムニバスってぇのが基本的には苦手なのですが、ビ・バップ末期の貴重な演奏を集めた一枚として、このアルバムには価値があると思います。
やはりメインは、ダメロン率いる大型コンボの演奏でしょうか。
それと、ソニー・ロリンズの初録音が収まっているのもこのアルバムです。スタイルはデクスター・ゴードン的?音もみょうに堅かったりして。

ともかく、ビ・バップとはなんぞや?との質問に答えとして提示できるアルバムの一つだと思います。
(参加人数が多いので、ミュージシャンの名前は、今日はご勘弁願います。)

BEBOP PROFESSORS
1949,1952年録音
TADD DAMERON And His Orchestra
1.SID'S DELIGHT
2.CASBAH
3.JOHN'S DELIGHT
4.WHAT'S NEW
5.HEAVEN'S DOOR ARE WIDE OPEN
6.FOCUS
BABS GONZALES And His Orchestra
7.ST. LOUIS BLUES
8.PRELUDE TO A NIGHTMARE
9.CAPITOLIZING
10.PROFESSOR BOP
CHARLIE BARNET And His Orchestra
11.PANAMERICANA
12.CLAUDE REIGHNS
13.REALLY?
14.OVER THE RAINBOW
LOUIS BELLSON Just Jazz All Stars
15.THE JEEP IS JUMPIN'
16.JOHNNY COME LATELY