朝方空をおおっていた雲も姿を消し、青空が拡がりました。午後になって怪しげな雲は湧いてきたものの、天気は持ちそうです。
6月1日、今日は私にとって、いやこのブログにとっての記念日。
すなわち
「今日は、仕事がお休み。
時間もあったのでブログを開設してみることに」
てなことで始まったこの『JAZZを聴きながら』の、開設四周年記念のその日なのです。
当初「まっ、いつやめてもいいか」との安易な気持ちで始めたブログではありましたが、こうして5年目のスタートを迎えられるのは、ひとえに、いいかげん極まりない私にお付き合いいただいている物好きな(これこれ)皆様のおかげと心より感謝しております。
一貫したポリシーも無しに1,156記事(昨日まで)、よくもまぁこれだけツラツラと思いつきで日々を綴ってきたことかと、我ながら呆れるところもありますけど、熱しやすく冷めやすい私が四年間も続けてきたこと、そこに意義があるとお思いください。
さても、そもそもブログの意義とはなんぞや?と考えるに
第一に、個人が情報発進できる最も安易な手段である。
第二に、自分には何も残せないと思っていた日々を、内容の善し悪しは別としても、形として残しているという実感。
第三に、少数精鋭(笑)の理解者とのめぐり逢い
そんなことでありましょうか?
いずれにしてもかなりのマスターベーション的存在ではありますね。
しかし、結果、その意義がもたらす効果は絶大なもので、私などいろんな面でこのブログに助けられてきた想いです。
そうそう、もう一つの効果といえば、所有JAZZアルバムのデータベースにもなりつつあるということ。
そもそも暇人の私は、所有JAZZアルバムをデータ化してはおりましたが、曲名検索をするさいなど、へたすりゃ『ブログ内検索』を活用した方が早かったりして(笑)
これも、飽きずに「一記事一アルバム」を堅持したおかげですかね。(かなり重複はありますが)
そういえば気になるのは、その紹介アルバムが底をつくことです。でもまっ、いざとなれば、重複したアルバムを、こんどはいかにもJAZZファン気取りでレビュっちゃうなんて手もありますし、いっそ名ばかりのJAZZブログは廃止して、「男の料理紹介」とか「酒の銘柄紹介」とか、仲間の力を借りつつ「飲み屋のお姉ちゃん紹介」とか・・・・・・・ないない(笑)
ともかく、内容云々はあっちのほうへ置いといて、私としては、くれぐれもテレビのワイドショーで「容疑者バブは、犯行前、自身のブログにこんな事を書いていました。」てな事にならないよう気を付けつつ、『継続は力』これのみを信じ、これからも続けていこうかと考えています。
これに飽きずに、しばしお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
さて、今日の一枚は、毎年この日はジョン・コルトレーンと決めています。
1963年ヨーロッパツアーを収録したパブロのライブ盤二枚のうちの一枚です。
厳密に言えば、これも以前紹介した7枚組CD「LIVE TRANE」と重複アルバムということになりますが、レコード盤とCDでは音も違うしってことで(笑)
この時のヨーロッパツアーは妻ナイーマと別れて(正式離婚はもっと後、後の妻アリスとはこの年の7月に出会っています。)間もなくのこと、アメリカにいても帰る家の無かったコルトレーンにとっては好都合だったかもしれません。
さらにそれだけではなく、当時ヨーロッパではジャズの人気投票で彼のカルテットメンバーが上位を独占していたこともあり、じつにフレンドリーに迎えてくれたわけで、そういった意味でもコルトレーン自身癒されたのではないでしょうか。
それと同時に、このツアーでは、ブルネットの髪の女性ランディ・ハルティンと出会ったり、それを機に、ちょっと前にアラバマで起きた教会爆破事件(日曜学校に出席していた黒人少女4人が犠牲となった。)を自分なりに直視して、音楽という方法で平和に対する努力が出来ないものかと考え始めた(「LIVE AT BIRDLAND」に収録された「ALABAMA」を作曲)等々、その後のコルトレーンの方向性を決めるきっかけのツアーともいえるわけで。
黄金のカルテットもまさに究極へと向かう絶頂期と、あ~あ、生で聴きたかったですねぇ・・・
コルトレーンのライブ盤を紹介するたびに「生で生で」と繰り返すのには、自分でも飽きてしまいましたが、当時私が、すでにコルトレーンの音楽に出会い、少々の蓄えがある身分であったとしたなら・・・・そう思ってしまう心境もおさっしあれ。(笑)
AFRO BLUE IMPRESSIONS / JOHN COLTRANE
1963年11月2日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) JIMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.LONNIE'S LAMENT
2.NAIMA
3.MY FAVORITE THINGS
4.SPIRITUAL
5.IMPRESSIONS