JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

視察・おデイト

2006年06月28日 | a-c

昨日今日と、なんだか蒸し暑くて蒸し暑くて、皮下脂肪という他の人よりも何枚も多い下着を着用している私には、まったくいやな季節がやってまいりました。

昨晩はいつも行くバーのママと『おデート』をしてきました。
『おデート』といっても、先日店におじゃましたとき、
「バブさん、○○バーに行ったことある?」
○○バーとは、先日オープンしたばかりのバーで、ちょっと話題になってるお店です。
「いや、まだ行ってないよ」
「じゃあ、今度付き合ってくれない?」
ということで、敵前視察というわけでもありませんが、話題の店を覗いてこようということになった訳で

行きつけのお店で、美味しい料理とワインをいただき、さて出陣とばかりに○○バーに向かいました。
あらら?!店長はママが同じバーテンダー協会でよく知っている方でありました。
まずはメニューのチェックです。
「えっ???? ハーパー12年のショットが800円? 安くないっすか???」
「おつまみわっと・・・・・・阿波おどり???」
四国の鶏だそうですが、聞いたことがない、ブログ仲間のおさかなさんにでも訊いてみるしかないかなぁ???
ともかく、阿波おどりのスティック春巻きを食べながら、飲んできました。

店の雰囲気は蔵作りでなかなか、お酒は安い、おつまみはあんなものでしょう・・・・・・
BGMは?
「店長、BGMは有線じゃないよね?」
「ええ、iPodに録音したものをかけてます」

それがね、ギンギンのハード・バップなんですよ。メッセンジャーズに始まり、ローチ&プラウン、ベニー・ゴルゾンに、ルー・ドナルドソン、ハンク・モブレー、ロリンズにキャノンボール・・・・・・
それも、けっこうなボリュームなんですよね。
これって、バーでは有りだと思います????????????
まっいいか、とりあえずこうして視察は終わったのでありました。



自宅に帰ると、みごとにサボテンの花が咲いていました。
母がお隣さんからいただいたものなのですが、名前はわからず、夕刻に咲いた花は朝にはしぼんでしまうという、はかない花であります。

♪ 君が育てたサボテンは、小さな花をつくった ~~~~~ ♪
はかない花なのにちっとも小さくない花でした。

さて、今日の一枚はキャノンボール・アダレーです。
パーカーの死と入れ替わるようにニューヨークに現れたキヤノンボール、彼にいち早く目をつけたのはサヴォイのオージー・カデナでした。そして、驚異の新人アルト奏者をこのアルバムで世に知らしめたのでした。
キャノンボールもこの時期の他のアルト奏者と同じように、比較されるのはパーカーでした。「パーカーの再来」とまで呼ばれた彼ですが、それはニューヨークへ現れた時期に由来するものであって、このアルバムを聴いてもパーカーとキャノンボールには大きな違いがあると私は思います。
とにもかくにも、キャノンボールの記念すべき初リーダー・アルバムであります。

PRESENTING "CANNONBALL"
1955年7月14日録音
JULIAN "CANNONBALL"ADDERLEY(as) NAT ADDERLEY(col) HANK JONES(p) PAUL CHAMBERS(b) KENNY CLARKE(ds)
1.SPONTANEOUS COMBUSTION
2.STILL TALKIN' TO YA
3.A LITTLE TASTE
4.CARIBBEAN CUTIE
5.FLAMINGO