JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

優しいと思ったのに

2006年06月25日 | g-i

『風邪の気配』は、気配に終わらず、今朝から鼻水に咳、頭痛まで・・・・せっかくの日曜日であるのに何もする気になりません。明日はどうしても休むわけにはいきませんので、なんとしても今日中に治そうと、ビタミンCを栄養剤で飲み込んで、薬を飲んでもう一度布団にもぐり込みました。
「う~~~ん、眠れないよ・・・・  う~~~ん、煙草も吸いたいよ」
「煙草はダメだよ!!!、せっかく飲んだビタミンも、煙草で壊れちゃうんだから!」
「あ~~~ん!!(涙)」

不思議なものです、シャズを静かに流していたら・・・・・眠れました。やっぱり体が睡眠を要求していたのでしょう。気が付くともうすぐ昼食の時間です。
「昼、何食べる?」
「え~~~!さっき食ったばっかジャン」
「食べないと薬飲めないでしょ、うどんでも買ってこようか?」
あらららのら、なんだか優しいじゃありませんか。雹でも降ってくるんじゃないかと心配です。

さすがに半日眠ると、眠気は容易にやってきません。
「そうだ!」
先日、Mさんから借りたDVDを思い出しました。
「ラブ・チャップリン! コレクターズ・エディションⅡ」というチャップリン映画5本が納められたDVDボックスです。
「ようし、動けないのを良いことに映画鑑賞だ!」とばかりに、「ライムライト」「殺人狂時代」の2本をゆっくりと観てしまいました。

「映画、観られるくらいだったら、ちゃんと夕食作ってよね!!!」
「え~~~~~!?」
雹は降らずにすみそうです。

さて、今日の一枚は、体がだるい今日みたいな日に聴くのに最適だと思う一枚です。
エロール・ガーナーといえば、「MISTY」の作者として有名ですし、先日はその「MISTY」の初演盤を紹介しました。
彼のピアノ演奏は、なんとも古くさく感じられます。私はそこが好きなのです。とても懐かしいというか、ホッとするというか、
そうそう、今日観たチャップリン映画に似たような・・・・・、暖かくて優しい響きがジャケットのような、なんとも贅沢でゆったりと流れる時間を演出してくれるのです。
チャップリンの映画同様、古くさいと侮る無かれ!素敵な大人の女性と踊っている、思わずそんな気分を味わいたいなら、ぜひとも一度聴いてみてください。

PENTHOUSE SERENADE / ERROLL GARNER
1945年9月25日[4,5,12], 1949年3月29日[1-3,6-11,13,14]録音
ERROLL GARNER(p)
JOHN LEVY(b) GEORGE DE HART(ds)[4,5,12]
JOHN SIMMONS(b) ALVIN STOLLER(ds)[1-3,6-11,13,14]
1.I COVER THE WATERFRONT
2.LOVE WALKED IN
3.I DON'T STAND A GHOST OF A CHANCE
4.INDIANA
5.SOMEBODY LOVES ME
6.BODY AND SOUL
7.PENTHOUSE SERENADE
8.UNDECIDED
9.RED SAILS IN THE SUNSET
10.I CANT BELIEVE THAT YOU'RE IN LOVE WITH ME
11.STOMPIN' AT THE SAVOY
12.STARDUST
13.MORE THAN YOU KNOW
14.OVER THE RAINBOW

追伸、
一日ゆっくり休んだおかげで、体調はかなり回復いたしました。煙草も吸えるようになったし、夕食も無事作りました。明日は元気に仕事ができるでしょう。雹が降らなくてほんとうに良かった。(笑)