JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

またしてもジャズ本

2006年03月31日 | m-o


我が地区でも、やっと桜が一輪二輪咲いたという話を聞いたと思ったら、「花冷え」というにはあまりにも寒すぎる、今朝でありました。
仙台でのナイターを観戦しているお客さんも、今日は寒くてたいへんでしょうね。

酒を飲みながらも、「相倉久人氏の超ジャズ論集成 -ジャズは死んだか!?-」もなんとか読破、さて次は何を読もうかと今日は本屋をまわってきました。(本来の目的は、すでに埼玉に住み始めた娘に贈る「図書カード」の購入でしたけど)

続けてのジャズ本というのもどうかと思い、大好きな歴史本でもと物色したのですが、ピンとくるものがなく、けっきょくは、SJを立ち読み、
「さて、何を買って帰ろうか?」

そこで、先日の「初めてのジャズ本」という記事にコメントいただいたkenyamaさんが、読んでおられた「東京大学のアルバート・アイラー」でも読んでみようかとジャズ本の棚へ、
キーワード編はあったものの、歴史編は品切れ、
「う~~ん、どうしようかな?・・・・・ん?」
「んんんん・ん!!」
面白そうな本を見つけてしまいました。


「JAZZ legends ダウン・ビート・アンソロジー」という、かのダウン・ビート誌の1930年代から90年代までの抜粋記事が、100以上掲載されているジャズ本であります。
多少値段は張りますが、これは読んでみなければいけないでしょう、けっきょく「東京大学のアルバート・アイラー キーワード編」もいっしょに買ってきてしまいました。

さてさて、風呂も入ったことですし、グラスにバーボンでも用意して、読み始めましょうか。BGMは、何にしましょう?
まだ紹介していない、大好きなピアノ・トリオがありました。

フィニアス・ニューボーン Jr.は、精神障害さえなければ、もっと多くの名演を残してくれたピアニストだと、私は思っています。
今日のアルバムも入退院を繰り返していたまっただ中の演奏ですから、完璧な状態の時ではありません。しかも、この時録音された15曲のうち、8曲はアルバム化されていたのですが(「PLEASE SEND ME SOMEONE TO LOVE」)、残りはお蔵入りという状態で、それを1975年に日本だけでという条件付で、発売になったのが、このアルバムです。
だけど、とっても良いんですよ、このアルバム。私は大好きな1枚です。

私が、ジャズ喫茶でアルバイトをしている、まさにその時の発売で、レコード屋さんが試聴用に毎月、持ち込込んでくる、その中にこのアルバムもありました。
私は、すぐに気に入って、購入をねだった思い出のアルバムでもあります。

HARLEM BLUES / PHINEAS NEWBORN Jr.
1969年2月12,13日録音
PHINEAS NEWBORN Jr.(p) RAY BROWN(b) ELVIN JONES(ds)
1.HARLEM BLUES
2.SWEET AND LOVELY
3.LITTLE GIRL BLUE
4.RAY'S IDEA
5.STELLA BY STARLIGHT
6.TENDERLY
7.COOKIN' AT THE CONTINENTAL