JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

手前深酒

2006年03月19日 | d-f


はてさて、あれだけ暖かかったのに、風が強まり、この時間には寒さがドドーンと戻ってきてしまいました。
WBCは、メキシコに頂いた大いなるチャンスを、今日の日韓戦の勝利で、生かすことができ、王監督もなによりでありました。

我が家の、今夕のシェフ担当は、当然、私でありましたが、先日の誕生日の効用か
「今日は、昨日のカレーが残ってるから、つまみを作ればいいよ」
との暖かいお言葉
ならばと、こりもせず、先週に引き続き、今日の手作りつまみの写真を載せさせて頂きます。


これは、冷凍メバチのカルパッチョ。
ニンニクとオリーブ・オイル、それと長ネギの香りが、ほどよくて、なかなかのお味でありました。


次は、手羽先の生姜煮であります。
皿への盛りが、いくぶん偏ってしまいましたが、味には問題ありません。

自宅の食卓で、ボトルを半分近く飲んだのは、いつ以来でしょうか?
(普段は、趣味部屋で小鉢とジャズをあてに、飲んでおりますので)
世の男性諸君、たまに自分で作ったつまみで、深酒するのも一興でありますよ。

さて、今日の一枚は、こりもせずにケニー・ドリューであります。しかもソロ、
基本的に私は、ドリューがヨーロッパに移る前の演奏のほうが、好きだと思っています。ところが、この「EVERYTHING I LOVE」を聴くと、「ヨーロッパに行く前の彼のソロだったら聴かないかもしれない」と、矛盾した事を思ってしまうのです。
ヨーロッパに行く前の彼のソロなら、「バド・パウエルのピアノを聴いた方が、良いかも」なんて、ふと思うんですよね。

ともかく、この時期のドリューには、アメリカ時代とは違う暖かさを感じます。
2曲目の「PORTRAIT OF MARIANN」は、この時期の奥様に、3曲目の「BLUES FOR NILS」は、ベーシスト、ペデルセンに捧げたオリジナルです。
こんな曲を捧げられたら、どんな気持ちになるのでしょうか....

EVERYTHING I LOVE
1973年10月1日, 11月13,14日, 12月31日録音
KENNY DREW(p)
1.SUNSET
2.PORTRAIT OF MARIANN
3.BLUES FOR NILS
4.YESTERDAYS
5.EVERYTHING I LOVE
6.FLAMINGO
7.FINGERING
8.WINTER FLOWER
9.FALL
10.I CAN'T GET STARTED
11.DON'T EXPLAIN