JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

電気屋からシェフ

2006年03月12日 | a-c


今日は、3時ぐらいから一気に気温が下がってきたようで、なんだかとても寒い夜になってしまいました。

「Mさんの家で、コンセントから煙が出たんだって、ちょっと行ってみて」
1人楽しげに、ジョー・パスの「FOR DJANGO」を聴きながら、コーヒーを飲んでいると、母からのヘルプであります。
Mさんは、いつも母が茶飲み相手でなにかとお世話になっている方、放っておくわけにもいかず、お宅におじゃますると、電気ストーブのコンセント口が焦げておりました。
「ごめんね、休んでるところ」
見るとコードの一部が破損して、おそらくは加抵抗による発熱のよう、
「新しい暖房買わないとダメかしら?」
「いや、大丈夫でしょう、破損部分を取っちゃって、付け替えれば、まだ使えますよ、でも火事にならなくて良かったですね。」

息子さんは、東京暮らし、我が母より幾分お若いとはいえ、一人暮らしのMさんであります。この程度の修理なら私が息子さん代わりにお引き受けしましょう。

たまたま、我が家に部品もあったので、破損部分を修理、焦げたコンセント口も交換させて頂きました。
「悪かったわね、助かった、台所で足下暖めるのにちょうどいいのよこれ」
「いいのいいの、いつでも使ってやって、テ゜プテ゜ブの体、もてあましてるから」と母、
(あんたは気楽で良いわね)

家に戻ると、もうすでにゆっくりする時間も無しに、夕食の準備(えっ?私は主婦ではないぞ)
「この前、1人で食べてた、アボガド・ソースのタルタル、美味しそうだったわね。アボガドもマグロもあるから」
(ん?それは、あんにみんなのそれを作れということか?ならば、素直に「私にもつくって」ぐらいのことは言えないものですかね。)


というわけで、人数分のデカイ(ここにちょっとイヤミを込めて)のを作ってやりました。
「まぁ、いいや、バーボンには良く合うし」って、あっという間に無くなっちゃったジャン、あ~ぁ、それぞれ別盛りで作れば良かった・・・・・・・・。

さて、今日はコルトレーンを選びました。
録音状態は別として、この「MY FAVORITE THINGS」、けっこう好きなんです。エリック・ドルフィーのフルートもいいけど、「ジミー・ギャリソンは、やっぱり必要な人だったんだ」と思わせてくれた1枚でもありました。
とか言いながら、じつはコルトレーンのアルバムの中で、このアルバムはかなり後から手に入れた一枚です。私が持っているアルバムのデザインは上のもの、よく知られているのはこれでしょうか。


ともかく、コルトレーンがライブで輝かせる光は、私にとって格別のものです。

(THE) INNER MAN / JOHN COLTRANE
1962年2月10日, 6月2日録音
JONH COLTRANE(ts,ss) ERIC DOLOHY(as,fl) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
1.MY FAVORITE THINGS
2.BODY AND SOUL
3.MR. P.C.
4.MILES' MODE

追伸、
明日は、娘の卒業式であります。
私は出席できませんが、
「3年間、よく頑張ったね」