JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

町の酒場で

2006年03月18日 | a-c

今日は、土曜日だというのに仕事がはいり、早めにきりあがったので、S君と一杯ひっかけて帰ってまいりました。

先日、お話ししたFさん(大学院に合格したあの人です)のところで、一晩中ドンチャン騒ぎをした頃、夜中に家を抜け出し、友人と公園のブランコに乗りながら、お酒を飲むという、とんでもない遊びをしていた頃でもありました。

そんなある日、いつものようにブランコに乗ろうと公園に行くと、若い女性に先を越されておりました。
ギコギコというブランコの中で、彼女は泣いていたのだと思います。(暗くてよくわからなかったれど)
「あんた達、なに見てんのよ!あたしを笑いに来たの!」と突然靴を投げつけられて、私達は大慌てでその場を逃げ出しました。

どうして、突然こんな話を思い出したのか

S君が、先日とある飲み屋さんで、とんでもない美人に遭遇したそうで
「それがな、カウンターの隅で1人で酒を飲みながら、今にも泣きそうなのよ、その顔がまた、なんとも色っぽいんだなぁ」
「なんだよ、お前、声かけたの?」
「いや、できなかった」
私は、それが正解だったこと、そういう女(ひと)に声をかけたりすると、痛い目にあったりするということ、所帯持ちは軽率な行動をとらない方が無難だということを彼に話したのでありました。

♪ 町の酒場で 酔い痴れた女に 声をかけてはいけない
どんなにあんたが 淋しい時でも
昔あなたが 恋したひとに似ていても
声をかけてはいけない

町の酒場で 酔い痴れた女に 声をかけてはいけない
たとえあなたが 旅の途中でも
はやくこの町を 発ちなさいあなたの
行く先いい事あるだろう ♪

浅川マキの「町の酒場で」をふと思い出しました。

ということで、こんな話をつまみに、S君と飲んできたわけです。

さてさて、今日の一枚は、浅川マキの「裏窓」ではありません。(笑)
一杯飲んで帰ってきたわけですが、どうにも飲み足りません。
そこで、何故か急にこのアルバムを聴きながら、飲み直しをしたくなってしまいました。
トミー・フラナガンと比較されがちなレイ・ブライアントですが、フラナガンよりもデリケートさを感じてしまうのは、私だけでしょうか。

CON ALMA / RAY BRYANT
1960年11月25日1961年1月26日録音
RAY BRYANT(p) BILL LEE(b) MICKEY ROKER(ds) ARTHUR HARPER(b)[2のみ]
1.CON ALMA
2.MILESTONES
3.ILL WIND
4.NUTS AND BOLTS
5.CUBANO CHANT
6.ROUND MIDNIGHT
7.AUTUMN LEAVES
8.C JAM BLUES