社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

解釈次第で幾らでも人を攻撃出来る社会 --久間発言辞任劇はいじめの温床に--

2007-07-04 16:25:54 | いじめ、DV

久間防衛相が辞任 「しょうがない」発言で引責 (朝日新聞) - goo ニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070704-00000030-mai-pol

 久間防衛相の原爆に関する「しょうがない」発言が波紋を呼び、ついに辞任にまで追い込まれた。だが、この一連の動きこそ現代の社会病理を反映していると思うのは私だけだろうか。

 今回の騒動は、以前の柳沢厚労相の「産む機械」発言と全く同じ構図だと思う。両者とも、野党やマスコミなど安倍政権に対する反対勢力が言葉を敢えて悪く解釈し、それを基に世論を煽り、あらゆる勢力を見方に付けて安倍政権の支持率低下を狙うというものだ。特に今回の場合は参院選を控えているだけに、反対勢力は大きな成果と捉えているだろう。

 だが、こうした言葉の揚げ足取りだけで人を悪者扱いし、社会的印象を悪くしようというやり口は、小中学校などで横行している「いじめ」や、女性が自分の嫌いな男性に対しセクハラの言いがかりをつけるなどというのと全く同じではないたろうか。

 久間氏は、原爆を歴史的事実として解釈しているに過ぎない。決して原爆を正義と解釈しているわけではないのだ。柳沢氏も、比喩表現として機械という概念を用いただけだ。決して女性を機械だと思っているわけではない。

 そうした彼らの真意というものを全く度外視して、受け手側の勝手な解釈で相手を攻撃するなどというのは、誰かが自分の方を振り向いたのを、相手に顔を睨み付けられたと勝手に解釈して、「がん付けやがって」と暴力をふるう不良学生と何ら変りはないではないか。まさに集団いじめである。

 学校でのいじめや、自己中心的な女性が男性を弾圧する社会が当たり前のように起きている現代社会、しかしそれら社会病理の根本にはこうした国家規模でのいじめ行為が存在するからだということを忘れてはならない。そして国家規模での行動が可能なマスコミや各種勢力はフェミニズムが実権を握っているというのは言うまでもない。