社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

拝金主義が人の心を破壊する --羽賀研二の心理分析--

2007-07-02 11:32:13 | 事件、事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070701-00000000-dal-ent

 タレントの羽賀研二容疑者が恐喝の疑いで逮捕された。事の発端は、ある不動産会社社長との未公開株の取引を巡るトラブルということだが。

 羽賀が過去にタレントの梅宮アンナさんと交際していたことは多くの人が知っているだろう。当時結婚間近とまで言われながらも、ゴール直前に立ちはだかったのは、羽賀の巨額の借金であった。

 結局、その借金返済が順調に進まず、交際は破局を迎えることとなる。その後、羽賀は精神的にも落ち込み、レギュラー番組を降板するなど表舞台から姿を消すことになる。

 そうした苦い経験もあったのだろうか。以後宝石関係の事業を手がけ成功するなど、借金は完済、更には別の女性と結婚するなど、まさに順風満帆に見えた。だがその矢先に今回の事件、羽賀の心理に介在するものとは一体何だったのか。

 彼の意識の中には、お金のために自分は一度結婚に失敗したのだというコンプレックスがあり、それがお金に対する執着心をより強くさせたのではないだろうか。それが今回の事件の背景にあるような気がする。

 かつてホリエモンが自らの著書で、「女は金についてくる」と言っていた。経済力こそが男性の価値を示す基準であるかのような考えの女性は多い。確かに金は天下の回り物というし、昨今の年金問題や食肉偽装問題なども全てお金絡みである。

 そして、女性の労働だけを賛美するフェミニズムも同じだ。賃金労働だけが価値があり、家事育児などの無償労働は全く価値がないなどという連中の論調は、フェミニズムがマネーフェミニズムとも呼ばれる証と言えるだろう。

 人が生活するために最低限のお金が必要なのは確かである。しかし、ひたすら贅沢だけを求めて貪欲にお金に執着するというのは決して美しい精神とは言えないであろう。女は金についてくるという言葉は正しいかも知れない。しかしその言葉通りの女に果たして人間的な価値は見出せるだろうか。

 お金持ちの男ばかりに女が群がる。だから男は金を儲けようと必死になる。従って大きなリスクを背負ってでも金を儲けようとする。しかし全ての人が成功するわけではない。失敗した人達が成功者の足を引っ張ったりする、また時として犯罪に手を染めたりする。結果として、少数の勝ち組と多数の負け組が発生し、治安も悪化し、人の心も腐敗していく。

 この荒廃社会の原点に存在する真の原因とは、一体何だろうか。