社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

間接要因は何の罰則も批判も受けないという疑問 ~逼迫する輸送業界~

2007-02-22 16:48:59 | 労働

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070222-00000018-mai-soci
 首都高速道路で22日早朝、大型トレーラーの事故が起きた。運転手は車外に投げ出され死亡、大型トレーラーもあわや落下という惨事だった。(冒頭のリンク)

 最近、トラックやトレーラーなどの輸送車による交通事故が後を絶たない。日常的に飲酒運転を行っている運転手などモラルの問題はよく取り上げられ、罰則規定も強化されてはいるが、むしろ問題点はもっと奥深いのではないだろうか。

 市場競争、コスト削減など、企業収益の確保は時代を追うごとに難しくなっている。輸送業界も例外ではない。一分でも早くそして安く物を運ぶために、企業は運転手などの労働者に過酷な労働環境を強いる。その結果、運転手の疲労と焦りが事故に繋がるケースも多々あるのではないだろうか。

 先日、タレントの風見しんごさんの長女が事故死したのも相手の車は輸送用トラックだった。しかも本来通行禁止の道路を裏道として使い、時間稼ぎをしていた。勿論運転手の罪は逃れられないだろうが、裏道まで使う状況にまで追い詰めているものは何か、探る必要がある。

 もっとも、フェミニズムをいきなりトラックの交通事故の原因に結びつけるのは強引だろう。しかし、女性だけの労働環境の充実化や、男女共同参画予算に5兆とも10兆とも言われる巨額の予算をつぎ込んでいる状況では、しわ寄せが運転手などの現場労働者に振り向けられると考えるのは案外つじつまが合うのではないだろうか。

 更に、医師や公務員、それに管理職などには女性比率を30%以上などと目標値を設けてアファーマティブ・アクションを行う一方で、トラックの運転手や土木作業員には女性比率を上げよと言わないフェミニズムの強かさと姑息さが暗い現代社会に大きく覆いかぶさっている。

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