A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

UK版キャンディーズ?~The Pipettes「We Are The Pipettes」

2007年10月13日 20時58分59秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
以前紹介したLucky Soulと並んでイギリスの60'sガールズ・ポップ・リバイバルの代表格が今回紹介するThe Pipettes。2003年にブライトンで結成された女性ヴォーカル3人+男性バンド4人の7人組だ。ダスティ・スプリングフィールドやペトゥラ・クラークなどソロ・シンガーを想わせるLucky Soulに比べ、The Pipettesはシュープリームス、シャングリラス、ロネッツなどコーラス・グループを手本にしている。3人娘による歌はキュートでキャッチー。曲によってはあのDolly Mixtureを彷彿させるネオアコ風味もある。水玉模様で揃えた3人の成りきりパフォーマンスが今年のサマー・ソニックで好評だったと聞く。12月に来日公演も決まった。
先ほどテレビを観ていたら、なんとThe Pipettesの曲がドラマの主題歌に使われていてひっくり返った。TBS日曜劇場「ハタチの恋人」明石家さんまと長澤まさみ共演の超メジャー・ドラマである(ドラマも面白かった)。時代は60'sを求めているのであろうか。
ガンバレsix
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一日千秋の想い~スピッツ「さざなみCD」

2007年10月13日 18時41分29秒 | こんな音楽も聴くんです
私がスピッツが好きだ、というと意外な顔をされることが多い。そりゃいつも灰野敬二やらゆら帝やらアシュラテンペルだ、と言っていたら、マイナー指向の人間だと思われても仕方が無い。
しかしカラオケに行くと納得される。私のレパートリーはブルハとスピッツがほとんどだから。
スピッツを最初に聴いたのは91年のデビューの時だった。友人からいいバンドが出た、と言って1stアルバムを聴かされたのだ。なんか単調で軟弱だけどメロディはいいな、というのが正直な感想だった。それ以来スピッツの名は心の片隅に常にあったが、自発的に聴くことは無かった。
そんな私がスピッツ好きになったのは10年前の「フェイクファー」だった。クラブDJをやる時にいつもは60'sやパンクやブリットポップなどをかけていたのだが、ちょっとメジャーなものをと思い「冷たい頬」をかけてみた。気持ちよかった。メロディと歌詞が心に染みた。
「フェイクファー」以降のスピッツは骨太になり曲調も豊かになった。草野マサムネがブルハの大ファンだということにも妙に納得した。甲本ヒロト同様マサムネの声には中毒性がある。やみつきになるのである。
スピッツはJ-Popの良心である。日本のロック史に”スピッツ節”をしっかりと確立した。様々なバンドに影響を与えてきた。にも関わらず偉そうなベテラン色は無い。いつもデビュー直後の様な新鮮さを保っている。
「さざなみCD」は2年9ヶ月ぶりの新作である。制作にずいぶん時間をかけた所為でサウンド面では少し作り込み過ぎた感はある。しかし瑞々しいメロディと歌詞は健在である。結成20年の新人(?)の帰還という新風をJ-Popシーンに再び巻き起こしてほしい。
ところで「群青」のイントロがThe Cureの「Friday I'm In Love」そっくりだと思うのは私だけだろうか
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