A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

禁断の電子音楽=オウテカ

2007年10月16日 23時26分58秒 | 素晴らしき変態音楽
基本的に電子音楽は好きだ。現代音楽のエレクトロニック・ミュージック。ウ゛ァレーズ、リゲティ、シュトックハウゼン、ケージ、一柳。。。特に好きなのはフランスのミュージック・コンクレート(具体音を素材にテープを切り張りしたり逆回転させてまったく違う音響を作り出す)の巨匠ピエール・アンリ。ノイズの先駆者として愛聴している。
ドイツの70年代のエレクトロニクスも好きだ。ノイ、クラスター、クラウス・シュルツェ、クラフトワークなど、一時期は相当凝ったものだ。
テクノポップはプラスチックスやP-モデル、ベルギーのテレックスやリオは好きだったが、YMOはあまりにメジャーでほとんど聴かなかった。
その後クラブシーンからハウスやテクノが出現した。電子音楽好きとしては興味は持ったが、変化に乏しいビートや機材の進歩による匿名性(誰でも出来る)故に、あまり深入りすることはなかった。クラブ・ミュージックの世界は流行の移り変わりが激しく、それについていけなかったということもある。
先日サブカル好きの同僚のからエレクトロニカのCDを何枚か借りた。その中にオウテカ(Autechre)のCDがあった。これが気持ちいい。頭の中で音の粒子がこぼれ出し、コロコロ転がったり、ピョンピョン飛び回ったり、パーンと弾けたりし、脳味噌をマッサージされるような聴覚的快感が味わえる。特にDVD付きの「Gantz Graf」が気に入った。映像と合わせて聴く。ハマるとあっち側の世界へ行ってしまいそうなヤバな世界。エレクトロニカ/音響系の世界には他にもこんなサウンドが埋まっているのだろう。経験したことの無い新しい音楽の世界に足を踏み入れるのは至上の歓びだ。

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