A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

一日千秋の想い~スピッツ「さざなみCD」

2007年10月13日 18時41分29秒 | こんな音楽も聴くんです
私がスピッツが好きだ、というと意外な顔をされることが多い。そりゃいつも灰野敬二やらゆら帝やらアシュラテンペルだ、と言っていたら、マイナー指向の人間だと思われても仕方が無い。
しかしカラオケに行くと納得される。私のレパートリーはブルハとスピッツがほとんどだから。
スピッツを最初に聴いたのは91年のデビューの時だった。友人からいいバンドが出た、と言って1stアルバムを聴かされたのだ。なんか単調で軟弱だけどメロディはいいな、というのが正直な感想だった。それ以来スピッツの名は心の片隅に常にあったが、自発的に聴くことは無かった。
そんな私がスピッツ好きになったのは10年前の「フェイクファー」だった。クラブDJをやる時にいつもは60'sやパンクやブリットポップなどをかけていたのだが、ちょっとメジャーなものをと思い「冷たい頬」をかけてみた。気持ちよかった。メロディと歌詞が心に染みた。
「フェイクファー」以降のスピッツは骨太になり曲調も豊かになった。草野マサムネがブルハの大ファンだということにも妙に納得した。甲本ヒロト同様マサムネの声には中毒性がある。やみつきになるのである。
スピッツはJ-Popの良心である。日本のロック史に”スピッツ節”をしっかりと確立した。様々なバンドに影響を与えてきた。にも関わらず偉そうなベテラン色は無い。いつもデビュー直後の様な新鮮さを保っている。
「さざなみCD」は2年9ヶ月ぶりの新作である。制作にずいぶん時間をかけた所為でサウンド面では少し作り込み過ぎた感はある。しかし瑞々しいメロディと歌詞は健在である。結成20年の新人(?)の帰還という新風をJ-Popシーンに再び巻き起こしてほしい。
ところで「群青」のイントロがThe Cureの「Friday I'm In Love」そっくりだと思うのは私だけだろうか
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