クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-02 No.32-1

2012年02月28日 16時28分19秒 | Weblog
<Universal France(Decca)>
4764770 4枚組 ¥3150
ドビュッシー:ピアノ作品集
《Disc 1》
『前奏曲集第1巻』『版画』『忘れられていた映像』
『スケッチ帳より』『仮面』
《Disc 2》『前奏曲集第2巻』『映像第1集』『映像第2集』『喜びの島』
《Disc 3》『夢』『練習曲集第1巻』『練習曲集第2巻』『エレジー』
『コンクールの小品』『英雄的な子守歌』『2つのアラベスク』
『バラード』『夜想曲』『ハイドンを讃えて』
《Disc 4》
『ピアノのために』『レントより遅く』『ロマンティックなワルツ』
『ベルガマスク組曲』『ボヘミア風舞曲』『マズルカ』
『スティリー風タランテラ』『小さな黒人』『子供の領分』
『燃える炭火に照らされた夕べ*』『負傷者の服のための小品*』
フィリップ・カッサール(P)
[録音]1990-1993年, 2011年*(デジタル:セッッション)
独自のドビュッシー像を描きだすカッサール。彼の演奏するドビュッシー録
音、待望の再発売です。ここでは、ドビュッシーが好んだという1898年ベヒ
シュタイン製ピアノを使用して演奏しています(*印は除く)。水墨画のように
モノクロ的ながら奥行きのあるその響きを生かした、淡泊にして繊細で、し
かも美しい流れをもった演奏です。もともとAccordやAuvidisレーベルに録音
された音源を主体として、「負傷者の服のための小品」と、2001年に発見さ
れたドビュッシー最後の作品「燃える炭火に照らされた夕べ」を2011年に新
録音してカップリングした4枚組です。

4764813 ¥2180
ドビュッシー:2台のピアノ, 連弾のための作品集
『小組曲』『リンダラハ』『白と黒で』
『管弦楽組曲第1番(ドビュッシー自身編曲による連弾版)』
『牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー自身編曲による2台のピアノ版)』
フィリップ・カッサール(P) フランソワ・シャプラン(P)
[録音] 2011年7月, グルノーブル(デジタル:セッッション)
カッサールとシャプランの共演によるドビュッシーピアノ作品集。カッサール
の水墨画のような繊細さ、シャプランの明るい音色で色彩豊かな表現。それら
の融合は一見正反対のように感じられますが、二人の個性が瞬時に化学反応を
おこし、典雅な美しさを醸し出しています。今回世界初録音となる「管弦楽
組曲第1番」は2008年にデュラン社から連弾版が出版されておりには「最近発
見された自筆譜による」との序文があり、「祭り」「バレエ」「夢」「行列
とバッカナール」の4曲から成り立っています。




<Universal Italia(Decca)>
4764151 ¥2180
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による変奏曲
アレクサンダー・ロマノフスキー(P)
[録音] 2010年6月4-6日, ベルリン、テルデック・スタジオ
(デジタル:セッッション)
2011年チャイコフスキー国際コンクールで4位に入賞したウクライナ出身のピ
アニスト、ロマノフスキーによる才気あふれるディアベッリ。
巨匠指揮者ジュリーニに「途方もない才能」と賞賛されたロマノフスキー!
1994年ウクライナ生まれのアレクサンダー・ロマノフスキーは、11歳で演奏
会デビュー。モスクワでマルガリウスに師事し、17歳でブゾーニ国際コンク
ールに優勝しました。2008年からはロンドンの王立音楽大学でアレクセーエ
フに師事。2011年のチャイコフスキー国際コンクールでは4位に入賞するとと
もに、ラフマニノフの最も優れた演奏に贈られる「クライネフ賞」を受賞、
聴衆からも絶大な支持を集め、日本でもコンクールの模様がドキュメンタリ
ーとしてテレビ放送されました。繊細な音色、個性的な解釈で人々を魅了す
るロマノフスキーは5月に来日し、読売日本交響楽団との共演のほか、2回の
リサイタルが予定されています。

4764670 ¥2180
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集 作品8-「四季」(フルート版)
フルート協奏曲 作品10-1 「海の嵐」
フルート協奏曲 作品10-2 「夜」
フルート協奏曲 作品10-3 「ごしきひわ」
フルート協奏曲 ニ短調 RV.431a 「偉大なるムガール人」
アンドレア・グリミネッリ(フルート)
I Solisti Filarmonici Italiani
クラシック・コアの世界にとどまらず、パヴァロッティとの世界ツアーやボ
チェッリとの共演などで幅広い活動を続けるグリミネッリの明るい音色が彩
るヴィヴァルディ作品集です。

4764226 2枚組 ¥2550
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
エンリコ・ディンド(チェロ)
録音:2010年9月17-19日 ピアチェンツァ、サン・クリストフォーロ教会

4764731 ¥2180
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
協奏曲第12番ト長調RV413
協奏曲第1番ハ短調RV401
協奏曲第20番ニ長調RV404
協奏曲第9番ロ短調RV424
協奏曲第11番ヘ長調RV411/412
協奏曲第26番ト短調RV416
0028947647317
エンリコ・ディンド(チェロ)
イ・ソリスティ・ディ・パヴィア
録音:2010年3月26-28日 パヴィア、
サン・ピエトロ・イン・チェルドーロ教会
1965年イタリアの音楽一家に生まれ、6歳でチェロを始めたエンリコ・ディン
ド。1997年にロストロボーヴィッチ国際チェロ・コンクールで優勝し、2007
年2月からはサンレモ交響楽団の首席指揮者も務めています。今年2月にN響
定期のソリストとして来日し、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を披露。
すさまじいテクニックと豊かな表情で聴衆を圧倒しました。鳴りやまぬ拍手
に応え、無伴奏チェロ組曲第2番から「サラバンド」をアンコールとして演奏
しています。 来日公演には間に合いませんでしたが、来日を聴いてディンド
ファンになった方も、惜しくも公演を聴き逃してしまった方にも是非お聞き
いただきたい2タイトルです。




<Universal Korea(Deutsche Grammophon)>
DG 7748 ¥2180
ブラームス:
1 間奏曲 変ホ長調 作品117の1
2 カプリチオ ロ短調 作品76の2
3 間奏曲 ロ短調 作品119の1
4 間奏曲 ホ長調 作品116の4
5 カプリチオ ハ長調 作品76の8
6 間奏曲 イ短調 作品116の2
7 カプリチオ 嬰ヘ短調 作品76の1
8 間奏曲 イ長調 作品118の2
9 間奏曲 ホ短調 作品116の5
10 間奏曲 嬰ハ短調 作品117の3
11 ロマンス ヘ長調 作品118の5
12 間奏曲 変ホ短調 作品118の6
13 間奏曲 変ロ短調 作品117の2
クン=ウー・パイク(ピアノ)
パリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍する韓国出身のピアニスト、ク
ン=ウー・パイク。2008年にリリースしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ
全集は、レコード芸術誌特選盤に選出されるなど、高い評価を獲得しました。
実直で誠実な演奏は、一度聴いたら必ずファンになる事まちがいなし。ブラ
ームスのピアノ協奏曲第1番につづく今作は、後期のピアノ小品からパイク自
身が13曲をセレクトしています。
「それはあたかも、真に円熟した音楽家による“無言にして雄弁な弾き語り”
のようだ」(ライナー・ノーツより)




<ECM>
4764755 ¥2180
ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(5声のための)
1:歌って楽しみなさい/2:見つめなければ私は死なないが
3:行け、わがため息よ/4:とてもいとしいわが命のひとよ
5:ああ、痛ましい喜び/6:いとしい方よ、愛の甘い「ああ」という言葉は
7:いとしいひとの目に宿り/8:もし私の悲しみがあなたを悲しませるのなら
9:わが心の命であるまなざしよ/10:命のひとから離れる者は
11:情けをと私は泣きながら叫ぶのだが
12:ああ、お前たちはあまりにもしあわせ
13:恋人たちよ、競い合って急ぎなさい/14:美しい目をふきなさい
15:お前は私を殺す/16:ああ、美しい胸を覆ってほしい
17:悲しく涙もろい私の気質に(第1部)/18:けれど、私を死へと導く(第2部)
19:ああ、暗い日よ/20:もしお前が逃げるなら
21:あなたを愛しています、私の生命よ
ヒリヤード・アンサンブル
[モニカ・マウフ(Sp), デイヴィッド・ジェームズ(C-T),
デイヴィッド・グールド(C-T), ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T),
スティーヴン・ハロルド(T), ゴードン・ジョーンズ(Br)]
[録音] 2009年11月23-25日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ジェズアルドはルネサンス後期のイタリアの貴族で、作曲家兼リュート奏者。
シュニトケのオペラの題材に採り上げられたことでも知られ、不貞を働いた
妻とその相手を殺害し逃亡した逸話は特に有名でしょう。ヒリヤード・アン
サンブルによるジェズアルド第2弾となる当アルバムは、ジェズアルドの6巻
からなる「5声のマドリガル集」から「第5巻」を収録。この曲集は1611年に
出版されたもので、全21曲で構成されています。独創的な和声と半音階、リ
ズムの対比が駆使されており、旧来型の「第1作法」とは別スタイルの、モン
テヴェルディが呼んだ新作曲法いわゆる「第2作法」に属するものです。特に
その表現主義的半音階書法と、他の作曲者以上に不協和音を多様に取り入れ
ているのが特徴的です。特にヒリヤード?アンサンブルの表現力豊かな歌声は、
この作品の「贅沢かつ堕落的エロティシズムと、自己犠牲とのコントラスト」
をみごとに想起しえるアンサンブルです。

4764641 ¥2180
ダリオ・カステッロ(?-1630?):
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第1巻』より
「ソナタ第7番」「ソナタ第8番」
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第2巻』より
「ソナタ第1番」「ソナタ第7番」「ソナタ第2番」「ソナタ第8番」
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1589-1630?):
「ソナタ第2番」「ソナタ第9番」「ソナタ第3番」「ソナタ第10番」
「ソナタ第5番」「ソナタ第12番」「ソナタ第6番」
ジョン・ホロウェイ(バロック・ヴァイオリン)
ジェーン・ガウアー(ドゥルシアン)
ラース・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)
[録音] 2008年6月15-17日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ヴェネツィアで管楽器奏者として活躍したこと以外ほとんど知られていない
作曲家カステッロ。1621年と1629年にそれぞれ出版された「現代的なソナタ
・コンチェルターテ」は、初期のソナタの実態を知る上で重要な作品です。
これらは通奏低音付の1-4声のための曲集で、ここに収録されたソナタはその
うち1-2声のもの。ホロウェイの限りなく美しいバロック・ヴァイオリン。
バロック・ファゴットの前身であるドゥルシアンで、これらの重要な作品の
美しい主旋律をまるでバリトン歌手のように歌うジェーン・ガウアー。コン
チェルト・コペンハーゲンの音楽監督としても活躍するモンテルセンの通奏
低音は、感情的というよりは主旋律楽器に寄り添うように、繊細な和音を効
果的に付け足すことで、美しい響きの空間を作り出すことに成功しています。

4764501 ¥2180
ガース・ノックス/『サルタレッロ』
1:『Black Brittany(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための)』
(原曲:民謡/「Black is the Colour」&Johnny Cunningham/
「Leaving Brittany」)
2:『パーセル:束の間の音楽』(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
3:『ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV.393』
(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
4:『ガース・ノックス:Fuga libre(ヴィオラ・ソロのための)』
5:『Ave, generosa - Complainte ‘Tels rit au main au soir pleure’
(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:ヒルデガルト:フォン・ビンゲンとギョーム・ド・マショーの作品より)
6:『カイヤ・サーリアホ:Vent Nocturne
(ヴィオラとエレクトロニクスのための)』
7:『3つの舞曲(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:14世紀の作者不詳の作品による)
8:『Pipe, harp and fiddle(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:民謡「Port na bPucai」「Chanter’s Song」
「Star of the County Down」による)
ガース・ノックス(ヴィオラ, ヴィオラ・ダモーレ, 中世フィドル, 編曲)
アニエス・ヴェスターマン(チェロ)
シルヴァン・ルメートル(パーカッション)
[録音] 2009年12月5&6日,
ルガーノ・スイス・イタリア語放送オーディトリアム
(デジタル:セッション)
アルディッティ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍し、ブーレーズ率い
る現代音楽集団アンサンブル・アンテルコンタンポランにも参加していたガ
ース・ノックス。このアルバムは、彼がひく18世紀初頭に活躍したヴィオラ
・ダモーレとヴィオラ、中世フィドルの弦楽器ソロと、チェロまたはパーカ
ッションのための作品を収録。今回は、民謡や中世の舞曲や歌曲、バロック
音楽や伝統的なケルトの作品を、彼独自の現代的編曲。そしてサーリアホが
ガース・ノックスのために献呈した、グリッサンドの多用と呼吸によってエ
レクトロニック表現された作品も収録され、オリジナリティあふれる斬新な
プログラムで驚かせます。『私の楽器のそれぞれ-中世のフィドル、ヴィオ
ラ・ダモーレとヴィオラ-のための独自の視点と音の世界をもたらし、それ
に対応するパートナー(フィドル&パーカッション、ヴィオラ・ダモーレ&チェ
ロと、ヴィオラ&エレクトロニクス)によって現代においてすべてを共有する
ことです。現在までのこれらの作品をこのように現代に蘇らせることで、そ
の固有の性質を破壊することなく、今ここでそれらを探索することなのです』
と、ガース・ノックスは語っています。

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12-02 No.32-2

2012年02月28日 16時28分01秒 | Weblog
<CORO>
★COROレーベルは特別価格期間が終了しましたが、当分の間、特価新価格で
販売いたします。ご案内済みの旧譜も代償となります。
通常盤 1枚あたり ¥2080

COR 16101 ¥2080
モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森Vol.2 ――
もろもろの国よ、主をほめたたえよIII/われ主に感謝せんIII
おお、盲し人よ/神をたたえよ/4声の無伴奏ミサ曲
神よ、真心をつくしてII/いざ殉教者らを讃め歌えI
十字架にかけられ/もろもろの国よ、主をほめたたえよ/かくてふたたび
われ永遠より立てられ/主は言われたI
ザ・シックスティーン、ハリー・クリストファーズ(指揮)
大胆な和音とリズム、劇的で創造性豊かな声楽と器楽を用いることにより、
当時の教会音楽、世俗音楽、舞台音楽に革命をもたらしたモンテヴェルディ。
ヴェネツィア、サン・マルコ寺院の楽長を務めていた晩年のモンテヴェルディ
が礼拝のために作曲し、1641年に出版された「倫理的、宗教的な森」は全40曲
のミサ曲とモテットを収める壮大な宗教曲集。
1610年の「聖母マリアの夕べの祈り」と並ぶモンテヴェルディの宗教音楽の
傑作である。

COR 16098 ¥2080
ロイヤル・マニュスクリプツ - ジーニアス・オヴ・イルミネイション ――
ブラウン:めでたし女王
ウィルキンソン:イエスは横切られ
作曲者不詳:恵みあふれる聖マリア
パイゴット:幼子イエスをあやす聖母マリア
作曲者不詳:ラウダ-レジナ・ソヴラナ
コーニッシュ:めでたしマリア、神の御母
作曲者不詳:今日、夜が明ける
デイヴィ:スターバト・マーテル
作曲者不詳:キリストよみがえりぬ
デュファイ:アニュス・デイ
タリス:御身よりほかにわれは(40声のモテット)
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指揮)、ヒリヤード・アンサンブル
ロンドンの大英図書館で開催(-3/13)されている国宝クラスの写本の特別展、
「Royal Manuscripts:The Genius of Illumination」のために製作されたザ・
シックスティーン&ヒリアード・アンサンブルの名唱集。
9世紀から16世紀にかけてイングランドの国王や女王によってコレクションさ
れた壮麗な写本と気高き音楽は、中世の文化を伝える貴重な音楽遺産である。




<DUX>
DUX 0821 ¥1800
ヴァルミア&マズリの史跡におけるヨーロッパの音楽
フルートとピアノのための作品集
ショパン(1810-1849):
ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲ホ長調
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
アンダンテとポーランド風ロンド Op.42
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872)/
ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903)編曲:紡ぎ娘(パラフレーズ)
ルツィアン・マジェフスキ(1943-):K.K.を記念するバラード
アダム・スフィエルジンスキ(1914-1997):コラコヴィアク(クラクフ舞曲)
マレク・セヴェン(1930-):葬送歌 Op.23
ヤヌシュ・カール:三部作
タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):ソナタ(1953)
レシェク・シャジンスキ(フルート)
奥住かをり(ピアノ)

DUX 0829 ¥1800
フルート名曲集
グルック(1714-1787)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ(1959-)編曲:
オペラ「オルフェオとエウロディーチェ」より メロディ
スタニスワフ・モニュシュコ(1819-1872)/
ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903)編曲:紡ぎ娘(パラフレーズ)
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):ミステリオーソ
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
フォーレ(1845-1924)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
夢の後に Op.7 No.1/シシリエンヌ Op.78
フォーレ/ゾルターン・イェネイ(1943-)編曲:子守歌 Op.16
ヴィラ=ロボス(1887-1959)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
ブラジル風バッハ第5番
ドビュッシー(1862-1918)/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:小さな黒人
ドビュッシー:シリンクス
ドビュッシー/オリヴェル・ナジ編曲:月の光
ドビュッシー/グジェゴシュ・オルキェヴィチ編曲:
レントより遅く/小さな羊飼い
ルーセル(1869-1937):組曲「フルートを吹く人たち」から パン
ショパン(1810-1849):
ロッシーニの「チェネレントラ」の主題による変奏曲ホ長調
グジェゴシュ・オルキェヴィチ(フルート)
ヴァルデマル・マリツキ(ピアノ)

DUX 0833 ¥1800
ショパン:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(*)
3つのマズルカ Op.59; イ短調,変イ長調,嬰ヘ短調
ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ソポト・ポーランド室内フィルハーモニー管弦楽団(*)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮(*))
ルーカス・ゲニューシャスは1990年モスクワに生まれたリトアニア系ロシアの
ピアニスト。祖母であるヴェーラ・ゴルノスターエヴァに師事しモスクワ音楽
院を卒業、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞しました。

DUX 0836 ¥1800
アランフエス協奏曲
ロドリーゴ(1901-1999):アランフエス協奏曲(*)
ヴィヴァルディ(1678-1741):
マンドリン協奏曲ハ長調 RV425/リュート協奏曲ニ長調 RV93
ロベルト・クルディバハ(1971-):ギターと弦楽のための協奏曲
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
クシシュトフ・ペウェフ(ギター)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(*)
アントニ・ヴィト(指揮(*))
ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団(*以外)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指揮(*以外))
録音:2004年1月5日、BGZ銀行ニュー・イヤー・コンサート、
国立フィルハーモニー、
ワルシャワ、ポーランド(*)
1998年5月11-12日、ポズナン、ポーランド(*以外)

DUX 0846/0847 2枚組 ¥2700
ヴェルディ(1813-1901):オペラ「ジャンヌ・ダルク」
アンナ・リホロヴィチ(ソプラノ)
ニコライ・ドロジキン(テノール)
マリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン) 他
ヴロツワフ・オペラ合唱団&管弦楽団
エヴァ・ミフニク(指揮)

DUX 0848/0849 2枚組
メシアン(1908-1992):幼児イエスに注ぐ20の眼差し
エウゲニウシュ・クナピク(ピアノ)
録音:1979年9月25-28日、国立フィルハーモニー・ホール、ワルシャワ、
ポーランド
エウゲニウシュ・クナピク(1951年生まれ)はポーランドの作曲家・ピアニスト。

DUX 0856 ¥1800
ヴォイチェフ・キラル(1932-):教会音楽集
混声合唱のための復活祭の賛歌(2008)/哀歌(2003)
平和のためのミサ(2000)
映画音楽「キング・フォー・バーニング」
[Konig der letzten Tage](1994)から
アニュス・デイ
映画音楽「ある男の一週間」(1999)から シェークスピアの言葉への賛美
来たれ、創造者よ(2008)
カメラータ・シレジア(合唱)
AUKSO室内管弦楽団
アンナ・ショスタク(指揮)

DUX 0857 ¥1800
管楽器のためのポーランドの室内楽作品集
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
クラリネットとピアノのための二重奏曲 Op.47
ヴォイチェフ・キラル(1932-):ホルンとピアノのためのソナタ(1954)
フランチシェク・レッセル(1780-1838):
ピアノ、クラリネットとホルンのための大三重奏曲 Op.4
ロマン・ヴィダシェク(クラリネット)
タデウシュ・トマシェフスキ(ホルン)
ヨハンナ・ドマンスカ(ピアノ)
録音:2011年6月25-26日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー、
カトヴィツェ、ポーランド

DUX 0859 ¥1800
レクイエム ポーランドの葬儀ミサ
不詳:命半ばに[Media vita]
(サンドミェシュのベネディクト派の詩篇曲集(1721)から)
アンジェイ・シェヴィンスキ:レクイエム
レクイエム-キリエ/グラドゥアーレ(グレゴリオ聖歌)
トラクトゥス(グレゴリオ聖歌)/ディエス・イレ
葬儀の説教(バルタザル・ワベンツキ作の断章;1626、ヴィルノ)
ドミエ・イェズ/サンクトゥス/アニュス・デイ/コムニオ(グレゴリオ聖歌)
不詳:サルヴェ・レジナ(1750、サンドミェシュ)
アダム・ミルチェク(朗読)
カメラータ・シレジア(合唱)
パルナッソス歴史的楽器アンサンブル
アンナ・ショスタク(指揮)

DUX 0865 ¥1800
シャベルスキ、グレツキ、クナピク:管弦楽作品集
ボレスワフ・シャベルスキ(1896-1979):コンチェルティーノ(1955)
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):リフレイン(1965)
エウゲニウシュ・クナピク(1951-):島(1983)
ズビグニェフ・ラウボ(ピアノ)
アダム・ヴァグネル(ヴァイオリン)
ピオトル・ルランスキ(コントラバス)
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
ポーランドのカトヴィツェ音楽院で師弟関係にあった三人の作曲家を取り上げ
たアルバム。クナピクはグレツキに、グレツキはシャベルスキに師事しました。
DUX 0732 の続編と考えられます。

DUX 0866/0867 2枚組 ¥2700
ブロニスワフ・カジミェシュ・プシビルスキ:(1941-2011):
わが家 管弦楽作品集
クルピエの4つの夜想曲 から スタリ・ミシニェツの日没(第1曲)(*)
ニコラウス・コペルニクスに敬意を表して(**)
クルピエの4つの夜想曲 から 子守歌(第2曲)(*)
ポーランド協奏曲(+)
クルピエの4つの夜想曲 から ハルチバウダの暗い夜(第3曲)(*)
シンフォニア・ダ・レクイエム(#)
クルピエの4つの夜想曲 から 緑の森の月(第4曲)(*)
ワルシャワ(++)/民謡(##)/ポーランド交響曲(***)/帰還(+++)
ヤドヴィガ・ガドゥランカ(ソプラノ(#))
パヴェウ・パルフ(アコーディオン(+))
ヤン・オベルベク(ギター(*))
ポーランド国立放送交響楽団(**/+++)
ズジスワフ・ショスタク(指揮(**))
アントニ・ヴィト(指揮(++/+++))
クラクフ・ポーランド放送管弦楽団(**/++以外)
ボグスワフ・ダヴィドフ(指揮(*))
シモン・カヴァラ(指揮(+/***))
イェジ・カトレヴィチ(指揮(#))
録音:
1989年11月14日、
カロル・シマノフスキ・フィルハーモニー・コンサートホール、クラクフ(*)
1973年3月29日、ポーランド放送コンサート・スタジオ、カトヴィツェ(**)
1986年2月26日(+)、1985年5月24日(#)、1982年9月20日(++)、1990年6月22日(##)、
1985年11月8日(***)、ポーランド放送コンサート・スタジオ、
クラクフ(+/#/++/##/***)
1990年5月16日、ポーランド放送ホール、カトヴィツェ(+++)
以上すべてポーランド放送アーカイヴ音源

DUX 0868 ¥1800
ジュゼッペ・サヴェリーノ・メルカダンテ(1795-1870):フルート協奏曲
アルベルト・フランツ・ドップラー(1821-1883):
アンダンテとロンド Op.25/ハンガリー小二重奏曲 Op.36
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):セレナード Op.2
ウーカシュ・ドウゴシュ、アガタ・キエラル=ドウゴシュ(フルート)
エルブロング室内管弦楽団
マルチン・ソンポリンスキ、マルゼナ・ディアクン(指揮)

DUX 0880 ¥1800
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):メドゥーサ
ポセイドンとメドゥーサ(2つのピッコロ、バスフルート、
アルトフルートとアンティークシンバルのための)
メドゥーサのペガサスの夢(フルートとバスフルートのための)
メドゥーサの頭(自由なフルートのための)
トリオ・ソリ・ソーノ
ナタリー・ベッカー、ヨハンナ・ダスケ、オラーフ・フティマ(各種フルート)

DUX 0881/0882 2枚組 ¥2700
ボグスワフ・シェッファー(1929-):集合
集合(第2同時ヴァージョン)/エレクトリック・シンフォニー
ヘラクリティアーナ(*)/プロジェクト(+)/プロジェクト(#)
M.P.がヘラクリティアーナを聴く(**)/エレクトリック・シンフォニー
集合(第1同時ヴァージョン)/o.t. dec. 2011(++)
ウルシュラ・マズレク(ハープ(*))
ズジスワフ・ピェルニク(テューバ(+))
マリウシュ・ペンジャウェク(オーボエ(#)、イングリッシュホルン(#))
ミコワイ・パウォシュ(チェロ(**))
ポーランド放送実験スタジオ
ボグダン・マズレク(制作)
トーマス・レーン(制作(++))

DUX 0893/0894 2枚組 ¥2700
シマノフスキ(1882-1937):ピアノ・ソナタ集
第1番ハ短調 Op.8(1904)/第2番イ長調 Op.21(1911)
第3番 Op.36(1917)
ガユシュ・ケンスカ(ピアノ)

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12-02 No.31-1

2012年02月28日 16時27分38秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 ¥1000
8.559699
イエディディア:即興曲・夜想曲・世界の舞曲
1.世界の舞曲(2010)/2.さようなら、ナタニエル(2007)/3.詩曲(1995)
4.夜想曲(2010)/5.小協奏曲(2007)/6.即興曲(2010)
アレクサンダー・フィッターシュタイン(クラリネット)
ロン・イエディディア(ピアノ)
/アルノー・サスマン(ヴァイオリン)…5
メリッサ・リアードン(ヴィオラ)…5
ニコラス・カネッラキス(チェロ)
1960年、テルアビブ生まれの作曲家イエディディア(1960-)の作品集です。彼
の作品は多様性と想像力に満ちていて、世界的に高く評価されています。2007
年にはシアトル室内楽協会初の委嘱作曲家に選ばれ、精力的に作品を発表して
います。このクラリネット作品集は、とりわけ感動的で親しみやすいもので、
現代音楽につきものの難解さは一かけらもありません。
トラック1.4.6の3曲は、彼の友人であるイギリスのウェラー一家の双子の誕生
を祝うために書かれた曲で、異なるスタイルの3曲に、多様な表現と世界の平
和を込めた喜ばしく輝かしい音楽です。「さようなら、ナタニエル」は海の事
故で命を落とした彼の友人のための追悼曲。
彼の最初のクラリネット作品である「詩曲」はラフマニノフを思わせるピアノ
の伴奏に乗って、クラリネットが美しく歌います。小さい編成にもかかわら
ず、大きな世界を描きだす「小協奏曲」も魅力的です。

8.572747
オルウィン:吹奏楽編曲による映画音楽集
1.「真紅の盗賊」-序曲/2-6.「ポリー氏の歴史」-組曲
7.「最後の突撃」-行進曲/8-11.「絶壁の彼方に」-組曲
12.「春風と百万紙幣」-ワルツ
13-15.「スイスファミリーロビンソン」-組曲
16.「真の栄光」-行進曲/17-21.「若い河」-組曲/22-23.「難破船」-組曲
24.「砂漠の勝利」-組曲 ※マーティン・エレビー編曲
王立ノーザン音楽大学ウインド・オーケストラ
クラーク・ランデル(指揮)…2-6.7.8-11.17-21
マーク・ヘロン(指揮)…1.12.13-15.16.22-23.24
「完璧なる映画音楽作曲家」ウィリアム・オルウィン(1905-1985)の数々の作
品を、吹奏楽アレンジで聴く1枚。これがまたカッコイイことこの上なし。
1957年生まれのイギリスの作曲家、M.エレビーの編曲は、オルウィンのインス
ピレーションを完全に理解し、持ち味であるスコットランドの旋律も生かし
つつ、魅力的な音で再創造しているのです。中には日本で未公開の映画も含
まれますが、それは想像力を駆使して楽しむことにしましょう。勇壮なトラ
ック7の行進曲、ロマンティックなトラック12のワルツ。その他全て、、どれ
を聴いても鮮やかでわくわくしてしまいます。

8.572428
セヴラック:ピアノ作品集 第2集
1.ひなたで水浴びする女たち(バニュルス=シュル=メルの思い出)
2.騒ぎたてるニンフ、または不謹慎な牧神(ダンス・ノクトゥルヌ)
3.夾竹桃の下で
4-11.休暇の日々から 第1集(シューマンへの祈り/城と公園-1:おばあさまが
撫でてくれる/城と公園-2:小さなお隣さんたちが訪ねてくる/城と公園-3:
教会のスイス人に扮装したトト/城と公園-4:ミミは侯爵夫人の扮装をする/
城と公園-5:公園でのロンド/城と公園-6:古いオルゴールが聞こえるとき/城
と公園-7:ロマンティックなワルツ)
12-14.休暇の日々から 第2集(3つの小品)(ショパンの泉/鳩たちの水盤
(ブランシュ・セルヴァ補筆)/2人の騎兵)
ホルディ・マソ(ピアノ)
スペイン貴族に連なる旧家に生まれたセヴラック(1872-1921)のピアノ曲は、
どこか懐かしく、また、普通のフランス音楽とは一味違った雰囲気を有して
います。それは彼の郷里ラングドック(南フランスの地中海に面した地域)の
響きであり、彼が師事したアルベニスの影響も少なからずあるのでしょう。
その作品はどれも柔和な光を帯び、また明るく屈託のないもので、演奏に要
求される技巧もそれほど高いものではありません。最近ピアノ曲の再評価は進
みつつありますが、どちらかというとフランス系の演奏者が多く取り上げて
いたのですが、このNAXOS盤では、スペイン音楽を得意とするホルディ・マソ
が力強くこれらの曲を歌い上げていて、セヴラック作品の持つ多面性に光を
あてているかのようです。シューマンから影響を受けたと言われる「休暇の
日々から」は、第7曲の「ロマンティックなワルツ」がよく知られていますが、
やはり全曲聴いてこそ、この作曲家の真価を理解できるのではないでしょう
か?

8.570893
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 第3集
1.ボレロ Op.30/2.ソルチコ・ドゥルパラギーレ Op.39
3.アンダルーサのセレナーデ Op.10
4.さようなら、わが山々よ-スペイン舞曲 Op.37/5.眠り Op.11
6.夢 Op.4/7.序奏とファンダンゴ Op.40/8.幻想曲-カプリース
9.子守歌と祈り Op.17/10.信頼 Op.7
11.グノーの「ミレイユ」によるカプリース Op.6
12.スコットランドの歌 Op.34/13.チリの鳥たち/14.別れ Op.9
楊天堝(ヴァイオリン)/マルクス・ハドゥッラ(ピアノ)
ヴァイオリンの名手で、超絶的な技巧を駆使した華やかな作品を数多く書い
たサラサーテ(1844-1908)。しかし、彼の作品をまとめて聴いてみようとする
と、実はあまり録音が多くないことに気が付きます。そんなサラサーテの作
品に光を当てたのがこのシリーズです。この第3集には、最近出版されたばか
りの「チリの鳥たち」(トラック13)も収録。この曲はサラサーテが1871年に
南米ツアーを行った時に作曲したもので、高い声で鳴き交わす極彩色の南国
の鳥たちが見事に描かれています。思わず窓を開けて、空を見上げたくなる
ような楽しい曲です。ヴァイオリンを演奏するのはおなじみの楊天堝。現代
最高の「サラサーテ弾き」の彼女の美音を心行くまでお楽しみください。全
てのヴァイオリン好きに贈る極上の1枚です。

8.572574
ロス・ハリス:
1-4.交響曲 第2番(2006)-ヴィンセント・オサリヴァンの詩による
5-8.交響曲 第3番(2008)※世界初録音
マドレーヌ・ピラード(S)…1-4
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団
マルコ・レトーニャ(指揮)
ニュージーランドの作曲家、ロス・ハリス(1945-)はクライスト・チャーチと
ウェリントンで学び、30年以上に渡ってヴィクトリア大学で教鞭を執った後、
2004年に早期退職をして、現在ではフリーランスで活躍。オペラや管弦楽曲
など多くの作品を書いています。このアルバムには彼の交響曲を2つ収録。彼
の「しばしば美しく、時には恐ろしい」作品をじっくり味わってみてくださ
い。交響曲第2番は、第一次世界大戦中、戦地の女性と恋に落ち、脱走した
ニュージーランド兵をテーマにしたヴィンセント・オサリヴァンの詩を題材
にしたもので、壮大なファンファーレに聴きほれていると、瞬時に地獄のよ
うな世界へと突き落とされる「油断ならない」音楽です。交響曲第3番はマル
ク・シャガールの絵画に触発された作品で、クレズマー(ユダヤの伝統音楽)
風の響きを挟み込みながら、詩的で幻想的な音楽が展開されます。2曲とも各
楽章は速度表示のみが記される素っ気ないものですが、内容は驚くほどに豊
かで雄弁さを誇っています。オークランド・フィルハーモニー管弦楽団のた
めに作曲され、ニュージーランドの権威ある「SOUNZコンテンポラリー賞」を
受賞しています。

8.572348
マクスウェル=デイヴィス:
1-4.交響曲 第1番(1976)
5.ラスベガスのメイヴィス(1997)
Collins Classicsより移行盤
BBCフィルハーモニー管弦楽団
マクスウェル=デイヴィス(指揮)
1973年当時、豊かな自然に溢れたオークニー諸島に移住していたマックスウェ
ル=デイヴィス(1934-)は、ジョージ・マッカイ・ブラウンの詩に触発された
小さな作品を構想します。この地の風景と、圧倒的な海の存在感を描くべく
書かれた「ブラック・ペンテコスト」というその曲ができた時、作曲家自身
も、これが大きな交響曲になるとは思ってもいなかったと言います。そのほ
ぼ3年後、4つの楽章を持つ「交響曲第1番」として完成したこの作品には、彼
らしい魔術的雰囲気と、混沌とした風景がないまぜとなった創造性に満ちた
音楽が溢れています。ディヴィス自身は「シベリウスの5番の和音で終わる」
と説明していますが、その面影が聞き取れるでしょうか?「ラスベガスのメ
イヴィス」は1995年、彼が自作を演奏するためにアメリカを訪れた時の印象
を描いたもの。メイヴィスとは彼の名前をコンピューターに登録する際、こ
の短縮形の方が都合が良かったからだそうです。

8.572818-19 2枚組
ヴェルディ:オペラからのバレエ音楽全集
(CD1)
1.歌劇「オテロ」:第3幕第7場/2-4.歌劇「マクベス」:第3幕第1場
5-8.歌劇「イェルサレム」:第3幕第1場
9.歌劇「ドン・カルロ」:第3幕第2場
(CD2)
1.歌劇「アイーダ」:第1幕第2場/2.歌劇「アイーダ」:第2幕第1場
3.歌劇「アイーダ」:第2幕第2場/4-6.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第1場
7-10.歌劇「トロヴァトーレ」:第3幕第2場
11-14.歌劇「シチリア島の夕べの祈り」:第3幕 第2場
ボーンマス交響楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)
もともとバレエは、イタリアの合唱曲に踊りを加えたことが起源とされます
が、19世紀前半のフランスではオペラの中に必ずバレエを含むことが条件と
され、ヴェルディ(1813-1901)のみならず、ワーグナーさえ、自作をパリで
演奏するためにはバレエを付け加えなくてはいけなかったエピソードが知ら
れています。このユニークなプログラムは、ヴェルディのオペラから全ての
「バレエ音楽」を集めたものです。なんといっても、「アイーダ」「オテロ」
「シチリア島の夕べの祈り」を除くと、他のほとんどの作品はバレエ部分を
カットすることが通例であり、これらを耳にする機会はなかなかないのです。
セレブリエールとボーンマス交響楽団は、この珍しいレパートリーを血気盛
んに演奏することで、曲の必然性を炙り出すことに成功しています。

8.572741
レスピーギとエルガーによるJ.S.バッハ編曲集
《レスピーギ(1897-1936)による編曲》
1-3. 3つのコラールプレリュード P167 (「いざ来ませ、異邦人の救い主」
BWV659:レント・アッサイ/「私の魂は主をあがめ」BWV648:アンダンテ・コン
・モート・エ・スケルツァンド/「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV645:アンダンテ)
4-7.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 P85(原曲:BWV1023)
8-9.前奏曲とフーガ ニ長調 P158(原曲:BWV532)
10.パッサカリアとフーガ ハ短調 P159(原曲:BWV582)
《エルガー(1857-1934)による編曲》
11-12.幻想曲とフーガ ハ短調 Op.86(原曲:BWV537)
イルッカ・タルヴィ(ヴァイオリン)…4-7
シアトル交響楽団
ジェラール・シュウォーツ(指揮)
いつの世もバッハ(1685-1750)の作品から多くのインスピレーションを受け取
る人が多いものです。このアルバムではレスピーギとエルガー、2人の大作曲
家による編曲をお楽しみいただけます。「ローマ三部作」で絢爛豪華な音楽
を聴かせるイタリアの作曲家レスピーギは、1929年から30年にかけて、ヴァイ
オリン・ソナタをはじめとする幾つかの作品に大胆なオーケストレーション
を施しました。どの曲もどっしりとした低音を利かせ、重厚で荘厳な響きが
魅力的。メロディは確かにバッハなのですが、後期ロマン派の香りが強く感
じられるユニークなものとなっています。「前奏曲とフーガ」に至っては、
もう別世界の音楽へと変貌しているところが楽しい限りです。エルガーによ
る「幻想曲とフーガ」の編曲(1921年)にも注目。フーガの部分はまさに「エ
ニグマ」そのもの。壮大かつ豊かな響きに大満足間違いありません。

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12-02 No.31-2

2012年02月28日 16時27分18秒 | Weblog
8.559708
アルバート:
1.イン・コンコーディアム(1983)
2-7.ツリーストーン(1986)(『第1部』私はリーフィ・スピーフィング/グラン
ド・ファンファーレ/海鳥たち/『第2部』トリストファー・トリスタン/ファ
ーレン・グリーフス/アンナ・リヴィア・プルラベレ)
イルッカ・タルヴィ(ヴァイオリン)…1
ルーシー・シェルトン(ソプラノ)…2-7
デイヴィッド・ゴードン(テノール)…2-7
シアトル交響楽団…1
ニューヨーク室内交響楽団…2-7
ジェラルド・シュウォーツ(指揮)
ニューヨーク生まれの作曲家アルバート(1941-1992)は、「新ロマン主義」の
最も熟練した技法を持つ人として賞賛されています。彼は古典的な音楽に現代
的な技法を結びつけるべく、様々な試みを行いましたが、突然の事故でこの世
を去ってしまい、その答えは永遠に出ることはありませんでした。また知的
モダニズムの権化であった彼は、自らの作品中に難解なテキストを用いるこ
とを好み、とりわけ「翻訳不可能」とまで言われたジョイスのフィネガンズ・
ウェイクは、このアルバム中のツリーストーンを始め、交響曲第1番「リヴァ
ー・ラン」(8.559257)でも効果的に使われています。また、ヴァイオリン協
奏曲の形式を持つ「イン・コンコーディアム」では、オーケストラの楽器の
雄弁さも見事であり、これらを有機的に結び付けているヴァイオリンも、こ
れまた素晴らしい働きをしています。

8.572509
サルヴァ:
1.室内オーケストラとチェロのための協奏曲
2-4.チェロとピアノのための3つのアリア
5-8.チェロとピアノのための小組曲
9-11.スロヴァキアの合奏協奏曲 第3番
12-19.2台のチェロのための8つの前奏曲
ユージン・プロチャク(チェロ)/ヤン・スラヴィク(チェロ)…12-19
ノーラ・スクタ(ピアノ)…2-8
ユレイ・チズマロヴィチ(ヴァイオリン)…9-11
ベルナデッテ・シュナフスカ(オルガン)…9-11
スロヴァキア放送交響楽団
マリアン・レヤヴァ(指揮)
現代スロヴァキアの作曲家、サルヴァ(1937-1995)の刺激的な作品集です。彼
は幼年期から作曲に興味を示し、ジリナ音楽院でチェロ、ピアノ、アコーディ
オンを学びます。またヤン・ジマーに個人的に作曲の教えを受け、ブラティ
スラヴァの芸術学院で1958年から1960年まで研究を続けましたが、ここの保
守的な雰囲気は、彼の気質に合うことがなく、ポーランドのカトヴィツェへ
と活動の場を移し、ようやく満足の行く研究をすることができたと言います。
ペンデレツキ、グレツキらから影響を受けた彼の作品は、幼い頃から親しんだ
郷里の民族音楽と、現代的な美学を併せ持ち、豊かな音響と破壊的なパワー
が横溢したものです。このアルバムは、彼のチェロ作品を収録。とりわけチェ
ロの音色を愛していたという作曲家渾身の曲を聴くことができます。

8.559686
アメリカのマンドリンとギターの音楽集
1-3.カイザー(1962-):運命/4-8.フェボニオ(1950-):水のバラード Op.47
9.エドワーズ(1962-):奇妙なアトラクター
10-13.アクセルロッド(1960-):水銀/14-15.デルプリオーラ(1959-):ソナタ
16.ゴードン(1956-):ダイモネリックス/17.ハリントン(1955-):藍の軌跡
アーレルト&シュヴァープ・デュオ
このアルバムに収録されている作品の多くは、このアーレルト&シュヴァー
プ・デュオのために書かれています。ギターのまろやかな響きと、マンドリ
ンの煌めく響きが素晴らしく溶け合うこのアンサンブル、以前ヴァイスとホ
フマンの2人の古典的な作曲家の曲集(8.557716)で、その素晴らしい妙技を聴
かせていましたが、ここでは全く違うスタイルの音楽を、見事に表現してい
ます。緊張感に満ちた「運命」、古典的なフォルムを持った「水のバラード」、
カオス理論の一説に触発されたとりう「奇妙なアトラクター」など、様々な
形態の音が並び、時には自然を賛美し、時には電子音楽の模倣までと、一瞬
たりとも耳を離すことができません。

8.572860
グーセンス:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
1-3.ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調Op.21(1918)
4.抒情詩Op.35(1919-1920)/5.古い中国民謡Op.4-1(1912)
6.ロマンスOp.57(1937)/7-9.ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.50(1930)
ロバート・ギブス(ヴァイオリン)
グスターフ・フェニェー(ピアノ)
ロンドンで生まれ、クイーンズホール管弦楽団でヴァイオリン奏者として活
躍、その後指揮者として名声を高め、1931年から1946年までシンシナティ交
響楽団を指揮、18人の作曲家たちに「愛国的なファンファーレ」(コープラン
ドの「市民のためのファンファーレ」がとりわけ有名)を委嘱したことで知ら
れるユージン・グーセンス(1893-1962)。彼は作曲家としても素晴らしい作品
を残していて、中でもヴァイオリン作品は、ラヴェルやドビュッシーなどの
印象派の影響を受けた抒情的な表情を持った注目すべき音楽です。1956年に
ちょっとしたスキャンダルで話題になってしまいましたが(彼の名前で検索す
るとすぐにわかります)、50年後の現在ならばほとんどお咎めなしだったので
はないでしょうか?こんなところにも時代が感じられます。

8.559665
ザイモント:
1-3.ソナタ(1999-2000)/4.夜想曲:頽廃的な(1979)
5-16.カレンダーのセット-12の技巧的な前奏曲(1978)
(1月/2月/3月/4月/5月/6月/7月/8月「牧歌」/9月/10月/11月/12月)
クリストファー・アトツィンガー(ピアノ)
アメリカの女性作曲家ザイモント(1945-)のピアノ曲集です。管弦楽作品
(8.559619)でもわかる通り、彼女の作風は決して前衛的ではなく、むしろロ
マンティックな風合いを持っています。ここには3つの作品が収録されていて、
どれも驚くほどの色彩感と創造性に満ちた音楽となっています。彼女の最も
挑戦的な作品と言えそうな「ソナタ」には、印象的な部分が散りばめられて
いて(とりわけ第2楽章には、あの名曲の断片が使われています)見事な仕上が
りとなっています。初期の作品である「夜想曲」では、コントラストに富ん
だ深い表現が魅力です。「カレンダーのセット」でも、現代的な響きの中に
懐かしいメロディが散りばめられた、音で聴く風物詩となっています。この
極上の小品集、1曲ずつ味わって聴いてみてください。

8.660288-90 3枚組
リムスキー=コルサコフ:
歌劇「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」
ユーリー・フセーヴォロドヴィチ公…ミハイル・カザコフ(バス)
フセーヴォロド・ユーリエヴィチ皇子…ヴィタリー・パンフィロフ(テノール)
フェヴローニャ…タティアナ・モノガロワ(ソプラノ)
グリーシカ・クテリマ…ミハイル・グブスキー(テノール)
フョードル・ポヤーロク…ゲヴォルク・ホコブヤン(バリトン)
少年親兵…マリカ・グロルダーヴァ(メゾ・ソプラノ)
2人の貴族…ジャンルカ・フローリス(テノール)、マレク・カルバス(バス)
グースリ弾き…リッカルド・フェラーリ(バス)
熊使い…ステファノ・コンソリーニ(テノール)
ベデャイ…ヴァレリー・グリマノフ(バス)
ブルンダイ…アレクサンダー・ナウメンコ(バス)
カリアリ劇場管弦楽団&合唱団
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)
リムスキー=コルサコフ(1844-1908)の最後から2作目にあたる、第14作目の
オペラは、タタールの襲来から逃れるために湖底に沈んだ町キーテジと、動
物と心を通わせることができる聖女フェヴローニャの物語を組み合わせてい
ます。6世紀に書かれたムーロムの聖フェヴローニャの伝記はロシアの習合信
仰を記した資料として評価されています。この物語は、その伝記と汎神論的
な民話、キリスト教の奇跡が結びついた類い稀なるもので、強い愛国心を帯
びた美しいメロディは、変遷するロシアの歴史に負けることなく、常に演奏
され続けました。「ロシアのパルジファル」とも称されるこのオペラ、2008
年のイタリアでの公演でお届けします。

8.572700-02 3枚組
ヘンデル:オラトリオ「テオドラ」全曲
トーマス・モレル(1703-1784)台本
テオドラ…クリスティーナ・ヴィーランド(ソプラノ)
イレーネ…ディアナ・シュミット(メゾソプラノ)
ディデイムス…フランズ・ヴィッツハム(カウンターテナー)
セプティミウス…クヌト・ショホ(テノール)
ヴァレヌス…クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ユンゲ・カントライ
フランクフルト・バロック管弦楽団
ヨアヒム・カルロス・マルティーニ(指揮)
三世紀初頭、キリスト教がまだ禁制であったローマ帝国の時代の物語。シリ
ア王家の娘テオドラは、異教徒の儀式参加を拒否したために捕えられてしま
います。彼女に課せられた罰は「ローマの兵士たちに蹂躙されること」。彼
女の恋人でローマの役人であるディデイムスは何とか彼女を助けようと、牢
に忍び込み脱出させようと策を弄すのですが、結局2人とも死刑を宣告されて
しまいます。愛のために殉死を遂げる2人の背後に横たわる宗教紛争や自己犠
牲の精神などたくさんの要素を盛り込んだ作品ですが、あくまでもオラトリ
オであるためか、常に格調高く、また壮大な音楽が与えられていて、オペラ
とは違った味わいを感じさせます。ヘンデル(1685-1759)はこの作品の出来栄
えに自信を持っていたようですが、初演は残念ながら不評に終わってしまっ
たのは、実のところ、聴衆はハッピーエンドを求めていたのかもしれません
ね。ヘンデルは大激怒したとのことですが・・・。

8.572733
ジョナサン・ダヴ:年月の移ろい
1-7.二重合唱とピアノのための歌曲集「年月の移ろい」(2000)
(始まり/か細き芽は、太陽に向かって美しく開く/7月の答え/熱き太陽,冷た
き炎/おお、向日葵よ/さようなら、大地の至福の別れ/野の鐘を鳴らす)
8.美しき五月に私は歩く(2001)/9.わが愛はわが内に(1998)
10.誰が殺したクックロビン(1996)
11-13.エミリー・ディキンソンの詩による3つの歌「街は走っているかのよう」
(2006)(街は走っているかのよう/私は道を見た/なんて幸せそうな小さな石)
14.生まれてくる日(1999)
15.ようこそ、この景色の中の全ての不可思議よ(1999)/16.三人の王(2001)
クリストファー・クロマー(ピアノ)…1-7
コンヴィヴィウム・シンガーズ
ネイル・フェリス(指揮)
親しみやすく、明晰な作風で知られるイギリスの作曲家ジョナサン・ダヴ
(1959-)。とりわけ彼の合唱作品はどれも魅力的であり、イギリスのみならず
世界中で人気を博しています。ここでは、彼の母親の記憶に捧げられたとい
う「年月の移ろい」を中心とした、美しいハーモニーを聴くことができます。
7つの曲からなる「年月の移ろい」はW.ブレイク、E.ディキンソン、G.ピール
ら5人の詩人のテキストを使い、時には妖艶さも感じさせながら、大地と季節
を礼賛しています。この曲集とメゾ・ソプラノのソロで歌われる「わが愛は
わが内に」以外は全て無伴奏合唱で歌われ、時にはユーモラスに、また時に
は荘厳に、声の持つ美しさと可能性を無限まで追求します。

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12-02 No.30

2012年02月28日 16時26分52秒 | Weblog
<avanti classic>
5414706 10362(SACD Hybrid +1BONUS DVD) ¥2650
PAL;リージョンALL
(1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26 
(2)ベートーヴェン:ロマンス 第1番 ト長調 op.40 
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 
(4)ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 op.50
初回限定盤BONUS DVD(PAL)付-インタビューほか
フィリップ・クイント(Vn)、
カルロス・ミゲル・プリエト(指)、ミネリア交響楽団
録音:2011年8月30日-9月6日、
ネサワルコヨトルコンサートホール(メキシコシティ)
(使用楽器:1708年ストラディヴァリ“ルビー”)
デビューCDがグラミー賞にノミネートされるなど数々の受賞歴を誇り、近年ま
すます注目を集めているヴィルトゥオーゾ、フィリップ・クイントによるヴァ
イオリン協奏曲集。初回限定盤はボーナスDVD付です!収録されているのは日本
でもメジャーな人気を誇るブルッフ、メンデルスゾーンの協奏曲と、ベートー
ヴェンのロマンス2曲。19世紀を得意のレパートリーとするクイントですが、
十八番と謳うレパートリーを録音するのは本CDが初めて。記念すべき初録音は、
高音質SACDハイブリッド盤でのリリースとなります!クイントのヴァイオリン
の音色は、力強く煌びやか!卓越した演奏技術はもちろん、エネルギッシュな
演奏に圧倒されます。さらに、使用楽器は“ルビー”と呼ばれる1708年製のス
トラディヴァリ。かのサラサーテも愛用し、ジョゼフォヴィッチやレーピンな
ど巨匠たちの手を渡ってきた名器です。オーケストラはメキシコが誇る俊英ミ
ゲル・プリエト率いるミネリア交響楽団。25分にも及ぶボーナスDVDでは、これ
からの活躍に注目必至の俊英たちへの取材映像がたっぷり収録されています!
フィリップ・クイントはロシア出身の若きヴァイオリニスト。モスクワ音楽院
でアンドレイ・コルサコフに学び、9歳にしてコルサコフのオーケストラでソロ
・ヴァイリニストとしてデビュー。その後ジュリアード音楽院へ進学。ドロシ
ー・ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、I.パールマンや
A.スタインハートにも師事。2001年に発売したデビューCDがグラミー賞にノミ
ネートされ、一躍注目を集めます。2010年よりストラディヴァリウス協会より
貸与された“ルビー”を使用。現在はアメリカを中心に世界的活動の幅を広げ
ています。近年はシカゴ響、ベルリン・フィルなど著名なオーケストラと数々
共演し、今後ますます期待される若手注目のヴィルトゥオーゾです。




<BPR>
BPR(Brussels Philharmonic recordings)レーベルの取扱を開始致します。
ブリュッセル・フィルハーモニックの録音をリリースしていくレーベルです。

BPR 001 ¥2250
ドビュッシー:(1)海 (2)牧神の午後への序曲 (3)夜想曲
ミシェル・タバシュニク(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニック
録音:2010年7月14-17日、スタジオ4
1935年に創立されたベルギーのオーケストラ、ブリュッセル・フィルハーモニ
ック(旧フランダース放送管弦楽団)が自ら立ち上げたBPRレーベルから、記念す
べきファーストCDがリリースされます!ヨーロッパで最高の音響として名高い
スタジオ4でリハーサルを重ね、コンサートの本拠地としてボザールで演奏を重
ねているほか、ブリュッセルのコンセルトヘボウなどでも演奏を重ねるオーケ
ストラ。古楽から現代曲まで手掛ける実力派で、2012年もドイツ、オーストリ
アへの演奏ツアーを予定するなど、ヨーロッパ各地で活躍しています。2008年
よりスイスの名匠ミシェル・タバシュニクが音楽監督を務めており、現代音楽
も交えながら聴衆に魅力的なプログラムを提供しています。ファーストCDに収
録されているのはドビュッシーの管弦楽曲。「海」、「牧神」「夜想曲」と傑
作ぞろいの聴き応え十分なプログラムとなっています。ベルギーのオーケスト
ラではありますが、その響きには柔らかくも芯のあるフランス的なハーモニー
も感じられます。タバシュニクの巧みな指揮の下、綿密に組まれたアンサンブ
ルは聴き所。録音場所はもちろん、スタジオ4です!

BPR 002 ¥2250
ドヴォルザーク:(1)交響曲第9番「新世界より」 op.95 
(2)スラヴ舞曲集第1集(全曲)
ミシェル・タバシュニク(指揮)、ブリュッセル・フィルハーモニック
録音:2011年7月5、6日、スタジオ4
ドビュッシーの大作3曲を扱ったファーストCD(BPR 001)に続く今回は、ドヴォ
ルザークの代表作「新世界より」とスラヴ舞曲第1集を収録。今回も録音はヨー
ロッパ屈指の音響を持つスタジオ4!前回の綿密かつ繊細なアンサンブルとは異
なる、豪傑かつロマンティックな響きを堪能できます。
ボザールを本拠地に、古楽から現代音楽に至るまで幅広い演奏活動を展開して
いるブリュッセル・フィルハーモニック。1935年に設立されて以来、様々な名
指揮者・名ソリストたちと共演を重ねてきました。2008年よりタバシュニクを
音楽監督として迎え、現代音楽を交えた意欲的なプログラムでヨーロッパを中
心に更なる注目を集めています。ヨーロッパ各地で幅広い音楽活動を行ってい
ると同時に、同レーベルにて積極的な収録活動も行っており、今後更なる名演
のリリースに期待必至です!




<harmonia mundi>
HMC 902081 ¥2450
ドヴォルザーク:
(1)ジブシーの歌op.55(全7曲) (2)モラヴィア二重唱曲集op.32(全13曲) 
(3)聖書の歌op.99(全10曲)
ゲニア・キューマイヤー(S)、ベルナルダ・フィンク(Ms)、
クリストフ・ベルナー(Pf)
録音:2010年4月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ザルツブルクが誇るソプラノ歌手ゲニア・キューマイヤーと世界的メゾ・ソプ
ラノ歌手ベルナルダ・フィンクによる、注目必至の共演CDがリリース!ウィー
ン国立歌劇場やミラノ・スカラ座といった名歌劇場はもちろん、ザルツブルク
音楽祭、バイロイト音楽祭といった数々のフェスティヴァルに引っ張りだこの
二人が、ドヴォルザークの3つの歌曲集を全曲収録しました!キューマイヤーが
歌う「ジプシーの歌」は、民族的なリズムと艶やかな旋律の中にもどこか気品
を感じさせる独特の魅力にあふれたもの。丁寧に、しかし情感たっぷりに謳わ
れる伸びやかな美しい高音に心奪われます。「聖書の歌」では、スロヴェニア
人の両親を持ち、ドヴォルザークの作品にも造詣深いフィンクが落ち着いた深
みのある歌声をいかんなく発揮!本CDの聴き所でもある二重唱では、見事に
マッチした二人の歌声のハーモニーに感嘆の一言。どこか里歌を思わせるよう
な郷愁に駆られる旋律が、力強くも美しく歌い上げられています。伴奏を担当
するのは名手クリストフ・ベルナー。過度な主張のない巧みな伴奏で、二人の
歌姫の華麗な歌声に色を添えています。

HMU 807552(SACD-Hybrid) ¥2500
ブリテン(1913-76):(1)セレナードop.31 (2)ノクターンop.60 
(3)フィンジ(1901-56):クリスマスop.8
マーク・パドモア(T)、ステファン・ベル(Hrn)、
ジャクリーヌ・シェイヴ(1stVn、指揮)、ブリテン・シンフォニア
録音:2011年2月、エア・スタジオ、リンドハースト・ホール(ロンドン)
自然と心に沁み入るような甘い歌声で多くの聴衆を魅了しているテノール界の
「語り部」マーク・パドモアが、イギリス20世紀を代表する作曲家ブリテン、
フィンジの作品を収録!ブリテンの「セレナード」は、イギリス人作家による
6つの詩に音楽をつけた作品。テノール、ホルン、弦楽器という編成からなり、
テノールだけでなく様々な楽章に現れるホルンの旋律が印象的な楽曲です。
BBCコンサートオーケストラで首席奏者を務めるベルのソロにも注目!第4楽章
冒頭から始まる雄大なホルン・ソロからテノールへと受け継がれる旋律は必聴
の美しさです!多様な曲調を含むセレナードとは異なり、ノクターンは全体的
に静謐な雰囲気。シェイクスピアやワーズワースなどの『夢』をテーマとした
詩に音楽をつけた作品で、穏やかな中にも不安を駆り立てるような旋律が入り
混じった神秘的かつ美しい旋律が印象的です。美しいハープのソロとパドモア
の美しくも妖しい歌声に、摩訶不思議な夢の世界へと誘われます!フィンジの
「クリスマス」では、抒情的なテノールの歌と美しい弦楽器のアンサンブルが
魅力的。伴奏と言うには憚られるほど綿密に組まれた器楽ソロの掛け合いも素
晴らしい作品です。その名の通りブリテンの音楽に造詣深いブリテン・シン
フォニアのアンサンブルにも注目の名盤です。




<Bel Air>
BAC 470(Blu-ray) ¥4750
BAC 070(DVD-Video) ¥4750
「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」
(1)「EN SOLト長調」
(音楽:モーリス・ラヴェル(ピアノ協奏曲 ト長調)/振付:ジェローム・ロビン
ズ、ジャン=ビエール・フローリッシュ編/ピアノ:エレナ・ボネ)
出演:マリー=アニェス・ジロー、フロリアン・マニュネ、
パリ・オペラ座バレエ団
(2)「TRIADE(トライアド)」
(音楽:ニコ・ミューリー/振付:バンジャマン・ミルピエ)*委嘱新作
出演:マリー=アニェス・ジロー、レティシア・プジョル、
オドリック・ベザール、マルク・モロー
(3)「IN THE NIGHT(夜に)」
(音楽:ショパン(ノクターンop.27-1, 55-1&2, op.9-2/振付:ジェローム・
ロビンズ/ピアノ:久山亮子)
出演:クレールマリ・オスタ&バンジャマン・ペッシュ、
アニエス・ルテステュ&ステファン・ビュヨン、
デルフィーヌ・ムッサン&ニコラ・ル・リッシュ
(4)「コンサート」
(音楽:ショパン/振付:ジェローム・ロビンズ/ピアノ:ヴェッセラ・ペロフ
スカ)
出演:ドロテ・ジルベール、アレッシオ・カルボネ、ステファン・ファボラン、
エマニュエル・ティボー
パリ・オペラ座管、パリ・オペラ座バレエ団、コーエン・ケッセルス(指揮)
収録:2008年9月、パリ・オペラ座(ガルニエ)
ジェローム・ロビンズ(1918-1998)。「ウエスト・サイド・ストーリー」「王様
と私」などの映画作品の振付や、ニューヨーク・シティ・バレエでの「牧神の
午後」など数々のバレエ名作をのこしたその功績は、とてつもなく大きなもの。
2008年、ロビンズ没後10周年にパリで上演され、センセーションを巻き起こし
た「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」の映像の登場です!ロビンズの3作品をパリ
・オペラ座が誇る超豪華ダンサーたちが踊っているだけでも嬉しいのに、ロビ
ンズの愛弟子で、映画「ブラック・スワン」の振付を手掛け、主演のナタリー
・ポートマンと結婚したことでも話題となったバンジャマン・ミルピエの注目
新作も収録。豪華ダンサーに美しい舞台。イチオシの強力盤です!
(1)の「EN SOL(ト調で)」は、ラヴェルのピアノ協奏曲が晴れやかに鳴り響く
中、「ロシュフォールの恋人達」を彷彿とさせる衣装をまとったダンサー達が、
海辺の町で陽気な人間模様を舞います。マリー=アニェス・ジローの長い手足
と存在感、フロリアン・マニュネの美しい長身が存分に発揮された舞台です。
(2)の「TRIADE」は、パリ・オペラ座の委嘱作品。ジェローム・ロビンズと16歳
の頃から仕事をして、今なおロビンズのレパートリーを毎シーズン踊っている
ミルピエの振付によるもの。どこかウエスト・サイド・ストーリーを彷彿とさ
せる、対立や和解といったテーマを感じます。(3)の「IN THE NIGHT」は、ショ
パンの音楽を愛してやまなかった、ロビンズによる名作。ショパンの音楽の底
知れぬ奥深さ、音楽の底に流れている様々な感情、そしておどろくべき発明に
光を当てたかった、というロビンズの語りが残っていますが、タイトルが示す
とおり夜のような漆黒の中、しっとりとした照明で浮かび上がるダンサーたち
の舞いは見る者を別世界へといざないます。(4)もロビンズの振付で、(3)と同
じショパンの音楽を軸にしていますが、こちらは一転してコミカルなマイムバ
レエ。ピアニストが舞台上のピアノにおもむろにむかい、淡々と弾き続けるな
か、ダンサーたちが様々な人間模様をコミカルに演じるというもの。バラード
第2番が演奏されている時にはダンサーたちは虫の仮装でなにやら飛び回りま
す。なんとも軽妙洒脱で、ロビンズの才能にあらためて驚嘆させられる素晴し
い舞台です。




<EUROARTS>
20 53478(DVD-Video) ¥2900
字幕:英仏独伊西
我らが時代の偉大なダンサーたち
第1部:ウラジーミル・マラーホフ
マスネ(マクミラン振付):マノン【ディアナ・ヴィシニョーワと共演】
モーツァルト(ザネッラ振付):旅(ピアノ協奏曲第23番のアダージョ)
ウェーバー(フォーキン振付):
バラの精(舞踏への勧誘)【ナディア・サイダコワと共演】
第2部:ルシア・ラカッラ
チャイコフスキー(プティパ振付):白鳥の湖のパ・ド・ドゥ-ヴァリアシオン
ショパン(カニパローリ振付):
椿姫(ピアノ協奏曲第1番のロマンツェ)【シリル・ピエールと共演】
第3部:木村規予香
バッハ(ショルツ振付):
カンタータ第51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」より
モーツァルト(ショルツ振付):
ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」のアンダンティーノ)
ブルックナー(ショルツ振付):
交響曲第8番のアダージョ【クリストフ・ベームと共演】
マラーホフ:2003年9月17-23日
アポロザール(シュターツオーパ・ウンター・デン・リンデン)、ラカッラ、
木村/ハレッシェ ウーファー(ベルリン)
今日のドイツの主要バレエ団でプリマを務める3人のダンサーの紹介と小品を披
露した魅惑のDVD。ベルリン国立バレエのマラーホフ、ミュンヘン・バレエ団の
ラカッラ、ライプツィヒ・バレエ団の木村規予香と、ドイツのバレエ界を背負
ってたつ担い手が外国人なのも感慨深いものがありますが、やはりこの3人は
凄い。いずれも得意な小品からソロおよびパ・ド・ドゥを演じていて、それぞ
れ約25分楽しめるほか、彼ら自身が振付について簡単に語っています。厳格な
基礎と伝統に則した舞踏は、安定感に満ち、レッスンにも最適です。

20 58268(DVD-Video) ¥2900
字幕:英仏独
楽園の暗影-ヒトラーからハリウッドへ逃れた人々
監督:ピーター・ローゼンのドキュメンタリー
シェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、トーマス・マンらの動画多数
シェーンベルク:幻想曲/クシェネク:霧のなかの鐘ほか演奏風景多数。
アンサンブル・ルシュルシュ
これは興味深いDVD。1933年にヒトラーがドイツ首相に就任すると、当時ワイマ
ール文化を育んできた芸術家や文化人の多くがアメリカへ逃れ、ロサンゼルス、
ハリウッドを中心に第2のワイマールを形成して高度な文化を花咲かせました。
作曲家のシェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、クシェネク、指揮者の
クレンペラーやワルター、文学者のトーマス・マン、哲学者のアドルノ、女優
のディートリヒなど、錚々たる偉人の足跡を、実写映像やゆかりの人々の証言
で綴ります。シェーンベルクとガーシュウィンがテニスを楽しむ姿や、ルビン
シュタインやハイフェッツのカラー映像、トーマス・マンの語りなどワクワク
するような映像のオンパレード。戦後、ヨーロッパへ戻った人々も多かったた
め、ごく短期間ではありましたが、アメリカ西海岸に20世紀最高のドイツ文化
が疎開していたことを伝えてくれる稀有な資料と申せましょう。

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