クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-02 No.28

2012年02月24日 16時29分38秒 | Weblog
★ACCENTレーベル・セールのお知らせ★
セール期間:2012年3月上旬~5月下旬
品切れ等で入荷がなかった場合はご注文打ち切りとなりますのでお早めにご
注文下さい。
対象商品は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/accent2012.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Grand Piano>
新レーベル「Grand Piano」をご紹介します。知られざるピアノ作品にスポット
を当てることを目的に、2012年に発足するレーベルです。世界初録音を含むレ
アなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程のペースで新譜がリリースされる
予定です。2012年ににリリースされるタイトルのジャケットデザインは、ノル
ウェー出身の新鋭画家グロー・トルセン氏が担当します。

GP601 ¥1750
サン=サーンス:ピアノ作品全集第1集練習曲全集
1-8. 6つの練習曲 Op.52
(第1番前奏曲 /第2番指の独立のための /第3番前奏曲とフーガヘ短調/第4番
リズムの練習曲 /第5番前奏曲とフーガイ長調 /第6番ワルツ形式の練習曲 )
9-15. 6つの練習曲 Op.111
(第1番長 3度と短 3度/半音階奏法 /前奏曲とフーガ/ラ・パルマの鐘/半音階的
長 3度/第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ)
16-21.左手のための 6つの練習曲 Op.135
(第1番前奏曲 /第2番フーガのように /第3番無窮動 /第4番ブレー /第5番悲歌
/第6番ジグ )
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
録音 2011年1-2月
フランスのロマン派音楽の発展に素晴らしい貢献を果たしたはずなのに、なぜ
か現代ではあまり評価されていないサン=サーンス(1835-1921)。でも、彼のピ
アノ曲には、まさに「フランスのエスプリ」がたっぷり詰まっていることをご
存知でしょうか?とりわけ、この3つの練習曲集には、きらめく繊細さと素晴ら
しい技巧性が溢れていて、演奏家にとっても、聴き手にとっても、いろいろな
意味で興味を引くものとなっています。Op.52の第6番「ワルツ形式の練習曲」
に見られる、華々しい技巧と美しいメロディは、とても「サロン風の音楽」な
どとは言えないほどの迫力と演奏効果を持っています。ピアニストはジェフリ
ー・バールソン。北米を中心に活躍する彼は、ジャズも得意であり、このサン
=サーンスでも、独特の間合いを感じさせるユニークな演奏を披露しています。

GP602 ¥1750
ラフ:ピアノ作品集第1集
1-12.春の便り Op.55
(冬の休息/春間近/誓い/気ぜわしく/アプローチ /混乱/非難/よそよそしい/
良いしらせ/再び 2人に/休みなし /夕べ)
13-15. 3つのピアノ独奏のための小品 Op.74
(第1番バラード /第2番スケルツォ /第3番変容 )
16.幻想曲ロ短調 WoO.15A※世界初録音
チャ・グエン(ピアノ)
録音 2011年1月28-29日UK ウィアストン・コンサート・ホール
今では、ヴァイオリンの小品「ラフのカヴァティーナ」のみが知られるドイツ
の作曲家、ヨアヒム・ラフ(1822-1882)。若い頃はリストの助手として、晩年は
マクダウェルの師として音楽界に貢献し、数多くの作品を残していますが、そ
のほとんどは現在忘れられてしまい、前述のカヴァティーナがかろうじて残っ
ていると言っても過言ではありません。このアルバムでは、彼の知られざるピ
アノ曲に光をあてています。全てが世界初録音であり、聴きすすむごとに「こ
んなに良い曲があったのか」と驚かれる人も多いことでしょう。ベトナムのピ
アニスト、チャ・グェンの共感溢れる演奏です。

GP603 ¥1750
ワインベルク :ピアノ作品全集第1集
1-4.ソナタ第1番 Op.5/5.子守歌 Op.1/6-9.ソナタ第2番 Op.8
10-11.2つのマズルカ Op.10/12-14.ソナタ Op.49bis ※5.10-14…世界初録音
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(ピアノ)
録音 2009年11月23-25日,2010年6月25-26日
アメリカケーン・ユニバーシティ ,
ジーン&シェリー・エンロウ・リサイタル・ホール
ポーランドで生まれソ連に亡命したワインベルク(1919-1996)は、ショスタコー
ヴィチの友人として、また晦渋な作風の無伴奏弦楽曲、及び弦楽四重奏曲の作
曲家として知られています。このシリーズではそんなワインベルクのピアノ作
品の全集化に取り組みました。第1集に収録されているのは、比較的初期の作品
で、子守歌、マズルカ、ソナタ Op.49bis(原曲 1950年に作曲されたソナチネ…
ショスタコーヴィチに献呈…1978年に改定 )は世界初録音となります。2008年
のグラミー賞にノミネートされたピアニスト、フランツェッティは、ラヴェル
を始めとした近代物と、ロシア物を得意とする人です。

GP604 ¥1750
シュルホフ :ピアノ作品集第1集
1-8.ピアノのためのパルティータ Wv63
(タンゴ・ディ・フォックス/ジャズのように/タンゴ-ラグ/テンポ・ディ・
フォックス・ア・ラ・ハワイ/ボストン/テンポ・ディ・ラグ/タンゴ/シミー・
ジャズ)
9.スージー-フォックス・ソング WV124
10-14.左手のための組曲第3番 WV80
(プレリュード/エア/ジンガーラ /インプロヴィザツィーネ/フィナーレ)
15-31.ドリア調の自作主題による変奏曲とフーガ Op.10 WV27
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
録音 2011年3月36-30日ドイツハンブルク音楽演劇大学
48年という、決して長くはない生涯の間に、エルヴィン・シュルホフ(1894-
1942)は幅広い音楽スタイルを吸収しました。ジャズやタンゴ、フォックスト
ロット(ダンス音楽の一種)、はたまた実験音楽など、どれもにたっぷり趣向が
凝らされ、興味深い筆致で描かれています。そんなシュルホフの作風を端的に
知りたい人にオススメが、ここに収録されている「ピアノのためのパルティー
タ」です。さまざまな表情を持つ 8つの曲は一度聴いたら病みつきになるほど、魅
力たっぷりです。ドビュッシーの影響を受けたと言われる「変奏曲とフーガ」、
斬新な「左手のための組曲」。カプースチンとは違うジャズ・テイストの音楽
をお楽しみください。




<LPO>
LPO-0060 ¥1750
ラヴィ・シャンカル:交響曲
1.Allegro-Kafi Zita/2.Lento-Ahir Bhairiav/3.Scherzo-DoGa Kalyan
4.Finale-Benjara
アヌシュカ・シャンカル(シタール)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
デヴィッド・マーフィー(指揮)
録音 2010年7月1日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
インドが誇る偉大なるミュージシャン&シタール奏者、ラヴィ・シャンカル
(1920-)のオリジナル作品。シャンカルはこの交響曲の構想を何十年にも渡って
練っていたと言い、用いた形式は西洋音楽のものですが、脈打つ精神はインド、
もしくは宇宙そのものです。西洋文化から啓示を受け、また多くのミュージ
シャンとも交流があり、フィリップ・グラス、ジョージ・ハリスンなどに影響
を与えたシャンカルの音楽は、グラスの作品ともまた違う不思議な高揚感を聴
き手に齎します。LPOとシャンカールは80年代にも「Raga Mala」を録音してい
ますが、当アルバムでシタールを演奏するのは彼の娘、アヌシュカ・シャンカ
ールであり、次世代への受け渡しという面でも感慨深いものがあります。マー
フィー率いるLPOも、普段とは違った味わいの音楽を聞かせてくれます。

LPO-0059 ¥1750
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
ジョン・オールディス合唱団/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
録音 1979年11月6日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ハイティンクは1967年から1979年までロンドン・フィルハーモニーの首席指揮
者であり、10年以上に渡ってイギリスの聴衆に上質の演奏を提供してきました。
彼はベートーヴェンを始め、マーラーやショスタコーヴィチ、ヴォーン・ウィ
リアムズなど数多くの作曲家の作品をレパートリーに持つことで知られていま
すが、実はラヴェルも相当お気に入りで、コンセルトへボウ、ボストン交響楽
団との録音が広く知られています。彼の魅力あふれる解釈は、ラヴェルの音楽
に新しい光を当てるもので、この1979年のライヴも、当時「穏健な指揮者」と
してのイメージが強かったハイティンクの真の姿を伝えるものとなるでしょう。

LPO-0061 ¥1750
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲
アン・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)/アネッテ・ヤーンズ(ソプラノ)
ニコライ・シューコフ(テノール)/ディートリッヒ・ヘンシェル(バス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
録音 2008年10月18日
ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
全編練りに練られた対位法が際立つ重厚で輝かしい音楽が耳に残りますが、あ
まりにも畏れ多いのか、なかなか「第九」ほどの人気を集めるところまでには
行きませんが、このエッシェンバッハによる演奏で、崇高さと爽快さを併せ持
つベートーヴェンの再認識ができるのではないでしょうか?



<コウベレックス・レーベル(LP)>
KRSL-H23(LP) ¥3600
メンデルスゾーン:
交響曲第3番「スコットランド」作品56
序曲「美しいメルジーネの物語」作品32
ゲルハルト・ボッセ(指揮)
神戸市室内合奏団
録音:2011年6月11日神戸文化ホール中ホール、ライヴ録音
アナログLP180g重量盤
ステレオ 33 1/3 Side1:26分18秒 Side2:22分48秒 Made in Japan
90歳を目前に、なお衰えないキレのあるドイツ音楽の真髄をきかせてくれる
ボッセ氏。神戸市室内合奏団の音楽監督として、合奏団との温かくも確かな信
頼関係の上に築かれた珠玉の芸術が、ひとつひとつの音に込められています。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサート・マスターであっ
たボッセ氏にとってメンデルスゾーンは人一倍思い入れも深く、日本の地にそ
の精神を伝えてきました。今に生き生きとしたメッセージを送ってくれます。
アナログで聴く現代の名演。神戸のレーベルから、L のみの限定版として発売。

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12-02 No.27-1

2012年02月24日 14時43分08秒 | Weblog
★価格変更・値下げのご案内★
先日ご案内いたしました下記商品の価格が変更になります。
よろしくお願いいたします。

<Linn>
CKD 396(SACD-Hybrid) 2枚組 ¥3580 ※新価格 ¥2380
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012(全曲)
リチャード・タニクリフェ(チェロ)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<AMBRONAY>
AMY 030 ¥2500
ポルポラ:
(1)主をほめたたえよ、しもべらよ (2)サルヴェ・レジナ 
(3)主をほめたたえよ、エルサレムよ
マリリア・ヴァルガス(S)、高橋美千子(S)、デルフィーヌ・ガルー(A)、
マルティナ・パストゥシュカ(1stVn)、
マルタン・ジェステル(指揮)、ル・パルルマン・ド・ミュジーク、
ジャン=ミシェル・ノエル(合唱指揮)、ブルターニュ聖歌隊
録音:2011年9月16日、アンブロネ大修道院ライブ録音(フランス)
3リヨンとジュネーヴに挟まれる位置に存在するフランス中央西部の都市アンブ
ロネでは、毎年9月に古楽界屈指の名手達が集う音楽祭が開かれます。本CDでは、
2009年9月に行われたアンブロネ音楽祭でのライブ録音を収録。演奏曲は18世紀
を代表するイタリア人作曲家ポルポラの宗教合唱曲集。いずれも1744年にヴェ
ネツィアで開催された聖母被昇天を祝う式典用の合唱曲として、ポルポラがオ
スペダレット養育院の少女聖歌隊のために作曲したものです。どれも聞き応え
十分なものばかりで、ヴェネツィアでも指折りの大養育院を支える少女聖歌隊
の実力を実感できます。ポルポラの音楽は活動場所を同じくする音楽家ヴィ
ヴァルディとはまた違った魅力に満ち溢れたもの。気品あふれる器楽の伴奏と、
女性特有の瑞々しい輝きに満ちた柔らかい歌声とのハーモニーが絶品です!
ソプラノを歌うのはブラジル出身の歌姫マリリア・ヴァルガスと、アンサンブ
ル・プラネタ脱退後ソリストとしてヨーロッパにも活躍の幅を広げている高橋
美千子!アルトを担当するデルフィーヌ・ガルーは、近年ミンコフスキやサ
ヴァールと共演し、フランスを中心にますます注目を集める若手実力派です。
大修道院の素晴らしい音響の下、ジェステル率いるル・パルルマン・ド・ミュ
ジークの清廉な演奏と、若手ソリスト達の瑞々しい歌声のハーモニーを堪能す
ることが出来る1枚です。





<K 617>
K617 234 3枚組 ¥4650
[CD1]
ル・ジュヌ(1525頃-1600):
(1)「ミューズよ、今誇り高き歌を歌わん」 
(2)「王よ、フランスがあなたを必要としている」 
(3)「全ての人よ」 (4)「エルサレムの乙女たちよ、誓ってください」 
(5)「悲しみの軍勢がわたしを捕らえ」 
(6)「イスラエルの民はエジプトを出で」 (7)「みな、主をほめたたえよ」 
(8)テ・デウム「主よ、わたしたちはあなたを讃えます」
デュ・コーロワ(1549-1609):
(9)「王よ、フランスがあなたを必要としている」 (10)「テ・デウム」
フォルメ(1567-1683):
(11)二重合奏によるミサ曲(全5曲) (12)「王よ、主を救いたまえ」 
[CD2]
(1)フォルメ:「ああ、我が愛する者よ」 
(2)ムリニエ(1600頃-1669以降):「聖母マリアの連祷」 
ブジニャック(1590頃-1640頃):
(3)「マリアは天に昇りたもう」 (4)「おお、エルサレムの娘よ嘆け」 
(5)「全ては沈黙のうちにあり」 
リュリ(1632-87):(6)ミゼレーレ(全11曲) (7)「ニシ・ドミヌス」
[CD3]
(1)デュモン(1610-1684):「ニシ・ドミヌス」 
(2)ロベール(1620頃-1699):「深き淵より」(全2曲) 
(3)シャルパンティエ(1645頃-1704):「バビロンの流れのほとりに」(全5曲) 
(4)カンプラ(1660-1744):「マリアよ、あなたはすべて美しい」 
(5)ベルニエ(1665-1734):「主を讃えよ」
オリヴィエ・シュネーベリ(指揮)、
レ・パージュ・エ・レ・シャントル
(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)
今やフランス古楽界を代表する名門として名高いレ・パージェ・エ・レ・シャ
ントル(ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団)。この団体で監督を務め
るオリヴィエ・シュネーベリの就任20周年を記念し、17-18世紀にかけて作曲
されたフランス宗教声楽曲を一挙に集めた希少なアルバムがリリースされます!
アンリ4世からルイ14世にいたるフランスは“偉大な世紀”と呼ばれ、国の発展
と共に宮廷で様々な芸術活動が盛んになっていった時代。教会と密接な関係に
あったフランス宮廷では、宗教曲も重要な要素として磨き上げられて行きまし
た。フランス・バロックというと、とかくルイ14世時代の華やかな宮廷音楽が
イメージに浮かびがちですが、本アルバムではそれに至る長い流行の変遷を感
じさせるプログラムとなっています。ルイ14世時代の音楽が取り上げられるこ
とは多くありますが、アンリ4世の時代から時系列を追って音楽の変遷を楽しむ
ことが出来るのは本アルバムならではといえましょう!デュ・コーロワ、リュ
リ、シャルパンティエといったメジャーな作曲家はもちろん、ル・ジュヌや
フォルメ、ムリニエなど、日本では演奏される機会の少ない作曲家の作品を多
く収録。忘れ去られた作曲家たちの再発見という点でも非常に興味深い内容と
なっています!




<Praga Digitals>
PRDDSD 250291(SACD-Hybrid) ¥2780
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」 op.51
プラジャーク四重奏団
2012年に結成40周年を迎えた名門プラジャーク四重奏団による、ハイドンの傑
作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。結成以来この楽曲に対して熟
慮を重ねてきたというプラジャーク四重奏団、満を持してのリリースとなりま
す!もともとはスペインの町カディスの教会から依頼を受けて作曲された管弦
楽曲。序章、福音書に書かれたキリストの7つの言葉に対応する7曲のソナタ、
そして最後にキリストの死と共に訪れた地震を表わす曲という物語的展開を
持った楽曲です。荘厳な序章と、静謐を打ち破るかの如き最後の「地震」は圧
巻。その間におかれた7曲のアダージョ・ソナタはどれも瞑想の儀を思わせる厳
かで静謐な雰囲気となっています。原曲の荘厳さはそのままに、小編成ならで
はの洗練されたアンサンブルと繊細なハーモニーを楽しめるのは大きな魅力。
SACDハイブリッド盤の高音質で、プラジャーク四重奏団の清廉なアンサンブル
の音色にじっくりと瞑想できるおすすめ盤です!

PRDDSD 250281(SACD-Hybrid) ¥2780
グラズノフ:
(1)弦楽四重奏曲第3番ト長調Op.26「スラヴ」
(2)ホルンと弦楽四重奏のための「牧歌」
(3)弦楽四重奏曲第4番イ短調Op.64
ツェムリンスキーSQ、クリストフ・エス(Hrn)
録音:2011年9,11月
グラズノフは色彩的で華麗な管弦楽法を駆使したバレエ音楽や交響曲が代表作
ですが、弦楽四重奏にも心血を注ぎ、生涯に10以上の作品を残しています。そ
のなかで第3番は「スラヴ」という副題を持つ民族的なもので、祭を描いた終楽
章などにグラズノフの楽天主義が良く現れていて魅力的。驚くほど美しいメロ
ディにあふれていて、癒しの効果も抜群。カップリングのホルンと弦楽のため
の「牧歌」は瑞々しい抒情と旋律にあふれていて、気が変になるほどの美しさ。
バンベルク響の首席奏者エスの美音が光ります。弦の国チェコを代表する名弦
楽四重奏団ツェムリンスキーSQが豊かな響きを聴かせてくれます。




<skarbo>
DSK 4122 ¥2080
(1)ルクレール:やさしい音楽の気晴らし 第2集 ト短調 op.8(全7曲)
(2)J.S.バッハ(C.P.E.バッハ作?):トリオ ニ短調 BWV 1036 
(3)J.S.バッハ:
3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 ト短調 BWV.1029
(ヨゼフ・ポップによる原曲復元版) 
(4)クヴァンツ:トリオ・ソナタ ハ短調
マクサンス・ラリュー(Fl)、東條茂子(Fl)、中野振一郎(Cemb.)
録音:2011年8月25-26日、三鷹芸術文化センター
フランスが誇る世界的フルート奏者マクサンス・ラリューと、日本古楽界を牽
引する2人の名手らによる2台のフルートとクラヴサンのためのソナタ集。コン
サートや音楽指導で多く来日し、親日家でもあるラリューが、2011年8月に福
島、大阪、東京で行い好評を博した東日本大震災復興支援コンサートのプログ
ラムを多く含んだ収録内容となっています。特に注目されるのは、3曲目に収録
されたJ.S.バッハのソナタ。一般的に「3つのヴィオラ・ダ・ガンバとクラヴサ
ンのソナタ」の第3番として知られている作品ですが、近年このソナタが2本の
旋律楽器とクラヴサンの作品からの編曲であることが明らかになったことから、
本CDではヨゼフ・ポップによる原曲復元版の楽譜が使用されています。ガンバ
とは異なる音域・音色の魅力を持ったフルート2本とクラヴサンのハーモニー、
必聴です!音響環境の素晴らしさで高い評価を受ける三鷹芸術文化センターの
ホールでの録音で、巨匠と次世代の名手らによる美しい音色を存分に堪能でき
ます。ラリューに師事した東條茂子との息の合った師弟アンサンブル、そして
世界的チェンバリストとして活躍する中野振一郎の華麗なチェンバロの響きに
も注目される希少なおすすめ盤です。(日本語解説付)




<naive>
V 5294 2枚組 ¥2300
[CD1]
(1)ペルゴレージ:
「スターバト・マーテル」より二重唱「悲しみに沈める聖母は涙にむせびて」
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、サラ・ミンガルド(A)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(2)ヴィヴァルディ:
モテット「正しい怒りの激しさに」RV626
サンドリーヌ・ピオー(S)、
オッターヴィオ・ダントーネ(指)、アカデミア・ビザンチーナ
(3)モンテヴェルディ:
ニンフの嘆きより/ロッサーナ・ベルティーニ、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(4)ヘンデル:聖セシリアの祝日のための頌歌より「優しい横笛」
ルーシー・クロウ(S)、フロリアン・クザン(Fl)、
マルク・ミンコフスキ(指)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル v5279
(5)ヴィヴァルディ:アリア「春風がささやき」
サンドリーヌ・ピオー(S)、アン・ハレンベリ(Ms)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクオ
(6)ヴィヴァルディ:
オラトリオ「勝利のユディータ」R644より
マグダレーナ・コジェナー(ユディータ;S)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)、アカデミア・モンティス・レガリス
(7)ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」より
デボラ・ヨーク(S)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(8)ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」より
サラ・ミンガルド(S)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(9)バッハ(メンデルスゾーン編曲):マタイ受難曲(1841年、ライプツィヒ)より
アンゲラ・カジミェルチェク(S)、
シュペリング(指)、ノイエ・オルケスター、コルス・ムジクス
(10)ヘンデル:「ラダミスト」より二重唱
サンドリーヌ・ピオー(S)、サラ・ミンガルド(Ms)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ 
(11)ヴィヴァルディ:ヴィヴァルディ:オペラ「試練の中の真実」R739より
ナタリー・シュトゥッツマン(C-A;ダミラ)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
[CD2]
(1)ヘンデル:「ジューリオ・チェーザレ」より
サンドリーヌ・ピオー(S)、クリストフ・ルセ(指)、レ・タラン・リリク
(2)ヴィヴァルディ:「怒れるオルランド」より
マリー=ニコル・ルミュー(Ms、オルランド)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス 
(3)ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルRV.621より
マリー=ニコル・ルミュー(アルト)、
ジャン=クリストフ・スピノージ(指)、アンサンブル・マテウス
(4)ポルポラ:「ポリフェーモ」-偉大なジュピターよ
ヴェロニカ・カンジェミ(S)、ウナ・ステッラ・アンサンブル 
(5)ヴィヴァルディ:ヴィヴァルディ:オリンピアーデRV 725より
サラ・ミンガルド(A、クレタ王子リチダ)、
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、コンチェルト・イタリアーノ
(6)ヴィヴァルディ:「狂気を装ったオルランド」RV.727より
ソニア・プリナ(C-A)、
アレッサンドロ・デ・マルキ(指)、アカデミア・モンティス・レガリス
(7)ストロッツィ:「嘆き」
アンナ・カテリーナ・アントナッツィ(S)、
フェデリーコ・マリア・サルデッリ(指)、モード・アンティクオ
(8)ストロッツィ:アリエッタ「私の想い」
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S) ビッザルリエ・アルモニケ
(9)パーセル:「『徳』らに命じよ」
パトリシア・プティボン(S)、アンサンブル・アマリリス
(10)ヘンデル:「テオドーラ」より
カリーナ・ゴヴァン(S)、マリー=ニコル・ルミュー(A)、
アラン・カーティス(指)、イル・コンプレッソ・バロッコ
(11)ヴィヴァルディ:「離宮のオットーネ」より
ユリア・レージネヴァ(Ms カイオ)、
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、イル・ジャルディーノ・アルモニコ 
(12)J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232(10人の独唱者版)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)、
マルク・ミンコフスキ(指)、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
naiveレーベルが、女性歌手たちによる珠玉のバロック・アリアをまとめたア
ルバムをお買い得価格でリリース!バロック・ヴォイス・シリーズを始め、こ
れまでリリースされた約20枚(うち1枚は既に廃盤)にも及ぶCDから、女性歌手が
歌う歌曲のみが集められています。まず目を引くのは豪華なアーティスト陣!
サンドリーヌ・ピオー、サラ・ミンガルド、マリー・ニコル・ルミューらをは
じめ、収録されているのは古楽声楽界の第一線で活躍するソリストばかり。彼
女達の歌声の素晴らしさはもはや語るまでもないでしょう。卓越した歌唱力と
美しい歌声がいかんなく発揮された名演をたっぷりと堪能できます!歌手達だ
けでなく、ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、アレッサ
ンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ、アンサンブル・アマリリスなど
伴奏陣の豪華さにも注目されます!2枚目の8曲目に収録されたインヴェルニッ
ツィのアリエッタ(OP 30341)はすでに廃盤となっており、現在では入手困難。
内容、価格共々ファンの方にとってはたまらないアルバムといえましょう!
バロック・オペラの傑作からの抜粋も多いので、バロック声楽作品をこれから
聴いてみようと思っている方にもおすすめです。リブレット末には抜粋元のCD
のリストが載っているので、お気に入りの1枚を探すこともできます!

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12-02 No.27-2

2012年02月24日 14時42分46秒 | Weblog
<LIPKIND PRODUCTIONS>
●NETTOシリーズ
LP005 H01NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス I
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ミシャ・カッツ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月21日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300054と同演奏

LP008 H02NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス II
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
ヴォイチェフ・ロデク(指) シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月17日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300055と同演奏

LP011 H03NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス III
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
アントニー・ヘルムス(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月18日
ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
GLP 0300056と同演奏

LP014 H04NE ¥1680
チェロ・ヒロイックス IV
ドホナーニ:チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12 
ガブリエル・リプキン(Vc) 
イヴァン・メイレマンス(指)アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場
GLP 0300057と同演奏

LP001 C01NE ¥2180
ミニアチュール&フォークロア
モシュコフスキ:
ギターラ Op.45-2、ヴィエニアフスキ:スケルツォタランテラ Op.16、
アルベニス:タンゴ、ディニーク:ホラ・スタッカート、
ガブリエリ:リチェルカーレ第5番*、チェレプニン:歌と踊り Op.84-2、
プロコフィエフ:ワルツ Op.65、
グラズノフ:アラブの旋律、ベン=ハイム:Lively*、
スクリャービン:ロマンス、
ストゥチェフスキー:オリエンタル・ダンス、
ツィンツァーゼ:チョングリ*、
メンデルスゾーン:無言歌集より第43番、ポッパー:妖精の踊り Op.39、
フォーレ:アレグレット・モデラート**、
チャイコフスキー:子守歌デュポール:エチュード第7番*、
イベール:白い小さなろば、
カサド:インテルメッツォ・エ・ダンツァ・フィナーレ、
ブロッホ:祈り、ピアッティ:カプリース第5番、
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、クライスラー:中国の太鼓
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ) 
アレクサンドラ・リュプチャンスキー(P)
録音:2006年 *チェロ・ソロ **2台チェロ(多重録音)
GLP-0016142と同演奏

LP003 S01NE 3枚組 ¥4450
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲 全曲
ガブリエル・リプキン(Vc)
使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
録音:2006年
GLP-0016142と同演奏
驚異のチェリスト、リプキンの旧譜が白いシンプルなジャケットの「NETTO」シ
リーズでお求めやすい価格になって再登場します。NETTOとは、イタリア語で
「はっきりとした、正味の、けがれのない」といった意味。品番のLP**(数字)
はリリース順番、アルファベットの「C」は「Chamber(室内楽)」、「S」は
「Single - voice polyphony」、「H」は「Cello heroics」を示しています。
わかりやすい品番形態で、皆様に音楽をお届けできるようにという思いがこめ
られています。

●Exclusiveシリーズ-
LP002 C01EX(SACD-Hybrid) ¥2980
ミニアチュール&フォークロア
GLP-0016142、LP001 C01NEと同演奏

LP004 S01EX(SACD-Hybrid) 3枚組 ¥6750
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
GLP 0016142、LP003 S01NEと同演奏
品番のEXはExclusive。NETTOのシンプルな装丁とは一味違った、特別な装丁で
のお届けです。現行盤のジャケットと雰囲気は似ています。




<RADIO FRANCE>
FRF 012(SACD-Hybrid) ¥2300
ストラヴィンスキー:
(1)結婚(1923年現行版)
(2)結婚(1919年版。1、2場のみ)
(3)ピアノラのための練習曲(ルネ・ボス打込みによるヤマハ・ミディピアノ)
ロシア語歌唱
ヴィルジニー・ペシュ(Sop)、カタリン・ヴァルコーニ(A)、
ピエール・ヴァエロ(Ten)ヴァンサン・ムネ(Bs)、
ルネ・ボス(指)フランス国立放送合唱団
打楽器アンサンブルad’ONF、スコプ・ピアノ四重奏団(1)
フランソワーズ・リヴァラン、フランソワ・ゴーチエ(ツィンバロン)、
モントリオールSMCQ打楽器アンサンブル、
ハイナー・スコプ(ハルモニウム)、
ルネ・ボス(ヤマハ・ミディピアノ打込み)(2)
[録音:2005年8月、2006年9月/フランス放送スタジオ]
ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ「結婚」といえば、4台のピアノと
打楽器が織りなす原始的で強烈な音響で知られていますが、その形態に落ち着
くまで3度オーケストレーションが試みられました。まず1917年に大管弦楽用
に執りかかるものの中断、同年秋に小管弦楽用も試みたものの、これも中止、
1919年にはピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽
器のための版に着手し、第2場までほぼ完成させますが、演奏の困難さが予測
されたゆえ、これも断念しました。その1919年版を指揮者のルネ・ボスが2005
年に蘇らせた興味深い録音が出現しました。現行の1923年版も併録されている
のも嬉しく、両版の違いを実感できます。
4人の名ピアニストがガンガン弾きまくる1923年に対し、1919年版のピアノは
1台、それも自動ピアノというのがユニーク。ここでは指揮者ボスがヤマハの
ミディピアノに自ら打込み、それを披露しています。カップリングの「ピアノ
ラのための練習曲」も同様で、最新テクニックで人間の運動神経を越えた超絶
演奏を実現させるだけでなく、ボスの意気込みと偏執マニアぶりもうかがい知
ることができます。いずれも自然で迫力に満ち、コンピューター演奏とは思え
ぬ熱がこもっています。さらに、ハンガリーの民俗楽器ツィンバロンを2台駆
使して独特の色彩を生み出しているほか、足踏みオルガンのハルモニウムも
敬虔かつ鄙びた味を出していて面白さの連続、聴き手を全く飽きさせません。
資料としても貴重の極みで、ロシア音楽ファン必携の1枚と申せましょう。





<CARPE DIEM>
CARPE 16288 ¥1550
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):アーチリュートのための作品集
トッカータ第8番/舞踏のためのガリアルダ第4番
コッレンテ第2番/半音階的トッカータ第12番(*)/トッカータ第3番
変奏によるサラバンドのアリア(*)/トッカータ第26番(*)/パッサカリア
コッレンテ第10番/トッカータ第3番(*)/リチェルカーレ・ムジカーレ第1番(*)
トッカータ第7番/ガリアルダ第1番/コッレンテ第9番/トッカータ第6番
ガリアルダ第3番/コッレンテ第8番/フランス風サラバンド
リチェルカーレ第1番/トッカータ第8番(*)
チャッコーナ「スペイン風マリオナ」
(*)「リュート曲集第1巻」(1623)から
/(無印)「リュート曲集第2巻」(1639)から
ロザリオ・コンテ(アーチリュート)
録音:2011年8月24-27日、アヌンツィアータ修道院、ロヴァート(イタリア)
アレッサンドロ・ピッチニーニはボローニャに生まれ、ルネサンス末期からバ
ロック初期にかけてイタリアで活躍したリュート奏者・作曲家。アーチリュー
トはリュートに棹のような拡張ネックを取り付け開放バス弦を張った楽器。
ピッチニーニは1623年出版の「リュート曲集第1巻」において自分がこの楽器の
発明者であると主張しています。ロザリオ・コンテは1966年イタリアのタラン
トに生まれ、バーリのN・ピッチンニ音楽院で学んだ後、バーゼルのスコラ・
カントールムでホプキンソン・スミスに師事したリュート、ギター奏者。

CARPE 16289 ¥1550
オランダのリュート音楽
ティシウスのリュート曲集(1595-1646)から
Met dat schuijtgen al over dat meertgen/Jan Dirrixz
In een groot ongheluck/T' souw een meijsken gaen om wijn
Ick lijd' int hart pijn onghewoon - Mr. David
Daer is een Leeuwerck doot ghevallen
フレホリオ・フエト(1550以前-1616頃):ファンタジア
ニコラ・ヴァレ(1583頃-1644以後):
前奏曲/緑の菩提樹の下で/哀歌の形式によるパヴァーヌ
イングランドの歌
フレホリオ・フエト:ファンタジア
ヨアヒム・ファン・デ・・ホーフェ(1567-1620):
前奏曲/アルマンド/涙のパヴァーヌ/Susanneken
Het Laeste Leijtsche Afscheyt/Favorito - Diomedes Cato
Windeken/ガリアルド/ファンタジア第6番/アルマンド/ガリアルド
フランドルの歌
エマヌエル・アンドリアーンセン(1554頃-1604):
イングランドの歌-別のイングランドの歌-イングランドのサルタレッロ
アントニー・ベイルズ(リュート)
録音:聖マリア教会、シェーネモーア(ドイツ)、時期の記載なし
リュート界の重鎮で、アムステルダムのスウェーリンク音楽院教授として数多
くの優秀なリュート奏者を輩出したアントニー・ベイルズによる、16世紀後半
から17世紀前半にかけてのオランダのリュート音楽。




<DUTTON>
CDEA 1919 ¥750
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
フランツ・ワックスマン指揮
RCAビクター室内管弦楽団 1946年
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調Op.31
ジョン・バルビローリ指揮
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1935年
グルーエンバーグ:ヴァイオリン協奏曲Op. 47
ピエール・モントゥー指揮
サンフランシスコ交響楽団 1945年
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)

CDEA 1920 ¥750
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」-第3幕間奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1935年(ウェーバー) 1938年(チャイコフスキー)

CDEA 9812 ¥750
ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」Hob.I-96
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団  1947年
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 1946年
ラヴェル:スペイン狂詩曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団  1946年
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 1947年
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム指揮

CDEA 9813 ¥750
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1928年
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67
ベルリン国立歌劇場管弦楽団 1926年
R・シュトラウス:「ドン・キホーテ」Op.35
バイエルン国立管弦楽団 1941年
R・シュトラウス指揮

CDEA 9814 ¥750
ストラヴィンスキー:
「ペトルーシュカ」組曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮
交響楽団   1928年
「火の鳥」組曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮
コンセール・ストララム管弦楽団 1928年
ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(P)
エルネスト・アンセルメ指揮
コンセール・ストララム管弦楽団 1930年

CDEA 9815 ¥750
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
フェリックス・ワインガルトナー指揮
パリ音楽院管弦楽団 1939年
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ペトロ・ドゥ・フレータ=ブランコ指揮
管弦楽団   1932年
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲op.25
ポール・パレー指揮
コンセール・コロンヌ管弦楽団   1934年
マルグリット・ロン(P)

CDEA 9816 ¥750
R.シュトラウス:
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
ミラノ・スカラ座管弦楽団  1947年
交響詩「死と変容」Op.24
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団  1947年
「町人貴族」組曲Op.60
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団   1929年
クレメンス・クラウス指揮

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12-02 No.26-1

2012年02月24日 14時42分14秒 | Weblog
<ALBANY>
TROY1295 ¥1980
フローレンス・B・プライス(1887-1953):
(1)1楽章の協奏曲
(2)交響曲第1番ホ短調
レスリー・B・ダナー指揮
ニュー・ブラック・ミュージック・レパートリー・アンサンブル
(1)ケレン・ウォルウィン(Pf)
録音:2011年3月
フローレンス・B・プライスはアーカンサス州出身のアフリカ系アメリカ人の
女性作曲家でニュー・イングランド音楽院、シカゴ音楽大学などで学んだ。
生涯に300曲以上の作品を残し、彼女が編曲した黒人霊歌はマリアン・アンダ
ーソン、レオンタイン・プライスらが好んで取り上げたと言われる。
1楽章の協奏曲は黒人霊歌風の温かな旋律がラフマニノフを彷彿とさせる華麗
なピアノと管弦楽法で展開する秀作。交響曲ホ短調はアメリカ黒人女性による
最初の交響曲。1932年ロドマン・ワナメイカー財団賞の第1等賞を受賞した作
品。も黒人霊歌の旋律を基本素材とした作品でドヴォルザークの「アメリカ」
や「新世界より」と思わせる堂々とした力作。

TROY1325 ¥1980
「ホルンのための室内楽曲集」
(1)ブラームス:ホルン三重奏曲Op.40
(2)モーツァルト:ホルン五重奏曲K.407
(3)ベートーヴェン:2つのホルンと弦楽四重奏のための六重奏曲Op.81b
(4)シューベルト:「流れの上で」Op.post119, D.943
リチャード・キング(Hrn)、
(1)(3)エイミー・リー(Vn)、
(1)(4)オーリ・シャハム(Pf)、
(2)(3)佐藤マリ(Vn)、(2)(3)リン・ラムゼイ(Va)、
(2)スタンレイ・コノプカ(Va)、
(2)ジュリー・マイヤーズ・キング(Pf)、
(3)ジェシー・マコーミック(Hrn)、
(3)ポール・クシウス(Va)、(4)ジュンユン・オー(S)
録音:2011年5月-6月
リチャード・キングはクリーヴランド管の首席ホルン奏者。ソリストとして
東京交響楽団とも共演したことがあり、日本でもコンサート、マスター・ク
ラス開講を行い人気がある。ここではホルンを中心にすえたお馴染みの名曲
を集めた。その甘い音色はクリーヴランド管の首席に恥じない名演奏。

TROY1300 ¥1980
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
ウィリアム・ヒル:交響曲第2番「ベートーヴェン7.1」(2009-10)
ローレンス・ゴラン指揮
ラモント交響楽団
ウィリアム・ヒルの交響曲第2番《ベートーヴェン7.1》はベートーヴェンの
交響曲第7番の素材に基づく一種のパラフレーズ、オマージュとして作曲され
た。作曲者ヒルはコロラド交響楽団の打楽器奏者としても活動し、デンバー
のラモント音楽大学作曲科の教鞭も執っている。ベートーヴェン:交響曲第7番
の中にある幾つもの印象的なモティーフが無調によって見事に展開されてい
る。なおラモント交響楽団はコロラド州デンバーにあるラモント音楽大学の
レジデント・オーケストラ。


TROY1305 ¥1980
「盗まれた黄金」
-ヴァイオリンとテープ、ライヴ・エレクトロニクスのための作品集
タニア・レオン:アバニコ(2007)
田中カレン:ウェイヴ・メカニクスII(1994)
ミリカ・パラノシク:アル・アイリ・レポ・スヴィリ(2005)
アンナ・ルビン:盗まれた黄金(1991,ヴァイオリン版:2005)
リンダ・ダスマン:マニフィカト3「ラメント」(2004)
アリス・シールズ:キリエル(2004-05)
ベッカ・シャック:パルス(2002)
吉岡愛理(Vn,エレクトリックVn)
いずれもヴァイオリンとテープもしくはライヴ・エレクトロニクスなどとの
コラボレーションによる作品集。ラテン情緒あふれる楽しいタニア・レオン
のアバニコ、われらの田中カレン女史のウェイヴ・メカニクス、中近東のエ
キゾチシズムが神秘的なルビンの盗まれた黄金ほか新しさとポップさがほど
よくミックスされた鮮烈な一枚。ヴァイオリンの吉岡愛理はニューヨーク在
住。アメリカ、カナダ、ヨーロッパで活動し日本でも度々リサイタルを行っ
ている期待のヴァイオリニスト。

TROY 1301 ¥1980
「イン・ノミネ」
(1)クルターク(b.1926):サイン、ゲームそしてメッセージ(1986-2006)
(2)アルトゥール・アヴァネソフ(b.1980):G.Kへのオマージュ
(3)ティグラン・マンスリアン(b.1939):ラメント(1980)
(4)プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタOp.56
(5)アヴァネソフ:「ゼメスターニ、バハーリ、ベヘシュティ」
モヴセス・ポゴシアン(Vn)、
(2)(4)ヴァーティ・マヌーエリアン(Vn)、
(2)(5)アルトゥール・アヴァネソフ(Pf)
録音:2010年、DDD、59:40
ヴァイオリンのポゴシアンは旧ソ連アルメニア出身。1986年にチャイコフス
キー国際コンクールに入賞、1990年にはボストンでチャイコフスキーの協奏
曲でアメリカ・デビュー以来、ソリストとして世界中で活躍している。また
共演のマヌーエリアンはポゴシアン夫人。東京カルテット、クロノス・カル
テットとも共演しクラシックのみならず現代作品の紹介にも力を入れている。
巨匠クルタークの代表作と近年評価の著しいマンスリアンの哀感あふれる作
品の世界初録音が聴きもの。

TROY1319 ¥1980
デイヴィッド・マスランカ(b.1943):
(1)アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
(2)リベレーション(解放)
スティーヴン・K.スティール指揮
(1)イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー、
(2)イリノイ州立大学シンフォニック・ウィンズ
(1)ポール・ノーレン(アルトSax)、
アルト・サクソフォン協奏曲は5楽章からなる大作で各楽章には1:歌「地上の
炎」/2:間奏曲「明るい窓、あなたの夜は星に満たされ」/3:歌「親愛なる
イエス、あなたは私に何をしたのですか?」/4:間奏曲「星月夜」/5:歌
「人間よ、これを見たことがあるか?」と標題が付けられ、ドラマティック
に展開する。「リベレーション」は2010年JWECC(日本管楽合奏指揮者会議)の
委嘱作。吹奏楽の機能とダイナミズムを存分に使い切った快作。イリノイ州
立大学のウィンド・シンフォニーとシンフォニック・ウィンズは名前が違い
ますが、編成はほぼ同じ。メンバーはほとんど異なります。

TROY1335 ¥1980
「リジェネシス」-再生の音楽
(1)アンソニー・プロッグ:コンチェルト2010(2010)
(2)アルフレッド・リード:ワーグナーのポラッツィの主題による変奏曲(1983)
(3)デイヴィッド・マスランカ:交響曲第8番(2008)
ボビー・R・フランシス指揮
テキサス・クリスチャン大学ウィンド・シンフォニー
(1)アメリカン・ブラス・クインテット
吹奏楽では名作と言われるリードのワーグナーのポラッツィの主題による変
奏曲とマスランカの大作、交響曲第8番のカップリングに加え、プロッグの最
新作、金管五重奏と吹奏楽のための協奏曲2010という話題作満載の一枚。

TROY1284 ¥1980
タニア・レオン:
(1)HAIKU(俳句)
-ナレーターとミクスト・アンサンブルのための
(2)イヌラ
-声、弦楽と打楽器のための
(1)(2)タニア・レオン指揮
(1)ダンス・シアター・オブ・ハーレム・アンサンブル
(Fl, Fg, Gr, 筝, Vc, Cb, Perc)
(2)ソン・ソノーラ・ヴォイセズ、ソノ・ソノーラ・アンサンブル、
ダンス・ブラジル・パーカッション
録音:(1)1973年、(2)2009年
タニア・レオンはキューバ出身の作曲家、指揮者で彼女の代表作歌劇《ヒヤシ
ンスの惨劇》はヘンツェの依頼で作曲、初演された。また作品はオルフェウス
室内管、シンシナティ響、アンサンブル・モデルンなどによって演奏されてい
る。アメリカではローリー・アンダーソン、メレディス・モンクらと並んで女
性作曲家の三羽烏と目されているそう。さてHAIKUは松尾芭蕉、与謝蕪村、寺
村百池、小西来山の俳句の英訳をナレーターが朗読する(なんとなくNHK教育
のJブンガクを思い出す)背後で読経のようなコーラス、ミステリアスな無国
籍風のアンサンブルが音楽をつけてゆく30分あまりの大作。「イヌラ」も屈
託のないペンタトニックの響きがのどかに拡がる似非アジア風音楽かと思え
ば途中から作曲者の故郷キューバのリズムが加わりどこまでも平和で脳天気
な(ルー・ハリソンみたいな)音楽が続く。実に楽しいアルバム。

TROY1294 ¥1980
アレック・ワイルダー(1907-80):ピアノ作品集
(ソナタ・ファンタジー/ハーディ組曲/組曲第1番/組曲第2番
エッセイ第2番/組曲第3番/組曲第4番/12のモザイク)
ジョン・ノエル・ロバーツ(Pf)
録音:2010年6月
アレック・ワイルダーはフランク・シナトラ、トニー・ベネット、スタンゲッ
ツらとも深く関わり、ポピュラー、クラシック両方で活躍した。作品はジャズ
の影響を受けたものが多いが古典派、印象派、無調の影響を受けたものもあり
と多岐に渡っている。

TROY1298 ¥1980
「ドライヴ・アメリカン」
ジョン・アダムズ:アメリカン・バーサーク(2001)
ジョーン・タワー:ノー・ロンガー・ヴェリー・クリア(2000)
ダニエル・クローズィアー:冬のオーバード(2009)
陳怡(チェン・イ):バ・バン(1999)
オーガスタ・リード・トーマス:痕跡(2007)
(夢:シューマン×クラム風/奇想曲:スカルラッティ×アート・テイタム風
/タンゴ:ピアソラ×コルトレーン風/即興曲:ストラヴィンスキー×ショパン
&セロニアス・モンク風/トッカータ:バッハ×ビバップ風)
ウィリアム・ボルコム:12の新しいエチュード第4集(1988)
ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)
録音:2009年5-7月
アメリカ在住の作曲家によるピアノ新作集。ポスト・ミニマリズムの旗手と
していまや巨匠の域にまで達したジョン・アダムズのミニマル流ラグタイム
の軽-い味わいが楽しい「アメリカン・バーサーク」、様々な作曲家の様式を
ミックスしたというA.R.トーマスの「痕跡」、巨匠ボルコム作品など聴き所
満載。

TROY1299 ¥1980
ホセ・ペペ・マルティネス:
マリアッチ・オペラ「月の表面を横断する」
ヒューストン・グランド・オペラ
マリアッチ・ヴァルガス・テカリトラン
マリアッチとはメキシコを代表する民族的バンドのスタイルで通常、祭り、結
婚式、宴会などで座を盛り上げるため演奏する。この作品ではそのマリアッチ
の様式で書かれた歌劇で明るくゴキゲンなメキシコ情緒がたっぷり味わえる。
なお歌はスペイン語で間の会話は英語で行われている。

TROY1302 ¥1980
「エマ・ルー・ディーマー:作品集」
(1)ピアノ三重奏曲
(2)トランペット、ホルン、トロンボーンとピアノのための四重奏曲
(3)マリリンのための7つの小品
(1)(2)ジョーン・デヴィー・ディクソン(Pf)、
(1)ローラ・コバヤシ(Vn)、エレン・グロールマン(Vc)、
(2)ロリ・アントン(Trp)、サンドラ・ウッドワード(Hr)、
ブライアン・アントン(Trb)、
(3)エマ・ルー・ディーマー(Pf)
ディーマーはイェール大学とイーストマン音楽院で学び、サンタバーバラ交響
楽団のレジデンス・コンポーザーを勤める中堅作曲家。作風は印象派、新古典
主義に更にモダンな要素を加えた洗練されたもの。「マリリンのための7つの
小品」は洒落たピアノ小品集かと思いきや突然ヘンリー・カウエル風の似非民
族音楽とピアノの内部奏法が出てきて楽しい。

TROY1303 ¥1980
バーバラ・ホワイト作品集
(1)5つの元素(2003)/(2)十分なロープ(2006)/(3)傷と目(2007)/
(4)「私の納屋が焼失した、私は今、月を見ることができる」(2008)
(1)ジェニファー・フラウチ(Vn)、(1)(4)ローラ・フラウチ(Vn)、
(1)ダニエル・パナー(Va)、(1)(4)ソフィ・シャオ(Vc)
(1)(3)(4)ジョン・ブラックロウ(Pf)、
(2)サブリナ・リアーマン(S)、(2)デボラ・ボールディン(Fl)、
(4)タラ・ヘレン・オコーナー(Fl)、(4)アラン・ケイ(Cl)
バーバラ・ホワイトはニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル、
ボストン・ムジカ・ヴィヴァなどから作品を委嘱され、セント・ルーク室内ア
ンサンブルにも作品を提供している。モード、調性的な響きと現代の新しい楽
器法によるユニークな音響を折衷して独自のリリシズムを確立している作曲家。
懐かしい「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチも参加しています。

TROY1304 ¥1980
「神聖なる声」-グレアム・ゴードン・ラムジー(b.1962)作品集
アヴェ・マリア(2007)/聖ステファニーのミサ(2007)/
服従(2008)/もしあなたが私を愛するなら(2008)/
深き淵より(1990)/3つの詩篇(2002)/ラウダーテ・ドミヌム(2009)
ハインリッヒ・クリスティアンセン(指揮)合唱団
グラハム・ゴードン・ラムジーはカリフォルニア出身で作曲をデイヴィッド・
デル・トレディチらに師事。主に宗教音楽の分野で作曲を行っており、作品は
アメリカのみならず、イタリア、デンマークでも歌われている。20世紀初頭の
イギリスの作曲家の合唱曲に似た精妙な和声と繊細な情感に溢れている。

TROY1307 ¥1980
「恐怖と記憶」-アンドルー・ワッゴナー作品集
アンドルー・ワッゴナー(b.1960):
(1)インプロヴィゼーション
(2)弦楽四重奏曲第3番(2002)/(3)エクソシスト(2006)
(4)リーヴル(本)(2001)/(5)恐怖の目録(2009)
(6)ひとつの優しさ(2008)/(7)インプロヴィゼーション
(1)(5)(7)オープン・エンド(SQ&Pf)、
(2)コリリアーノ四重奏団(SQ)、
(3)フレキシブル・ミュージック(Sax, G, Perc, Pf)
(4)C.スティンソン(Vc)、M.モルコスキ(Pf)、
(6)アンサンブル・ノードリーズ(Vn,Vc,Pf,Cl)
録音:2010年
ワッゴナーはニューオリンズ出身でイーストマン音楽院とコーネル大学で学ん
だ。ロジャー・セッションズ賞の始めアメリカ国内の数々の作曲賞を受賞して
いる。作風はバルトーク、ストラヴィンスキーを思わせるリズムにジャズ風の
コードやメロディを加え、ニュー・ジャズ、プログレシヴ・ロックを彷彿とさ
せるポップな現代音楽。クロノスQのレパートリーが好きな人は気に入るだろう。

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12-02 No.26-2

2012年02月24日 14時41分43秒 | Weblog
TROY1308/09 2枚組 ¥3960
ラリー・ベル:
(1)「四季」-エリザベス・カーシュナーに詩によるカンタータOp.101
(2)通奏低音付きチェロ組曲Op.110
(3)パルティータ第1番Op.97
(4)カプリース第3番Op.54
(5)パルティータ第2番Op.102
(6)セレナード第2番Op.98
(1)「秋」:トーマス・グレッグ(T)、E.ローレンス(Hrp)
「冬」:B.A.コンドン(MS)、ラリー・ベル(Pf)、
「春」:フィリップ・リマ(Br)、P.シエンニワ(Cemb)
「夏」:E.ホームズ(S)、J.ムラトレ(G)
「フィナーレ」:ラリー・ベル(指揮)、上記歌手・奏者達、他
(2)(6)サム・ウ(Vc)、(2)(3)(5)(6)ポール・シエンニワ(Cemb)
(4)アルド・アブロー(リコーダー)
録音:2010-2011年
ラリー・ベルはニュー・イングランド音楽院、バークレー音楽大学で教鞭を執
る他、ピアニストとしても活動し、NAXOSよりパーシケッティのピアノ作品集を
リリースしている。作曲家としては穏健な新ロマン主義的な作風を持つ。カン
タータ「四季」は80分の大曲ですが、カンタータと言いながら「秋」-「夏」は
独唱の歌曲、フィナーレでようやく全員が揃います。全編、調性のある美しい
旋律が優れたヴォーリストたちによって歌われる。グランマ・モーゼスの絵画
を見るような穏やかな作品。

TROY1310 ¥1980
「パーシケッティと彼の弟子たちのピアノ音楽」
ヴィンセント・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ第9番,冬至*
マーガ・リヒター:ピアノ・ソナタ,記憶*,8つの小品*
ジェイコブ・ドラックマン:7つの大罪*
リチャード・ズィムダーズ(Pf)
録音:2010-2011年
(*印:世界初録音)
パーシケッティ(1915-1978)はイタリア系アメリカ人でジュリアード音楽院で長
らく教鞭を執った。そんな彼の弟子の作品を含むピアノ作品集。パーシケッティ
自身は新古典主義の傾向が見られるが弟子たちの作品は様々な様相を呈している。

TROY1311 ¥1980
「アルベニス風に」-クリス・バックホルズ、トロンボーン・リサイタル
シチェドリン(b.1932):アラ・アルベニス
ビュッセル(1872-1973):12の旋律的なウ゛ォカリーズ練習曲より(4曲)
ジャン・オーバン(b.1928):アリア、スケルツォとフィナーレ
ヒンデミット(1895-1963):アルト・ホルンのためのソナタ
レオン・ステッケ(1904-1942):嬰ヘ調の変奏曲
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ガーデル・シモンズ(1878-1945):ゴンドラの船頭
クリス・バックホルズ(Trb)、
ジーン・ボトキン(Pf)
ブックホルズはクラシックとジャズの世界で活躍しトニー・ベネット、ナタリ
ー・コールとも共演する一方、ピッツバーグ響、デトロイト響。ボストン・ポ
ップス、シンシナティ・ポップスとも度々共演しているベテラン。甘い音色と
朗々としたメロディの歌いまわしが魅力。

TROY1312 ¥1980
ジャック・ビーソン(1921-2010):
(1)歌劇「ハイデッガー博士の不老泉」
(シェルドン・ハーニック台本)
(2)室内歌劇「おーい助けてくれ」
(1)C.ウィルコックス、J.クリスティンほか、
トーマス・マーティン指揮室内管弦楽団
(2)J.リアードン(Br)、L.ガブリエル(S)、
フレデリック・ウォルトマン指揮
コロンビア室内管弦楽団
ビーソンはイーストマン音楽院とコロンビア大学で学び、多くのオペラ、歌曲、
室内楽を作曲し、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。幾分ベルクを思わせ
るシリアスな「ハイデッガー博士の不老泉」、メノッティを思わせる親しみや
すい「おーい助けてくれ」と対照的な2つのオペラを収録。

TROY1313 ¥1980
「転換」-トロンボーンのための音楽
(1)フィッシャー・タル:変奏(ディヴァージョン)
(2)サイモン・ウィルズ:トロンボーン四重奏のためのソナタ
(3)ジャック・カステレード:前奏曲と舞曲
(4)エリック・エワゼン:ダンツァ・デラ・ヴィータ
(5)アンソニー・バーフィールド:独白
(6)マイケル・ダイヴァーズ:主題によるディヴァージョン
ステントリアン・コンソート:
【デイヴィッド・ベノチェ(Trb)、ブレント・フィリップス(Trb)、
ジョナサン・ホワイテイカー(Trb)、バーニー・マッコラム(B.Trb)】
(1)(5)ジョセフ・アレッシ(Trb)、
(1)ピーター・エルフソン(Trb)、
(3)エルヴィア・プッチネッリ(Pf)、
(3)トッド・ミーハン&ティム・タル(Perc)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成以来、数々の音楽祭、大学のセミ
ナーなどに招かれコンサートを行っている。ニューヨーク・フィルの首席トロ
ンボーン奏者ジョセフ・アレッシとも度々共演しここでも息の合ったところを
聴かせている。

TROY1314 ¥1980
「ハート・オン・ザ・ウォール」
-アフリカ系アメリカ人によるアート・ソング集
ロバート・オーウェン:ハート・オン・ザ・ウォール
ジュリアス・P.ウィリアムズ:歴史の神話
ロバート・L.モリス:抒情組曲
ヌケイル・オコイェ:ハリエット・タブマン歌曲集
ルイーズ・トッピン(Sop)、
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
録音:2006-7年
クラシック系音楽の分野で活躍するアフリカ系アメリカ人作曲家によるオーケ
ストラ伴奏つき歌曲集をまとめたもの。いずれも素朴で力強いメロディと繊細
な情感にあふれた生命力のある作品が揃っている。ソプラノのルイーズ・トッ
ピンはアメリカ、ヨーロッパ、日本などで活躍するオペラ歌手で当ALBANYには
スティルの歌劇ほか複数の録音がある。このCDのプロデュースも自ら手掛けて
いる。

TROY1315/16 2枚組 ¥3960
ステファン・ワイスマン:歌劇「ダークリング」
-台本:アンナ・ラヴィノヴィッツ
M.ヘグルンド(S)、ハイ-ティン・チン(MS)、
J.ガリソン(T)、M.ウーレマン(B,Br)、
ブライアン・デマリス(指揮)、弦楽四重奏団、ほか
ワイスマンはニューヨークを中心に活動する若手作曲家で作曲をデイヴィッド
・ラングらに師事した。両大戦間の不況と混迷のアメリカを舞台にしたこの歌
劇はアメリカン・オペラ・プロジェクトの委嘱により作曲された。数人の歌手
と語り手、それに弦楽四重奏という極めて切り詰められた編成で淡々と進めら
れるモノクロームの人間模様。弦楽四重奏は無調から当時の流行音楽のスタイ
ルまで幅広く取り込む。

TROY1317 ¥1980
「錬金術」-ジャン・クルジウィキ(b.1948)作品集
(1)寓話/(2)パルティータ
(3)錬金術/(4)5つの詩曲
(5)夕べの影に
(1)(2)スーザン・ノウィキ(Pf)、(1)リン・クロック(バリトンSax)、
(2)フレデリック・T.コーエン(Ob)、(3)マシュー・ベングトソン(Pf)
(4)ジェフリー・カナー(Fl)、(4)チャールズ・アブラモヴィッツ(Pf)
(5)スーザン・ナルッキ(S)、J.ヴィオー(G)、岡浩乃(Vn)、
レイチェル・ク(Va)、ユミ・ケンドール(Vc)
録音:2007年8月
ジャン・クルジウィキはフィラデルフィアを中心に作曲のほか、指揮者、教育
者として、また音楽祭の企画など多彩な活動を行っている。作風はヨーロッパ
の前衛に近い位置を保っており、その厳しい姿勢に他のアメリカの作曲家には
ない品格が感じられる。声楽曲「夕べの影に」は厳しい表現のなかに象徴主義
的なほの暗いロマンティシズムが感じられる傑作。

TROY1318 ¥1980
「フリー・フライング」
(1)ジョン・スティーヴンス:トロンボーン・ソナタ(2002)
(2)スティーヴ・ラウズ:フライング・ボーイ(2005)
(3)フレデリック・スペック:自由落下
(4)スタンリー・フリードマン:トロンボーン・ソナタ(1999)
(5)ポウル・ブリンク:トロンボーンとバンドのための変奏曲
ブレット・シャスター(Trb)、
(1)(3)(4)クリスタ・ウォレス=ボーズ(Pf)、
(2)ルイスヴィル大学金管五重奏団、
(5)フレデリック・スペック指揮ルイスヴィル大学ウィンド・アンサンブル
ブレット・シュスターはニュー・イングランド音楽院、アリゾナ州立大学で学
び、現在フィラデルフィアを拠点に活動している。ソリストとしてオーケスト
ラとの共演も多く、ルイスヴィル響、サンディエゴ響とも共演。数々のワーク
ショップ、音楽祭にも招かれている。このCDは彼名義の初のソロ・アルバムで
あり、ピアノ伴奏によるものから大規模なウィンド・アンサンブルを従えたも
のまでヴァラエティ豊か。

TROY1326/27 2枚組 ¥3960
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
歌劇「占い師」
スティーヴン・バイエス指揮オハイオ・ライト・オペラ
エイミー・マップルス、スティーヴン・フォーク、ほか
ハーバートはアイルランド出身で後にアメリカに帰化し、当時ライト・オペラ
と呼ばれた創成期のミュージカルの基礎を築いた重要な作曲家です。チェロ奏
者としてヨハン・シュトラウスIIの楽団に在籍しシュトラウスのスタイルを吸
収し後に自分の音楽へ昇華させます。ハーバートのチェロ協奏曲はドヴォルザ
ークに霊感を与え、チェロ協奏曲作曲を決心させたとも言われています。しっ
かりとした構成と美しい旋律と管弦楽法は今聴いても色褪せません。オペラ・
ファン、ミュージカル・ファンはぜひお聴き下さい。

TROY1328 ¥1980
「天使と悪魔」-チューバのための作品集
アルフレッド・リード:二重奏のファンタジア
バーバラ・ヨーク:天使のためのエレジー
ジョン・スティーヴンス:「サルヴェ・ヴェネーレ、サルヴェ・マルテ」
ブラームス:永遠の愛を、歌の調べのように/シューマン:異郷にて
ファーラー・フェラン:堕ちた天使のソナタ
ジェームズ・グラント:
ワルツ・フォー・ベッツ/アンソニー・プロッグ:3つの細密画
エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
ジェームズ・ミードア:黙示録的声/ニールセン:カント・セリオーソ
ティム・バズビー:チューバ吹きのサガ(伝説)
ティム・バズビー(Tuba)、
フェイス・デボウ(Pf)
録音:2010年7月
吹奏楽関係者の間では有名なチューバ奏者ティム(ティモシー)・バズビーは前
回も古今のオーケストラ名曲のトロンボーン・チューバ・パートだけを集めた
CD(TROY1282)で話題となったが、こちらはチューバのためのオリジナル作品
(一部編曲物あり)を中心にしたアルバム。バズビーは最近メルボルン響の首席
チューバ奏者に就任した他、ソリストとしても各国のオーケストラを共演し活
動の幅を広げている。

TROY1329 ¥1980
「回想」-アメリカのフルート音楽
(1)ジョセフ・シュワントナー:回想(2009)
(2)エリオット・カーター:私は風に描く(1991)
(3)ドナルド・マルティーノ:クォドリベッツ(1954)
(4)ヴィンセント・パーシケッティ:寓話(アルト・フルートのための)(1965)
(5)ロバート・ディック:魚は跳ね上がる(1999)
(6)サミュエル・バーバー:カンツォーネ(1959)
(7)ロバート・ビーサー:水の中で自分自身を賞賛する老人(1986)
(8)ジョセフ・シュワントナー:黒いイソギンチャク(1982)
レナード・ギャリソン(Fl)、
(1)(6)-(8)ジェイ・マウチェリー(Pf)
録音:2011年5月
ギャリソンはワラ・ワラ響の首席フルート奏者でモンタナ・レッド・ロッジ音
楽祭の音楽監督を務め、ソリストとしてはシカゴ響とも共演したことがある実
力派。20世紀の様々な傾向のフルート作品を収録。

TROY1330 ¥1980
「クラリネット・コレクティヴ」
(1)レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-94):6つの音楽的エチュード(1955)
(2)フランク・ウィリー(b.1949):起動と精霊の踊り(2000)
(3)アラン・ストート(b.1932):ムーヴメント(2000)
(4)マリー・アン・グリーブリング(b.1936):四大元素
(5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Cl&Pfのための編曲版)
(6)ドビュッシー:4つの歌曲(Cl&弦楽四重奏のための編曲版)
(7)ケント・ケンナン(1913-2003):哀歌
(8)モーツァルト:4つの教会ソナタ(Cl、木管八重奏&コントラバス版)
デニス・ナイグレン(Cl)、
(1)(8)ワイン・ゴーダー指揮(1)ガロワ・モンブラン・アンサンブル、
(3)(6)エイデン弦楽四重奏団、
(4)(5)ジェリー・ワン(Pf)、(8)モーツァルト・アンサンブル
ナイグレンはミシガン州立大学で学び、現在ケント州立大学でクラリネットの
教授を行う傍ら、主にソリストとして吹奏楽の分野で活躍し近現代の作品の演
奏に定評がある。本CDでは特にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と
「4つの歌曲」におけるナイグレンの極めて繊細な表現に驚かされる。

TROY1331/32 2枚組 ¥3960
サリヴァン(1842-1900):喜歌劇「ペンザンスの海賊」
J.リン・トンプソン指揮オハイオ・ライト・オペラ
ニコラス・ウーアーマン、カーラ・ヒューズ、スティーヴン・フォーク、
テッド・クリストファー、ほか
「ペンザンスの海賊」はイギリスの喜歌劇作曲家アーサー・サリヴァンの代表
作で1879年、作曲者自身の指揮でニューヨークの五番街劇場で初演され、今日
のいわゆるミュージカルの祖となった。孤児の集団で作られた海賊たちとやた
ら人のよい船長たちが出会う人々との涙あり笑いありのラヴ・コメディ。親し
みやすい楽しい旋律満載で今日いまだ根強い人気を誇っている名作。オハイオ
・ライト・オペラの歌手たちの安定した歌唱で思わず引き込まれる。

TROY1333 ¥1980
「エヴリウェア・エンタングルド」
ブレーク・ウィルキンス(b.1965):蛇との踊り
スティーヴン・A.テイラー(b.1965):エヴリウェア・エンタングルド
クリストファー・ディーン(b.1957):たてがみのスクロール
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン
スティーヴン・ゴーボス(b.1978):プッシュ
後藤洋(b.1958):見えざる者が通り過ぎる
スティーヴン・ハートキ(b.1952):パーコレーション・プロセシズ
デイヴィッド・クラム(b.1962):キネティクス
ジャスティン・メリット(b.1975):疾風怒濤
ブレーク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
録音:2011年5月
打楽器アンサンブルの古典的名作ヴァレーズのイオニゼーションから最新の作
品までを収録。新ロマン主義なもの、ラテン的なノリのよいもの、ミニマル・
ミュージック風なものまで多種多様。

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