<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 15 ¥1650
「ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ /
HMVステレオ録音集成Vol.2」
・モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
初CD化、ステレオ・テイク初出
録音時期:1954年12月22-23日(ステレオ・セッション)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 ※初CD化
録音時期:1959年5月23-24日(ステレオ)
・モーツァルト:12のメヌエットK.568 初CD化、ステレオ・テイク初出
録音時期:1956年12月4日(ステレオ)
収録場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
ルイス・ケントナー(P)※
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
フィルハーモニア管弦楽団 ※
ハリー・ブレック(指揮)
プロデューサー:ベルトルト・ゴルトシュミット、
ローレンス・コリングウッド
オリジナル・ステレオ・レコーディング・エンジニア:
クリストファー・パーカー、ダグラス・ラーター、ロバート・グーチ
リマスタリング:2011年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
HMVステレオ録音集成第1集(FHR.05)が好評を博したハリー・ブレック&ロンド
ン・モーツァルト・プレイヤーズの続篇が登場します。
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の
数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い
ファンの支持を得ています。
第2集はすべてモーツァルトの作品を収録。1954年12月に、マーラーの第10交
響曲クック全曲版の推敲協力と初演で有名なベルトルト・ゴルトシュミットが
プロデュースを手掛け、現存するうちでEMI最初期のステレオ全曲録音による
「リンツ」や、「伝説のモーツァルト弾き」ケントナー独奏によるピアノ協奏
曲第24番と、まさに歴史上の名前が録音に関わっていることにも興奮します。
このたびもHMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される収録内容す
べてが初CD化となるもの。「リンツ」と「12のメヌエット」については、初
出時にはモノラルLPでのリリースであったものですが、ともに保管されていた
セッション・テープをもとにしたステレオ・テイクでの初登場となるため、ア
ナログを愛聴されている方々にとっても見逃せないところといえるでしょう。
「リンツ」のオリジナル・ステレオ・テイク収録にあたったエンジニアでもあ
るクリストファー・パーカーを顧問に迎え、2011年にアビー・ロード・スタジ
オにおいて全曲のリマスタリングをイアン・ジョーンズが担当。名エンジニア
の顔合わせによる極上の音質で、美しく端整なモーツァルト演奏をぜひともお
楽しみください。コンパクトな折たたみ紙ジャケット仕様。
<ORFEO D'OR>
ORFEOR 857122 2枚組 ¥4160
ドニゼッティ:
「ドン・パスクワーレ」(ドイツ語歌唱)
―その眼差しに騎士は,用意はいいわ
エディタ・グルベローヴァ(S ノリーナ)
ハンス・ヘルム(Br マラテスタ)
エクトル・ウルボン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1977年10月24日、ミュルツツーシュラーク
ドニゼッティ:「ルチア」―あたりは静寂に包まれ,裏切られた父の墓で
エディタ・グルベローヴァ(S ルチア)
ペテル・ドヴォルスキー(T エドガルド)
ジュゼッペ・パタネ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1978年3月23日
モーツァルト:「後宮からの逃走」―どのような責苦があろうとも
エディタ・グルベローヴァ(S コンスタンツェ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1979年6月15日
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―失せなさい、ひどい人
エディタ・グルベローヴァ(S ドンナ・アンナ)
ジェリー・ハドリー(T ドン・オッターヴィオ)
イヴァン・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1989年6月13日
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」―ああ、残酷な危険が
エディタ・グルベローヴァ(S ジューニア)
アルノルト・エストマン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1991年1月20日
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
―ある喜ばしい日,ああ、きっとあの人なのね
エディタ・グルベローヴァ(S ヴィオレッタ)
アルフレード・クラウス(T アルフレード)
ピンカス・スタインバーグ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1990年9月11日
J.シュトラウス:「こうもり」―侯爵様
テオドール・グシュルバウアー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1979年12月31日
マスネ:「マノン」
―さようなら、わたしの小さなテーブル,私が道を歩くと,この静かな部屋…
エディタ・グルベローヴァ(S マノン)
フランシスコ・アライサ(T デ・グリュー)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1983年12月8日
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」―薔薇色の光の昼が
エディタ・グルベローヴァ(S マリア・ストゥアルダ)
クルト・リドル(Bs タルボ)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1985年9月28日
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」―この心の光が
エディタ・グルベローヴァ(S リンダ)
ブルーノ・カンパネッラ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1997年10月19日
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェルー」―行け!死がお前を頭上に抱えた
エディタ・グルベローヴァ(S エリザベッタ)
ラモン・ヴァルガス(T ロベルト)
ユ・チェン(Br ノッティンガム)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
2000年12月7日
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」―何と美しい
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs アルフォンソ)
ペーター・イェロジッツ(T ルスティゲッロ)
フリードリヒ・ハイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2010年10月2日
ベッリーニ:「ノルマ」―ご覧ください、ああノルマよ
エディタ・グルベローヴァ(S ノルマ)
ナディア・クラステヴァ(Ms アダルジーザ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2005年2月5日
ベッリーニ:「清教徒」―ああ!寺院へ行ってください
エディタ・グルベローヴァ(S エルヴィーラ)
カルロス・アルヴァレス(Br リッカルド)
エギルス・シリンス(Bs ジョルジョ)
マウリツィオ・ベニーニ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1996年12月10日
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」―偉大な王女様
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1996年4月20日
特記ないものはウィーン国立歌劇場での上演
エディタ・グルベローヴァ
ORFEOから嬉しいリリース。エディタ・グルベローヴァがウィーン国立歌劇場
で歌ったライヴ録音集です。ブラティスラヴァ生まれのグルベローヴァは、
20代半ばでウィーン国立歌劇場に進出、ここでスターの座を勝ち取り、現在に
至るまで彼女の重要な拠点の一つです。このCD2枚には、1977年から2010年ま
で、30年以上のウィーン国立歌劇場でのグルベローヴァの名唱を集めています。
ことに若い頃のグルベローヴァの舞台の中でも飛び切りの名演として知られる
1978年の「ルチア」が部分的にも聞けることはありがたいもの。またグルベロ
ーヴァの得意中の得意であるツェルビネッタを、ホルスト・シュタインの指揮
で聞けるのも嬉しいことです。1990年の「トラヴィアータ」では、アルフレ
ードは62歳のアルフレード・クラウス、しかし舞台裏から見事なハイCを聞か
せ、それを受けたグルベローヴァが一段と気合の入った歌を歌うというスリリ
ングな面白さも楽しめます。またマニアには、ウィーン国立歌劇場の地方公演
でのドイツ語歌唱の「ドン・パスクワーレ」という珍品も用意されています。
いずれもORFの音源を使用、もちろん優秀なステレオです。グルベローヴァの
至芸をお楽しみください。
<BIS>
BIS 2011 ¥1350
日本語帯・解説付き
J. S. バッハ:
(1)カンタータ第156番「わが片足はすでに墓穴の中にあり」BWV 156
-シンフォニア
(2)同-アリアとコラール【ゲルト・テュルク(テノール)】
(3)カンタータ第106番「神の時こそ、最上の時(追悼の式典)」BWV 106
-ソナティーナ
(4)カンタータ第127番 BWV127-アリア「魂は、主の御手のうちに、安らいで
います」【キャロリン・サンプソン(ソプラノ)】
(5)オルガン・コラール『心よりわれこがれ望む』BWV 727
(6)カンタータ第106番 BWV 106-アリア『あなたの御手に、私の魂を委ねます』
/アリオーソとコラール『あなたは今日私と一緒に楽園にいるであろう』
【米良美一(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テノール)】
(7)管弦楽組曲第3番ニ長調-エア
(8)カンタータ第115番BWV115-アリア『そのような時でも、祈るがいい』
【スザンヌ・リディーン(ソプラノ)】
(9)オルガン・コラール『われら悩みの極みにありて』BWV 641
(10)カンタータ第170番 BWV170-アリア『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦び
よ』【ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)】
(11)カンタータ第151番 BWV151-アリア『甘き慰め、わがイエスが来られる』
【ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)】
(12)オルガン・コラール『私はあなたに叫び求めます、主イエス・キリストよ』
BWV 639
(13)カンタータ第105番 BWV105-アリア『なんと震えまたゆらぐことか』
【ミア・パーション(ソプラノ)】
(14)カンタータ第159番 BWV159-アリア『成し遂げられた』
【ペーター・コーイ(バス)】
(15)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV 229
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、鈴木雅明(Org)((5)、(9)、(12)新録音)
『ここに上梓するCDは、特別な意図をもって作られたものです。2011年3月11日
におこった、東日本大震災およびそれに伴う津波は、私たち日本の誰にとって
も、かつてない衝撃であり、直接被災した地域の人々のみではなく、日本とい
う国を根こそぎ変えてしまったと言っても過言ではありません。(中略)そのよ
うな中にあって、J.S.バッハの音楽が、18世紀のみならず21世紀の現代におい
ても、大きな慰めと励ましを与えてくれることを、私たちは実感してきました。
そこで今、震災で亡くなった数え切れないほど多くの犠牲者を悼み、大きな喪
失感の中にある被災した方々に寄り添い、心の傷が少しでも癒されるように、
さらに、この国を次世代へ受け継ぐことができるような活力を得られるように、
と、そのような思いを持って、このCDを作成いたしました。死に瀕し、不安に
おののく弱き人間の姿、 天国への希望、魂の安らぎと慰め、苦難にもめげず
続けられる祈りと瞑想、神の摂理の成就とイエス・キリストへの希求をキーワ
ードとしてプログラムを構成し、最後に、これらすべての概念を包含するモテ
ットBWV 229で締めくくっておきました。これらの音楽によって、思い乱れる
心に、たとえ一瞬でも、安らぎと希望の光がさせば、それに優る喜びはありま
せん。』(鈴木雅明)
このCDは、東日本大震災被災者のための「BCJ震災義援プロジェクト(2011年
4月-)」の一環として、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンにより企画
されました。バッハの音楽と素晴らしい演奏を通して被災者の方々にエール
を送ると同時に、CDの印税収入を寄付することを目的としています。大半は
既発のカンタータ中のナンバーで、米良美一やミア・パーションなど懐かし
い面々も総動員。さらに鈴木雅明がこのアルバムのために2011年11月に神戸
松蔭女子学院大学チャペルのオルガンを用いて3篇のオルガン・コラールを新
録音しているのも聴きもの。鈴木雅明の熱い想いが伝わる感動的な名演となっ
ています。
<EUROARTS>
20 54004(Blu-ray) ¥4250
マーラー:交響曲第9番ニ長調
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2004年4月14日ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ
2004年にアバドがマーラー・ユーゲント管を指揮して、マーラーの第9交響曲
を演奏した映像作品が装いも新たにブルーレイで登場します。
アバドは同曲をこれ以前にウィーン・フィル、ベルリン・フィルともライヴ
録音していますが、ほかならぬアバド自らによって結成され、マーラーの名を
掲げるオーケストラ、それもマエストロに共感を寄せる若いメンバーにも後
押しされ、アバドの表現意図がより徹底された内容として強い印象を残したの
がこの演奏でした。
さらに2010年にルツェルン祝祭管と映像作品を発表して、同曲に対する最終回
答を与えた感のあるアバドにとっても、精力的で迫力ある美観に彩られたマー
ラー・ユーゲント管とのライヴは終演後の表情からも会心の一作であったと
想像されるところで、ブルーレイの鮮明画像がよりいっそう感銘を深くして
くれるように思われます。
=リマスターズ=
FHR 15 ¥1650
「ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ /
HMVステレオ録音集成Vol.2」
・モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
初CD化、ステレオ・テイク初出
録音時期:1954年12月22-23日(ステレオ・セッション)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 ※初CD化
録音時期:1959年5月23-24日(ステレオ)
・モーツァルト:12のメヌエットK.568 初CD化、ステレオ・テイク初出
録音時期:1956年12月4日(ステレオ)
収録場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
ルイス・ケントナー(P)※
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
フィルハーモニア管弦楽団 ※
ハリー・ブレック(指揮)
プロデューサー:ベルトルト・ゴルトシュミット、
ローレンス・コリングウッド
オリジナル・ステレオ・レコーディング・エンジニア:
クリストファー・パーカー、ダグラス・ラーター、ロバート・グーチ
リマスタリング:2011年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
HMVステレオ録音集成第1集(FHR.05)が好評を博したハリー・ブレック&ロンド
ン・モーツァルト・プレイヤーズの続篇が登場します。
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の
数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い
ファンの支持を得ています。
第2集はすべてモーツァルトの作品を収録。1954年12月に、マーラーの第10交
響曲クック全曲版の推敲協力と初演で有名なベルトルト・ゴルトシュミットが
プロデュースを手掛け、現存するうちでEMI最初期のステレオ全曲録音による
「リンツ」や、「伝説のモーツァルト弾き」ケントナー独奏によるピアノ協奏
曲第24番と、まさに歴史上の名前が録音に関わっていることにも興奮します。
このたびもHMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される収録内容す
べてが初CD化となるもの。「リンツ」と「12のメヌエット」については、初
出時にはモノラルLPでのリリースであったものですが、ともに保管されていた
セッション・テープをもとにしたステレオ・テイクでの初登場となるため、ア
ナログを愛聴されている方々にとっても見逃せないところといえるでしょう。
「リンツ」のオリジナル・ステレオ・テイク収録にあたったエンジニアでもあ
るクリストファー・パーカーを顧問に迎え、2011年にアビー・ロード・スタジ
オにおいて全曲のリマスタリングをイアン・ジョーンズが担当。名エンジニア
の顔合わせによる極上の音質で、美しく端整なモーツァルト演奏をぜひともお
楽しみください。コンパクトな折たたみ紙ジャケット仕様。
<ORFEO D'OR>
ORFEOR 857122 2枚組 ¥4160
ドニゼッティ:
「ドン・パスクワーレ」(ドイツ語歌唱)
―その眼差しに騎士は,用意はいいわ
エディタ・グルベローヴァ(S ノリーナ)
ハンス・ヘルム(Br マラテスタ)
エクトル・ウルボン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1977年10月24日、ミュルツツーシュラーク
ドニゼッティ:「ルチア」―あたりは静寂に包まれ,裏切られた父の墓で
エディタ・グルベローヴァ(S ルチア)
ペテル・ドヴォルスキー(T エドガルド)
ジュゼッペ・パタネ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1978年3月23日
モーツァルト:「後宮からの逃走」―どのような責苦があろうとも
エディタ・グルベローヴァ(S コンスタンツェ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1979年6月15日
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―失せなさい、ひどい人
エディタ・グルベローヴァ(S ドンナ・アンナ)
ジェリー・ハドリー(T ドン・オッターヴィオ)
イヴァン・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1989年6月13日
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」―ああ、残酷な危険が
エディタ・グルベローヴァ(S ジューニア)
アルノルト・エストマン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1991年1月20日
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
―ある喜ばしい日,ああ、きっとあの人なのね
エディタ・グルベローヴァ(S ヴィオレッタ)
アルフレード・クラウス(T アルフレード)
ピンカス・スタインバーグ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1990年9月11日
J.シュトラウス:「こうもり」―侯爵様
テオドール・グシュルバウアー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1979年12月31日
マスネ:「マノン」
―さようなら、わたしの小さなテーブル,私が道を歩くと,この静かな部屋…
エディタ・グルベローヴァ(S マノン)
フランシスコ・アライサ(T デ・グリュー)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1983年12月8日
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」―薔薇色の光の昼が
エディタ・グルベローヴァ(S マリア・ストゥアルダ)
クルト・リドル(Bs タルボ)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1985年9月28日
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」―この心の光が
エディタ・グルベローヴァ(S リンダ)
ブルーノ・カンパネッラ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1997年10月19日
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェルー」―行け!死がお前を頭上に抱えた
エディタ・グルベローヴァ(S エリザベッタ)
ラモン・ヴァルガス(T ロベルト)
ユ・チェン(Br ノッティンガム)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
2000年12月7日
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」―何と美しい
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs アルフォンソ)
ペーター・イェロジッツ(T ルスティゲッロ)
フリードリヒ・ハイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2010年10月2日
ベッリーニ:「ノルマ」―ご覧ください、ああノルマよ
エディタ・グルベローヴァ(S ノルマ)
ナディア・クラステヴァ(Ms アダルジーザ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2005年2月5日
ベッリーニ:「清教徒」―ああ!寺院へ行ってください
エディタ・グルベローヴァ(S エルヴィーラ)
カルロス・アルヴァレス(Br リッカルド)
エギルス・シリンス(Bs ジョルジョ)
マウリツィオ・ベニーニ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1996年12月10日
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」―偉大な王女様
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1996年4月20日
特記ないものはウィーン国立歌劇場での上演
エディタ・グルベローヴァ
ORFEOから嬉しいリリース。エディタ・グルベローヴァがウィーン国立歌劇場
で歌ったライヴ録音集です。ブラティスラヴァ生まれのグルベローヴァは、
20代半ばでウィーン国立歌劇場に進出、ここでスターの座を勝ち取り、現在に
至るまで彼女の重要な拠点の一つです。このCD2枚には、1977年から2010年ま
で、30年以上のウィーン国立歌劇場でのグルベローヴァの名唱を集めています。
ことに若い頃のグルベローヴァの舞台の中でも飛び切りの名演として知られる
1978年の「ルチア」が部分的にも聞けることはありがたいもの。またグルベロ
ーヴァの得意中の得意であるツェルビネッタを、ホルスト・シュタインの指揮
で聞けるのも嬉しいことです。1990年の「トラヴィアータ」では、アルフレ
ードは62歳のアルフレード・クラウス、しかし舞台裏から見事なハイCを聞か
せ、それを受けたグルベローヴァが一段と気合の入った歌を歌うというスリリ
ングな面白さも楽しめます。またマニアには、ウィーン国立歌劇場の地方公演
でのドイツ語歌唱の「ドン・パスクワーレ」という珍品も用意されています。
いずれもORFの音源を使用、もちろん優秀なステレオです。グルベローヴァの
至芸をお楽しみください。
<BIS>
BIS 2011 ¥1350
日本語帯・解説付き
J. S. バッハ:
(1)カンタータ第156番「わが片足はすでに墓穴の中にあり」BWV 156
-シンフォニア
(2)同-アリアとコラール【ゲルト・テュルク(テノール)】
(3)カンタータ第106番「神の時こそ、最上の時(追悼の式典)」BWV 106
-ソナティーナ
(4)カンタータ第127番 BWV127-アリア「魂は、主の御手のうちに、安らいで
います」【キャロリン・サンプソン(ソプラノ)】
(5)オルガン・コラール『心よりわれこがれ望む』BWV 727
(6)カンタータ第106番 BWV 106-アリア『あなたの御手に、私の魂を委ねます』
/アリオーソとコラール『あなたは今日私と一緒に楽園にいるであろう』
【米良美一(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テノール)】
(7)管弦楽組曲第3番ニ長調-エア
(8)カンタータ第115番BWV115-アリア『そのような時でも、祈るがいい』
【スザンヌ・リディーン(ソプラノ)】
(9)オルガン・コラール『われら悩みの極みにありて』BWV 641
(10)カンタータ第170番 BWV170-アリア『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦び
よ』【ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)】
(11)カンタータ第151番 BWV151-アリア『甘き慰め、わがイエスが来られる』
【ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)】
(12)オルガン・コラール『私はあなたに叫び求めます、主イエス・キリストよ』
BWV 639
(13)カンタータ第105番 BWV105-アリア『なんと震えまたゆらぐことか』
【ミア・パーション(ソプラノ)】
(14)カンタータ第159番 BWV159-アリア『成し遂げられた』
【ペーター・コーイ(バス)】
(15)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV 229
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、鈴木雅明(Org)((5)、(9)、(12)新録音)
『ここに上梓するCDは、特別な意図をもって作られたものです。2011年3月11日
におこった、東日本大震災およびそれに伴う津波は、私たち日本の誰にとって
も、かつてない衝撃であり、直接被災した地域の人々のみではなく、日本とい
う国を根こそぎ変えてしまったと言っても過言ではありません。(中略)そのよ
うな中にあって、J.S.バッハの音楽が、18世紀のみならず21世紀の現代におい
ても、大きな慰めと励ましを与えてくれることを、私たちは実感してきました。
そこで今、震災で亡くなった数え切れないほど多くの犠牲者を悼み、大きな喪
失感の中にある被災した方々に寄り添い、心の傷が少しでも癒されるように、
さらに、この国を次世代へ受け継ぐことができるような活力を得られるように、
と、そのような思いを持って、このCDを作成いたしました。死に瀕し、不安に
おののく弱き人間の姿、 天国への希望、魂の安らぎと慰め、苦難にもめげず
続けられる祈りと瞑想、神の摂理の成就とイエス・キリストへの希求をキーワ
ードとしてプログラムを構成し、最後に、これらすべての概念を包含するモテ
ットBWV 229で締めくくっておきました。これらの音楽によって、思い乱れる
心に、たとえ一瞬でも、安らぎと希望の光がさせば、それに優る喜びはありま
せん。』(鈴木雅明)
このCDは、東日本大震災被災者のための「BCJ震災義援プロジェクト(2011年
4月-)」の一環として、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンにより企画
されました。バッハの音楽と素晴らしい演奏を通して被災者の方々にエール
を送ると同時に、CDの印税収入を寄付することを目的としています。大半は
既発のカンタータ中のナンバーで、米良美一やミア・パーションなど懐かし
い面々も総動員。さらに鈴木雅明がこのアルバムのために2011年11月に神戸
松蔭女子学院大学チャペルのオルガンを用いて3篇のオルガン・コラールを新
録音しているのも聴きもの。鈴木雅明の熱い想いが伝わる感動的な名演となっ
ています。
<EUROARTS>
20 54004(Blu-ray) ¥4250
マーラー:交響曲第9番ニ長調
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2004年4月14日ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ
2004年にアバドがマーラー・ユーゲント管を指揮して、マーラーの第9交響曲
を演奏した映像作品が装いも新たにブルーレイで登場します。
アバドは同曲をこれ以前にウィーン・フィル、ベルリン・フィルともライヴ
録音していますが、ほかならぬアバド自らによって結成され、マーラーの名を
掲げるオーケストラ、それもマエストロに共感を寄せる若いメンバーにも後
押しされ、アバドの表現意図がより徹底された内容として強い印象を残したの
がこの演奏でした。
さらに2010年にルツェルン祝祭管と映像作品を発表して、同曲に対する最終回
答を与えた感のあるアバドにとっても、精力的で迫力ある美観に彩られたマー
ラー・ユーゲント管とのライヴは終演後の表情からも会心の一作であったと
想像されるところで、ブルーレイの鮮明画像がよりいっそう感銘を深くして
くれるように思われます。