クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-02 No.12-1

2012年02月09日 19時34分09秒 | Weblog
<FIRST HAND RECORDS>
=リマスターズ=
FHR 15 ¥1650
「ハリー・ブレック&ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ /
HMVステレオ録音集成Vol.2」
・モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」 
初CD化、ステレオ・テイク初出
 録音時期:1954年12月22-23日(ステレオ・セッション)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 ※初CD化
 録音時期:1959年5月23-24日(ステレオ)
・モーツァルト:12のメヌエットK.568 初CD化、ステレオ・テイク初出
 録音時期:1956年12月4日(ステレオ)
収録場所:ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ
ルイス・ケントナー(P)※
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
フィルハーモニア管弦楽団 ※
ハリー・ブレック(指揮)
プロデューサー:ベルトルト・ゴルトシュミット、
ローレンス・コリングウッド
オリジナル・ステレオ・レコーディング・エンジニア:
クリストファー・パーカー、ダグラス・ラーター、ロバート・グーチ
リマスタリング:2011年アビー・ロード・スタジオ
リマスタリング・エンジニア:イアン・ジョーンズ
HMVステレオ録音集成第1集(FHR.05)が好評を博したハリー・ブレック&ロンド
ン・モーツァルト・プレイヤーズの続篇が登場します。
1984年まで35年に渡り、強い絆でむすばれた初代首席指揮者ブレックのもと、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズが1950年代にHMVへおこなった録音の
数々は、独特の親しみやすい様式と懐かしさにも似たゆとりの味わいで根強い
ファンの支持を得ています。
第2集はすべてモーツァルトの作品を収録。1954年12月に、マーラーの第10交
響曲クック全曲版の推敲協力と初演で有名なベルトルト・ゴルトシュミットが
プロデュースを手掛け、現存するうちでEMI最初期のステレオ全曲録音による
「リンツ」や、「伝説のモーツァルト弾き」ケントナー独奏によるピアノ協奏
曲第24番と、まさに歴史上の名前が録音に関わっていることにも興奮します。
このたびもHMVアーカイヴのオリジナル・マスターより復刻される収録内容す
べてが初CD化となるもの。「リンツ」と「12のメヌエット」については、初
出時にはモノラルLPでのリリースであったものですが、ともに保管されていた
セッション・テープをもとにしたステレオ・テイクでの初登場となるため、ア
ナログを愛聴されている方々にとっても見逃せないところといえるでしょう。
「リンツ」のオリジナル・ステレオ・テイク収録にあたったエンジニアでもあ
るクリストファー・パーカーを顧問に迎え、2011年にアビー・ロード・スタジ
オにおいて全曲のリマスタリングをイアン・ジョーンズが担当。名エンジニア
の顔合わせによる極上の音質で、美しく端整なモーツァルト演奏をぜひともお
楽しみください。コンパクトな折たたみ紙ジャケット仕様。




<ORFEO D'OR>
ORFEOR 857122 2枚組 ¥4160
ドニゼッティ:
「ドン・パスクワーレ」(ドイツ語歌唱)
―その眼差しに騎士は,用意はいいわ
エディタ・グルベローヴァ(S ノリーナ)
ハンス・ヘルム(Br マラテスタ)
エクトル・ウルボン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1977年10月24日、ミュルツツーシュラーク
ドニゼッティ:「ルチア」―あたりは静寂に包まれ,裏切られた父の墓で
エディタ・グルベローヴァ(S ルチア)
ペテル・ドヴォルスキー(T エドガルド)
ジュゼッペ・パタネ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1978年3月23日
モーツァルト:「後宮からの逃走」―どのような責苦があろうとも
エディタ・グルベローヴァ(S コンスタンツェ)
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1979年6月15日
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」―失せなさい、ひどい人
エディタ・グルベローヴァ(S ドンナ・アンナ)
ジェリー・ハドリー(T ドン・オッターヴィオ)
イヴァン・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1989年6月13日
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」―ああ、残酷な危険が
エディタ・グルベローヴァ(S ジューニア)
アルノルト・エストマン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1991年1月20日
ヴェルディ:「トラヴィアータ」
―ある喜ばしい日,ああ、きっとあの人なのね
エディタ・グルベローヴァ(S ヴィオレッタ)
アルフレード・クラウス(T アルフレード)
ピンカス・スタインバーグ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1990年9月11日
J.シュトラウス:「こうもり」―侯爵様
テオドール・グシュルバウアー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1979年12月31日
マスネ:「マノン」
―さようなら、わたしの小さなテーブル,私が道を歩くと,この静かな部屋…
エディタ・グルベローヴァ(S マノン)
フランシスコ・アライサ(T デ・グリュー)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1983年12月8日
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」―薔薇色の光の昼が
エディタ・グルベローヴァ(S マリア・ストゥアルダ)
クルト・リドル(Bs タルボ)
アダム・フィッシャー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1985年9月28日
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」―この心の光が
エディタ・グルベローヴァ(S リンダ)
ブルーノ・カンパネッラ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1997年10月19日
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴェルー」―行け!死がお前を頭上に抱えた
エディタ・グルベローヴァ(S エリザベッタ)
ラモン・ヴァルガス(T ロベルト)
ユ・チェン(Br ノッティンガム)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
2000年12月7日
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」―何と美しい
エディタ・グルベローヴァ(S ルクレツィア)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs アルフォンソ)
ペーター・イェロジッツ(T ルスティゲッロ)
フリードリヒ・ハイダー(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2010年10月2日
ベッリーニ:「ノルマ」―ご覧ください、ああノルマよ
エディタ・グルベローヴァ(S ノルマ)
ナディア・クラステヴァ(Ms アダルジーザ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
2005年2月5日
ベッリーニ:「清教徒」―ああ!寺院へ行ってください
エディタ・グルベローヴァ(S エルヴィーラ)
カルロス・アルヴァレス(Br リッカルド)
エギルス・シリンス(Bs ジョルジョ)
マウリツィオ・ベニーニ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
1996年12月10日
R.シュトラウス:「ナクソスのアリアドネ」―偉大な王女様
エディタ・グルベローヴァ(S ツェルビネッタ)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1996年4月20日
特記ないものはウィーン国立歌劇場での上演
エディタ・グルベローヴァ
ORFEOから嬉しいリリース。エディタ・グルベローヴァがウィーン国立歌劇場
で歌ったライヴ録音集です。ブラティスラヴァ生まれのグルベローヴァは、
20代半ばでウィーン国立歌劇場に進出、ここでスターの座を勝ち取り、現在に
至るまで彼女の重要な拠点の一つです。このCD2枚には、1977年から2010年ま
で、30年以上のウィーン国立歌劇場でのグルベローヴァの名唱を集めています。
ことに若い頃のグルベローヴァの舞台の中でも飛び切りの名演として知られる
1978年の「ルチア」が部分的にも聞けることはありがたいもの。またグルベロ
ーヴァの得意中の得意であるツェルビネッタを、ホルスト・シュタインの指揮
で聞けるのも嬉しいことです。1990年の「トラヴィアータ」では、アルフレ
ードは62歳のアルフレード・クラウス、しかし舞台裏から見事なハイCを聞か
せ、それを受けたグルベローヴァが一段と気合の入った歌を歌うというスリリ
ングな面白さも楽しめます。またマニアには、ウィーン国立歌劇場の地方公演
でのドイツ語歌唱の「ドン・パスクワーレ」という珍品も用意されています。
いずれもORFの音源を使用、もちろん優秀なステレオです。グルベローヴァの
至芸をお楽しみください。





<BIS>
BIS 2011 ¥1350
日本語帯・解説付き
J. S. バッハ:
(1)カンタータ第156番「わが片足はすでに墓穴の中にあり」BWV 156
-シンフォニア
(2)同-アリアとコラール【ゲルト・テュルク(テノール)】
(3)カンタータ第106番「神の時こそ、最上の時(追悼の式典)」BWV 106
-ソナティーナ
(4)カンタータ第127番 BWV127-アリア「魂は、主の御手のうちに、安らいで
います」【キャロリン・サンプソン(ソプラノ)】
(5)オルガン・コラール『心よりわれこがれ望む』BWV 727
(6)カンタータ第106番 BWV 106-アリア『あなたの御手に、私の魂を委ねます』
/アリオーソとコラール『あなたは今日私と一緒に楽園にいるであろう』
【米良美一(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テノール)】
(7)管弦楽組曲第3番ニ長調-エア
(8)カンタータ第115番BWV115-アリア『そのような時でも、祈るがいい』
【スザンヌ・リディーン(ソプラノ)】
(9)オルガン・コラール『われら悩みの極みにありて』BWV 641
(10)カンタータ第170番 BWV170-アリア『満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦び
よ』【ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)】
(11)カンタータ第151番 BWV151-アリア『甘き慰め、わがイエスが来られる』
【ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)】
(12)オルガン・コラール『私はあなたに叫び求めます、主イエス・キリストよ』
BWV 639
(13)カンタータ第105番 BWV105-アリア『なんと震えまたゆらぐことか』
【ミア・パーション(ソプラノ)】
(14)カンタータ第159番 BWV159-アリア『成し遂げられた』
【ペーター・コーイ(バス)】
(15)モテット『来たれ、イエスよ、来たれ』BWV 229
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、鈴木雅明(Org)((5)、(9)、(12)新録音)
『ここに上梓するCDは、特別な意図をもって作られたものです。2011年3月11日
におこった、東日本大震災およびそれに伴う津波は、私たち日本の誰にとって
も、かつてない衝撃であり、直接被災した地域の人々のみではなく、日本とい
う国を根こそぎ変えてしまったと言っても過言ではありません。(中略)そのよ
うな中にあって、J.S.バッハの音楽が、18世紀のみならず21世紀の現代におい
ても、大きな慰めと励ましを与えてくれることを、私たちは実感してきました。
そこで今、震災で亡くなった数え切れないほど多くの犠牲者を悼み、大きな喪
失感の中にある被災した方々に寄り添い、心の傷が少しでも癒されるように、
さらに、この国を次世代へ受け継ぐことができるような活力を得られるように、
と、そのような思いを持って、このCDを作成いたしました。死に瀕し、不安に
おののく弱き人間の姿、 天国への希望、魂の安らぎと慰め、苦難にもめげず
続けられる祈りと瞑想、神の摂理の成就とイエス・キリストへの希求をキーワ
ードとしてプログラムを構成し、最後に、これらすべての概念を包含するモテ
ットBWV 229で締めくくっておきました。これらの音楽によって、思い乱れる
心に、たとえ一瞬でも、安らぎと希望の光がさせば、それに優る喜びはありま
せん。』(鈴木雅明)
このCDは、東日本大震災被災者のための「BCJ震災義援プロジェクト(2011年
4月-)」の一環として、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンにより企画
されました。バッハの音楽と素晴らしい演奏を通して被災者の方々にエール
を送ると同時に、CDの印税収入を寄付することを目的としています。大半は
既発のカンタータ中のナンバーで、米良美一やミア・パーションなど懐かし
い面々も総動員。さらに鈴木雅明がこのアルバムのために2011年11月に神戸
松蔭女子学院大学チャペルのオルガンを用いて3篇のオルガン・コラールを新
録音しているのも聴きもの。鈴木雅明の熱い想いが伝わる感動的な名演となっ
ています。




<EUROARTS>
20 54004(Blu-ray) ¥4250
マーラー:交響曲第9番ニ長調
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2004年4月14日ローマ、聖チェチーリア音楽院におけるライヴ
2004年にアバドがマーラー・ユーゲント管を指揮して、マーラーの第9交響曲
を演奏した映像作品が装いも新たにブルーレイで登場します。
アバドは同曲をこれ以前にウィーン・フィル、ベルリン・フィルともライヴ
録音していますが、ほかならぬアバド自らによって結成され、マーラーの名を
掲げるオーケストラ、それもマエストロに共感を寄せる若いメンバーにも後
押しされ、アバドの表現意図がより徹底された内容として強い印象を残したの
がこの演奏でした。
さらに2010年にルツェルン祝祭管と映像作品を発表して、同曲に対する最終回
答を与えた感のあるアバドにとっても、精力的で迫力ある美観に彩られたマー
ラー・ユーゲント管とのライヴは終演後の表情からも会心の一作であったと
想像されるところで、ブルーレイの鮮明画像がよりいっそう感銘を深くして
くれるように思われます。

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12-02 No.12-2

2012年02月09日 19時33分34秒 | Weblog
<audite>
AU 21415 9枚組 ¥6080
バッハ:カンタータ集
「ああ神よ、どれほど多くの心の痛みが」 BWV58
グントヒルト・ウェーバー(S) ワルター・ハウック(Bs)
1952年1月4日
「最愛のイエスよ、私の憧れよ」BWV32
アグネス・ギーベル(S) ワルター・ハウック(Bs)
1951年12月10-11日
「イエスは12人の弟子を呼び寄せて」 BWV22
カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月15-16日
「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」 BWV127
ゲルトルート・ビルメレ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月13日
「キリストは死の縄目につながれて」 BWV4
1952年3月17-19日
「天は笑い、大地は喜ぶ」 BWV31
リロ・ロルヴェス(S) ヘルムート・クレプス(T) ゲルハルト・ニーゼ(Bs)
1950年3月9、20、21日
「しかしその同じ安息日の晩に」 BWV42
エディト・ベルガー=クレプス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月11日
「私が去るのはあなた方のためだ」 BWV108
イングリト・ロレンツェン(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月17、18、27日
「信じて洗礼を受ける者は」 BWV37
リロ・ロルヴェス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年4月18、24、27日
「あらゆる人の心には反抗的で臆病なものがある」BWV176
ゲルダ・ラマーズ(S) カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A)
ゲルハルト・ニーゼ(Bs)
1950年5月3、6、8日
「飢えた人にあなたのパンを分かち与えなさい」 BWV39
ゲルダ・ラマーズ(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月17、22日
「天は神の栄光を語る」 BWV76
グントヒルト・ウェーバー(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月19、22、23日
「私には憂いが多くある」 BWV21
ゲルダ・ラマーズ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月23、25日、6月2日
「見なさい、私は多くの漁師を使いに出し」 BWV88
リロ・ロルヴェス(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年5月30日、6月3、13日
「主である神が私たちのもとになければ」 BWV178
イングリト・ロレンツェン(A) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年6月20日、7月14日
「私の心は血の中で泳ぐ」 BWV199
グントヒルト・ウェーバー(S)
1950年7月8日
「キリストと関わる者だと名乗るあなた方よ」BWV.164
グントヒルト・ウェーバー(S) アンネリース・ヴェステン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1952年8月27日
「自ら高ぶるものは」 BWV47
アグネス・ギーベル(S) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1952年6月4、5日
「私は喜んで十字架を担ごう」 BWV56
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年2月21日
「美しく装いなさい、おお愛する魂よ」 BWV180
アグネス・ギーベル(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1950年10月9日
「深い悩みの底から私はあなたへと大きな声で言う」 BWV38
アグネス・ギーベル(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ワルター・ハウック(Bs)
1950年10月16、17日
「偽りの世よ、私はお前を信用せぬ」 BWV52
アグネス・ギーベル(S)
1950年9月7、8日
「目覚めよと、声が私たちを呼んでいる」 BWV140
グントヒルト・ウェーバー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1951年11月2、5日
「争いが起こった」 BWV19
グントヒルト・ウェーバー(S) ヘルムート・クレプス(T)
ワルター・ハウック(Bs)
1950年9月1、5日
「主である神は太陽であり盾である」 BWV79
アグネス・ギーベル(S) ローリ・ライル(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年10月23、25日
「さあ消え去れ、陰鬱な影よ」(結婚カンタータ) BWV202
アグネス・ギーベル(S)
1951年6月2日
「神の時は至高の時」 BWV106
ヨハンナ・ベーレント(S) イングリト・ロレンツェン(A)
ヘルムート・クレプス(T) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1950年6月15、17、26日
「主よ、あなたのお望みのように、それを私に届けてください」BWV73
マリー=ルイーゼ・デニッケ(S) ヘルムート・クレプス(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
1949年10月25日
テレマン:「私は、私の救い主が生きていることを知っている」
TWV 1:877(旧バッハ偽作 BWV160)
ヘルムート・クレプス(T)
1950年3月15日
カール・リステンパルト(指)
RIAS室内管弦楽団,RIAS室内合唱団,RIAS少年合唱団
録音:1949-1952年
auditeがまた素晴らしい音源を復活してくれました。ドイツの名指揮者、カー
ル・リステンパルト(1900-1967)がRIASに録音したバッハのカンタータ集です。
リステンパルトは第二次世界大戦後、1952年までベルリンで活躍、様々な種類
の音楽をRIASのために演奏しましたが、中でも評判だったのがバッハのカンタ
ータ集でした。リステンパルトのバッハは、明るく温かみの広がる優しさに溢
れたもの。しかし1960年代に厳粛で禁欲的なバッハが広まったこと、そしてリ
ステンパルトが68歳を目前に亡くなってしまったことで、「知る人ぞ知るバッ
ハの大家」になってしまいました。しかし21世紀の現在から聴きなおすと、明
るさを湛えたリステンパルトのバッハは、むしろ今日の演奏様式に近い、優れ
た演奏だったように思われます。
今回、10時間を越えるリステンパルトの録音が世に出たことで、彼の評価の再
検討が迫られるのではないでしょうか。それほどの充実した演奏の記録です。
また多くの曲で、若き日のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが参加、
さらにアグネス・ギーベルやヘルムート・クレプスといったバッハ演奏で名の
知れた歌手も加わっています。




<Dynamic>
DYNDVD 33718(DVD-Video) 2枚組(1枚価格) ¥3780
字幕:伊英独仏
フランコ・コレッリ 東京リサイタル
ヴェルディ:「リゴレット」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
マイヤベーア:「アフリカの女」
プッチーニ:「ボエーム」,「西部の娘」
マスネ:「ル・シッド」
からのアリア
エドアルド・ディ・カプア:オ・ソーレ・ミオ
カルディッロ:つれない心
デ・クルティス:泣かないお前
トスティ:かわいい口元
フランコ・コレッリ(T)
アルベルト・ヴェントゥーラ(指)NHK交響楽団
収録:1971年
アルフレード・クラウス 東京リサイタル
A.スカルラッティ:恋をしたい人は
グルック:ああ私のやさしい熱情が
マスネ:エレジー,青い目を開けて
ルイス・デ・ルナ:鉱山の奥で
オブラドルス:いちばん細くて綺麗な髪で,クーロ・ドゥルセの歌
ソロサーバル:「港の酒場女」-そんなことはあり得ない
マスネ:「ウエルテル」-なぜ我を目覚めさせるのか、春風よ
ドニゼッティ:「ルチア」-第1幕の二重唱
チレーア:「アルルの女」-フェデリーコの嘆き
セラーノ:「だて男連盟」-君が好きだ、小麦色の娘さん
アルフレード・クラウス(T)
菅英三子(S)
エデルミロ・アルナルテス(P) アシエル・ポロ(Vc)
収録:1996年
フランコ・コレッリとアルフレード・クラウス、二人の偉大なテノールの来日
リサイタルの映像です。それぞれDYNDVD 33515とDYNDVD 33606で発売されてい
たもので、セットにになってお買い得に。ことにコレッリはライヴでのカラー
映像が少ないのでたいへん貴重です。いずれもNHKからライセンスを得ての
DVD化。

CDS 716 ¥1950
リスト(ストラーダル編):交響詩「オルフェウス」
リスト(クラウザー編):交響詩「前奏曲」
リスト(作曲者編):タッソーの葬送的凱旋
リスト(作曲者編):ファウスト交響曲―第2楽章
リスト(ブゾーニ編):村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)
オラーツィオ・ショルティーノ(P)
録音:2011年11月、ミラノ
リストの管弦楽作品をピアノ用に編曲した作品を集めたCD。ストラーダル編の
「オルフェウス」とクラウザー編の「前奏曲」はおそらくこれが世界初録音で
す。オラーツィオ・ショルティーノは1984年、シチリアのシラクーサ生まれ。
ピアニストとして活躍する一方、作曲や指揮も手がける才人です。

CDS 719 ¥1080
サリエーリ:「ダナオスの娘たち」から
モンセラート・カバリエ(S イペルネストル)
ジャンルイージ・ジェルメッティ(指)RAIローマ交響楽団
マイヤベーア:「ユグノー」から
デジレ・ランカトーレ(S マルグリート・ド・ヴァロワ)
レナート・パルンボ(指)イタリア国際管弦楽団
グノー:「シバの女王」から
イ・チョンウォン(T アドニラン) 
マンリオ・ベンツィ(指)イタリア国際管弦楽団
マスネ:「ローマ」から
ウォーレン・モク(T ロンチュリュス)
マルコ・グイダリーニ(指)イタリア国際管弦楽団
マスネ:「シェリュバン」から
ミシェル・ブリート(Ms シェリュバン)
カルメラ・レミージョ(S ニーナ)
エマニュエル・ヴィヨーム(指)カリアーリ歌劇場管弦楽団,合唱団
グノー:「ポリュクト」から
ジョルジョ・カシャーリ(T ポリュクト)
マンリオ・ベンツィ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
マスネ:「ラホールの王」から
アナ・マリア・サンチェス(S シタ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団
ビゼー:「真珠採り」から
中島康晴(T ナディール)
アニク・マシス(S レイラ)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団,合唱団
ラロ:「イスの王」から
ギレーヌ・ジラール(S ローゼン)
ジュゼッピーナ・ピウンティ(MS マルガレード)
セバスチャン・ゲーズ(T ミリオ)
エリック・マルティン=ボネ(Bs イスの王様)
パトリック・ダヴァン(指)ワロン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
マスネ:「タイス」―タイスの瞑想曲
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)フェニーチェ歌劇場管弦楽団
マスネ:「ウェルテル」(バリトン版、イタリア語)
ルカ・グラッシ(Br ウェルテル)
ジャン=リュック・タンゴー(指)イタリア国際管弦楽団
バロック・オペラ(CDS 704)、イタリア・オペラ(CDS 705)に続くDynamicの
「ベリッシモ」シリーズの第3弾。フランスオペラからの名場面集ですが、
「カルメン」も「ファウスト」も「マノン」もなく、マニアックなオペラが
並んでいるのがさすがDynamic。ことにマスネの珍しいオペラが並んでいるの
が嬉しいもの。また録音当時まだ20代半ばだったデジレ・ランカトーレが歌う
「ユグノー」の難易度の高いマルグリートのアリアや、大プリマドンナ、モン
セラート・カバリエが歌うサリエーリの「ダナオスの娘たち」など、マニア
なら興味津々の録音も含まれています。

CDS 712 ¥1350
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
シベリウス:交響詩「フィンランディア」 Op.26
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
RAIトリノ管弦楽団
録音:1953年3月1日(チャイコフスキー),1953年4月11日(シベリウス)、
トリノ
イタリアのカラヤンのシリーズ、第3集は1953年春のトリノでの演奏。チャイ
コフスキーの交響曲第5番とシベリウスの「フィンランディア」という、どち
らもカラヤンが生涯得意にした曲です。若き日のカラヤンの颯爽とした音楽
が、イタリアのノリの良いオーケストラでさらに際立っています。チャイコフ
スキーの交響曲第5番は過去にLPやCDで発売されたことがありますが、フィン
ランディアはあるいはこれが初出かもしれません。




<harmonia mundi>
HMU 807553(SACD-Hybrid) ¥2500
ペルト(1935-):
(1)来たれ創造主なる聖霊よ (2)鹿の叫び (3)詩篇 (4)最も聖なる神の母
(5)ソルフェッジョ (6)我が心はハイランドにあり 
(7)エルサレムに平安あれ (8)巡礼の歌 (9)明けの明星 
(10)スターバト・マーテル
クリストファー・バウアーズ・ブロードベント(Org.)、
ポール・ヒリヤー(指揮)、
シアター・オブ・ヴォイセズ、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、
NYYDカルテット
録音:2010年6月、コペンハーゲン(デンマーク)
エストニア出身の現代作曲家、ペルトの室内合唱曲を中心に収録したCD。ソ連
支配下のエストニアでタリス音楽院に在学し、ショスタコーヴィチらソ連の音
楽家たちから、シェーンベルクやブーレーズが活躍する西ヨーロッパの前衛音
楽まで強い影響を受けたペルト。最初期はこうした作風に影響を受けた前衛的
な作品を多く手がけていたペルトでしたが、中世の単旋律聖歌やバロックの宗
教合唱曲のスタイルに魅せられて以降、その作風はガラリと変わります。こう
して生まれたのがペルト独特の作風、ティンティナーブリ。「鈴が鳴るよう
に」という名の通り、一定のテンポの上で単純な和声が鈴の鳴り響くように展
開されていきます。単純な上昇下降を繰り返す旋律には無駄な装飾もなくドラ
マティックな展開もありませんが、中世聖歌を思わせる静謐かつ神秘的な響き
は息を呑むような美しさ!天上から降り注ぐ光のような輝かしい響きに心洗わ
れることでしょう。今回はペルトの代表作「ソルフェッジョ」や「スターバト
・マーテル」はもちろん、未だ多く知られていない近年の作品まで、ペルトが
誇る珠玉の室内合唱作品を収録。SACD Hybrid盤の高音質で、ペルトの音響世
界にたっぷりと浸ることが出来ます!中世・ルネサンス聖歌がお好きな方、
ヒーリングミュージックに惹かれる方には特におすすめの名盤です!
演奏を担当するのは、これまで多くの合唱曲を手掛けてきた名匠ポール・ヒリ
ヤー。彼が1990年に創始した団体テアトル・オブ・ヴォイスは、ダウランドや
バッハなど古楽作品からペルトなど現代作品にいたるまで幅広いレパートリ
ーを持つ名門団体です。2002年よりヒリヤーが指揮する合唱団体アルス・ノ
ヴァ・コペンハーゲンの透明感あふれる歌声はペルトの清廉な作風にぴったり
といえましょう。NYYDカルテットはエストニアの名手達からなるNYYDアンサン
ブルのメンバーから構成された弦楽四重奏団。エストニアの現代音楽演奏にも
積極的に取り組む彼らが、シンプルながらも深い響きで合唱との美しいハーモ
ニーを作り出しています!




<Profil>
PH 11072 2枚組 ¥3100
「WDR3“お気に入りのクラシック”」
[CD 1]
・グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
朝の気分 / オーゼの死 / アニトラの踊り / ソルヴェイグの歌
/ 山の魔王の宮殿にて
・モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調KV. 622
[CD 2]
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
=アンコール=
・ブラームス=パーロウ編:ハンガリー舞曲第5番ト短調
トルステン・ヨハンス(Cl)
アイヴィン・オードラン(指揮) ケルンWDR交響楽団
録音:2011年6月2日ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ
(ライヴ・デジタル)[制作:ケルンWDR]
ケルンにある放送局WDR 3制作による「お気に入りのクラシック」は、ドイツ
最大級のリスナーをかかえる人気番組。ヨーロッパで制作されたテレビ・ラジ
オ・ネット番組を対象とするPrix Europaで、「2011年度ヨーロッパ最優秀放
送音楽番組」にも選ばれています。番組では「あなたの選ぶお気に入りのクラ
シック名曲」とのアンケートを募集したところ、3,000件の回答が寄せられ、
作品数およそ1,000曲にも及んだ投票結果をもとに、ベストスリーの楽曲が決
定!「新世界交響曲」、「ペール・ギュント」、「モーツァルトのクラリネッ
ト協奏曲」を、アイヴィン・オードラン指揮でケルンWDR交響楽団が演奏した
アルバムは、2011年6月2日にWDR 3の企画制作で、ヴッパータールでおこなわ
れたコンサートの模様をライヴ収録したものです。指揮を手掛けるアイヴィン
・オードランは、1956年ノルウェーに生まれ、ヘルシンキのシベリウス・アカ
デミーでヨルマ・パヌラに指揮を師事した経歴の持ち主。民俗色の強烈な傑作
「新世界より」も向いているレパートリーとおもわれますが、なによりオード
ランによる「ペール・ギュント」といえば、同じケルンWDR響と進行中のグリ
ーグの管弦楽曲全集シリーズ(AU92579、AU92651)がすでに知られるところで、
祖国の大作曲家グリーグに傾ける情熱と本場の語法によるすぐれた内容が、こ
こでも期待できそうです。ちなみに、当ライヴでは、通常の第1組曲に「ソル
ヴェイグの歌」を加えた形による演奏となっています。
ノルトライン=ヴェストファーレン州のクレーフェルトに生まれ育ったトルス
テン・ヨハンスは、チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルで首席奏者を
務めたラルフ・マンノの直弟子で、1998年にエッセン・フィルの首席クラリ
ネット奏者、さらに2002年にケルンWDR響の首席クラリネット奏者に就任して
います。
なお、それぞれのナンバーの演奏後にはすべて拍手が入ります。




<EUROARTS>
20 66778(DVD-Video) ¥2900
J. S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV. 988
ダニエル・バレンボイム(P)
収録:1992年ミュンヘン、バヴァリア音楽スタジオ(セッション)
撮影監督:クリストファー・ヌーペン
=ボーナス=
「バレンボイムによるゴルトベルク変奏曲のプレゼンテーション」
1942年生まれのバレンボイムが2012年に古稀を迎えるとあって、メトロポリタ
ン・ミュニク制作の映像作品の復刻を数多く手掛けてきたEUROARTより、J.S.
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を弾いた映像作品が登場します。
バレンボイムの「ゴルトベルク」といえば、1989年10月にブエノス・アイレス
のテアトロ・コロンでおこなった、ステージ・デビュー40周年記念コンサート
におけるライヴ録音もバレンボイムの当曲初録音ということで話題を集めまし
たが、これはその3年後の1992年にミュンヘンのバヴァリア音楽スタジオでセッ
ション収録されたもの。
バレンボイムにとって1992年は重要な年で、現在まで継続しているベルリン州
立歌劇場の音楽監督に就任した年でもあります。じっさい、指揮者のキャリア
が、ピアニストの活動にひろがりをもたらしていることは確かなようで、ボー
ナス映像でバレンボイムは次のようにも述べています。
「変奏曲を弾く際に、さまざまな楽器への想像を働かせようと試みました。
(中略)真っ先に思い浮かぶのは、非常に明るい音を持つ有名なバッハ・トラン
ペットまたはバッハのオーボエです。もちろん、弦、時折コーラスと、最後
に、でもおろそかにできないのがオルガン。 そして、ピアノには、そうした
あらゆる楽器の錯覚を起こさせる可能性があるのです」
この言葉どおり、バレンボイムの映像版「ゴルトベルク」は、ピアノのあらゆ
る可能性を模索しながらこの傑作の神髄に迫ろうとするもので、コラボを重ね
てきたクリストファー・ヌーペンの力もあって、そのことがCDのとき以上に肌
で感じられる内容となっています。




<Profil>
PH 11071 ¥2180
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.13-14
サン=サーンス:アレグロ・アパッシオナート Op.43/同:白鳥 Op.91
マスネ:タイスの瞑想曲/ドヴォルザーク:ロンド/フォーレ:夢のあとに
クライスラー:愛のよろこび/同:愛の悲しみ/ブラームス:湖上で Op.59-2
エルガー:エニグマ変奏曲 Op.36より/エルガー:愛の挨拶
フォーレ:ロマンス イ長調 Op.69/同:3つの無言歌 Op.17-3
同:子守歌/ブラームス:調べのように私を通り抜ける Op.105-1
同:野の寂しさ Op.86-2/同:子守歌 Op.49-4
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番よりワルツ
J.S.バッハ:G線上のアリア/同:アリオーソ
ミヒャエル・ヘル(チェロ)、ミカエラ・ゲリウス(ピアノ)
録音:2011年4月、フランツ・リスト・センタ
名手チェリスト、ヘルによるクラシックの珠玉の名曲集!ミヒャエル・ヘルは
音楽家の両親のもとにウィーンで生まれ、7歳でチェロを弾き始めその才能を
すぐに開花させました。その後オーケストラでの演奏に非常に興味をもち、わ
ずか16歳でウィーンフィルのメンバーとして演奏した経験をもちます。23歳の
時にはミュンヘンフィルの首席チェリストとしてオーケストラの団員として演
奏してきましたが、この間もソロやウィーンフィル弦楽五重奏団のメンバーと
しても活動してきました。まず、ヘルの演奏技術に驚かれます。なんとヴァイ
オリンの名曲、ツィゴイネルワイゼンをチェロで演奏。ヴァイオリンでも難し
い重音の連続やピチカート奏法も完璧なまでに弾いております。ただ技巧ばか
りが目立つわけではなく、サン=サーンスの白鳥、ラフナニノフのヴォカリー
ズなど、雄弁に歌い上げるヘルの演奏には感動を覚えずにはいられません。伴
奏のミカエラ・ゲリウスとは音楽のパートナーとして長年共演してきただけに
まさに一糸乱れぬ呼吸のあったアンサンブルを奏でております。

PH 11048 ¥2180
(1)フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調
ゾフィー・モーザー(ヴァイオリン)、カーチャ・フーン(ピアノ)
録音:(1)2010年10月26-28日、
(2)2011年5月11日SWRカイザースラウテルン・スタジオ
熱烈なフルヴェン狂、1984年生まれのヴァイオリニスト、ゾフィー・モーザー
と1981年生まれのロシア美人ピアニスト、カーチャ・フーンが遂にフルヴェン
作曲のヴァイオリン・ソナタ第1番をリリースします。第1番は1937年に作曲・
初演され、演奏時間が55分をこえる4楽章構成の大作です。第2番のソナタを収
録した前作(PH 11023)でも言えることですが、フルヴェンの音楽をこよなく愛
するモーザーとフーンが奏でる音楽には、並々ならぬ研究から自信と説得力に
満ちており、この二人は可憐な見た目とは裏腹に骨太で朗々と歌い上げ、完全
無比なテクニックでフルヴェンの大作を演奏しております。これだけ完成度の
高い充実した演奏ですので、同曲の決定盤が登場したと申せましょう。また
カップリングのベートーヴェンでは、さすがベートーヴェン国際コンクールの
優勝者モーザーなだけあり、端正で非常に弾きこまれている名演を聴かせてく
れます。





<PREISER RECORDS>
PRCD 91199 ¥2080
ショパン(リスト編曲):前奏曲ホ短調 Op.28-4、ホ長調 Op.28-9
リスト(ジャン・ギュー編曲):交響詩《プロメテウス》
リスト:オルガン・ミサ/「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」
による幻想曲とフーガ
ズザナ・フェルイェンチイーコヴァー(オルガン)
録音:2011年8月31日、9月1日、ショッテン修道院、バシリカ大オルガン
数々の国際オルガン・コンクールで優勝してきたソロヴァキア出身の美人オ
ルガニスト、ズザナ・フェルイェンチイーコヴァーが2011年のリスト・イヤ
ーにオルガンの大作をレコーディングしました。リストはピアノの名手とし
て数々の名曲を残してきましたが、オルガン作品でも大作「アド・ノス、ア
ド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガなどの傑作を残しました。
リストらしい技巧と色彩感あふれる旋律を用いたオルガン作品には新ロマン主
義と呼ばれた独特の和声が散りばめられています。このアルバムの注目は巨匠
ジャン・ギューが編曲した交響詩「プロメテウス」です。交響詩というジャ
ンルを創始したリストの作品のオルガン版はまさにリスト・イヤーの録音に
ふさわしい選曲と言えましょう。

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12-02 No.11-1

2012年02月09日 18時15分09秒 | Weblog
<ARTHAUS>
101594(DVD-Video) ¥5650
108038(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲
ジュゼッペ・ジャコーザとルイージ・イッリカ台本
ヴィクトゥリアン・サルドゥー原作
トスカ…ダニエラ・デッシー(S)
マリオ・カヴァラドッシ…ファビオ・アルミリアート(T)
スカルピア…クラウディオ・スグーラ(Br)
アンジェロッティ…ニコライ・ビコフ(B)
教会堂守り…パオロ・マリア・オレッキア(B)
スポレッタ…マックス・デ・アンゲリス(T)
牧童…ルカ・アリーゴ(A)他
カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団&合唱団,少年合唱団
マルコ・ボエーミ(指揮)
レンツォ・ジアッキエーリ(舞台演出)
アドルフ・ホーエンシュタイン(舞台デザイン)
2010年ジェノヴァ,カルロ・フェリーチェ劇場ライブ収録
字幕:伊(オリジナル)、英、独、仏、西、日、韓
この2010年のフェリーチェ劇場の公演は、主役の恋人2人に、オペラ界有数の
パワーカップルであるダニエラ・デッシーとファビオ・アルミリアートを起用
し、濃厚な愛の世界を描き出します。熱く見つめあう2人の双眸に宿る炎はま
さに真実の輝きを有しています。また、この公演で用いた装置は、1899年の初
演時にアドルフ・ホーエンシュタインがデザインしたオリジナルに基づいた歴
史的なもので、重厚な応接セットを見るだけでも当時の社会に興味が沸くので
はないでしょうか?

101598(DVD-Video) ¥5650
108040(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」全曲
アントニオ・ギスランツォーニ台本/オーギュスト・マリエット原案
エジプト王…ロベルト・アリアヴィーニ(B)
アムネリス…ルチアーナ・ディンティーノ(Ms)
アイーダ…ヘー・ホイ(S)
ラダメス…マルコ・ベルティ(T)
ランフィス…ジャコモ・プレスティア(B)
アモナズロ…アンブロジオ・マエストリ(Br)
使者…サヴェリオ・フィオーレ(T)
巫女の長…カテリーナ・ディ・トンノ(S)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
ズービン・メータ(指揮)
フェルザン・オズペテク(舞台演出)/ダンテ・フェレッティ(舞台デザイン)
2011年フィレンツェ五月音楽祭ライブ収録
字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西,日,韓
この演奏はズービン・メータの確固たる指揮のもと、極めて的確に演奏されて
います。タイトル・ロールのヘー・ホイ(和慧)は中国のソプラノで、力強い声
と表現力を持ち、今後が期待される若手の一人と目されます。ベルティ、ディ
ンティーノも情熱的で最上の歌を聞かせます。また、フェルザン・オズペテク
はトルコ共和国出身の脚本家、映画監督で、オペラ演出はこの作品が初となり
ます。彼の独特の思想や人間観が表出されたこの演出は、男女の愛の形を越え
た「何か」を見る人の心に深く植え付けてくれるかもしれません。

101623(DVD-Video) 2枚組 ¥6280
108042(Blu-ray) ¥5650
日本語字幕あり
ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」全曲
2幕チェーザレ・ステルビーニ台本
ピエール・オーギュスト・ボーマルシェの戯曲
アルマヴィーヴァ伯爵…ドミトリー・コルチャック(T)
バルトロ…ブルーノ・プラティコ(Br)
ロジーナ…ケテヴァン・ケモクリーゼ(Ms)
フィガロ…ルカ・サルシ(Br)
ドン・バジーリオ…ジョヴァンニ・フルラネット(B)
フィオレッロ…ガブリエーレ・ボレッタ(B)
アンブロージョ…ノリス・ボルゴゲッリ(B)
ベルタ…ナタリア・ロマン(Ms)
パルマ王立歌劇場管弦楽団&合唱団
アンドレア・バッティストーニ(指揮)
ステファノ・ヴィツィオーリ(舞台演出)
フランチェスコ・カルカニーニ(舞台デザイン)
アンネマリエ・ヘルンライヒ(衣装デザイン)
2011年パルマ王立歌劇場ライブ収録
字幕:伊(オリジナル)、英,独,仏,西,日,韓
この演奏は、目の肥えた観客が集結することで知られるパルマ王立歌劇場のラ
イブです。ここで完璧な歌唱を披露できる歌手は、世界中のどこへ行っても間
違いなし。と太鼓判を押されることでしょう。ロシアのテノール、コルチャッ
クの一本気な伯爵、日本でもおなじみのサルシが歌う知的なフィガロ、息を飲
むほどに巧いプラティコ、映画にも出てしまうほどの美貌を誇るケモクリーゼ
・・・何といっても注目は指揮者バッティストーニ。彼は1987年ヴェローナ生
まれの超新星です。7歳からチェロを学び、その後作曲と指揮を学んでいます。
イタリアの主要な歌劇場と音楽祭を次々と制覇し、その才能が注目され、2011
年には、弱冠24歳で、このパルマ王立歌劇場の音楽監督に就任。「50年に一人
の逸材!」と言われるほど、注目される人。この棒から生み出される音楽にし
びれてみませんか?

101597(DVD-Video) ¥5650
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」全曲
ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー&ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ
台本/ジャン=ニコラ・ブイイ「レオノールあるいは夫婦の愛」原作
日本語字幕あり
ドン・フェルナンド…ウィリアム・ドゥーリー(B)
ドン・ピッツァロ…ヴァルター・ベリー(B-Br)
フロレスタン…ジェームズ・キング(T)
レオノーレ…クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ロッコ…ヨーゼフ・グラインドル(B)
マルツェリーネ…リサ・オットー(S)
ヤキーノ…マルタン・ヴァンタン(T)他
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
アルトゥール・ローター(指揮)
グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(舞台演出)
ヴィルヘルム・ラインキング(装置&衣装)
1962/1963年ベルリン・ドイツ・オペラライブ収録
字幕:独(オリジナル),英,仏,西,伊,日,韓
指揮者のアルトゥール・ローターは空白期間はあるものの、1934年からずっと
この歌劇場に関与し、多くの演奏を行ってきた人です。公演曲目は「フィデリ
オ」。これは1912年のオープン時を同じ演目であり、まさしく歴史的瞬間を飾
るのにふさわしい作品です。演じる歌手も細心の注意を払って選ばれており、
当時駆け出しとはいえ、すでに国際的名声を得ていたクリスタ・ルートヴィヒ、
メトロポリタン歌劇場で名を馳せていたジェームズ・キングと当時33歳の新鋭
ヴァルター・ベリー、そしてバイロイトを中心に活躍していたヨーゼフ・グラ
インドルと、当時最高の「ドイツ・オペラの歌い手」が集結したのです。作品
自体が紆余曲折して出来上がったせいもあり、なかなか全曲を徹底的に練り上
げることが困難なオペラですが、この演奏はムダのない演出と巧みな歌手たち
のおかげで、素晴らしい出来栄えを誇っています。

100077(DVD-Video) ¥5650
ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」全曲
3幕 台本不詳/ニコロ・ミナート原作,シルヴィオ・スタンピーリア改訂
セルセ(クセルクセス)…アン・マレー(Ms)
アルサメーネ…クリストファー・ロブソン(Ms)
アマストレ…ジーン・リグビー(A)
アリオダーテ…ロドニー・マカン(B)
ロミルダ…ヴァレリー・マスターソン(S)
アタランタ…レスリー・ギャレット(S)
エルヴィーロ…クリストファー・ブース=ジョーンズ(B)
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団&合唱団
チャールズ・マッケラス(指揮)
ニコラス・ハイトナー(舞台演出)
デヴィッド・フィールディング(舞台デザイン)
1988年イングリッシュ・ナショナル・オペラ ライブ収録
字幕:英(オリジナル),独,仏,西,伊,蘭,ギリシア
この演奏は、ニコラス・ハイトナーの革新的な演出が話題となったもので、イ
ギリスの権威ある賞も受賞しています。17世紀中頃にロンドンに作られたヴォ
クゾール庭園を再現したセットを背景に、セルセを歌うアン・マレーと、イギ
リスが誇るソプラノ歌手レスリー・ギャレット、そしてロミルダ役のヴァレリ
ー・マスターソンの3人が妖しくも美しい愛の世界を織り成しています。マッ
ケラス&イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団の、最近全盛のオリジ
ナル楽器とはまた違った馥郁たる響きも耳に心地よいものです。

100175(DVD-Video) ¥5650
ダンス・シアター・オブ・ハーレム
1.フォールリヴァー伝説
(コレオグラフィー…アグネス・デ=ミル/音楽…モートン・グールド)
2.トロイ・ゲーム
(コレオグラフィー…ロバート・ノース/音楽…ボブ・ダウンズ)
3.最愛
(コレオグラフィー…レスター・ホルトン/音楽…ジュディス・ハミルトン)
4.ジョン・ヘンリー
(コレオグラフィー…アルトゥール・ミッチェル/音楽…ミルトン・ローゼン
ストック)
ボーナス(スペシャル・フィーチャー):バレエ・カンパニーへの導入
ダンス・シアター・オブ・ハーレム/デンマーク放送交響楽団
デンマーク放送コンサート管弦楽団
マルクス・レーティネン(指揮)
デヴィッド・ラマルシェ(指揮)
収録時間:120分/字幕:独,英,仏,西,ギリシャ(ボーナス部)
「ダンス・シアター・オブ・ハーレム」はアメリカで初の黒人たちによって結
成されたバレエ団です。アメリカン・バレエ・シアターの付属学校を卒業した
アーサー・ミッチェルが1969年に設立し、その優美さと力強さで瞬く間に世界
トップクラスのバレエ団として君臨、世界中の観客を魅了しています。ここに
収録された4つの作品は、1989年にデンマーク国営放送が映像化したもので、
このバレエ団の最も人気のあるレパートリーを見ることができます。1892年に
起きた実際の殺人事件に基づいた「フォールリバー伝説」、6人の男性ダンサ
ーによる「トロイ・ゲーム」、信仰心に燃え、諍いから妻を殺害してしまう聖
職者を描く「最愛」、オートメーション化に耐えきれなかった工員の生涯
「ジョン・ヘンリー」の4つの作品は、社会の暗部に深く切り込みつつ、完膚
なきまでに美しい人間の肉体美を表出することで、現代舞踊の一つの頂点を極
めたとも言えるパフォーマンスです。人間の存在とは、確かに強靭さと脆さを
併せもつものである。ということを強く認識させてくれることでしょう。

101596(DVD-Video) ¥5650
カールマン:喜歌劇「サーカスの女王」全曲
ユリウス・ブランマー&アルフレート・グリュンヴァルト台本
フェドーラ…インゲボルク・ハルシュタイン(S)
ミスターX…ルドルフ・ショック(T)
ゼルギウス公…エルンスト・フリッツ・フリュブリンガー(T)
メイベル…イシ・オーレン(S)
トーニ・シュルンベルガー…ぺーター・カルネル(T)
カルラ・シュルンベルガー…ジェーン・ティルデン(台詞)
ピネッリ…ペーター・フランケンフェルド 他
ミュンヘン・クルト・グラウンケ管弦楽団
ヴェルナー・シュミット=ベールケ(指揮)
マンフレッド・R・ケーラー(監督)
1969年ユニテル制作/収録時間:151分
字幕:独(オリジナル),英,仏,
レハールの次世代を代表するハンガリー出身のオペレッタ作曲家、カールマン
(1882-1953)は甘いメロディと、ウィンナ・ワルツとハンガリーのチャールダ
ーシュの融合により名声を馳せました。ドイツ風の名前を名乗りながらも、や
はりその心はハンガリーにあったのか、作品の中に流れる民族的な雰囲気が強
く、日本人の心にしみこみやすさも、その辺りに由来しているのかもしれませ
ん。この「サーカスの女王」は話の運びは強引ですが、ちょっぴり涙をさそう
筋立ては、やはり素晴らしいものです。ルドルフ・ショックの完璧な歌唱が物
語をぴりりと引き締めます。

101624(DVD-Video) ¥5650
レオ・ファル:喜歌劇「ドルの女王」全曲
3幕 アルフレート・マリア・ヴィルナー&フリッツ・グリュンバウム台本
オルガ…タチアナ・イワノヴァ
コーダー…ホルスト・ニエンドルフ
アリス…ガブリエーレ・ヤコビー
フレディ…ゲルハルト・リッペルト
デイジー…レギーナ・レムニッツ
ハンス・フォン・シュリック…ステファン・ベーレンス
ドーラ…イングリッド・ファン・ベルゲン 他
ミュンヘン・クルト・グラウンケ管弦楽団
ベルト・グルント(指揮)
クラウス・ウーベルアール(監督)
1971年ユニテル制作/収録時間:87分
字幕:ドイツ語(オリジナル・ヴァージョン),英語,フランス語
このタイトルの「ドル」とは文字通り、アメリカの通貨単位のこと。石炭景気
でお金持ちになったアメリカ人ジョン・コーダー氏を巡る騒動を楽しい音楽で
描くオペレッタです。レオ・ファル(1873-1925)はオーストリアの作曲家でオ
ペレッタの黄金期を代表する最も有名な人物の一人です。ウィーン音楽院では
ローベルト・フックスとその兄、ヨハン・ネポムク・フックスに師事し、1904
年にはザロモン・ヤーダースゾーンの娘と結婚することで音楽界に足掛かりを
つけました。20曲ほどのオペレッタで知られますが、1908年に書かれたこの
「ドルの女王」がとりわけ有名で、魅力的な音楽とスパイスの効いたお話は、
誰もが魅了されること間違いありません。

108041(Blu-ray) ¥5650
カルロス・クライバー…無への足跡
エリック・シュルツによるドキュメンタリー・フィルム
プラシド・ドミンゴ/ブリギッテ・ファスベンダー/オットー・シェンク
ヴェロニカ・クライバー(実姉)/ミヒャエル・ギーレン
マンフレッド・ホーネック 他
収録時間:72分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・仏・西・伊・日
101553(DVD-Video)のBlu-ray版です。

107063(DVD-Video) ¥5650
オスカー・ピーターソンの「イースター組曲」
イースター組曲-オスカー・ピーターソンによる9つの楽章のジャズ・トリオ
1.最後の晩餐/2.ゲッセマネの庭で/3.否定/4.なぜあなたは私を裏切った
5.試練/6.あなたは本当にユダヤの王か/7.なぜあなたは私を見捨てられた
8.イエス・キリストは今宵ここに/9.昇天
《ボーナス(スペシャル・フィーチャー)》作曲家によるコメント
オスカー・ピーターソン(ピアノ)
ニールス=ヘニング・オルステッド・ペデルセン(ベース)
マーティン・ドリュー(ドラム)
収録時間:50分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1
字幕:英,独,仏,西,伊(ボーナス部)
/画面:4:3/
イギリスの有名番組「サウス・パンク・ショー」の委嘱を受け、ジャズ・ピア
ノの皇帝オスカー・ピーターソンが書き上げた作品は、「イースター(復活祭)」
をテーマにしたものでした。当初彼は「ジャズにするには主題が暗すぎる」と
懐疑的になったものの、彼なりのキリスト教観を映し出すことで、自らの音楽
性も表現できると感じ、曲を作りあげました(曲の完成までの経緯はボーナス
映像に収録されています)。完成した9つの小品からなる組曲は、1984年4月24日
の聖金曜日にイギリス全土に放映され、全ての人に感銘を与えることになった
ことは間違いありません。彼が織りなす静謐で深い音楽は、ジャンルに縛られ
ることなく、地上全てに慈愛の心を届けることでしょう。

107083(DVD-Video) ¥5650
チック・コリア&ゲイリー・バートン
1.コリア:LOVE CASTLE/2.コリア:NATIVE SENSE/3.コリア:DUENDE
4.コリア:NO MYSTERY/5.バルトーク/コリア:BAGATELLE VI
6.コリア:POSTSCRIPT/7.バルトーク/コリア:BAGATELLE II
8.セロニアス・モンク:FOUR IN ONE/9.コリア:TANGO‘92
10.コリア:RHUMBATA/11.コリア:BUD POWELL/12.コリア:LA FIESTA
チック・コリア(ピアノ)/ゲイリー・バートン(ヴィヴラフォン)
1997年ミュンヘン・フィルハーモニー ライブ収録
収録時間:94分/字幕:なし
数々の特殊奏法で知られるアメリカのヴィヴラフォン奏者、ゲイリー・バート
ンと、いわずと知れたジャズ・ピアニスト、チック・コリアのコラボレーショ
ンは、1972年にバートンがECMレコードに移籍した時から始まりました。彼ら
はアルバム「CRYSTAL SILENCE」でまず大成功を収め、1999年にはグラミー賞
をも受賞しています。ベースもドラムもない、2人だけのアコースティックな
響きが、インタープレイを感じさせます。この映像は1997年にミュンヘンで行
われたライブを収録したもので、古典的な優雅さとラテンのリズムの巧妙なブ
レンドは、彼らの音楽に対するアプローチであり、すでにジャズのスタンダー
ドとしての立ち位置を確立するものです。

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12-02 No.11-2

2012年02月09日 18時14分39秒 | Weblog
<ITM>
アイスランド音楽情報センターのレーベル、ITMの扱いを開始いたします。
ITM 9-01 ¥2080
ヨウン・レイフス(1899-1968):独唱と管弦楽のための作品集
グヴズルーンの歌 Op.22(1940)/夜 Op.59(1964)
フンディング殺しのヘルギの歌 Op.61(1964)
グロウアの呪文 Op.62(1965)
ソウルン・グヴズムンスドウッティル(メゾソプラノ)
グヴズルーン・エッダ・グンナルスドウッティル(アルト)
グヴズビョルン・グヴズビョルンソン、エイナル・クラウセン、
フィンヌル・ビャルナソン(テノール)
ベルグソウル・パウルソン(バリトン)
グヴズヨウン・オウスカルソン、ヨウハン・スマウリ・セヴァルソン(バス)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ヨーハン・アルネル(指揮)
録音:1999年5月、10月、レイキャヴィーク、ラングホルト教会

ITM 9-02 ¥2080
スヴァーヴィオラ II ヴィオラのためのアイスランド音楽
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
6つのアイスランド民謡(1969)(*)
喜びの光ゆえに神は讃えられよ/恋人たちのバラード
神よ、泣きながら御許へ/今、語ろう/聴け、最愛のキリスト者よ
昔、ひとりの気高き騎士が
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):軽快なラグ(1994)
アウスケトル・マウッソン(1953-):ア・ヴォーチェ・ソラ(1984)
キャルタン・オウラフソン(1958-):たそがれ(1985)(*)
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):一歩一歩(1984)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):挽歌(1990)
ヨウン・ソウラリンソン(1917-):ソナタ(1947)(*)
スヴァーヴァ・ベルンハルズスドウッティル(ヴィオラ)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ(*))
録音:1994年7月21、22日、レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会

ITM 9-03 ¥2080
モノローグ-ダイアローグ バスクラリネットのためのアイスランド音楽
フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン(1958-):
トリオ・パルランド(バスクラリネット、フルートとピアノのための)(+)
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):
ルーン(バスクラリネットのための)(*)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
ガラスから(バスクラリネットのための)(*)
オウリヴァー・ケンティシュ(1954-):
岩のこだま(バスクラリネット、フルートとピアノのための;2000)(+)
ルーン列(バスクラリネットのための:2003)(+)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):
モノローグ-ダイアローグ(バスクラリネットと室内管弦楽のための)(#)
ルーナル・オウスカルソン(バスクラリネット)
アウルニ・ヘイミル・インゴウルヴソン(ピアノ)
クリスチャーナ・ヘルガドウッティル(フルート)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ベルンハルズル・ウィルキンソン(指揮)
録音:2003年8月3日、スカウルホルト教会(アイスランド)(*)
2004年11月27日(+)、2005年2月5日(#)、
レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会(+/#)

ITM 9-04 ¥2080
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
アイスランドに乾杯 ヨウナス・ハトルグリームソンの詩による歌曲集
「フルダに寄せる詩」から/千鳥の歌/なくしたもの/獣!
母なる大地は雪におおわれ/馬を駆る妖精/春の歌/夜の静けさ
空は広く、澄み、高く/ズボンとチョッキと半ズボンと靴/古い墓で
スキャルドブレイズル山/あの娘を見たかい、ねえさん
美しく、緑映え、温かい春に/美しき人/旅の終わり/春の歌
アウスタ/タヒバリ/アイスランドの歌/母の愛/いじわるな小川
あなたに挨拶を送ろう/四行連詩(1844年12月21日)/谷の歌
アイスランドに乾杯(アイスランドの思い出)
フルダ・ビョルク・ガルザルスドウッティル(ソプラノ)
エイヨウルヴル・エイヨウルヴソン(テノール)
シグルーン・エズヴァルスドウッティル(ヴァイオリン)
シーグルズル・イングヴィ・スノルラソン(クラリネット)
アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル(ピアノ)
ハウヴァルズル・トリグヴァソン(コントラバス)
録音:2007年5月、コウパヴォグル(アイスランド)、サルリン音楽ホール

ITM 9-05 ¥2080
中並んで アイスランドのフルート音楽
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):
おじいさんの黄金(2つのフルートのための;2001)(*)
スノルリ・シグフース・ビルギソン(1954-):
並んで(2つのフルートのための;1995/改訂:1997/2002)(*)
フィンヌル・トルフィ・ステーファウンソン(1947-):
楽章 01(フルートとピアノのための;2001)(#)
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):
跡(アルトフルートのための;2000)(+)
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-):
水滴(2つのフルートのための;2002)(*)
ヒルマル・ソウルザルソン(1960-):
ソノニムス、インギビョルグの子守歌(フルートのための;2002)(**)
マルシャル・ナルドー(フルート(+以外)、エレクトロニック・サウンド(**))
グヴズルーン・シグリーズル・ビルギスドウッティル
(フルート(*)、アルトフルート(+))
スノルリ・シグフース・ビルギソン(ピアノ(#))
録音:2002年8月27-28日、10月7日、レイキャヴィーク、ヴィージスターザ教会
2003年2月24日、2004年3月24日、レイキャヴィーク、ネス教会

ITM 9-06 ¥2080
イン・パラディズム(楽園へ) 女声合唱のためのアイスランド音楽
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):聖母を讃えよう
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-):
マリアに捧げる秋の歌/マリアの詩
ヤーコブ・ハトルグリームソン(1943-):おおすばらしき人生
賛美歌/ヨウン・ソウラリンソン(1917-)編曲:イエス、わが暁の星
ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-)汝、天と地の主に
ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952-):子守歌
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):ヴォカリーズ(+)
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):詩編100(*)/晩祷(*)
フレイザル・インギ・ソルステインソン(1978-):イン・パラディズム(楽園へ)
グラドゥアーレ・ノビリ(女声合唱)
ラウラ・ブリンディース・エッゲルツドウッティル(オルガン(*))
ブリンディース・ハトラ・ギルファドウティル(チェロ(+))
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2005年4月9-10日、5月11日、レイキャヴィーク、ラングホルト教会

ITM 9-07 ¥2080
デュアリズム 打楽器とバスクラリネットのためのアイスランド音楽
アウスケトル・マウッソン(1953-):Bois Chantant[歌う森](2005)
アウキ・アウスゲイルソン(1975-):337°
グンナル・アンドレアス・クリスティンソン(1976-):
Brainstorm in a Glass of Water
アンティ・アウヴィネン(1974-):カルキヤ[Karkija]
コルベイン・エイナルソン(1971-):The Indigenous Spirit
アトリ・インゴウルヴソン(1962-):巻頭[Opna](1991)
トビアス・ガットマン(マリンバ、打楽器)
インゴウルヴル・ヴィルヒャウルムソン(バスクラリネット)
録音:2007年7月15-18日、アニフ(オーストリア)、Gewerbepark

ITM 9-08 ¥2080
魂よ、わが言葉を聞け アイスランド女性作曲家の合唱音楽
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):神の家を建てる者は
アンナ・S・ソルヴァルスドウッティル(1977-):
お聞きください、天の高みにいます神よ
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):われら御名を讃えます
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):歓喜と苦痛
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):春の葉
バウラ・グリームスドウッティル(1960-):夜
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):少年の至福
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
愛が誠実で温もりのあるものなら/悪夢
カロウリーナ・エイリークスドウッティル(1951-):冬
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):子守歌
ソウラ・マルテインスドウッティル(1978-):白鳥が歌う
アンナ・S・ソルヴァルスドウッティル(1977-):魂よ、わが言葉を聞け
エリーン・グンレイグスドウッティル(1965-):イエスわが救い主(古謡)
ミスト・ソウルケルスドウッティル(1960-):種は大地に眠る
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
わが舌よ、賛美の言葉を唱えよ
グヴズルーン・ボズヴァルスドウッティル(1902-1936) 聖金曜日の哀歌
ヒムノディア(合唱)
エイソウル・インギ・ヨウンソン(指揮)
録音:2008年4月24-27日、アークレイリ教会(アイスランド)

ITM 9-09(CD-R) ¥2080
ヨウン・アウスゲイルソン(1928-):時間と海 合唱作品集
時間と海(ステイン・ステイナルの詩による)
ハトルドウル・ラクスネスの「詩人の家」の5つの詩
すばらしい夕べ/いとしい大地よ、おまえの番だ
もしわたしの貧しい心が/子守歌/五月の星
ラングホルト教会室内合唱団
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2006年10月、レイキャヴィーク、ラングホルト教会
CD-Rです。ご注意ください。

ITM 9-10(CD-R) ¥2080
ヒルディグンヌル・ルーナルスドウッティル(1964-):
グヴズブランドゥルのミサ(独唱、混声合唱と管弦楽のための;2003)
オウロフ・コルブルーン・ハルザルドウッティル(ソプラノ)
マルタ・フラブンスドウッティル(アルト)
ビョルン・I・ヨウンソン(テノール)
エイリークル・フレイン・ヘルガソン(バス)
ラングホルト教会合唱団&室内管弦楽団
ヨウン・ステファウンソン(指揮)
録音:2003年4月18、27日、レイキャヴィーク、ラングホルト教会、ライヴ
CD-Rです。ご注意ください。

ITM 9-11 ¥2080
北極光 北欧歌曲集
カール・ビリッヒ(1911-1989):眠りの精
シグフース・ハトルドウルソン(1920-1996):湿原の道のそばに
カール・ニルセン(1865-1931):
花よ、ただ頭(こうべ)を垂れなさい FS42 No.4
民謡 ねんねん坊や
ヨウン・ソウラリンソン(1917-):ハルパの子守歌
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-):たそがれに
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
ソールヴェイの歌 Op.23 No.19/ソールヴェイの子守歌 Op.23 No.26
オスカル・メリカント(1868-1924):ねんねん坊や Op.2 No.1
シグヴァルディ・カルダロウンス(1881-1946):夜に寄せる/ねんねんころり
ジャン・シベリウス(1865-1957):夢だったのか Op.37 No.4
シーグルズル・ソウルザルソン:子守歌
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):アダージョ Op.20 No.5
シグヴァルディ・カルダロウンス(1881-1946):エルラ
シグフース・エイナルソン(1877-1939):千鳥は眠る
ヒャウルマル・ヘルギ・ラグナルソン(1952-):
ソールヴェイの歌/ソールヴェイの子守歌
シグフース・エイナルソン(1877-1939):夢の国
テューレ・ラングストレム(1884-1947):夜への祈り
マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン(1925-):子守歌
フリズリク・ヨウンソン:二人だけで歩いた
グヴズルーン・インギマル(ソプラノ)
タチヤーナ・ブローメ(ピアノ)
ダーヴィデ・フォルミサーノ(フルート)
アンドレイ・レベデフ(ギター)
ラステレッリ・チェロ・クアルテット
録音:2008年2月、ルートヴィヒスブルク(ドイツ)、バウアー・スタジオ

ITM 9-13 ¥2080
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):歌曲集
中国の川のほとりで/窓/民謡/六月の朝/かあさんは眠りたい
ハルパの国の歌(ぼくのところに春がきて)/クリスマスに歌う春の歌
眠れぬ時/徒歩の歌/名手のしくじりを思い出して/月明かりの白馬
夜の訪問客/カーンにて/森の若者/ごましお髭の老人が岩のそばに座り
少女たちが歩いている(*)/子守歌(*)/ねんねんころり(*)
海のトロルの詩(*)
ヘルガ・ロウス・インドリーザドウッティル(ソプラノ)
グヴズルーン・ダリーア・サロウモンスドウッティル(ピアノ)
録音:2008年8月(*以外)、2008年3月9日、ライヴ(*)、
コウパヴォグル(アイスランド)、サルリン音楽ホール

ITM 9-16(CD-R) ¥2080
ヘルギ・パウルソン(1899-1964):ヴァイオリンとピアノのための作品集
主題と変奏/ステンマ(アイスランド民謡の様式で)
6つのアイスランド民謡 Op.6/メヌエット/舞曲
アイスランド民謡による変奏曲「秋」
グレータ・グヴズナドウッティル(ヴァイオリン)
イングン・ヒルドゥル・ヘイクスドウッティル(ピアノ)
録音:2009年6月、クヴェラーゲルジ教会(アイスランド)
CD-Rです。ご注意ください。

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