クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-02 No.32-1

2012年02月28日 16時28分19秒 | Weblog
<Universal France(Decca)>
4764770 4枚組 ¥3150
ドビュッシー:ピアノ作品集
《Disc 1》
『前奏曲集第1巻』『版画』『忘れられていた映像』
『スケッチ帳より』『仮面』
《Disc 2》『前奏曲集第2巻』『映像第1集』『映像第2集』『喜びの島』
《Disc 3》『夢』『練習曲集第1巻』『練習曲集第2巻』『エレジー』
『コンクールの小品』『英雄的な子守歌』『2つのアラベスク』
『バラード』『夜想曲』『ハイドンを讃えて』
《Disc 4》
『ピアノのために』『レントより遅く』『ロマンティックなワルツ』
『ベルガマスク組曲』『ボヘミア風舞曲』『マズルカ』
『スティリー風タランテラ』『小さな黒人』『子供の領分』
『燃える炭火に照らされた夕べ*』『負傷者の服のための小品*』
フィリップ・カッサール(P)
[録音]1990-1993年, 2011年*(デジタル:セッッション)
独自のドビュッシー像を描きだすカッサール。彼の演奏するドビュッシー録
音、待望の再発売です。ここでは、ドビュッシーが好んだという1898年ベヒ
シュタイン製ピアノを使用して演奏しています(*印は除く)。水墨画のように
モノクロ的ながら奥行きのあるその響きを生かした、淡泊にして繊細で、し
かも美しい流れをもった演奏です。もともとAccordやAuvidisレーベルに録音
された音源を主体として、「負傷者の服のための小品」と、2001年に発見さ
れたドビュッシー最後の作品「燃える炭火に照らされた夕べ」を2011年に新
録音してカップリングした4枚組です。

4764813 ¥2180
ドビュッシー:2台のピアノ, 連弾のための作品集
『小組曲』『リンダラハ』『白と黒で』
『管弦楽組曲第1番(ドビュッシー自身編曲による連弾版)』
『牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー自身編曲による2台のピアノ版)』
フィリップ・カッサール(P) フランソワ・シャプラン(P)
[録音] 2011年7月, グルノーブル(デジタル:セッッション)
カッサールとシャプランの共演によるドビュッシーピアノ作品集。カッサール
の水墨画のような繊細さ、シャプランの明るい音色で色彩豊かな表現。それら
の融合は一見正反対のように感じられますが、二人の個性が瞬時に化学反応を
おこし、典雅な美しさを醸し出しています。今回世界初録音となる「管弦楽
組曲第1番」は2008年にデュラン社から連弾版が出版されておりには「最近発
見された自筆譜による」との序文があり、「祭り」「バレエ」「夢」「行列
とバッカナール」の4曲から成り立っています。




<Universal Italia(Decca)>
4764151 ¥2180
ベートーヴェン:ディアベッリの主題による変奏曲
アレクサンダー・ロマノフスキー(P)
[録音] 2010年6月4-6日, ベルリン、テルデック・スタジオ
(デジタル:セッッション)
2011年チャイコフスキー国際コンクールで4位に入賞したウクライナ出身のピ
アニスト、ロマノフスキーによる才気あふれるディアベッリ。
巨匠指揮者ジュリーニに「途方もない才能」と賞賛されたロマノフスキー!
1994年ウクライナ生まれのアレクサンダー・ロマノフスキーは、11歳で演奏
会デビュー。モスクワでマルガリウスに師事し、17歳でブゾーニ国際コンク
ールに優勝しました。2008年からはロンドンの王立音楽大学でアレクセーエ
フに師事。2011年のチャイコフスキー国際コンクールでは4位に入賞するとと
もに、ラフマニノフの最も優れた演奏に贈られる「クライネフ賞」を受賞、
聴衆からも絶大な支持を集め、日本でもコンクールの模様がドキュメンタリ
ーとしてテレビ放送されました。繊細な音色、個性的な解釈で人々を魅了す
るロマノフスキーは5月に来日し、読売日本交響楽団との共演のほか、2回の
リサイタルが予定されています。

4764670 ¥2180
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集 作品8-「四季」(フルート版)
フルート協奏曲 作品10-1 「海の嵐」
フルート協奏曲 作品10-2 「夜」
フルート協奏曲 作品10-3 「ごしきひわ」
フルート協奏曲 ニ短調 RV.431a 「偉大なるムガール人」
アンドレア・グリミネッリ(フルート)
I Solisti Filarmonici Italiani
クラシック・コアの世界にとどまらず、パヴァロッティとの世界ツアーやボ
チェッリとの共演などで幅広い活動を続けるグリミネッリの明るい音色が彩
るヴィヴァルディ作品集です。

4764226 2枚組 ¥2550
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
エンリコ・ディンド(チェロ)
録音:2010年9月17-19日 ピアチェンツァ、サン・クリストフォーロ教会

4764731 ¥2180
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
協奏曲第12番ト長調RV413
協奏曲第1番ハ短調RV401
協奏曲第20番ニ長調RV404
協奏曲第9番ロ短調RV424
協奏曲第11番ヘ長調RV411/412
協奏曲第26番ト短調RV416
0028947647317
エンリコ・ディンド(チェロ)
イ・ソリスティ・ディ・パヴィア
録音:2010年3月26-28日 パヴィア、
サン・ピエトロ・イン・チェルドーロ教会
1965年イタリアの音楽一家に生まれ、6歳でチェロを始めたエンリコ・ディン
ド。1997年にロストロボーヴィッチ国際チェロ・コンクールで優勝し、2007
年2月からはサンレモ交響楽団の首席指揮者も務めています。今年2月にN響
定期のソリストとして来日し、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を披露。
すさまじいテクニックと豊かな表情で聴衆を圧倒しました。鳴りやまぬ拍手
に応え、無伴奏チェロ組曲第2番から「サラバンド」をアンコールとして演奏
しています。 来日公演には間に合いませんでしたが、来日を聴いてディンド
ファンになった方も、惜しくも公演を聴き逃してしまった方にも是非お聞き
いただきたい2タイトルです。




<Universal Korea(Deutsche Grammophon)>
DG 7748 ¥2180
ブラームス:
1 間奏曲 変ホ長調 作品117の1
2 カプリチオ ロ短調 作品76の2
3 間奏曲 ロ短調 作品119の1
4 間奏曲 ホ長調 作品116の4
5 カプリチオ ハ長調 作品76の8
6 間奏曲 イ短調 作品116の2
7 カプリチオ 嬰ヘ短調 作品76の1
8 間奏曲 イ長調 作品118の2
9 間奏曲 ホ短調 作品116の5
10 間奏曲 嬰ハ短調 作品117の3
11 ロマンス ヘ長調 作品118の5
12 間奏曲 変ホ短調 作品118の6
13 間奏曲 変ロ短調 作品117の2
クン=ウー・パイク(ピアノ)
パリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍する韓国出身のピアニスト、ク
ン=ウー・パイク。2008年にリリースしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ
全集は、レコード芸術誌特選盤に選出されるなど、高い評価を獲得しました。
実直で誠実な演奏は、一度聴いたら必ずファンになる事まちがいなし。ブラ
ームスのピアノ協奏曲第1番につづく今作は、後期のピアノ小品からパイク自
身が13曲をセレクトしています。
「それはあたかも、真に円熟した音楽家による“無言にして雄弁な弾き語り”
のようだ」(ライナー・ノーツより)




<ECM>
4764755 ¥2180
ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(5声のための)
1:歌って楽しみなさい/2:見つめなければ私は死なないが
3:行け、わがため息よ/4:とてもいとしいわが命のひとよ
5:ああ、痛ましい喜び/6:いとしい方よ、愛の甘い「ああ」という言葉は
7:いとしいひとの目に宿り/8:もし私の悲しみがあなたを悲しませるのなら
9:わが心の命であるまなざしよ/10:命のひとから離れる者は
11:情けをと私は泣きながら叫ぶのだが
12:ああ、お前たちはあまりにもしあわせ
13:恋人たちよ、競い合って急ぎなさい/14:美しい目をふきなさい
15:お前は私を殺す/16:ああ、美しい胸を覆ってほしい
17:悲しく涙もろい私の気質に(第1部)/18:けれど、私を死へと導く(第2部)
19:ああ、暗い日よ/20:もしお前が逃げるなら
21:あなたを愛しています、私の生命よ
ヒリヤード・アンサンブル
[モニカ・マウフ(Sp), デイヴィッド・ジェームズ(C-T),
デイヴィッド・グールド(C-T), ロジャーズ・カヴィ=クランプ(T),
スティーヴン・ハロルド(T), ゴードン・ジョーンズ(Br)]
[録音] 2009年11月23-25日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ジェズアルドはルネサンス後期のイタリアの貴族で、作曲家兼リュート奏者。
シュニトケのオペラの題材に採り上げられたことでも知られ、不貞を働いた
妻とその相手を殺害し逃亡した逸話は特に有名でしょう。ヒリヤード・アン
サンブルによるジェズアルド第2弾となる当アルバムは、ジェズアルドの6巻
からなる「5声のマドリガル集」から「第5巻」を収録。この曲集は1611年に
出版されたもので、全21曲で構成されています。独創的な和声と半音階、リ
ズムの対比が駆使されており、旧来型の「第1作法」とは別スタイルの、モン
テヴェルディが呼んだ新作曲法いわゆる「第2作法」に属するものです。特に
その表現主義的半音階書法と、他の作曲者以上に不協和音を多様に取り入れ
ているのが特徴的です。特にヒリヤード?アンサンブルの表現力豊かな歌声は、
この作品の「贅沢かつ堕落的エロティシズムと、自己犠牲とのコントラスト」
をみごとに想起しえるアンサンブルです。

4764641 ¥2180
ダリオ・カステッロ(?-1630?):
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第1巻』より
「ソナタ第7番」「ソナタ第8番」
『現代的なソナタ・コンチェルターテ第2巻』より
「ソナタ第1番」「ソナタ第7番」「ソナタ第2番」「ソナタ第8番」
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1589-1630?):
「ソナタ第2番」「ソナタ第9番」「ソナタ第3番」「ソナタ第10番」
「ソナタ第5番」「ソナタ第12番」「ソナタ第6番」
ジョン・ホロウェイ(バロック・ヴァイオリン)
ジェーン・ガウアー(ドゥルシアン)
ラース・ウルリク・モルテンセン(チェンバロ)
[録音] 2008年6月15-17日, ザンクト・ゲロルト修道院、オーストリア
(デジタル:セッション)
ヴェネツィアで管楽器奏者として活躍したこと以外ほとんど知られていない
作曲家カステッロ。1621年と1629年にそれぞれ出版された「現代的なソナタ
・コンチェルターテ」は、初期のソナタの実態を知る上で重要な作品です。
これらは通奏低音付の1-4声のための曲集で、ここに収録されたソナタはその
うち1-2声のもの。ホロウェイの限りなく美しいバロック・ヴァイオリン。
バロック・ファゴットの前身であるドゥルシアンで、これらの重要な作品の
美しい主旋律をまるでバリトン歌手のように歌うジェーン・ガウアー。コン
チェルト・コペンハーゲンの音楽監督としても活躍するモンテルセンの通奏
低音は、感情的というよりは主旋律楽器に寄り添うように、繊細な和音を効
果的に付け足すことで、美しい響きの空間を作り出すことに成功しています。

4764501 ¥2180
ガース・ノックス/『サルタレッロ』
1:『Black Brittany(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための)』
(原曲:民謡/「Black is the Colour」&Johnny Cunningham/
「Leaving Brittany」)
2:『パーセル:束の間の音楽』(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
3:『ヴィヴァルディ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調RV.393』
(ヴィオラ・ダモーレとチェロのための編曲版)
4:『ガース・ノックス:Fuga libre(ヴィオラ・ソロのための)』
5:『Ave, generosa - Complainte ‘Tels rit au main au soir pleure’
(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:ヒルデガルト:フォン・ビンゲンとギョーム・ド・マショーの作品より)
6:『カイヤ・サーリアホ:Vent Nocturne
(ヴィオラとエレクトロニクスのための)』
7:『3つの舞曲(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:14世紀の作者不詳の作品による)
8:『Pipe, harp and fiddle(フィドルとパーッカションのための)』
(原曲:民謡「Port na bPucai」「Chanter’s Song」
「Star of the County Down」による)
ガース・ノックス(ヴィオラ, ヴィオラ・ダモーレ, 中世フィドル, 編曲)
アニエス・ヴェスターマン(チェロ)
シルヴァン・ルメートル(パーカッション)
[録音] 2009年12月5&6日,
ルガーノ・スイス・イタリア語放送オーディトリアム
(デジタル:セッション)
アルディッティ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍し、ブーレーズ率い
る現代音楽集団アンサンブル・アンテルコンタンポランにも参加していたガ
ース・ノックス。このアルバムは、彼がひく18世紀初頭に活躍したヴィオラ
・ダモーレとヴィオラ、中世フィドルの弦楽器ソロと、チェロまたはパーカ
ッションのための作品を収録。今回は、民謡や中世の舞曲や歌曲、バロック
音楽や伝統的なケルトの作品を、彼独自の現代的編曲。そしてサーリアホが
ガース・ノックスのために献呈した、グリッサンドの多用と呼吸によってエ
レクトロニック表現された作品も収録され、オリジナリティあふれる斬新な
プログラムで驚かせます。『私の楽器のそれぞれ-中世のフィドル、ヴィオ
ラ・ダモーレとヴィオラ-のための独自の視点と音の世界をもたらし、それ
に対応するパートナー(フィドル&パーカッション、ヴィオラ・ダモーレ&チェ
ロと、ヴィオラ&エレクトロニクス)によって現代においてすべてを共有する
ことです。現在までのこれらの作品をこのように現代に蘇らせることで、そ
の固有の性質を破壊することなく、今ここでそれらを探索することなのです』
と、ガース・ノックスは語っています。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12-02 No.32-2 | トップ | 12-02 No.33-2 »

Weblog」カテゴリの最新記事