クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-04 No.16-1

2010年04月17日 00時49分36秒 | Weblog
<Hungaroton>
HCD 32648 \2080
リスト:4手のためのハンガリー狂詩曲
(1)第1番ヘ短調(原曲・第14番)
(2)第2番嬰ハ短調(原曲・第12番)
(3)第3番ニ長調(原曲・第6番変ニ長調)
(4)第4番ニ短調(原曲・第2番嬰ハ短調)
(5)第5番ホ短調(原曲・第5番)
(6)第6番変ホ長調(原曲・第9番)
デュオ・エグリ&ペルティス
リストはピアノ独奏のためのハンガリー狂詩曲を19曲残しましたが、そのなか
から6曲を弟子のドップラーの協力で管弦楽化しています。それに基づきリス
ト自身が4手連弾にも編曲していますが、何故かあまり知られていません。音
も厚くなり、興味深い対旋律など連弾の効果を最大限に発揮しています。ハン
ガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティスは1902年製の珍しい箱型の
プレイエル・ピアノ演奏で有名となりましたが、ここでは通常のスタインウェ
イでリストならではの豪快な響きを生み出しています。またハンガリー的な味
わいも絶妙で、むせかえるような民族色を楽しめます。

HCD 32634 \2080
(1)リスト(ヴェイネル編):ピアノソナタ ロ短調(オーケストラ版)
(2)ヴェイネル:前奏曲、夜曲と悪魔的スケルツォ
(3)同:パッサカリア
(4)同:おもちゃの兵隊
ラースロー・コヴァーチ(指)
北ハンガリー・ミシュコルチ響
ドラティやショルティの師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル
(1885-1960)。近年フンガロトン・レーベルが力を入れているため、かなりの
作品に接することができるようになりました。当アルバムはいずれもピアノ版
の存在する作品を収めていて、ヴェイネルの卓越したオーケストレーションの
手腕を示しています。1955年に編曲されたロ短調ソナタはCAviにも録音があり
ますが、今回はハンガリーのオーケストラが演じているのが魅力です。

HCD 32471/2 2枚組 \4160
ショパン:ポロネーズ全集
ポロネーズ第1ー第16番
マズルカ第52ー59番、第49番Op.68の4
アレックス・シラジ(Pf、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
1968年イタリア生まれのピアニスト、アレックス・シラジによるショパンのポ
ロネーズ全集。シラジはブダペストのリスト音楽アカデミーでラドシュ、ファ
ルヴァイに師事。フランスのフゾー社のショパン全集楽譜の責任者でもありま
す。当アルバムでは1886-90年頃に製作されたプレイエルのコンサート・グラ
ンドで演奏しているのに注目。ショパンの最初の作といわれるト短調のポロネ
ーズと、最後の作といわれるマズルカ第49番の両方が収録されているのも注目
です。

HCD 32474 \2080
ショパン:歌曲全集
乙女の願い/春/悲しみの川/酒宴/彼女の好きな/私の見えぬ所へ/使者
/美しい若者/メロディ/闘士/二人の死/いとしい人/望みなく/指輪/
花婿/リトアニアの歌/舞落ちる木の葉/魅惑/ドゥムカ/乙女の願い(初版)
/酒宴(初版)/舞落ちる木の葉(フォンタナ再構築版)
アリツィア・ヴェンゴジェフスカ=ウィスカード(Ms)、
アレックス・シラジ(Pf、1886/90製プレイエル・コンサートグランド)
ショパンはほとんどピアノ曲だけを作曲しましたが、全部で19曲の歌曲を残し
ています。いずれもポーランド語の歌詞に基づき、華麗でもオシャレでもあり
ませんが、ピアノ曲以上に祖国への思いや暗い心情を綴った、彼の真実の言葉
に満ちています。さらにこのアルバムは3つの作品の異版が収められているの
も貴重です。ポーランドの若手メゾのヴェンゴジェフスカ=ウィスカードは非
常に美しい声で、民俗音楽起源の作品での表現の巧さは絶品です。19世紀製エ
ラール・ピアノの響きの美しさも特筆。

HCD 32544 \2080
ライタ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
(1)弦楽四重奏曲第6番 Op.36(1942)
(2)同第8番 Op.53(1951)
(3)同第10番「トランシルヴァニア組曲」 Op.58(1953)
アウアーSQ
バルトーク、コダーイに次いでハンガリーの民俗音楽を研究して作品に採り
入れたラースロー・ライタ(1892-1963)は全10曲の弦楽四重奏曲を残していま
すが、その全集録音の第3集。アウアー四重奏団は1990年に結成された実力派。
緻密なアンサンブルが光ります。

HCD 32632 \2080
ブラス5
(1)ドブロヴァイ:金管五重奏曲第3番
(2)マダラース:ハシッド物語
(3)ティハニ:情景
(4)ラーング:前奏曲、3モービルと後奏曲
(5)ペルティス:セレナーデ・イン・イエロー
(6)ホローシュ:パヴァーヌとガリアルド
エヴァルト金管五重奏団【レヴェンテ・バコー(Trp)、アンドラーシュ・
コヴァルチク(Hrn)、ペーテル・マジャル、ローベルト・カーイプ(Trb)、
タマーシュ・ケレメン、アッティラ・ペレステギ(Tub)】
現代ハンガリーの作曲家による金管五重奏曲集。いずれも親しみ易いものばか
りで、フンガロトン社社長マーテー・ホローシュの作品も入っているのがお茶
目です。1996年にリスト音楽アカデミーの学生たちで結成したエヴァルト金管
五重奏団は、いずれもソリスト級の奏者の集まりで、舌を巻く巧さです。

HCD 32598/9 2枚組 \4160
20世紀の響き
(1)シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
(2)ラヴェル:マダガスカル土民の歌
(3)ストラヴィンスキー:
バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩/シェイクスピアによる3つの
詩/4つのロシアの歌/ふくろうと子猫ちゃん
(4)アルマンド・トート;喜びの鳥(14の俳句)
(5)クリスティナ・メジェリ:瞬間イメージ
(6)カミロ・レンドヴァイ:森の歌
(7)マーテー・ホローシュ:上に落ちる葉
(8)ペーテル・トート:ロルカ歌曲集
イルディコー・イヴァーン(Sop)、
ゲルゲーイ・マツトゥズ、ゾルターン・コヴァーチ(指)
器楽アンサンブル、アウアーSQ、ブダペストSQ
ハンガリーの中堅ソプラノ、イルディコー・イヴァーンのリサイタル・アル
バム。歌唱はドイツ語(1)、フランス語(2)(5)(6)、ロシア語(3)、英語(3)の
シェイクピアのみ、ハンガリー語(4)(7)(8)と国際的。興味深いのはハンガリ
ーの女性作曲家メジェリの「瞬間イメージ」。2002年の作で、石川啄木や正
岡子規の俳句の仏語訳が歌詞となっています。




<haenssler>=SWR MUSIC=
【シュヴェツィンゲン音楽祭エディション】
93 704 \2250
モノラル
「1959年ピアノ・リサイタル / フリードリヒ・グルダ」
J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調BWV.992
ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII-6
ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
フリードリヒ・グルダ(P)
録音:1959年6月3日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ・モノラル)
2000年の歿後以来、グルダのリリースが盛んです。「初期RIAS録音集1950-
1959」(AU21404)と同じく、若きグルダがバリバリと猛烈な勢いでキャリアを
積み上げていたころに行われたシュヴェツィンゲンでのライヴ演奏は、J.S.
バッハとハイドンのソナタという初出のレパートリーを含むもので、けっし
て見逃せない内容です。
録音当時グルダ29歳。これが天才というものなのでしょうか。バッハのカプ
リッチョにおける沈潜のアリアもみごとで惹き込まれますが、それでもやは
りグルダといえばベートーヴェン。順に57年、58年とデッカへの第1回目の全
集セッション録音を経てのソナタ2曲は、こぼれ落ちるような煌めきと彫の深
さを兼ね備えた音色とともに、完成されたアプローチを実感させます。ちなみ
に、第10番は1967年のステレオ・セッション再録につづいて3種目。第31番は
全部で現状7種ある録音のうち4番目にあたるもの。
なお、1959年ウィーン、1968年ルガーノと2種のライヴ音源が存在するハイド
ンの変奏曲も初出の音源となります。

93 706 \2250
ステレオ
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番Op.94
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
アマデウス四重奏団
録音:1977年5月21日シュヴェツィンゲン宮殿、コンサートホール(ライヴ・ス
テレオ)
1947年に結成、1950年代から1970年代にかけて最盛期を迎え、英国を代表する
世界的アンサンブルとして活動したアマデウス四重奏団。1977年のシュヴェ
ツィンゲン音楽祭でのライヴは、このアンサンブルを知る方にとっては、たい
へん興味深いプログラムとなっています。
ブリテンの第3四重奏曲は、このライヴ演奏に先立つこと半年ほど前に、ほか
でもないアマデウスが世界初演を手がけた作品。1976年12月19日におこなわれ
たオールドバラ近郊のスネイプ、モルティングスでの世界初演に向けて、1976
年9月の段階で、アマデウスのメンバーはその準備にブリテンと共同作業をつ
づけていたエピソードが残されています。(ブリテン自身はその2週間前にすで
に他界していたため初演に立ち会うことはかないませんでした)。
そして、1956年2月のケルンでのライヴ・レコーディング(AN2160)や、1959年
を含め3度のセッション録音で知られる、シューベルトの「死と乙女」。ここ
での演奏も、きわめつけの演目にふさわしい出来栄えとなっています。

93 705 \2250
ステレオ
ハイドン:カンタータ「ナクソス島のアリアドネ」Hob.XXVIb-2
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
(ばあやと / 隅っこで / かぶと虫 / お人形と / おやすみの前に / 猫のマド
ロス / 木馬で出掛けた)
フォーレ:4つの歌曲
いなくなったひとOp.5-3 / マンドリンOp.58-1 / 月の光Op.46-2 / 捨てら
れた花Op.39-2
レスピーギ:3つの歌曲
いつかあのひとが帰ってきたら(1911)/ 霧(1906)/ストルネッロを歌う女(1906)
フランシスコ・ブラーガ:6つのノルデスチーナ歌曲(ブラジル民謡)
O'Kinimba / Capim Di Pranta(野良仕事の歌)/ Nigue Nigue Ninhas(子守歌)
/ S?o-Jo?o d?-ra-r?o(わらべ歌)/
A casinha pequenina(恋の歌)/ Engenho Novo(ある労働者の歌)
ロッシーニ:「タンクレーディ」より、アリア「大いなる不安と苦しみの後で」
テレサ・ベルガンサ(Ms)
フアン=アントニオ・アルヴァレス・パレホ(P)
録音:1985年5月6日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ・ステレオ)
1935年マドリード生まれ、才色兼備で人気を博したメッツォ、ベルガンサの魅
力が詰まったすばらしいアルバムが登場します。1985年に行われた歌曲の夕べ
は、ハイドンにムソルグスキーから、アンコールのロッシーニに至るまで、あ
らためてレパートリーの広さを確かめられる内容ですが、さらに驚くべきはひ
とつひとつの完成度の高さ。ブラーガのゆたかな民俗色、やわらかな感触で夢
のようなフォーレと、ベルガンサは異なるパレットを使い分け、いきいきと描
写してゆきます。これはファンには一生の宝物になるに違いありません。




<PREISER>
PRCD 90762 3枚組 \\6240
MONO
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ジョージ・ロンドン(Bs-Br ドン・ジョヴァンニ) 
ワルター・ベリー(Bs レポレッロ)
ヒルデ・ツァデク(S ドンナ・アンナ) 
レオポルド・シモノー(T ドン・オッターヴィオ)
セーナ・ユリナッチ(S ドンナ・エルヴィーラ) 
エーベルハルト・ヴェヒター(Br マゼット)
グラツィエッラ・シュッティ(S ゼルリーナ) 
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs 騎士長)
ルドルフ・モラルト(指)
ウィーン交響楽団,ウィーン室内合唱団
録音:1955年
+ジョージ・ロンドン、モーツァルト アリア集
モーツァルト:
「フィガロの結婚」からのアリア(5曲)
「お前と別れる今、ああ娘よ」 K.513
「この美しい手に」 K.612
「彼に眼を向けて」 K.584
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビア交響楽団
録音:1953年
名盤、モラルトの「ドン・ジョヴァンニ」が復活!モーツァルト生誕200年の
1956年に向けてレコード会社各社はモーツァルトのオペラ全曲録音に取り組ん
でいました。PHILIPS社はウィーン交響楽団とダ・ポンテ三部作を録音、「フィ
ガロの結婚」はカール・ベーム、「ドン・ジョヴァンニ」と「コジ・ファン・
トゥッテ」はルドルフ・モラルト(1902-1958)が担当しました。中でも「ドン
・ジョヴァンニ」は、ロンドンの誇り高く颯爽としたタイトルロールを筆頭
に、、ベリー、ツァデク、シモノー、ユリナッチ、シュッティ、ウェーバー
と、空前のオールスターキャスト。後にドン・ジョヴァンニで名を馳せるウィ
ーンの名バリトン、ヴェヒターがマゼットを歌っているのですから驚きです。
モラルトの颯爽とした気持ちよい音楽は、今聞いてもまったく古びておらず、
ウィーン交響楽団も素敵なウィーンの音色を放っています。1990年代初めに
CD化され、1993年には国内盤CDも出たことがありますが、その後15年以上入
手難だったこの名盤、復活を喜ぶ人は多いことでしょう。余白に、ロンドンが
ワルターの指揮で録音したアリア集を収録。

PRCD 20055 2枚組 \2700
MONO
プッチーニ:「トスカ」
アントニエッタ・ステッラ(S トスカ) 
ジャンニ・ポッジ(T カヴァラドッシ) 
ジュゼッペ・タッデイ(Br スカルピア)
フェルッチョ・マッツォーリ(Bs アンジェロッティ) 
レオ・パディス(Bs 堂守) ピエロ・デ・パルマ(T スポレッタ)
アントーニオ・サッケッティ(Bs シャルローネ)
ほか
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1957年
幻の録音がついにCD化!1950年代にPHILIPSはナポリのサンカルロ劇場を用い
てオペラの録音をしましたが、その中でなぜかCD化されなかったのがこの「ト
スカ」。ステッラ、ポッジ、タッデイと、イタリアオペラのスター歌手を三人
も配し、スポレッタには名脇役デ・パルマ、そして指揮者は大御所セラフィン
と、超豪華。復活を喜びましょう!

PRCD 20056 2枚組 \2700
MONO
ドニゼッティ:「シャモニーのリンダ」
アントニエッタ・ステッラ(S リンダ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T カルロ)
ジュゼッペ・タッデイ(Br アントーニオ)
フェドーラ・バルビエーリ(Ms ピエロット)
レナート・カペッキ(Bs ボアフレリー侯爵)
ピエロ・デ・パルマ(T 行政長官)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs 司教)
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年9月
PHILIPS録音。ステッラを筆頭に、ヴァレッティ、タッデイ、バルビエーリ、
カペッキ、デ・パルマと、よくぞこれだけ名歌手を揃えたもんだと言うくら
いの豪華キャストです。しかも指揮がセラフィンとくれば文句なし。PHILIPS
から1990年代の半ばに一度だけCD化されたことがありましたが、長らく廃盤。
粗悪な海賊すら入手難でしたので、嬉しい復活です。

PRCD 20057 2枚組 \2700
MONO
ロッシーニ:「モゼ」
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs モーゼ)
ジュゼッペ・タッデイ(Br ファラオーネ)
アゴスティーノ・ラッザーリ(T エリゼーロ)
マリオ・フィリッペスキ(T アメーノフィ)
ピエロ・デ・パルマ(T アウフィーデ)
カテリーナ・マンチーニ(S アナイーデ)
プリーニオ・クラバッシ(Bs オジリデ)
ブルーナ・リッツォリ(S シナイーデ)
トゥリオ・セラフィン(指)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1956年6月
「モゼ」は、ロッシーニがパリのオペラ座のために作曲した「モイーズとファ
ラオン」(旧作「エジプトのモゼ」を大幅に改作したもの)がさらにイタリア語
に直されたもの。今日ではフランス語の上演が主流なので、イタリア語の録音
はかえって貴重です。イタリアオペラの巨匠セラフィンの指揮するロッシーニ
は珍しく、ライヴを含めても数種。この「モゼ」は、ロッシ=レメーニ、フィ
リッペスキ、タッデイと男声が充実しており、セラフィンのガッチリした音楽
ともども聞き応えがあります。ヒロインのアナイーデを歌うマンチーニは1924
年生まれ。カラスと同世代のイタリアのソプラノで、高い評価を得ていたもの
の、早くに病気引退したため録音が少なく、幻のソプラノと言われています。
これは彼女の全盛期の貴重な録音です。PHILIPSから1990年代の半ばに一度だ
けCD化されたことがあっただけなので、嬉しい復活です。

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10-04 No.16-2

2010年04月17日 00時48分58秒 | Weblog
<INTEGRAL>
MFCD 020 \2080
ベートーヴェン:ピアノソナタ集Vol.I
ピアノソナタ第1番 ヘ短調Op.2-1
ピアノソナタ第2番 イ長調Op.2-2
ピアノソナタ第3番 ハ長調Op.2-3
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 021 \2080
ベートーヴェン:ピアノソナタ集Vol.II
ピアノソナタ第4番 変ロ長調Op.7
ピアノソナタ第19番 ト短調Op.49-1
ピアノソナタ第20番 ト長調Op.49-2
ピアノソナタ第5番 ハ短調Op.10
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 0012 \2080
グリーグ:抒情小曲集より
エサ・ペッカ・サロネン:二分法:機械化
ステンハンマー:晩夏の夜
ペール・テングストラント(Pf)

MFCD 014 \2080
チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲Op.71a(エコノム編曲)
アレンスキー:組曲第2番Op.23「シルエット」
ラフマニノフ:組曲第2番 Op.17
ペール・テングストラント、シャン=シャン・スン(Pf)



<Medici Arts>~EuroArts
20 54619(DVD-Video) \2180
44 mm(演奏)
47mm(ボーナス映像)
画面:4:3 NTSC
音声:PCM ステレオ
(1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
(2)ブラームス:ハンガリー舞曲 第4番 嬰ヘ短調
(3)同:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
(4)サラサーテ:スペイン舞曲 第1番
(5)同:スペイン舞曲 第2番
(6)バッツィーニ:カラブレーゼ
【ボーナス映像】
“A Violinist in Hollywood”
“On the Encores”
メニューイン
(1)アンタル・ドラティ(指)、ハリウッド・シンフォニー・オーケストラ
(2)アンタル・ドラティ(ピアノ)
(3)‐(6)アドルフ・ベイラー(ピアノ)
収録:1947年、チャールズ・チャップリン・スタジオ、ハリウッド
1997年、ワルシャワ(ボーナス映像)
ハリウッド映画「Concert Magic」(1948)のために収録された、メニューイン
32歳の弾くメンコン全楽章の貴重な映像が発見されました。細かなヴィブラー
トと弓全体を使う大きなボーイングながら細部までコントロールされた奏法が
印象的な若きメニューイン。特に1楽章のカデンツァは力強く、通常フラジョ
レットで弾かれることの多い高音も押さえ、そして時代を感じる心地よいポル
タメントで旋律を歌う、音楽的にはもちろん技術的にも絶頂の演奏を見ること
ができます。この他、ドラティがピアノ伴奏をつとめたブラームスの小品な
ど、技巧的かつ情熱的な聴きごたえのある演奏が収録されております。ボー
ナス映像では、聞き手にハンフリー・バートンをむかえ、メニューインの人
生・キャリアについて、またハリウッドで収録された映像を見ながら、ヴァ
イオリンの技術、音楽レパートリー等、メニューインの軌跡をふりかえります。




<CALLIOPE>
CAL 9431 2枚組 \2700
J.S.バッハ:マタイ受難曲
ポール・アグニュー(T/ 福音史家)、
アラン・エーヴィヒ(Bs/ イエス)、
アラン・ブー(Br/ ユダ)、オルガ・パシフニク(S)、
ダミアン・ギヨン(C-T)、ドナ・ハヴァー(T)、
マルク・ブーシェ(Br)
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
シャンブル・ドゥ・ナムール合唱団
録音:2009年4月6日(ライヴ録音)
マルゴワールによる「マタイ受難曲」の登場。スウィングしているというと語
弊があるかもしれませんが、通奏低音チームの推進力が際立った演奏です。全
体を通して、様々な登場人物の体温を、そしてイエスの体温をも感じる、血の
通った演奏。アリアではソリストに極めて柔軟に旋律を歌わせていて、アルト
の「憐れみたまえ」のアリアなども極めて自然に音楽が流れています。最後の
合唱曲も、荘厳さはもちつつも、深いフレーズの息の取り方で、共感しやすい
演奏。真正面から「受難」というテーマに立ち向かった他の演奏とはまた一線
を画した、温度を感じる受難曲となっています。




<K617>
K617 216 \2250
マテオ・フレチャ:エンサラダ集(プラハ、1581年)
1. エル・ボン・ジョルン(ペレ・アルベルヒ・ヴィラ)
2. エル・フエゴ(マテオ・フレチャ)
3. ラ・トルッラ(バルトム・カルセレス)
4. ラ・ルハ(ペレ・アルベルヒ・ヴィラ)
5. ラ・ボンバ(マテオ・フレチャ)
ラ・コロンビーナ
録音:2009年4月
エンサラダは、16世紀ごろのスペインにおいて宮廷を中心に流行した、一種の
こっけいなマドリガルです。名称は「サラダ」を意味し、その歌詞には諸国
(スペイン、フランス、イタリア、カタロニアほか)の俗語およびラテン語が、
任意にとりまぜられています。旋律にも、諸国の通俗的な歌が多く用いられ
ています。このエンサラダのもっとも高名な作曲家マテオ・フレチャによる、
1581年に出版されたエンサラダ集に収められた作品が聴けます。古きよき外
国の早口ことば歌の様相で、楽しい1枚です。

K617 218 \2250
エリザベト・クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):
紅海の路(第1巻, 1708年)、トリオ・ソナタ第3番 ニ長調(1695年)
セバスティアン・ド・ブロッサール:
トリオ・ソナタ ト短調 SdB.222、サロモンのシュエット(SdB.71)、
リトルネロ(SdB.226)
ルネ・ドルアール・ド・ブッセ(1703-1760):ユディート(第1巻 1735年)
ル・タンドル・アムール
ルアンダ・シキエーラ(ソプラノ)
録音:2009年7月
フランスの音楽界に君臨していたリュリの死後、フランスには、イタリアなど
から新鮮な風が吹き込みました。この新しい風を受けて、このCDに収められて
いるような、作曲家たちの作品が生まれました。ジャケ・ドゥ・ラ・ゲール、
ブロッサール、ブッセの音楽がここよみがえります。

K617 220 2枚組(1枚価格) \2250
モンテヴェルデイ:聖母マリアの夕べの祈り(1610年)
ガブリエル・ガッリード(指)
アンサンブル・エリマ、エウフォニア声楽アンサンブル、
アントニオ・イル・ヴェルソ合唱団、マドリガリア合唱団、
レ・サクブティエ・ド・トゥールーズ
録音:1999年7月シチリア島エリーチェ/聖マルティヌス教会
K617 136の再発盤。力強さと透明な美しさを併せ持つ名盤、ガッリードの「聖
母マリアの夕べの祈り」復活です。心の底から真に祈っているような力強い
表情に圧倒されっぱなしの約2時間です。




<HUNGAROTON>
=バルトーク・ニュー・シリーズ=
HSACD 32510(SACD-Hybrid) \2300
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽BB 114, Sz 106(1936)
録音:2008年10月11-13日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
バルトーク:ディヴェルティメントBB 118, Sz 113(1939)
録音:2008年10月29-30日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
バルトーク:ハンガリーの風景BB 103, Sz 97(1931)
録音:2008年10月30日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、
バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(セッション)
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズに屈指の人気曲「弦チェ
レ」が登場します。しかも、この「弦チェレ」と「ディヴェルティメント」に
ついては、弦楽セクションがハンガリーを代表するソリストたちを擁する特別
編成という、超強力なオマケ付き。
指揮のコチシュ以下、オール・スター・キャストの顔ぶれは、第1ヴァイオリ
ンに売り出し中の気鋭バルナバーシュ・ケレメン、同じく第2ヴァイオリンに
カタリン・コカシュ、コントラバスにイヴァーン・スタンコフ。そして、なん
とチェロには大家ペレーニも参加しており、いつも以上の凄みをきかせるスー
パー・ヴィルトゥオーゾ・オケへと変貌を遂げています。
ほかに、初期のピアノ曲からの編曲作である「ハンガリーの風景」も、オリジ
ナルのピアノ曲を熟知しているコチシュだけに、表現意欲の旺盛なアプローチ
が聴きものとなっています。




<harmonia mundi>
HMC 902019/20(2CD+1DVD) \3780
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87(全曲)
+DVD(クリスティアン・ルブレ制作によるメルニコフとシュタイアーのイン
タビュー)
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
ショスタコーヴィチ壮年期の「24の前奏曲とフーガ」はその巨大さ、深さ、
技術的難度ゆえ、ピアニストにとって最高峰のひとつとなっています。全曲
の録音も多くはなく、いまだに初演者ニコラーエワのものが超えるものなき
決定盤の地位を保っています。しかし、今回ロシアの俊英メルニコフがまさ
に命をかけてチャレンジした録音は驚くべき完成度で、この世のものとは思
えぬ域に達しています。この音楽的深み、さらに時折見せる暗黒の情念など
30代とは思えぬ成熟度、さらにニコラーエワにはない21世紀的な新しさなど、
どこをとっても非の打ちどころなし、ついにニコラーエワの盤を超える演奏
の出現と思えます。特典にクリスティアン・ルブレ制作のDVD付。第24番の実
演に加え、個人的にも親しい間柄のアンドレアス・シュタイアーをインタビュ
アーに、作品について約23分真摯に語る姿が収められていますが、両者とも
わかりやすい英語(日本語字幕なし)で、非常に興味深い内容となっています。
今年最衝撃のピアノCDのリリースと申せましょう。




<ACCENT>
ACCENT Plus
ACCENT(アクサン)の名盤再発シリーズのご案内です。

ACC 10017 \1280
ドニゼッティ:
「舟人」、「漁夫」、「ああ 思い出しておくれ、美しいイレーネ」
ベッリーニ:
アリエッタ「私のフィッレの悲しげなおもかげ」、アリエッタ「愛しいひと
はいつ来るのだろう」、アリエッタ「ゆかしい月よ」
シューベルト:「目の魔力」、「ごらん、あんなに月の明るいこと」
ロッシーニ:「この心を燃え上がらせた貴女」-タンクレディより
ベートーヴェン:「友情の幸せ」、「この暗い墓のうちに」、「愛の嘆き」
ルネ・ヤーコプス(C-T)
ジョス・ファン・インマゼール
(フォルテピアノ:トラウゴット・ベルント1837-40年製)
録音:1981年1月
ここに収録されている楽曲はベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティなど18世
紀後半から19世紀前半のベルカント最盛期の音楽。これらの楽曲をカウンター
テナーのパイオニア的存在のルネ・ヤーコプスによる歌唱とインマゼールの伴
奏で収録。1981年の録音でCD初登場の貴重な音源です。
この時代のカウンターテナーはカストラートの登場により、日の目を見ず影に
隠れていました。しかし、その間カウンターテナーの技術は向上し、ファル
セットと胸声と融合させた歌唱を会得。ロッシーニは当時No.1カウンターテナ
ー、ジョヴァンニ・ダヴィデのために、彼の作品のテナー役のほとんどを書い
たと言われています。この時代のカウンターテナーについてヤーコプス自身が
ライナーで言及しています。
ヤーコプスはベルカント時代のカウンターテナーの演奏法を模索し、ファル
セットと胸声の音域をつなぐ歌唱法を生みだし表現の幅を広げ、ビロードの
ような美声を聴かせてくれます。

ACC 10001 \1280
18世紀ドイツのリュート音楽
J.S.バッハ:組曲ハ短調、アダージョBWV1001、フーガBWV1000
ヴァイス:組曲ニ短調
コンラート・ユングヘーネル(lute)
録音:1978年9月
旧品番:ACC 77801
ドイツ生まれのリュート奏者コンラート・ユングヘーネルによる18世紀ドイツ
のリュート音楽集。

ACC 10008 \1280
後期フランス・ヴィオール音楽集
シャルル・ドレ:組曲第2番、アントワーヌ・フォルクレ:組曲第3番
W.クイケン(Gamb)S.クイケン(Gamb)ロベルト・コーネン(Cemb)
録音:1978年11月
旧品番:ACC 67808
クイケン兄弟による後期フランス・ヴィオール作品集。美しい和声と繊細なロ
ココ調のシャルル・ドレとフォルクレの音楽を鮮烈に聴かせてくれます。

ACC 10030 \1280
ヴィルトゥオーソ・ロマンティック・オーボエ
シューマン:オーボエのための3つのロマンスOp.94、月の夜Op39-5(オーボエ編)
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ:サロンのための小品Op.228
ヨハン・ペーター・ピクシス:オーボエの大ソナタOp.35
パウル・ドムブレヒト(Ob)
ジョス・ファン・インマゼール(1850年製エラール)
録音:1983年4月
旧品番:ACC 78330
ドムブレヒトとインマゼールによる19世紀のオーボエ作品集。シューマンの
3つのロマンス、オーボエ奏者にはお馴染のカリヴォダのサロン小品、ドイツ
のピアニスト兼作曲家のピクシスの大ソナタなどオーボエの技巧が華やかに
展開される1枚です。

ACC 10037 \1280
フランスのオーボエ音楽集
オトテール:オーボエと通奏低音のための組曲集第2巻より第1番、第2番
フィリドール:オーボエと通奏低音のための組曲集第1巻より第5番
クープラン:王宮のコンセール第1番
パウル・ドムブレヒト(Ob) ヴィーラント・.クイケン(Gamb)
ロベルト・.コーネン(Cemb)
録音:1988年4月
旧品番:ACC 8537
オトテール、フィリドール、クープランのフランスのオーボエ作品集。パウル
・ドムブレヒトがバロック・オーボエの魅力を十分の引き出したアルバムです。

ACC 10140 \1280
ベルリン宮廷におけるフルート音楽
フランツ・ベンダ:ソナタ ホ短調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:幻想曲、奇想曲集より
C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調、ソナタ ニ長調
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー:
 ソナタ ト長調、テンポ・ディ・メヌエット
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ
フランク・トインス(フルート・トラヴェルソ) 
エヴァルト・デマイヤー(Cemb)
録音:2000年2月
旧品番:ACC 20140

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