クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-04 No.9

2010年04月08日 13時44分41秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約240タイトルを発売
する事ができましたが、2009年3月よりマスター制作にDSD録音を採用する事
にいたしました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るよ
うになりましたのでご期待下さい。

DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。また今後、これまで発売し
ました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD録音の新マスターで再発売を行な
う予定です。商品番号は下3桁は共通で使用いたします。従来の78CDR-1000番
台の商品は、当面は販売を継続いたします。

DSD録音のサンプラーも販売を開始いたしましたので、ご利用下さい。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)

===================================

●2010年4月現在での店頭取り扱い店

富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2010年4月新譜 5点発売★
発売予定:2010年4月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

●今月は室内楽を5点発売します。いずれも隠れた名演です。

78CDR-3249
ピエルネ:室内ソナタ作品48
ガブリエル・ピエルネ(ピアノ)
マルセル・モイーズ(フルート)
M.ロペス(チェロ)
英 COLUMBIA 5275/7(仏 COLUMBIA D13063/5と同一録音)
(1928年6月11日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937)は1871年にパリ音楽院に入り、アントワー
ヌ=フランソワ・マルモンテル(1816-1898)にピアノを、ジュール・マスネ
(1842-1912)に作曲を、セザール・フランク(1822-1890)にオルガンを学んだ。
各部門で一等賞を得た後、1882年のローマ賞を受賞した。1891年からフラン
クの後を継いでパリの聖クロティルド教会のオルガニストになり、1903年か
らコロンヌ管弦楽団の指揮者となり、1910年から34年まで正指揮者をつとめ
た。フルートのマルセル・モイーズ(1889-1984)はパリ音楽院でポール・タ
ファネル(1844-1908)、フィリップ・ゴベール(1879-1941)らに師事し1905年
に一等賞を得た。1932年から1949年までパリ音楽院教授をつとめた。モイー
ズはこのシリーズでドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナ
タ(78CDR-3064)、ベートーヴェン:セレナーデ作品25(78CDR-3231)が出ている。

78CDR-3250
モーツァルト:音楽の冗談ヘ長調 K.522(二本のホルンと弦楽四重奏のための)
ドメニコ・カプート&ジョン・バローズ(ホルン)
コーリッシュ弦楽四重奏団
ルドルフ・コーリッシュ(第1ヴァイオリン)
フェリックス・クーナー(第2ヴァイオリン)
オイゲン・レーナー(ヴァイオラ)
ベルナール・ハイフェッツ(チェロ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB3645/6(米VICTOR 14822/3と同一録音)
(1937年11月12日ニューヨーク、RCA スタジオ録音)
別名「村の音楽士の六重奏」。村の楽師が未熟のため、音をはずすさまなど
を取り入れたモーツァルトらしいジョークにみちた面白い曲。コーリッシュ
四重奏団はシェーンベルクの指導を受け、新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲を
演奏する目的で組織された。リーダーのルドルフ・コーリシュ(1896-1978)は
子供の頃左手に怪我をしたため、右手でヴァイオリンを持ち左手で弓を持っ
て弾いた。現代音楽のスペシャリストがモーツァルトを取り上げた面白さが
ある。コーリッシュ四重奏団はこのシリーズでモーツァルト:弦楽四重奏曲
第22番K.589 「プロシャ王第2番」(78CDR-3197)、シューマン:ピアノ四重奏
曲作品47(ピアノ=モナート、78CDR-3242)が出ている。

78CDR-3251
モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
プロ・アルト弦楽四重奏団
アルフォンス・オンヌー(第1ヴァイオリン)
ローラン・アルー(第2ヴァイオリン)
ジェルマン・プレヴォー(ヴィオラ)
ロベール・マース(チェロ)
アルフレッド・ホブデイ(第2ヴィオラ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB2173/6
(1934年2月15日ロンドン、アビー・ロード第3スタジオ録音)
プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベ
ルギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカに初公演、ワシントン
の国会図書館音楽ホールの開館式で演奏した。1932年にベルギーの宮廷四重
奏団の称号を得た。1941年にアメリカのウィスコンシン大学からの要請で各
メンバーが教授に就任。1944年にコーリッシュ弦楽四重奏団が解散したとき、
リーダーだったルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)が第1ヴァイオリンに就
任した。プロ・アルト弦楽四重奏団は1930年代にイギリスHMVに数多くの録音
を残し、中でもアルバム全8巻SP56枚の「ハイドン弦楽四重奏ソサイエティ」
(1932年と1936年録音)はレコード録音史の快挙だった。

78CDR-3252
ベートーヴェン:セレナード ニ長調作品8
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
日本コロムビア J8358/60 (英COLUMBIA LX354/6と同一録音)
(1934年1月22日ロンドン, アビー・ロード第3スタジオ録音)
ヴァイオリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)はポーランド出身のヴァ
イオリニスト。ベルリンでカール・フレッシュ(1873-1944)に師事し16歳でド
レスデン・フィルのコンサート・マスターに就任した。20歳の時フルトヴェ
ングラーの招きでベルリン・フィルのコンサート・マスターになった。1930
年にヴィオラ奏者で作曲家のパウル・ヒンデミット(1895-1963)とチェロのエ
マヌエル・フォイアマン(1902-1942)と弦楽三重奏団を結成した。これはこの
三重奏団の残した貴重な録音。ゴールドベルクは1934年ナチスの迫害でベル
リン・フィルを退団し1938年ニューヨークにデビューした。1942年演奏旅行
中にジャワ島で日本軍に拘束され抑留生活を強いられたこともある。1990年
に日本人ピアニスト山根美代子と結婚、富山県立山のホテルで死去した。こ
の録音はベルリン・フィル退団直後のもの。レコード史上永遠に残したい名
演奏。

78CDR-3253
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調作品70-1「幽霊」
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
米 COLUMBIA 72748/50
(1947年12月15日ニューヨーク録音)
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの大ヴァイオリニスト。1922年から
ピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んだ活躍した。
1936年ゼルキンはブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチスの
ユダヤ人迫害を避けてアメリカに逃れた。その後ブッシュもドイツを去って
スイスに移住、1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメ
リカに定住した。この録音は第2次世界大戦後のニューヨークでの録音。ゼル
キンのピアノが光っている。このシリーズで他にブッシュとゼルキンにホル
ンのオーブリー・ブレイン(1893-1955)を加えたブラームス:ホルン三重奏曲
(78CDR-3218)が出ている。オーブリー・ブレインは有名なホルン奏者デニス
・ブレイン(1921-1957)の父親で師でもある。アメリカ時代のブッシュの録音
はJ.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 BWV.1042(78CDR-3216)、二つのヴァ
イオリンのための協奏曲 BWV.1043(78CDR-3235)が出ている。

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10-04 No.8

2010年04月08日 13時44分11秒 | Weblog
<TAHRA>
TAH 698 3枚組 \4750
(1)ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
(2)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(3)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
(5)リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行
(6)シューベルト:交響曲第8(9)番「グレート」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
(1)シドニー響 (2)(3)(4)(5)(6)北ドイツ放響
録音:(1)1953年8月6日Live (2)1953年5月18/20日 (3)1954年2月14日
(4)(5)1959年5月16/19日Stereo (6)1959年3月3/4日Stereo
ハンス・シュミット=イッセルシュテットは本名の「ハンス・シュミット」
という名前があまりにも当たり前すぎて、母方の名前を付けてこの長い名前
になったということですが、戦後ハンブルクの放送局のオーケストラの創設
に尽力し、1971年にここの名誉指揮者になるときには「ベルリン・フィルと
ウィーン・フィルを交配した弦とコンセルトヘボウとフィラデルフィアが結
婚した管楽器」といわれるまでに育て上げました。
(2)(3)はCD初出。「オックスフォード」はオーストラリア楽旅中にシドニー
響を振った珍しいもの。(1)(2)(3)はモノですが非常に聞きやすい録音で特
に(2)(3)は50年代初期のセッション録音の質の高さに驚かされます。
(4)(5)(6)はうれしいステレオ録音!



<WERGO>
WER 6716 \2180
ユン・イサン:作品集
(1)コンチェルティーノ(アコーディオンと弦楽四重奏のための)
(2)デュオ(チェロとアコーディオンのための)
(3)インテルメッツォ(チェロとアコーディオンのための)★世界初録音
(4)ペッツォ・ファンタジオーゾ(バス声部と二つの楽器のための-自由に)
シュテファン・フッソング(アコーディオン)
ミンゲ弦楽四重奏団
ユリウス・ベルガー(Vc)
録音:2009年5月
鬼才アコーディオン奏者フッソングの新譜は、ユン・イサン作品集。アジア
の舞踊の身振りや僧院での鳴りものを想起させるインテルメッツォは、静と
動の絶妙なバランスで、聴き手に緊迫感を感じさせつつ、精神的な静けさを
もたらす不思議な世界です。

WER 6851 \2180
「SPEECH SONGS」
(1)ジョナサン・ハーヴィー:スピーチ・ソング
(2)ビート・ファレル:レチタティーヴォ
(3)ジョルジュ・アペルギス:バビル
(4)チン・ウンスク:カンタトリックス・ソプラニカ
ムジークファブリーク
ペーター・ヴェール(Ob)、ザロメ・カンマー(声)、カール・ロスマン(Cl)、
アヌ・コムシ(S)、デイヴィッド・コルディエール(C-T)他
音楽と言語とに共通の要素をいくつか挙げるといたしましょう。音楽におけ
るメロディーは、言語における連続性(言葉のつながり、連続性)といえるで
しょう。音楽におけるリズムとは、言語における音節の変わり目であるとい
えるでしょう。歌は、極めて大げさな語りであるといえるでしょう。ハーモ
ニーとは、秩序立てて組み立てられた語りの層であるといえるでしょう。こ
のCDに収められている作品は、歌と語りの中間に位置するスピーチ・ソング
でございます。人間の声がもつ楽器の要素、楽器がもつ潜在的な声楽の要素
が試され、探求されております。よく、楽器は声を模倣するなどと申します
が、ここに収められた作品はそれを一歩進めて、言葉を発している人間を模
倣する楽器や、楽器のように機械的に語る人間が登場いたします。聴いてい
ると声か楽器かわからなくなる瞬間がございます。早口で語っている人の声
がクラリネットのように聴こえたりします。ちょっと新しい境地のCDと申せ
ましょう。

WER 6852 \2180
(1)レベッカ・サウンダース:目に見える痕跡
(2)マウロ・ランツァ:vesperbild
(3)ニコラウス・A・フーバー:キャンバス上の音楽
(4)ベルント・アーロイス・ツィンマーマン:メタモルフォーゼ
ムジークファブリーク
痕跡とは非常に興味深いものであります。なぜなら、それは、もはやそこに
は存在しないものについて私たちに情報を発しているからであります。痕跡
は、私たちに消失について語りかけています。痕跡とは、今起こっているも
のと起こったものの関係を描きます。痕跡は未知の世界の証拠であります。
人はどのように痕跡を読み解くかを知らなくてはなりません。ここに収めら
れた作品は、様々な痕跡、すなわち夢の記憶や様々な天体の痕跡を私たちに
思い起こさせます。




<KING INTERNATIONAL>
KKC 9004(DVD-Video) \5300
日本語字幕付き
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」全曲
リュウ・ジャ(指)ボルツァーノ&トレント・ハイドン管、プラハ室内Cho
ニネッタ:マリオーラ・カンタレーロ(Sp)
ジャンネット:ディミトリ・コルチャック(Tn)
代官ゴッタルド:ミケーレ・ペルトゥージ(Bs)
フェルナンド:アレックス・エスポージト(Bs)
これは2007 年8 月、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)
で行なわれた新演出上演のライヴ収録である。かささぎを少女に置き換える
演出家ミキエレットの奇抜な着想に特色があり、序曲の間に眠れぬ少女が円
筒を立てるまじないをして床につくと夢の中で鳥になってドラマを見守って
いく。狂言回しの少女= かささぎを演じるダンサー、サンディア・ナーガラ
ージャのアクロバットと巧みな表情が冴えている。第2 幕終盤の葬送行進曲
も感動的に演じられ、合唱団のシルエットと蝋燭が水浸しの舞台に思いがけ
ない効果をもたらす。歌手たちの歌と演技も申し分なく、ペルトゥージが悪
人と間抜けな性格の代官を見事に演じ、ニネッタを歌うカンタレーロも美声
の持ち主でテクニック充分。シリアスな演唱のエスポージト、瑞々しい歌声
の新人コルチャクをはじめ共演者全員が高水準の歌唱と演技を繰り広げ、本
作の醍醐味を満喫させてくれます。
日本で制作された丁寧で美しく正確な日本語の字幕付きで、序曲ばかりが有
名なこのオペラの真価をはじめてわからせてくれることでしょう。



<K617>
K617 212 \2250
シギスムント・ノイコム(1778-1858):ミサ・ソレムニス
ジャン=クロード・マルゴワール(指)
ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ
(王室大厩舎・王宮付楽団)
シャンブル・デュ・ナムール合唱団
マリー・カミーユ・ヴァキエ、カミーユ・ポウル(S)
ジェンマ・コマ=アラベール(Ms)、ダニエル・オーチンクロス(T)、
ジョナサン・ガントルプ(Br)
録音:2008年10月3, 5日(ライブ)
ノイコムの大作「ミサ・ソレムニス」の登場。1810年代をブラジルで過ごし、
ジョアン6世の宮廷で働きました。この作品は、ノイコムがブラジルに滞在し
ていた1817年のもの。ジョアン6世の王位就任儀式のために作曲されました
が、うやむやな政治的理由で日の目を見ることなく、演奏されることのなか
った手稿譜は、作曲家自身が後にフランス国に寄贈した幾千もの楽譜の中に
埋もれたままになっていました。全体的にやわらかな雰囲気に包まれていま
すが、「グローリア」楽章冒頭のティンパニ連打は印象的。「サンクトゥス」
の荘厳さもたいへんすがすがしいものとなっています。マルゴワールが、ノ
イコムの大作に新たな光をあてています。




<harmonia mundi>
HMC 902034 \2450
マティアス・ヴェックマン(1618頃-1674):宗教モテット&哀歌集
(1)「なにゆえ、独りで座っているのか」(哀歌1: 1,2,8,9,12,20,21)
(2)「死は勝利にのみ込まれた」(コリントの信徒への手紙1 15:54,55,57)
(3)カンツォンIX
(4)「泣くな。見よ。」(ヨハネの黙示録5:5,12-14)
(5)「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」
(ルカによる福音書1:28-38)
(6)「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。」
(マタイによる福音書11: 28,29)
(7)カンツォンII
(8)「シオンは言う。主はわたしを見捨てられた」(イザヤ書49:14-16)
(9)都に上る歌(詩篇124章)
コンラート・ユングヘーネル(指)
カントゥス・ケルン
(ヨハンナ・コスロフスキー(S)、アレクサンダー・シュナイダー(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(B))
コンチェルト・パラティーノ((3)、(7))
録音:2008年10月
ハンブルクで、聖ヤコブ教会のオルガニストを務め、さらに音楽団体「コレ
ギウム・ムジクム」を創設するなど、その名を町中にとどろかせる有名な音
楽家として活躍したヴェックマンの作品集。劇的な感情の表出を感じさせる
書法は、聴く者に雷のような衝撃を与えます。1曲目に収められている「なに
ゆえ、独りで座っているのか」はヴェックマンの作品の中でもとりわけ優れ
たもの。器楽作品のCDの発売はありますが、カントゥス・ケルンのクオリティ
の高い演奏で聴けるヴェックマンの声楽作品集は、貴重盤の登場といえるで
しょう。

HMU 907534 \2450
コンスピラーレ・イン・コンサート
(1)モルテン・ラウリドセン:Sure on This Shining Night
(2)カーリー・サイモン:Let the River Run
(3)(伝統曲)The Water is Wide
(4)(スピリチュアル)Didn’t My Lord Deliver Daniel?
(5)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Will There Really be a “Morning”?
(6)ドリー・パートン:Light of a Clear Blue Morning
(7)クレイグ・ヘラ・ジョンソン:Collage:
(8)バーバー:アニュス・デイ
(9)(スピリチュアル)Deep River
(10)モリコーネ:Gabriel’s Oboe 
(11)モルテン・ラウリドセン:Soneto de la Noche
(12)エドワルド・ハイマン:私が恋におちるとき
(13)エリック・ホイッタクル:What If
(14)エリザ・ギルクソン:レクイエム
(15)アニー・レノックス:1000の美しいこと
(16)タリク・オレガン:トリプティック
(17)ラリー・ノーマン:アイ・ラヴ・ユー
(18)シドニー・カーター:ザ・ファースト・オブ・マイ・ラヴァーズ
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指)
コンスピラーレ(合唱)
トーマス・ブリット((2)打楽器)
録音:2008年10月12日
コンスピラーレは、グラミー賞にノミネートされたこともある人気合唱グル
ープ。合唱指揮界のカリスマ、クレイグ・ヘッラ・ジョンソンをゲストに迎
えての楽しいコンサートの模様です。心洗われる澄んだ世界の作品、打楽器
を伴う元気のでる作品など、合唱好きにはたまらない内容となっています。

HMC 902049 \2450
クシェネク(1900-1991):作品集
(1)フランツ・カフカの言葉に基づく6つのモテット(1959) 
(2)5つの祈り(1944)
(3)カンタータ「この世のはかなさ」(ソプラノ、合唱とピアノのための)(1932)
(4)モンテヴェルディ/クシェネク編:ニンファの嘆き(1932)
(5)3つの無伴奏混声合唱曲 op.22(1923)
(6)ジェムズ1世時代の2つの合唱曲 op.87(1939)
カロリーヌ・シュタイン(S)、フィリップ・マイヤース(Pf)
RIAS室内合唱団
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
キャロライン・シュタイン、フィリップ・マイヤース(Pf)
録音:2009年5月
フランツ・カフカの言葉に基づく6つのモテットは、RIAS室内合唱団の委嘱を
受けて作曲されました(1959年)。声部の旋律が鏡のように対称に動く部分が
印象的。聴くだけで演奏するのが大変な難曲であることがわかりますが、
RIASのメンバーは見事に精確に演奏しています。「怠惰は諸悪の根源である
と同時に、あらゆる徳の中で最も尊いものである」と、人間が生きる意味に
ついての意味を聴く者に考えさせつつも、真実の答は見つからないことも示
している、皮肉な作品です。

HMC 905267 \2450
ティエリー・ペク(b.1965):作品集
(1)ジャガー交響曲(2002)-クラリネット、トロンボーン、ヴァイオリンと
チェロ、5人の女声
(2)石の波(2007)-大オーケストラのための
アンサンブル・ゼーリヒ
(1)フランソワ=クサビエ・ロス(指)、(2)ヨナサン・ストックハマー(指)
抑制しようのないエネルギーに満ちたペクの作品集。ジャガー交響曲は、森
林の奥から聴こえてくるサルの鳴き声、ゴリラのドラミングの音、鳥の鳴き
声など、さらには人間による呪いの祈りのような声が飛び交うユニークな作
品。中国の古代画家の絵画や、マヤ文明にインスピレーションを得たという
ペクが色彩鮮やかに独特の世界を展開します。両作品とも、ラジオ・フラン
ス委嘱作品。




<Channel Classics>
CCSSA 30010(SACD-Hybrid) \2850
ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調Op.70/組曲イ長調Op.98b
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
ブラームスの「交響曲第3番」の初演に触発されたドヴォルザークが1885年に
完成させ、"ドイツ的"、"絶対音楽的"と評される「交響曲第7番」。
イヴァン・フィッシャーも着目した冒頭から終始"ニ短調"が楽曲を支配しなが
らも、第4楽章の最後の6小説で"ニ長調"へ転調させるというドヴォルザークの
大胆で劇的な手法は、この「交響曲第7番」を"傑作の域"にまで押し上げた1つ
の要素と言えるだろう。
2009年7月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)での録音。

CCSSA 90110(SACD-Hybrid) \2180
ドヴォルザーク:
交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界より》/交響曲第8番ト長調Op.88
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
フィリップスからリリースされていたイヴァン・フィッシャー&ブダペスト
祝祭管の名盤、ドヴォルザークの「交響曲第8番&第9番」がチャンネル・ク
ラシックスから新装復刻登場!
これでイヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管の演奏で"後期交響曲"の
3作品が揃います!
SACDハイブリッド・マルチチャンネル仕様&特別価格設定です!
2000年2月29日-3月3日、イタリアン・インスティテュート(ブダペスト)での
録音。

CCSSA 29810(SACD-Hybrid) \2850
ペルゴレージ:
スターバト・マーテル/フルート協奏曲ト長調
チェロと通奏低音のためのシンフォニア ヘ長調/サルヴェ・レジナ ヘ短調
エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、アシュリー・ソロモン(フルート)、
ジェニファー・モルシェス(チェロ)、フロリレジウム
あふれんばかりの才能を持ちながらも、病によって26歳という若さでこの世
を去った悲劇の天才作曲家ペルゴレージ。
ナポリの"悲しみの聖母騎士団"からの委嘱によって作曲された最後の作品
「スターバト・マーテル」は、数ある同名の作品の中でも最上に位置する不
朽の名作である。
英国古楽界に彗星の如く現れたソプラノ歌手エリン・マナハン・トーマスと、
BCJのソリストとしても馴染みの深い世界有数のカウンターテナー、ロビン・
ブレイズ。
あのポッジャーも在籍していたイギリスの古楽アンサンブル、フロリレジウ
ムとアシュリー・ソロモンのソロなど、キャストの充実振りも頼もしい。
キリストを失った聖母マリアの悲しみが、美しき歌声と繊細なアンサンブル
の音色に姿を変えて天上からの声のように降り注ぎます ――。




<ISODAレーベル>
IE-2014 \2500
「アレトゥーザの泉」
(1)シマノフスキ:アレトゥーザの泉Op.30-1
(2)ゲッツラー:うなり独楽
(3)モンポウ:庭の乙女たち(「子供の情景」より,シゲティ編)
(4)フェラーラ:ブルレスカ
(5)セラーノ:マリネラ(「忘れるため」の歌)より
(6)ベートーヴェン:ロマンス ト長調Op.40
(7)パラディエス:シチリアーノ(ドゥシュキン編)
(8)パガニーニ:ヴェニスの謝肉祭Op.10(レーピン、辻井編)
(9)リスト:悲しみのゴンドラ
(10)ブラームス:ハンガリー舞曲第21番(ヨアヒム編)
(11)ホイベルガー:真夜中の鐘(「オペラ舞踏会」より,クライスラー編)
(12)ザルチスキ:ポロネーズ イ長調Op.23
(13)サラ=サーテ:セレナータ・アンダルーサOp.28
(14)カステルヌオーヴォ=テデスコ:
私は町のなんでも屋(セビリヤの理髪師より)
辻井 淳(ヴァイオリン)、藤井由美(ピアノ)
録音:2009年8月 滋賀県高島市ガリバーホール、
プロデューサー,エンジニア:太田憲志(オタケン・レコード)
子供さんから音楽関係者まで幅広い層から支持を集めるNHK教育テレビの「ゆ
うがたクインテット」。その中で、アリアさんのひときわ美しいヴァイオリ
ンを奏でているのが、このCDの辻井淳です。小品集12作目となるこのCDには、
非常に珍しいがたいへん親しみやすい曲が多く含まれております。オタケン
・レコード太田憲志のプロデュースで、今回は特にアンサンブル・ベガのス
テージ・プランナー松田淳一氏の協力を得て、さらに臨場感あふれる録音に
仕上がっております。




<Edition HST>
HST-075 \3000
ヴァンハル(1739-1813):
(1)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ変ホ長調 Weinmann XIa:64(ca.1810)
(2)3つのピアノとヴァイオリンのためのソナタ集Op.33(1808)
Weinmann XIa:55-57 (変ロ長調/変ホ長調/ト長調)
福本 牧(ヴァイオリン)
船本貴美子(ピアノ)
録音:2010年1月、三鷹・風のホールにて収録
1760年、ヴィーン上京したヴァンハルは、先ずカッサシオン、協奏曲、交響
曲、続いて弦楽四重奏曲など室内楽を次々と作曲し、90年代には商業主義の
世俗音楽から断絶し、教会音楽を専門とするようになり、音楽史から消えた。
しかしながら食い扶持を得るため、音楽家庭教師として働き、とくに弟子の
ために、ソナタ、ソナチネ集は作曲し、それらは地元ヴィーンの出版社から
刊行された。本CDのソナタは作曲家70歳前後の作とされ、後輩モーツアルト
は既にあの世であり、弟子ベートーヴェンは第6-8交響曲を作曲し終えている
時となる、なんと勤勉なことか!
【演奏者】
福本 牧(ヴァイオリン)
東京都出身。2000年より、HST参加。ヴァンハル:ヴァイオリン・ソナタ集を2
008年にリリース。
船本 貴美子(ピアノ)
東京都出身。 特にチェコ、ヴィーン音楽に造詣が深く、2009年にはチェコ
フィル・ホルン奏者イルジー・ハヴリーク氏との競演CD「現代チェコ音楽集」
をリリースし、好評を博している。



<NAXOS>
NYZC-27256 \2625
ショパン 生誕200周年記念企画 音楽USB
「ショパン ひみつメモリ」
画期的な3つのポイント
(1)クラシックでは前例のない「USBメモリ」での音楽データ販売!
USBメモリでの音楽データ販売は、浜崎あゆみ、倉木麻衣などJ-POPアーティス
トに前例があるのみ。クラシックジャンルの先陣を切ることが期待されます。
(2) かわいいキャラクターを配したデザイン!
ショパンの三頭身キャラ「チョピ」がパッケージを大きく飾ります。
(3) ショパンのFANデータを収録!
USBをさしこむとフラッシュが立ち上がり、ショパンの楽曲を聴くだけでなく、
プロフィール・楽曲などの充実した情報を閲覧することができます。
●収録コンテンツ
★ショパン楽曲&情報内蔵USBメモリ(空き容量:512MB)
一流ピアニストによる演奏でCD5枚分(58曲)の音楽データを収録
小犬のワルツ/革命のエチュード/ノクターン第2番/英雄ポロネーズ/
雨だれ/葬送行進曲/幻想即興曲/ピアノ協奏曲第1番、第2番他
フル収録(携帯プレイヤーでの持ち運びも可能)
演奏者:イディル・ビレット(ピアノ)/マリア・クリーゲル(チェロ)他
★ショパンのひみつのデータベース
プロフィール/バイオグラフィ(年表)/ジャンル(楽曲紹介)/
ディクショナリー(ショパンにまつわる100words)/
さあ、ピアノを弾いてみよう!(たった2小節でショパンを弾いた気持ちに
なるためのアドヴァイス)
★Chopi de CHOPIN印刷して使えるキャラグッズ
キャラクター紹介/特製ブックカバー、特製タンブラーが作れる画像素材、
おまけ画像

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