クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-04 No.7

2010年04月07日 20時21分36秒 | Weblog
<Chandos>
CHAN 10588 \2180
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1 ――
ショパン:夜想曲第19番ホ短調Op.72-1/スケルツォ第1番ロ短調Op.20
夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2/スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
夜想曲第18番ホ長調Op.62-2/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ルイ・ロルティ(ピアノ)
1984年の第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ
国際ピアノ・コンクールで4位入賞を果たしたロルティは、1986年に20年以上
が経過した現在でも名盤の誉れが高いショパンの「練習曲全集」でシャンド
スからデビュー。(ちなみにこのショパンは、BBCミュージック・マガジンで
「比類なき名ピアニストによる50の名演の1つ」として激賞されている。)
その後もショパン、ベートーヴェン、ラヴェル、リスト、モーツァルトなど
シャンドスから30を超える名演を生み出してきたが、近年はレコーディング
がリリースされず、その世界屈指と言われる実力の"現在"を知る機会に恵ま
れてこなかっただけに、久々のシャンドス復帰、しかもショパンの登場は、
ロルティの名が再び世界へと轟く一大事件となることは間違いないだろう!
ファツィオーリのプレーヤー・リストにも名を連ねるロルティとシャンドス
がショパン・イヤーをさらに彩ります。

CHSA 5077(SACD-Hybrid) \2850
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》 -
オーケストラル・クエスト(ヘンク・デ・フリーハー編曲)/歌劇《タンホイ
ザー》より 序曲とヴェヌスベルクのバレエの情景(1874年ウィーン版)/歌劇
《ローエングリン》より 第3幕への前奏曲(コンサート・ヴァージョン)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
エド・デ・ワールトとオランダ放送フィルのために、同オーケストラの打楽器
奏者であり、作曲家、アレンジャーとしても活躍するヘンク・デ・フリーハー
(1953-)が完成させた"オーケストラのみ"ワーグナー。
"オーケストラ・アドヴェンチャー"と名づけられた1991年編曲の「指輪」に続
くフリーハー版ワーグナーの第2弾が、1993年に完成したこの"オーケストラル
・クエスト"「パルジファル」。
フリーハーの魔法のようなアレンジで約46分7部構成にまとめられた"オーケス
トラのみ"の「パルジファル」が語る物語も説得力抜群です。

CHAN 0769 \2180
アルビノーニ:5声の協奏曲Op.10より ――
協奏曲第1番変ロ長調Op.10-1/協奏曲第2番ト短調Op.10-2
協奏曲第3番ハ長調Op.10-3/協奏曲第5番イ長調Op.10-5
協奏曲第7番ヘ長調Op.10-7/協奏曲第8番ト短調Op.10-8
協奏曲第11番ハ短調Op.10-11/協奏曲第12番変ロ長調Op.10-12
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン&指揮)、
コレギウム・ムジクム90
急逝した名匠リチャード・ヒコックスの忘れ形見"コレギウム・ムジクム90"が、
共同創設者サイモン・スタンデイジに率いられてのアルビノーニで復活!
イタリアに進軍してきたスペイン軍の将軍ドン・ルカ・フェルナンド・パティ
ーニョに献呈されながらも、1961年頃になってその存在が明らかになったアル
ビノーニの協奏曲「Op.10」。
「Op.10」は第11番第1楽章がフラメンコ形式で書かれるなど、当時のイタリア
を取り巻く情勢が反映されており、円熟期のアルビノーニの巧みな書法ががい
たるところに発揮された傑作である。
コレギウム・ムジクムにとってスタンデイジのアルビノーニは、ヒコックスの
ハイドンやフンメルと並び立つ重要作。古楽ファンの好奇心をくすぐる演奏の
登場です。

CHSA 5078(SACD-Hybrid) \2850
ワインベルク:交響曲第1番ト短調Op.10/交響曲第7番ハ長調Op.81
トルド・スヴェドルンド(指揮)、イェテボリ交響楽団
トルド・スヴェドルンドとイェテボリ交響楽団がガブリエル・フムーラとポー
ランド国立放送響から引き継いだシャンドスのワインベルク・シリーズ第5弾。
ここではベラルーシの首都ミンスクを経てたどり着いたウズベキスタンの首都
タシケントで1942年に完成させ赤軍に捧げた「交響曲第1番」、1964年に"チェ
ンバロと弦楽合奏"という編成のために作曲を行い、あのバルシャイに献呈さ
れた「交響曲第7番」をカップリング。
ナチスのポーランド侵攻、ユダナ人迫害から逃れるためにロシアへと亡命した
若かりし日の秀作「第1番」と、ジダーノフ批判や反ユダヤ主義という困難を
乗り越えて作曲された「第7番」の2作品が、歴史の流れとワインベルク自身
の変化を物語る。

CHAN 10596 2枚組(1枚価格) \2180
モーラン:独唱歌曲全集 ――
スプリング・ゲーテ・オール・イン・ホワイト/いつ6月は来るの/青いマン
トル/たそがれ/ラドロー・タウン/2つの歌/若きは喜び/心浮きたつ5月
/死の夢/来たれ、死よ/トロル・ザ・ボウル/あなたはポルカを踊れない!
/ダイアー婦人/モルトワームス/ジェイムズ・ジョイスの7つの詩/私が最
後にラドローに来たとき/ウェンロック・タウンで(Tis timu, I think)/は
るか西のブルックランドで/この世で一番いとおしい花/Oh fair enough
are sky and plain(第1稿/第2稿/第3稿)/もう泣かないで/スウィート・
オ・ザ・イヤー/シュロの主日/春の青い瞳/ローズフレイル/ティリー/
ラホーン/4つのイギリスの抒情詩/4つのシェイクスピアの歌/ディアフェ
ニア/ロザリン/モンクス・ファンシー/秋の招待/神が存在するならば/
セイマス・オサリヴァンの6つの詩
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
エイドリアン・トンプソン(テノール)、
ロデリック・ウィリアムス(バリトン)、ジョン・タルボット(ピアノ)
過去にはイギリスのリリタ(Lyrita)で巨匠ボールトが取り上げ続けた20世紀
英国の作曲家アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950)。リリタが築いた土
台を引継ぎさらに発展させたシャンドスが、英国音楽史に刻まれるであろう
モーランの独唱歌曲全集という快挙を達成!
ハウスマンやジョイス、オサリヴァンの詩を題材とし、母国イギリスの民謡
をふんだんに取り入れたモーランの歌曲は、代表作の交響曲や協奏曲にも並
ぶ素晴らしい作品ばかり。
ソプラノのジェラルディン・マクグリーヴィなどイギリスの一流歌手たちが、
20世紀英国の音楽遺産、モーランの歌曲を大切に歌います。

CHAN 10599X \1780
ドホナーニ:
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.5/ピアノ協奏曲第2番ロ短調Op.42
ハワード・シェリー(ピアノ)、マティアス・バーメルト(指揮)、
BBCフィルハーモニック
クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父であり、バルトークと同世代のハン
ガリー人作曲家、エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)の没後50周年
を記念して製作されたピアノ協奏曲集。
ブラームスの伝統を受け継ぎながらも、表舞台に出ることの少なかった作曲
家ドホナーニの"ピアノ協奏曲"にシェリーとバーメルト&BBCフィルがスポッ
トライトをあてます。ドホナーニ愛好家には、ハイペリオンのマーティン・
ロスコー盤(CDA 66684/RPCシリーズVol.6)との聴き比べもオススメです。
24bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。




<Linn>
CKD 354(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
J・S・バッハ:
ミサ曲ロ短調BWV.232(ジョシュア・リフキン校訂ブライトコップ版/2006)
スーザン・ハミルトン(ソプラノ)、セシリア・オズモンド(ソプラノ)、
マルゴット・オイツィンガー(アルト)、トーマス・ホッブス(テノール)、
マシュー・ブルック(バス)、
ジョン・バット(指揮)、ダンディン・コンソート・プレーヤーズ
ヘンデルの「メサイア」"1742年ダブリン初演版"、J・S・バッハの「マタイ
受難曲」"1742年頃バッハ最終演奏版"、ヘンデルの牧歌劇「エイシスとガラ
テア」"1718年キャノンズ初演版"など、知られざる"異稿版"の発掘と復活再
演を実現させ、全世界に衝撃を与えてきたジョン・バットとダンディン・コ
ンソート&プレーヤーズ。
音楽学者としても高名なジョン・バットが新たに取り組んだのは、なんと大
バッハ不朽の名作「ロ短調ミサ」。
演奏に使用した楽譜は、2006年末に出版された"ジョシュア・リフキン校訂
ブライトコップ版"!
1980年代初頭にアメリカの音楽学者、指揮者のジョシュア・リフキンが提唱
した1パート1名という演奏形態"OVPP(One Voice Per Part)"。
リフキンがこの"OVPP"の発表から20数年という歳月をかけて「ロ短調ミサ」
の手稿譜に加えられた加筆や修正などを省くという作業を行い、バッハが意
図した本来の姿に限りなく近い形として完成させた"最終稿"こそが、2006年
にブライトコップから出版されたこの"ジョシュア・リフキン校訂版"なので
ある!
ジョン・バットと共にダンディン・コンソート&プレーヤーズの芸術監督を
務めるスコットランドの名ソプラノ歌手スーザン・ハミルトンや、古楽唱法
に長け、名匠たちからの信頼も厚いバスのマシュー・ブルックなど、1パート
1名という"OVPP"で重要な役割を担う実力派ソリスト陣への期待も大きい。

CKD 355(SACD-Hybrid) 2枚組 \3850
アルベニス&グラナドス:ピアノ作品集 ――
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》H.64/アルベニス:組曲《イベリア》
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ/ブリュートナー)
巨匠マッケラス&スコットランド室内管との共演によるベートーヴェン
(CKD 336)の名演が記憶に新しいポルトガルのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、
アルトゥール・ピツァーロ。
あのフルトヴェングラーが絶賛し、ビートルズも使用したというドイツの銘
器"ブリュートナー"のピアノをこよなく愛するポルトガルの名手が、隣国ス
ペインの国民的作曲家アルベニスとグラナドスの最高傑作「イベリア」と
「ゴイェスカス」を弾く!
これまでベートーヴェンやショパン、ラヴェル、リムスキー=コルサコフな
どを主なレパートリーとしてきたピツァーロ。
アルベニス&グラナドスの音楽と深く関わることにより、"リリカル"、"ヴィ
ルトゥオージティ"といった強みにカラフルな"民族色"というファクターが加
わったピツァーロのパフォーマンスはファンタスティック!
豊かな倍音を生み出す4本目の弦"アリコート・システム"を持ち、他との違い
を生み出せるブリュートナーの響きとスペイン音楽のブレンド感も絶妙です。
ピツァーロの妙技とブリュートナーのサウンドでアルベニスとグラナドスを
たっぷりとお楽しみ下さい!
2009年9月2日-6日、ユリウス・ブリュートナー・ピアノフォルテ・ファブリ
ック(ライプツィヒ)での録音。/使用ピアノ:ブリュートナー・コンサート・
グランド・ピアノ(シリアルNo.151893)

CKD 352(SACD-Hybrid) \2580
ウィーンのモーツァルト ――
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576/ロンド イ短調K.511/
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570/幻想曲ニ短調K.397/グルックの
《メッカの巡礼》の「愚かな民が思うには」による10の変奏曲ト長調K.455
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(ピアノ)
1978年ウィーン生まれ。なんと6歳でオーストリアの超名門ウィーン国立音楽
大学に入学してしまった現代の神童ゴットリーブ・ヴァリッシュが、元祖神
童モーツァルトの"ウィーン時代"の作品でリン・レコーズにデビュー!
父はウィーン放送響のメンバー、母はピアニストという音楽一家で育ったヴァ
リッシュは、1995年にアメリカのコンクール"ストラヴィンスキー賞"で見事
第1位と3つの特別賞を獲得。
シノーポリが指揮するウィーン・フィル、メニューイン指揮のシンフォニア
・ヴァルソヴィアなどトップ・オーケストラとの共演や、ウィーン・ムジー
クフェライン、チューリッヒ・トーンハレでのソロ・リサイタルで大喝采を
浴びるなど、ヴァリッシュの活躍はウィーンが生んだ"現代の神童"と呼ぶに
相応しい。
ウィーンの伝統に育まれた逸材、ヴァリッシュの動向に注目です。

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