クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-04 No.17

2010年04月19日 16時15分55秒 | Weblog
<Tactus>
TC 530001 \2180
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ ――
ルッツァスキ:香しい手袋を取り/ヴェルト:愛しいわが生命よ/アゴスティ
ーニ:香しい手袋を取り/ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
/アゴスティーニ:あなたの歌により/ルッツァスキ:やさしいそよ風に秘
められた歌、愛の鋭い矢、トッカータ、わが人の心,我々の愛が終わってしま
うのなら、嘆かないでわが心よ、おお春よ,とし若き季節よ、ああ,すぐに来て
ください,愛しい人よ/ヴィルキ:やさしくそよぐそよ風、泉よ,川よ,そよ風
よ、もし太陽と星のみを見るなら/アゴスティーニ:優しい調べのなかに、
ああ,心を奪うこの歌は、うれしげに小鳥はさえずる/フレスコバルディ:
トッカータ第9番
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(ソプラノ)、シルヴィア・フリガート(ソプラノ)、シルヴィ
ア・ランバルディ(チェンバロ)〕
イタリアの詩人タッソーには"年若き巡礼者"、"第2の炎"と表現され、その
神々しき歌声でマントヴァを訪れた君主アルフォンソ2世の心を動かし、フェ
ラーラ宮廷における女流奏者のみのアンサンブルに歌い手として迎え入れら
れたラウラ・ペペラーラ。
これは、アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者の
みのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・
ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェ
ルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガー
レ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現さ
せた画期的かつ斬新な録音なのである。
日本人ソプラノ歌手の神谷美穂や、日本を代表するカウンタテナー、彌勒忠
史もメンバーに名を連ねているコンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ
没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブル。
"1500年代後半のマドリガーレ"や"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、
研究を行い続けてきたコンチェルト・セグレートが、16世紀のフェラーラ宮
廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現
してくれます ――。
2009年10月15日-17日、フェラーラでの録音。

TC 862704 \2180
ボッシ:ピアノ三重奏曲全集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.107
ピアノ三重奏曲第2番ニ長調Op.123《トリオ・シンフォニコ》
シューベルトリオ
ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディやプッチーニなどの"オペラ"が隆盛
を誇ったイタリアで、ズガンバーティらと共に敢えて"オペラ以外"の音楽の
復権に力を注いだマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)。
ナポリ音楽院、ボローニャ音楽学校、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を
歴任したボッシの室内楽作品は、特にドイツの後期ロマン派からの影響がう
かがえる。
当時のイタリアで"オペラ"という牙城に敢然と立ち向かっただけに、ボッシ
の室内楽作品の完成度はかなりのもの。ボッシの音楽とイタリアのアンサン
ブル、シューベルトリオの演奏が、イタリアはオペラだけじゃないというこ
とを教えてくれます。

TC 862713 \2180
ボッシ:オルガンのための作品集Vol.3 ――
オルガン・ソナタOp.3a/6つのソナタ/大いなる喜びは真なるものOp.54
4つの小品Op.59
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
コモ大聖堂のオルガニストという地位と栄誉を掴み、イタリアで初めてのコ
ンサート・アーティストとしての名声を得たマルコ・エンリコ・ボッシ。
現在では優れたオルガン作品の作曲家として高い知名度を誇るボッシのオル
ガン作品を、イタリア・オルガン作品のスペシャリスト、アンドレア・マシ
ナンティが、作曲者存命当時の1875年にジュゼッペ・ベルナスコーニによっ
て製作されたオルガンで弾いて荘厳に響かせる。大胆な和声進行なども、ボッ
シのオルガン作品の魅力。

TC 661913 \2180
A・スカルラッティ:鍵盤楽器のための作品全集Vol.3 ――
フーガ ニ短調/オルガン、もしくはチェンバロのためのトッカータ イ長調
/フーガ ハ長調/オルガンのためのトッカータ ハ長調/チェンバロのため
のトッカータ ハ長調/オルガンのためのトッカータ イ短調/オルガンのた
めのトッカータ ハ長調/オルガンのためのトッカータ ハ長調/トッカータ
ハ長調/フーガ ヘ短調/トッカータ第3番ト短調
フランチェスコ・タシーニ(オルガン)
ナポリ楽派の始祖アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)。この大家
が遺した未出版の鍵盤作品の研究、蒐集を行い、「Opera Omnia per
strumento a tastiera」として出版しているボローニャの出版社オルフェウ
ス・エディションと連動した鍵盤作品全集第3巻は、前2巻の"チェンバロ"か
ら"オルガン"へとシフト。
使用楽器は、イタリア、ピアツェンツァのサン・パオロ・アポストロ教会に
設置されているアントニオ・サンガリ1854年製オルガン。

TC 580608 \2180
フレスコバルディ:リチェルカーレとフランス風カンツォン ――
リチェルカーレ第1番/リチェルカーレ第2番/リチェルカーレ第3番/リチェ
ルカーレ第4番/リチェルカーレ第5番/リチェルカーレ第6番/リチェルカー
レ第7番/リチェルカーレ第8番/リチェルカーレ第9番/リチェルカーレ第10
番/カンツォン第1番/カンツォン第2番/カンツォン第3番/カンツォン第4番
/カンツォン第5番
フランチェスコ・タシーニ(オルガン)
イタリアの初期バロック時代、特に鍵盤楽器の発展に大きな影響を与えたジロ
ーラモ・フレスコバルディ(1583-1643)のリチェルカーレとフランス風カン
ツォン集。演奏には、イタリア、ボローニャのサン・プロコロ教会にあるバル
ダッサーレ・マラミーニ1580年製作、フランチェスコ・ザニン2009年修復の
オルガンを使用。

TC 526601 \2180
パドヴァーノ&スペリンディオ:オルガン作品全集 ――
パドヴァーノ:第6旋法によるトッカータ、第6旋法によるリチェルカーレ、
第1旋法によるトッカータ、第12旋法によるリチェルカーレ、第8旋法による
トッカータ/スペリンディオ:トッカータ第2番、第1旋法によるリチェルカ
ーレ、フランス風カンツォン(Un gai berger)、フランス風カンツォン、
第6旋法によるリチェルカーレ、フランス風カンツォン(Hor vienza vien)、
フランス風カンツォン(Petit fleur)、第3旋法によるリチェルカーレ、フ
ランス風カンツォン(Frais et gagliard)、トッカータ第1番
マルコ・ギロッティ(オルガン)
1553年に27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガニスト
に抜擢されたアンニーバレ・パドヴァーノ(1527-1575)と、その前年の1552
年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任したベルトルド・スペリンディオ
(ca.1530-1570)という16世紀イタリアの天才オルガニストたちのオルガン
作品集を網羅。
フランチェスコ・ザニン2003年製のオルガンによる演奏。

TC 450002 \2180
ルネサンス時代ボローニャのミュージカル・フレスコ ――
ロッシーノ・ダ・マントヴァ:Lirum bililirum/マルケット・カラ:Poi
che in van/ニコロ・ピファーロ:Per memoria di quel giorno/ルドヴィ
コ・フォリアーノ:以前、運命の女神は/ピエトロ・パウロ・ボローノ:ラ
・トルジア/マルケット・カラ:Se amor non e/他
カペラ・ムジカーレ・サン・ジャコモ・マッジョーレ
ラファエロやミケランジェロが活躍した16世紀初期のイタリア。このイタリア
のボローニャで踊りや祭りと一緒に演奏された大衆音楽を集めたタクトゥスら
しいアルバム。




<Passacaille>
Passacaille 964
フランチェスコ・フェオ(1691-1761):ヨハネ受難曲(世界初録音)
ドロン・シュライファー(カウンターテナー/福音史家)、
クリスティアン・アダム(テノール/イエス)、
ミルコ・グァダニーニ(テノール/ピラト)、
バルバラ・シュミット=ガーデン(メゾ・ソプラノ)、
ロレンツォ・ギエルミ(指揮&チェンバロ)、
ラ・ディヴィーナ・アルモニア、ヴァレーゼ室内合唱団
夭折の天才作曲家ペルゴレージの親友であり、ナポリ楽派最大の作曲家の1人
とも称されている偉才、フランチェスコ・フェオの幻の大作「ヨハネ受難曲」
の蘇演&世界初録音がロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィーナ・アルモニア
によってここに実現!
1744年に作曲され、ナポリのフィリッピーニ図書館に所蔵されていた「ヨハネ
受難曲」は、福音史家、イエス、ピラトを"男声"に担当させるなど、ナポリ楽
派の伝統的な手法と斬新な手法を巧みに組み合わせたフェオの最高傑作である。
また、フェオの「ヨハネ受難曲」は、親友ペルゴレージの「スターバト・マー
テル」と"2作品で1組"として考えられていたのではないかという作品の価値、
優れた完成度を示す興味深い説も残されている。
フルカラー84ページのブックレットには、ユネスコの世界遺産にも登録されて
いるヴァレーゼのサクロ・モンテ(聖山)に遺されたバロックのモニュメントが
数多く掲載されており、音楽史の資料としても非常に価値が高い。
2009年3月28日-30日、北部イタリア神学大学(ミラノ)での録音
ブックタイプ仕様(ブックレット/フルカラー84ページ)

Passacaille 910
テレマン:序曲と組曲 ――
序曲変ロ長調《取引所》/組曲ト短調/組曲ハ長調
パウル・ドンブレヒト(指揮&オーボエ)、イル・フォンダメント
ベルギーの名オーボイスト、パウル・ドンブレヒトが1989年に結成したバロッ
ク・オーケストラ、イル・フォンダメントの代名詞でもある"テレマン"のレコ
ーディングの中から「序曲&組曲集」がリニューアル!
"2本のオーボエ、ファゴット、弦楽器と通奏低音"という編成のために作曲さ
れた3つの作品では、名手ドンブレヒトのバロック・オーボエの妙技、イル・
フォンダメントの冴えるピリオド・アプローチが全開。やはりドンブレヒトの
テレマンは一味違います!
※1996年7月、ヘント監督派神学校教会(ベルギー)での録音




<WHRA>
WHRA 6032 6枚組 \9900
ピアティゴルスキーの芸術(特典DVD付)
(モノラル)
グレゴル・ピアティゴルスキー(Vc)
CD1
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
(ヒルスベルク指揮フィラデルフィア管1949年4月10日コロンビア未発表録音)、
シューマン:チェロ協奏曲(ライナー指揮NYP、1943年4月4日ライヴ)
エルガー:チェロ協奏曲(バルビロリ指揮NYP、1940年11月10日ライヴ)
CD2
シュトラウス:ドン・キホーテ
(ウォレンスタイン指揮LAP、1955年1月13日ライヴ)、
ブロッホ:シェロモ(ウォレンスタイン指揮LAP、1955年1月23日ライヴ)
CD3
ヒンデミット:チェロ協奏曲(ヒンデミット指揮CBS響、1943年12月15日ライヴ)、
ピアティゴルスキー:パガニーニの主題による変奏曲
(ヴォールヒース指揮NBC響、1945年5月11日ライヴ)、
サン=サーンス:白鳥(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日ライヴ)、
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート
(ヴォールヒース指揮NBC響、1944年10月16日ライヴ)、
ルービンシュタイン:メロディ(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日)、
ウェーバー:アダージョとロンド
(ヴォールヒース指揮NBC響、1945年10月16日ライヴ)、
ラヴェル:ハバネラ(コステラネッツ指揮CBS響、1943年4月4日)、
マスネ:エレジー
(ヴォールヒース指揮NBC響、ジェニー・トウレル、1944年10月16日ライヴ)、
クライスラー=ラフマニノフ:美しい人よ、私の為に歌わないで
(ジャン・ピアース+コステラネッツ指揮CBS響、1943年4月4日)、
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番抜粋
(ヴォールヒース指揮NBC響、1951年6月18日)
CD4
ボッケリーニ:ソナタ・ハ長調(ラルフ・ベルコヴィッツ、P 1940年代)、
ウェーバー:ソナタイ調(イボル・ニュートン、P1930年代HMV録音)、
ベートーヴェン:12の変奏曲作品66
(ルーカス・フォス、P 1955年6月14日 RCA録音)、
ベートーヴェン:ソナタ第2番(シュナーベル、1934年HMV録音)、
ブラームス:チェロ・ソナタ(ルービンシュタイン、1936年HMV録音)
CD5
グリーグ:チェロ・ソナタ
(ラルフ・ベルコヴィツ、1945年6月8日、コロンビア録音)、
ドビュッシー:チェロ・ソナタ(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1947年12月9日)、
バーバー:チェロ・ソナタ(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1947年5月29日)、
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ
(ラルフ・ベルコヴィツ=P、1953年8月RCA録音)
CD6
ダヴィドフ:ロマンツェ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ポリドール録音)、
ポッパー:蝶々
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ノルディックポリフォン録音)、
フォン・ゲンズ(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1924年ボックス録音)、
サラサーテ:サパティアード
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1925年ポリフォン録音)、
ベートーヴェン:トリオ作品1-3メヌエット
(ピアノ伴奏:レオニード・クロイツァー、ヴァイオリン独奏:ヨゼフ・ヴォル
フシュタール1925年ポリドール録音)、
イッポリトフ・イワノフ:コーカサス組曲より
(エディット・ローランド管、1924年パルロフォン録音)、
グリンカ:エレジー
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター?、ヴァイオリン独奏:ジョルジュ・ブーラ
ンジェ1927年ボックス録音)、
マスネ:タイスの瞑想曲
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、ヴァイオリン独奏:ダジョス・ベラ、
1927年パルロフォン録音)、
メンデルスゾーン:無言歌より五月の虻
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1929年オデオン録音)、
モシュコフスキ:ギターラ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年パルロフォン録音)、
ポッパー:村の歌(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年オデオン録音)、
チャイコフスキー:悲しい心のみ
(ピアノ伴奏:カロル・スレーター、1927年オデオン録音)、
フランクール:ソナタ(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1934年HMV録音)、
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1933年HMV録音)、
ショパン:夜想曲(ピアノ伴奏:イヴォル・ニュートン、1934年HMV録音)、
ピアティゴルスキー:前奏曲、プロセッション(1947年コロンビア録音)、
ブロッホ:祈りを捧げる者(ラルフ・ベルコヴィッツ、1947年コロンビア録音)、
プロコフィエフ:
子供のための音楽より行進曲、ワルツ、ロメオとジュリエットより仮面
(ラルフ・ベルコヴィッツ、1945年コロンビア録音)、
スクリアビン:ロマンス(ピアノ伴奏:ラルフ・ベルコヴィッツ、1950年録音)、
グラナドス:ゴイエスカスより間奏曲
(ラルフ・ベルコヴィッツ、1950年RCA録音)、
ルーカス・フォス:カプリッチオ
(ピアノ伴奏:ルーカス・フォス、1950年RCA録音)
ボーナスDVDあり(テレビ映像など、演奏風景)
ピアティゴルスキー(1903-1976)は、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの
「百万ドルトリオ」で知られるロシア出身、最終的にアメリカ人となった名
チェリストです。元来はフルトヴェングラー時代のベルリンフィル首席でも
あり、オーケストラの経験も豊富で室内楽にも目覚しい功績を残しました。
音色は大らかで華麗、アメリカで受けたのも頷けます。WHRAでは、未発表の
ライヴ放送録音を中心にここまで演奏を集大成。空前絶後のピアティゴルス
キー・プレミアム・コレクションと申せましょう。ヒンデミットが自ら伴奏
したチェロ協奏曲など今なお、これを超す演奏はないのではないでしょうか。
慎重なマスタリングが施され、良い音質です。




<M&A> 6枚組 \7920
ドメニコ・スカルラッティ:
練習曲1-15、練習曲16-30、パルマ第一巻-第2巻
カルロ・グランテ(P)
M&Aの新録音シリーズの中でも好評なカルロ・グランテによる録音。ドメニコ
・スカルラッティのチェンバロ・ソナタをベーゼンドルファー(スコダ所有の
名品)で演奏した美演です。こういう作品はどの曲を拾ってきくということで
はなく、全曲を流して楽しむものでしょう。ヨーロッパではヒットを記録した
名盤でございます。2009年録音

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