クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.13

2007年11月10日 15時23分41秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBT21416 2枚組 \5100
ヴェルディ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》
エレーナ:マリア・カラス(S)
アッリーゴ:ジョルジオ・ココリオス=バルディ(T)
モンフォルテ:エンツォ・マスケリーニ(Br)
ジョヴァンニ・ダ・プローチダ:ボリス・クリストフ(B)
ベテューヌ卿:ブルノ・カルマッシ(B)
ヴォドモン伯爵:マリオ・フロジーニ(B)
ニネッタ:マファルダ・マシーニ(Ms)
ダニエリ:ジノ・サッリ(T)
テバルド:アルド・デ・パオリ(T)
ロベルト:リド・ペッティーニ(Br)
マンフレード:ブレッノ・リストーリ(T)
フィレンツェ市立劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:エーリッヒ・クライバー
録音:1951年5月26日、フィレンツェ5月音楽祭
マリア・カラスには、1947年8月にヴェローナで上演されたポンキエッリ《ラ
・ジョコンダ》でのイタリア・デビューから、1951年12月のスカラ座で大成功
を収めた《シチリア島の夕べの祈り》までの間に、彼女自身のキャリアにとっ
てきわめて重要な節目となった2つの公演がありました。ひとつは1949年1月
ヴェネツィアでのベッリーニ《清教徒》、もうひとつが当アルバムに収められ
た1951年5月のヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》です。
この年の5月、カラスはフィレンツェ5月祭の公演として、フィレンツェ市立劇
場で《シチリア島の夕べの祈り》と、ハイドンの《オルフェオとエウリディー
チェ》完全版世界初演(ハイドンのこのオペラはそれまで不完全な形でしか上
演されていませんでした)という2つの歴史的公演を歌っています。両曲の指揮
を務めたのは、この時初めてイタリアでオペラを指揮したエーリッヒ・クライ
バー。残念なことにカラスとクライバーが共演したのは後にも先にもこの時だ
けとなりました。本来ならば、クライバーは1956年5月にスカラ座で、カラス
がクンドリーを歌う《パルジファル》を指揮することになっていましたがクラ
イバーがこの年の1月に急逝してしまったために、この貴重なチャンスは失わ
れてしまったのです(なお、予定されていた《パルジファル》公演は、ジャナ
ンドレア・ガヴァッツェーニ指揮の《フェドーラ》に変更されました)。今回
のテスタメント・レーベルでのリリースは、EMIの名物プロデューサー、ウォ
ルター・レッグ所有だったプライヴェイト録音からのもの。歌唱重視だった
レッグのために、当録音では序曲が欠けていますが、芸術性、およびサウンド
・レヴェルを考慮し、音質の劣る他音源から編集することはしていません。

SBT141412 14枚組 \22800
ワーグナー:楽劇《ニーベルングの指環》全曲
《ラインの黄金》
ハンス・ホッター、グスタフ・ナイトリンガー
ルードルフ・ルスティヒ、ルートヴィヒ・ヴェーバー
《ヴァルキューレ》
アストリッド・ヴァルナイハンス・ホッター
グレ・ブラウエンスティン、ラモン・ヴィナイ
《ジークフリート》
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、ハンス・ホッター
パウル・クーエン、アストリッド・ヴァルナイ
《神々の黄昏》
アストリッド・ヴァルナイ、ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ヨーゼフ・グラインドル、ヘルマン・ウーデ
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年8月、祝祭劇場、バイロイト(ライヴ)
不運としかいいようのない偶然の積み重ねによって、つい先日まで日の目を見
ることがなかったカイルベルトの1955年《ニーベルングの指環》録音。僅か数
年後に、同じくカルショウによって制作されたショルティ/ウィーン・フィル
の《ニーベルングの指環》の評判が追い打ちをかけてしまったのだが、この演
奏はそのショルティ盤に匹敵、あるいは凌駕する充実した内容を持っています。
何よりもバイロイト音楽祭のライヴということで、当時の最高のワーグナー歌
いを揃えた歌手陣と、この作曲家を愛し集ったメンバーによるオーケストラと
いうのもワグネリアンには堪らないでしょう。録音スタッフもピーター・アン
ドリーやケネス・ウィルキンソン、ロイ・ウィリス(ウォレス)、ゴードン・パ
リーら、当時のDeccaの強力布陣が敷かれています。昨年、LPで発売された時
に、決して安価とはいえない価格にもかかわらず、瞬く間に完売となったも
注目度の高さゆえでしょう。今後、《リング》を語る上で、決して外せない
録音であることは間違いありません。今回は、全4夜をワンBOXにまとめた14枚
CDセットでのリリースです。

●アナログLP
ASD 370 \6280
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:パウル・クレツキ
録音:1960年4月20、21日
EMIのカタログの中から選ばれた名盤を、マスター・テープから復刻しLP化す
るシリーズの1枚。今や巨匠のマウリツィオ・ポリーニが、1960年3月、18歳で
ショパン・コンクールに優勝し、その直後にEMIと契約して録音したのが、こ
のショパンのピアノ協奏曲第1番です。コンクールでのライヴ(カトレヴィツ
指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団)を除けば、最初にして現在のと
ころ最後の同曲録音なのできわめて貴重な記録です。コンクール翌月に、アビ
ー・ロード・スタジオで録られたもので、この後、ポリーニはさらなる研鑽の
ために再び表舞台から姿を隠しました。
指揮のパウル・クレツキはショパンと同郷のポーランドの指揮者。作曲家でも
ありましたが戦争やファシズムに翻弄され、以後、残念ながら筆を折りました。

ASD 2284 \6280
ブルックナー:
交響曲第3番ニ短調WAB103[1889年版]
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カール・シューリヒト
録音:1965年12月、ムジークフェライン、ウィーン
カール・シューリヒトは、すぐれたブルックナー指揮者として人気を誇るドイ
ツの指揮者(レーガーに学んでおり、作曲家の顔も持つ)。第2次大戦後は主に
Deccaを中心に録音活動を行っていましたが、晩年にはEMIに移りました。
1957-59年に録音されたパリ音楽院管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全集
や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との多くのブルックナー交響曲な
ど、現在でも高く評価されています。当録音も得意のブルックナーからで、
交響曲第3番を収録。1889年版というのはいわゆる第3稿。初稿は《ワーグナ
ー交響曲》と通称されるようにワーグナーの引用が多いが、第3稿になるとそ
れらの多くは削ぎ落とされて、相対的に簡潔になっているのが特徴です。シュ
ーリヒトは67年1月に亡くなったので、この録音はそのほぼ1年前に当たります。

ASD 2525 \6280
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
クリーヴランド管弦楽団 
指揮:ジョージ・セル
録音:1968年4、5月
20世紀最大のヴァイオリニストのひとり、その中でも頂点に君臨する数少ない
ひとりが、ロシアの生んだダヴィド・オイストラフ。EMIが契約した稀少なロ
シア人演奏家でもあります。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲の弾き振りや、
ベートーヴェンの協奏曲、リヒテルとロストロポーヴィチとのベートーヴェン
《三重協奏曲》をはじめとし、同レーベルには多くの名盤を遺しました。この
ブラームスの協奏曲も名盤としてよく知られたもの。オイストラフらしい、ふ
くよかで、かつ中身の詰まった豊かな音と安定したテクニックが魅力なアルバ
ムです。ちなみに、今年はオイストラフがイザイ・コンクール(現エリーザベ
ト王妃国際コンクール)で優勝してから、ちょう70年目に当たります。

33CX 1140 \6280
モーツァルト:ホルン協奏曲
第1番ニ長調K412
第2番変ホ長調K417
第3番変ホ長調K447
第4番変ホ長調K495
デニス・ブレイン(Hr)
フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1953年11月、キングズウェイ・ホール、ロンドン
今ではベルリン・フィルのバボラークやロンドン響のパイアットなど、ホルン
界にも信じ難いレヴェルの名手が増えましたが、そんな中でもデニス・ブレイ
ンは不世出の伝説的ホルニスト。フィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フィ
ルハーモニー管弦楽団の首席奏者を兼任したというほどで、交通事故で若くし
て亡くなったのが本当に悔やまれます。
このモーツァルトのホルン協奏曲集は、ブレインのみならず、伴奏の指揮者に
カラヤンが起用されているのも豪華。プロデューサーは名物ウォルター・レッ
グである。リリースされた時点から名盤・決定盤として長く愛好されてきたこ
のアルバムが、テスタメント・レーベルによって音質が向上したことで再び注
目されることでしょう。

ASD 3325 \6280
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調作品70
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1976年4月、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
カルロ・マリア・ジュリーニはイタリアを代表する指揮者。2005年に没してい
るが、1998年には指揮者を引退していたので、彼の演奏姿を見られなくなって、
もう既に10年が過ぎようとしています。次代を担う指揮者として大活躍を続け
るチョン・ミョンフンは彼の教え子のひとり。ジュリーニは自己に厳しく、確
信を持ち得心がゆく演奏を徹底するために、限られたレパートリーに限定して
演奏活動を行いました。ドヴォルザークの交響曲第7番もその1曲。このロンド
ン・フィル盤は、ジュリーニにとって同曲の初録音であるが、彼は93年にもコ
ンセルトへボウ管と再録音しています。イタリア人らしい歌心に溢れながら、
ノーブルな気品のある彼の演奏は今後も長く愛されるに違いありません。録音
スタッフには、プロデューサーにクリストファー・ビショップ、バランス・エ
ンジニアにはクリストファー・パーカーと、EMIの名物コンビが集結。また、
当録音にはCBSの「ステレオ・クアドラフォニック」システムが導入されてい
ましたが、テスタメント・レーベルでは、そのオリジナル・マスター・テープ
に収められたサウンド情報を、初めて明らかにしました。




<UNIVAERSAL UK>
4766198 \1850
R・V・ウィリアムス:揚げひばり
ジョン・タヴナー:
ディヤナ(世界初録音)
ラリシリ(世界初録音)
アテネのための歌
 (ヴァイオリン・ヴァージョン世界初録音)
ニコラ・ベネデッティ(Vn)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:アンドリュー・リットン
録音:2007年6月 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
注目の美貌若手ヴァイオリニスト、ニコラ・ベネデッティの3枚目のアルバム
は英国の異なる時代の2人の作曲家の作品集です。R・V・ウィリアムス「揚げ
ひばり」は1914年に作曲された作品で、晴れた日の空に高く舞い上がるひばり
の様子を表現した名曲として知られます。方や、イギリスの現代作曲家の中で
も最も人気の高いジョン・タヴナーの新作、“ディヤナ”と“ラリシリ”はニ
コラ・ベネデッティのために書かれたもの。特に“ラリシリ”は改装されたば
かりのロイヤル・フェスティバル・ホールで9月26日に世界初演されたばかり
の、ほやほやの新作です。14世紀のヒンスーの聖人かつ詩人であったラッラの
詩に影響を受けた“ラリシリ”はベネデッティの持つ「純粋な強さ」にインス
パイアされて作曲されたもので、ヴァイオリン・ソロはラッラの歌を意味しま
す。神の啓示を受けて至福の舞を舞うラッラの姿が、ベネデッティのヴァイオ
リンを通して見えてはこないでしょうか?そしてサンスクリット語で瞑想を意
味する“ディヤナ”、そしてダイアナ妃の葬儀の際に演奏され有名になった
「アテネのための歌」(その際は合唱ヴァージョンでした)、ともども彼女の
幽玄で深い表現力でこれらの曲に新たな光が当てられます。ますます魅力的
になったベネデッティの演奏をお楽しみください。

4766295 \1850
「母の愛」-マリアのための音楽
グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
コーニッシュ:アヴェ・マリア
ジョスカン:喜びたまえ、聖母マリアよ
ブルックナー:マリアよ、あなたは美しい
サン=サーンス:アヴェ・マリア
ブリテン:聖処女への讃歌
メンデルスゾーン:アヴェ・マリア
オブレヒト:サルヴェ・レジナ
リッツァ:気高き乙女よ
作者不詳:救い主のうるわしき母
フォーレ:アヴェ・マリア
パレストリーナ:茨の中の百合のごとく
リスト:アヴェ・マリス・ステラ
エルガー:アヴェ・マリア
デュリュフレ:全てが美しいお方
伝承曲:サルヴェ・レジナ
ラッスス:サルヴェ・レジナ
ザ・シックスティーン 指揮:ハリー・クリストファー
1977年に設立されたザ・シックスティーンはハリー・クリストファーの指揮の
下、最近ますますレパートリーを拡大し、その表現力も、より洗練の度合いを
深めております。このマリアのためのアルバムは、ザ・シックスティーンの当
レーベルへの3枚目のアルバムです。
古来より最も敬われている女性、聖母マリアのための合唱作品を集めた美しい
作品集で、パレストリーナ、ラッスス、ジョスカンなど中世の曲から、リスト、
ブルックナー、そしてリッツァまで、世界初録音作品を含みます。彼らのため
息の出るような妙技は聞き手の心をすみずみまで洗い流すことでしょう。

4766206 \1850
マイク・オールドフィールド/天空の音楽
1.先駆け
2.敵意
3.シルエット
4.Shabda
5.大嵐
6.先駆けと繰り返し
7.私の心(・・・withヘイリー)
8.オーロラ
9.予言
10.私の心(・・・withヘイリー)
11.ハルモニア・ムンディ
12.向こう側
13.エンピリアン
14.ムジカ・ユニヴァーサル
マイク・オールドフィールド(G、Key 他)
ヘイリー(Vo) ラン・ラン(Pf)
マイク・オールドフィールド(Mike Oldfield,1953年5月15日- )は、イギリス
出身のミュージシャン。デビュー・アルバム『チューブラー・ベルズ』が世界
的に有名で、独創的・実験的な音楽性からプログレッシブ・ロックのジャンル
で紹介されることが多いのです。そんな彼のUCJへのアルバムは「天空の音楽」
と名付けられたこだわりの1枚。型破りな作風で常に話題を振りまく彼の最新
作で、編曲はカール・ジェンキンス、そして話題のピアニスト、ランランと美
貌の歌姫ヘイリーをフィーチャーした巨大なコンサート・オーケストラと合唱
を駆使した壮大な音楽が並びます。各々の曲のタイトルも「日常を超越した何
かについてへの言及」と言う彼自身の言葉によるもので、全ての生命へのスピ
リチュアルを感じられるような不思議な浮遊感が漂っています。全てのクラシ
ック・ファン、プログレ・ファン、そして音楽ファン必携の1枚です。

4766356 \1850
クワイヤーボーイズ/ザ・キャロル・アルバム
アダン:オ・ホーリー・ナイト
ああベツレヘムよ
ディンドン、空高く
ラター:何と甘き音楽
ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
きよしこの夜
木枯らしの風ほえたけり
コヴェントリー・キャロル
まぶねの中で
ダヴィデの村の
もろびと声あげ
神のみこは今宵しも
ひいらぎと蔦
天には栄え
クワイヤーボーイズ
顔ぶれはすっかり変わったかも知れません。しかし声は相変わらずピュアなま
ま。3人の少年たちの歌う聖歌は聴く人全ての心をとろけさせます。
クワイヤーボーイズとは?
何百人もの中からオーディションで選ばれた3人のキュートな少年たち。ルッ
クス、スタイル、個性、そして音楽性はもちろん言うことなしの素晴らしさで
す。2005年リリースの第1作目のアルバムはイギリスで40万枚の大ヒットを記
録し、日本でも大評判となりました。このアルバムは、誰もが一度は耳にした
ことのあるクリスマス・ソング集です。これらの曲はまさにピュアな彼らのた
めにあるようなもので、このCDをかけた途端、「ボーイソプラノ」という声
の特性が持つ一種の儚さと、ノスタルジックな感傷が交錯する、極めて美しく
調和の取れたハーモニーが溢れ出すのです。




<ECM>
4766179 \2080
フォーク・ソングズ(民謡) Folk Songs
1 小さな子ども
2 甘い眠り
3 ヴィレマンとマンヒルド
4 泥棒
5 日が沈む時
6 私の向こうみずな、若々しい時代に
7 Gjendineの子守り歌
8 Gudbrandsdalenからの結婚行進曲
9 ローランドの歌
10 太陽の祈り
11 天国でのよりどころを知っている
12 地上の全ての安らかな眠り
13 ヴェストフォルドの踊り
14 その子についてはあまり考えない
15 愛されているエルサレム
16 Till, till tove
17 Lova Line
18 踊れ、泣かないで
19 喜びの日
20 来たれ、救世主よ
トリオ・メディーヴァル&ビリエル・ミステレッゲン
録音 2007年2月27日-3月1日
既出の3枚のアルバム・・・“言葉と天使”、“夕べ彼女は言った”、そして
中世の聖歌と現代作品の融合“海の星”がいずれも大好評だった北欧のアンサ
ンブル、トリオ・メディーヴァルの初めての著しく風変わりな創作プロジェク
トです。ポール・グリフィス PaulGriffiths が新たに書き下ろした歌詩と、
彼女たちの出身地であるスカンジナヴィアの詩に基づくノルウェー民謡はとて
もパワフルで聴き手の心を動かさずにはいられません。また、いくつかの曲で
は、北欧の伝統的な民族打楽器のスペシャリストであるビリエル・ミステレッ
ゲンと共演、こちらもパワフルな音が魅力です。このアルバムでトリオ・ミ
ディーヴァルが捜し求めている音楽の起源は、ノルウェー出身の多くのジャズ
・インプロヴァイザーたちがインスパイアされてきたものと同じと言えるで
しょう。あらゆるカテゴリーを越えた広範囲な聴き手にアピールする素晴らし
い1枚です。

4765838 \2080
ハイナー・ゲッペルス(1952-):
シアター・ピース“遠い親戚が暮らす土地”
-独唱、合唱、そしてアンサンブルのための
ドイツ室内合唱団 アンサンブル・モデルン
デヴィッド・ベネット(語り)  ゲオルク・ニグル(バリトン)
指揮:フランク・オルー
録音:2004年10月 パリ(ライヴ)
1952年生まれのハイナー・ゲッベルスは、70年代に活動をはじめアルフレート
・23・ハルトとのデュオや、クリストフ・アンダースらとのバンド『カシーバ
ー』でオルタナティヴ・ミュージックの重要なキー・パーソンとして知られる
一方、作曲家として 多くの劇場音楽、映画音楽等を発表しています。また、
80年代より 「ミュージック・シアター」の制作を手掛け、ハイナー・ミュラ
ー作品の演出で高い評価を得ています。このアルバムは、シアター・ピース
“遠い親戚が暮らす土地”のサウンド・トラック・アルバムです。「ある期間
の全ての場面を描いたオペラ」という副題を持ち、多くの詩人による錯綜した
テキストが、語り手、バリトン歌手のソロ、16名の歌手と19人の奏者によるア
ンサンブルで演奏されます。古楽器を使用したルネッサンス様式の音楽から軍
楽隊のドラムの攻撃的なサウンドまで幅広い音楽で構成され、終始一貫、聴き
手の心をつかみ続けることでしょう。

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07-11 No.12

2007年11月10日 15時21分41秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR732072 2枚組 \4160
STEREO
ウェーバー:「魔弾の射手」
ジェームズ・キング(T マックス)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br オットカール)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs クーノ)
フランツ・クラス(Bs 隠者)
レナーテ・ホルム(S エンヒェン)
ハインツ・ツェドニク(T キリアン)
ほか
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1972年5月28日
カール・ベームは膨大な録音を残していますが、意外なことにドイツオペラの
傑作「魔弾の射手」は録音がありませんでした。今回登場するのは、1972年5月
28日のウィーン国立歌劇場でのライヴ。ウィーンオットー・シェンクによる新
演出の初日でした。時にベーム77歳、しかし最晩年のような老いはまだ微塵も
感じられません。スタジオでは時に音楽が真面目になり過ぎるベームが、キビ
キビしたテンポで裁きつつも、音楽を豊かに膨らませ、最高です。ウィーンの
オーケストラもベームの棒に見事にくらいついています。そして豪華な歌手た
ち。ベームお気に入りのキング、ヤノヴィッツ、ヴェヒター、クラスら、この
当時のベストの布陣です。ORFの蔵出しのステレオ音源で、音も文句なし。

ORFEOR731071 \2080
グゥンドラ・ヤノヴィッツ オペラ・アリア集
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドルシッラ)
オットー・ヴィーナー(Br オットーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1963年4月1日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マルツェリーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1962年5月25日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S レオノーレ)
ルチア・ポップ(S マルツェリーネ)
アドルフ・ダラポッツァ(T ヤキーノ)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs ロッコ)
レナート・バーンスタイン(指)
1978年1月24日,ステレオ
スメタナ:「売られた花嫁」(ドイツ語歌唱)から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マリー)
ワルデマール・クメント(T ハンス)
ヤロスラフ・クロンブホリク(指)
1965年10月28日,モノラル
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドンナ・アンナ)
ヨゼフ・クリップス(指)
1967年7月15日,モノラル
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アメーリア)
ヨゼフ・クリップス(指)
1969年3月28日,モノラル
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エリザベッタ)
フランコ・コレッリ(T カルロ)
ホルスト・シュタイン(指)
1970年10月25日,ステレオ
ウェーバー:「魔弾の射手」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
カール・ベーム(指)
1972年5月28日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エーファ)
カール・リッダーブッシュ(Bs ザックス)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
1975年10月21日,ステレオ
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S フィオルディリージ)
カール・ベーム(指)
1975年5月22日,ステレオ
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アリアドネ)
カール・ベーム(指)
1976年11月20日,ステレオ
モーツァルト:「フィガロの結婚」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S 伯爵夫人)
ミカエル・シェーンヴァント(指)
1990年2月7日,ステレオ
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1970年代を中心に活躍した名ソプラノ、グンドゥラ・ヤノヴィッツの、ウィー
ン国立歌劇場でのライヴ録音を集めたものです。初期の娘役から、全盛期のプ
リマドンナ役まで、いずれもヤノヴィッツならではのクリアな美声を堪能でき
ます。既に全曲盤が出ているものもありますが、初出のもの、正規盤では初の
ものもあり、貴重音源あれこれです。

ORFEO689061 \2450
サリヴァン:海のクリスマス・ベル,天なる神には
ガントレット:ダビデの村の厩の内に
サンズ:神が喜びをくださるように
メンデルスゾーン:天には栄え
ヘンデル:「メサイア」から
レンドナー:ああベツレヘムよ
ウェイド:神の御子は今宵しも
レオントヴィチ:キャロル・オブ・ベルズ
パーセル:夕べの讃歌
アダン:おお聖なる夜
メイソン:諸人こぞりて
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
コーネリウス:三王

パッション・デ・キュイーヴル
コンスタンツェ・バッケス(S)
金管アンサンブルによるクリスマス音楽集、というのは決して珍しくはないで
しょうが、使われている楽器が歴史的なものとなれば、俄然興味津々。パッ
ション・デ・キュイーヴルは、二本のコルネット、ホルン、トロンボーン、オ
フィクレイドという編成。19世紀末のピリオド楽器を多く用い、19世紀後半の
英国(ヴィクトリア朝の時代)で好まれた音楽を、時に和やかに、時に輝かし
く演奏しています。クリスマスの晩に、部屋を暖かくして心安らかに聞くに打
ってつけのCDです。




<King International・Altus>
=Legendary Artists Figure Series=
伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ
キングインターナショナル独占販売。世界の巨匠フルトヴェングラーを記念
するフィギュアが世界で初めて発売されます!

ALTF001 \27930
フィギュア+CD
(1)フルトヴェングラー・フィギュア
〔高さ30cm高級素材ポリストーン製手彩色〕
(2)ベートーヴェン:交響曲第9番
T.ブリーム(Sp) ヘンゲン(Ms) アンダース(Tn) ヴァッケ’(Bs)
W.フルトヴェングラー(指)
ブルーノ・キッテル合唱団ベルリン・フィル
録音:1942年3日
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生装置)での復刻
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制作されたもので、一般にフィギュアは塩化ビニールなどで、絵柄も印刷が多
い中本作はポリストーン(陶器のような質感で、重量感があり、石の粉が原料)
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しい」を連発いたしました。
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エルプのレーザーで復刻しました。
現状エルプのレーザー復刻に関し最高の技術(中山氏独自の方法論)で望んで
おり、信じられぬ音質です。ティンパニーの迫力あるリアルな音など、ものす
ごい!
完全限定品。年内発売予定。




<Praga Digitals>
PRDDSD250242(SACD-Hybrid) \2780
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第15番ニ短調KV.421
(2)弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV.458「狩り」
(3)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
プラジャーク四重奏団
ことし結成35周年を迎えたプラジャーク四重奏団が手掛けるモーツァルトの室
内楽シリーズ。「プロシャ王セット」(PRD.250026 / 廃盤)、名手モラゲスと
のクラリネット五重奏(PRDDSD.250200)などを経て、有名な「ハイドン・セッ
ト」にいよいよ着手します。第1弾は快活優美で人気の「狩り」、大胆に“不
協和音”を響かせる特徴的な序奏がニックネームの由来となった第18番、そし
て全6曲中唯一の短調による第15番の3曲。チェコ屈指の名門アンサンブルが奏
でる音楽は香りと味わい豊か。“SACDのプラハ”が培ったこれまでの豊富な経
験が蓄積された優秀録音であることも大きなポイントといえるでしょう。




<audite>
AU91553(SACD-Hybrid) 2枚組 \4760
エドゥアルト・フランク(1817-1893):
(1)ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19
(2)同 イ長調Op.23
(3)同 ホ長調Op.60
(4)同 ニ長調 遺作(1861)
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853年から61年の
間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4つのヴァイオリン・ソナタ。
聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メ
ンデルスゾーンとの繋がりも感じさせ、またアルカンあたりのフランス音楽の
影響もみられます。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学で
ともに教鞭をとるコンビ。




<HUNGAROTON>
HCD11650/51 2枚組 \4160
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」R.477
コロシュ・コヴァーチュ(Bs:チューリンゲン方伯へルマン)
エルジェーベト・コムロッシ(Ms:方伯夫人ゾフィー)
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br:その息子、方伯ルートヴィヒ)ほか
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
スロヴァキア・フィルハーモニックO.&Cho.、ブラチスラヴァ放送児童Cho.
録音:1973年6月14日-7月17日スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート
・ホール
リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代の1857-62年に書き上げた大作
オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献
呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-31)の生
涯をベースにしています。チューリンゲン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁とし
て、わずか4歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に
絶望することなく貧者への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられてい
ます。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用
で、聴き逃せないポイントとなっています。
フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、
ことし2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化されます。

HCD32461 \2080
「エルジェーベト・コムロッシ-アリア集」
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」、「イル・トロヴァトーレ」、「アイーダ」
エルケル:バーンク・バーン
サン=サーンス:サムソンとダリラ
ワーグナー:ラインの黄金
ムソルグスキー:ホヴァンシチナ
コダーイ:紡ぎ部屋
ビゼー:カルメン
よりアリアと場面
エルジェーベト・コムロッシ(Ms)
ヤーノシュ・フェレンチク、エルヴィン・ルカーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O.&Cho.
録音:1967、1968年
ハンガリーが誇る往年のメッツォ、コムロッシのアリアと重唱集。

HCD10326 \2080
「ツルは旅立つ-ハンガリーの歌とチャールダーシュ」(全23曲)
エルネー・カーライ・キシュ(Cl) 
カーロイ・ヴァダース“マンチ”(ツィンバロン)
ジュラ・ボーニ(Va) アンドル・ボーニ“チェメット”(コントラバス)
録音:2007年3月12-14日フンガロトン・スタジオ

HCD10302 \2080
「ザ・ジプシー・キング・オブ・ザ・クラリネット / エルネー・カーライ・
キシュ」
ジプシー・ロマンス、トンネルのチャールダーシュほか全34曲
エルネー・カーライ・キシュ(Cl)
エルネー・カーライ・キシュJr.&ジプシー・バンド
クラリネットの名手による、ロマのスタンダード・ナンバー集。

HCD32451 \2080
(1)ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):5声部の金管音楽(1685)
(2)ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734):24の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド金管五重奏団
録音:2007年1月4-6日フンガロトン・スタジオ
町音楽師(Stadtpfeiferは直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな
機会で音楽を提供するのがその務めでした。結婚式で、教会で、地元の祝祭日
に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナ
タ、タワー・ミュージック)も重要な仕事でした。コルネット、トランペット、
トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏されました。ここに収めら
れた音楽はまさにそうしたもの。
ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィ
ヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファ
ンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハの
カンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれ
たといわれるほどの名手でした。

HCD32455 \2080
ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための組曲ニ長調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調(*)
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コウサイ・H.マフディ・カッドゥリ(バロック・チェロ)
*アンゲリカ・チズマディア(ハープシコード)
録音:2006年6月6-11日フンガロトン・スタジオ
591733年から1776年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職に
ありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまったルーエ。おそらく
1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はと
ても優雅。これはチューリンゲンのアーカイヴのグライツ・コレクションにか
ろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音
となります。

HCD32489 \2080
ヨハン・B. シュペヒ:
(1)ソナタ ヘ長調Op.5
(2)同:恋の陶酔Op.33
(3)同:6つの歌曲Op.27より第4番 / 第6番
(4)同:6つの歌曲Op.23より第1番 / 第2番 / 第4番
(5)同:3つのフーガOp.39
(6)同:ロマンス
(7)同:3つのイタリア語歌曲Op.34
(8)同:主題と変奏
アニコー・ホルヴァート、アーグネシュ・ラツコー(フォルテピアノ)
(2)-(4)(6)(7)カタリン・ハルマイ(Ms)
録音:2006年11月13-17日フンガロトン・スタジオ
現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイド
ンに学んだシュペヒ。フェステティチQ.による弦楽四重奏曲集(HCD.31945)に
つづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも
重要とされる歌曲を多く含んでいます。

HCD32497 \2080
パレストリーナ:「聖母への祈り」
(1)5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)
[「不滅の父からお生まれになった不滅のみ子」「もしここからの声が」「今
やあなただけが」「お与え下さい、天への階段と門を」「かつて私の汚れた手
で」「お与え下さい、紅色のばら」「もし未来の死への懸念が」「選び抜かれ
た没薬」「崇高なヒマラヤ杉」「生き生きと輝くあなたの水で」「もし苦々し
い胆汁と」「あなたが閉じこもり」「もしみだらに燃え上がる火で」「邪悪な
地獄のヒュドラに勝った方」「神の都」「聖なる祭壇」「あなたは砦の塔」
「鏡よ、お前はとてもなめらかでくもりがなく」「ギデオンの羊毛」「生まれ
たばかりの暁」「この聖霊」「無数のベッド、無数の罪から」「石の祭壇の上
で常に」「あなたの慈悲が」「この確かな希望」「それどころか火と鉄が」
「あなたの明るく輝かしい火で」「乙女たちの女王」「神のみ母よ、最後には」
「御身、主よ」]、
(2)聖母マリアのための連祷(5声の)、
(3)聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・カルマノヴィツ(指)コルヴィナ・コンソート
録音:2007年フンガロトン・スタジオ
5パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関
わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレストリーナ作品の特
質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えています。演奏するコ
ルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャンソン(HCD32018)、ル・ジュヌの
詩篇歌(HCD32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HCD32350)と、この分野の曲を
得意とする中堅の団体。曲の特質を生かした深みのある演奏をしています。

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07-11 No.11

2007年11月10日 15時17分10秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
DVBW-5121289d(DVD-Video) \2850
バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ
ノルウェー語によるアンスネスへのインタヴュー 英語字幕付 約55分
バラッド ト短調にフォーカスを当て、グリーグとアンスネス自身が語られて
います
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 約30分
w/ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、
オーレ・クリスティアン・ルード指揮
グリーグ・ホールでのライヴ演奏
トロルドハウゲンからの抒情小曲 約21分
ノルウェーのトロルドハウゲンにあるグリーグの自宅でグリーグ所有のスタン
ウェイ・ピアノでの抒情小曲集からのセレクションを演奏。またグリーグ所有
のピアノを弾く感想と抒情小曲集への係わりを語ります。
演奏曲/1.アリエッタOp.12-1; 2.ノルウェーの旋律Op.12-6; 
3.民謡Op.12-5;4.郷愁Op.57-6; 5.あなたのおそばにOp.68-3; 
6.トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6
以上 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
没後100年を迎える母国の大作曲家グリーグへの思いを込めたアンスネスの
映像作品
アマレイ・ボックス、4Pブックレット

<EMI CLASSICS>
CZS-5150862 2枚組 \1980
キングズ・カレッジ合唱団/クラシカル・クリスマス・キャロル集
CD1
Once in royal David's city
Ding dong! Merrily on high
O come, all ye faithful
The Holly and the Ivy
Hark! The herald angels sing
Silent Night
While shepherds watched 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
In the bleak midwinter
God rest you merry, gentlemen
The Lamb 以上 スティーヴン・クローベリー指揮
Angels, from the realms of glory
Adam lay ybounden 以上 フィリップ・レッジャー指揮
Weihnachtslieder
I saw a maiden
Whence is that goodly fragrance flowing?
Quem pastores laudavere
Tomorrow shall be my dancing day 
以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
A maiden most gentle
A Spotless Rose
Sans Day Carol
I wonder as I wander
The Cherry Tree Carol
I sing of a maiden
Gabriel's Message 以上 フィリップ・レッジャー指揮
Personent hodie デイヴィッド・ウィルコックス指揮
CD2
The First Nowell
In dulci jubilo
O little town of Bethlehem
I saw three ships 以上 フィリップ・レッジャー指揮
It came upon the midnight clear デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Away in a manger フィリップ・レッジャー指揮
Sussex Carol
O com, O come, Emmanuel
Myn Lyking
Jesus Christ the Apple Tree
All my heart this night rejoices
以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Dormi, Jesu
Riu, riu, chiu
O Jesulein suss 以上 スティーヴン・クローベリー指揮
The Shepherds' Cradle Song
How far is it to Bethlehem?
The Truth from Above 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Up! Good Christian folk and listen
Remember, O thou man
Quittez, pasteurs 以上 フィリップ・レッジャー指揮
The Lord at first did Adam make
The Infant King
A child is born in Bethlehem
And all in the morning
Of the Father's heart begotten 以上 デイヴィッド・ウィルコックス指揮
Chorale Preludes BWV714-40; In dulci jubilo BWV729/トマス・トロッター
キングズ・カレッジによるクリスマス・キャロル名曲集 全50曲
ブリリアント・ボックス 12Pブックレット



<Signum Classics>
SIGCD 110 \2180
A・ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調Op.88/交響曲第9番ホ短調Op.95《新世界より》
尾高忠明(指揮)、札幌交響楽団
レコード芸術6月号に特集記事が掲載されて以来リリースへの期待が高まって
いた尾高忠明&札幌交響楽団の新録音がシグナム・クラシックスよりいよいよ
登場!
尾高忠明&札幌交響楽団のコンビは2001年にシャンドスから「武満徹、細川俊
夫、尾高惇忠」の作品集(CHAN 9876/MCHAN 9876)をリリースしており、こ
のドヴォルザークは海外のレーベルからのリリース第2弾となる。
今回のレコーディグ&リリースは札幌交響楽団の創立45周年記念事業の1つと
して実現したものであり、オーケストラのメンバーとマエストロ尾高のレコー
ディングに対する凄まじい気合と集中力が演奏からストレートに伝わってくる。
世界各国のオーケストラのレコーディングでセッション録音が大きく減少しラ
イヴ録音が中心となっている現状で、敢えてセッション録音に取り組んだ尾高
&札響の姿勢は高く評価されるべきものであろう。
札響の本拠地である札幌コンサートホールKitaraで2007年3月28日と29日に録
音が行われたドヴォルザーク。日本が世界に誇る名演がまた1つここに誕生と
なったのである。
ちなみにシグナム・クラシックスからはもう1枚のリリースが決定しており、
気になるその内容はなんとエルガーの交響曲第3番&威風堂々第6番!もちろん
日本のオーケストラとしては初の録音となるだけにこちらへの期待度も絶大だ。




<UNIVERSAL US>
B0009836-02 \1850
「サプライズ !」 Surprise!
ウィリアム・ボルコム:キャバレー・ソング集
[オーケストレイション:W.ボルコム/詩:アーノルド・ワインスタイン]
Surprise!
役者
ブラック・マックスの歌
アモール
歯磨きの時間
The Total Stranger in the Garden
ジョージ
[以上、世界初録音]
シェーンベルク:ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング集)
[オーケストレイション:パトリック・ダヴァン(〈夢遊病者〉のみ作曲者
による)]
ギーゲールレッテ
それぞれに取り分を
警告
ガラテア
夢遊病者
素朴な歌
満ち足りた恋人
アルカディアの鏡からのアリア
サティ[オーケストレイション:〈ダフェネオ〉ロベール・キャビー、〈あな
たが欲しい〉ウィリアム・ボルコム]
エンパイア劇場のプリマ・ドンナ
優しく
ダフェネオ(伊達男)-《3つの歌》
あなたが欲しい
乗合バス
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(S) ウィリアム・ボルコム(Pf)[サティ]
BBC交響楽団 指揮:デイヴィド・ロバートソン
コープランドとバーバーの歌曲アルバムや、ベルリオーズ《夏の夜》やマスネ
を歌ったアルバム『Extase』、また、つい最近では、フランツ・ウェルザー
=メスト/クリーヴランド管弦楽団とのベートーヴェン《第9》のDGのディス
クでいよいよその名が浸透してきたミーシャ・ブルガーゴーズマン。
Brueggergosmanという彼女の現在の姓は、結婚したパートナーであるスイス人
のマルクス・ブリューガーの姓と、ミーシャ自身の旧姓ゴズマンを連結して作
ったものです。カナダ出身の彼女は、その美しい声で既に数多くの受賞歴を誇
り、世界中のマスコミからも「あらゆるものを包み込む温かさと喜び」と高く
評価され、若き日のジェシー・ノーマンに比されてまでいる実力派。地元カナ
ダでは、ヒップ・ホップやジャズからオペラまで紹介するTV番組『トロント・
シングズ』でホストを務めたこともあり、多くのメディア・イヴェントから出
演依頼を受けている人気歌手なのです。DGへの初ソロ・アルバムとなる当ディ
スクは、2007年秋に北米でリリースされるもので、ミルズ・カレッジでミヨー
に、さらにパリ音楽院でメシアンに師事し、ピュリツァー賞や3回のグラミー
賞、他に輝く作曲家ウィリアム・ボルコムが書いた新作オーケストラ伴奏歌曲
のオリジナル・セレクションを含んでいるのはきわめて興味深い(そのほとん
どは世界初録)。ちなみにボルコム作品は日本のクラシック・シーンではウィ
リアム・ブレイクの詩に付曲した《無垢と経験の歌》や、ユニバーサル系であ
るargoレーベルからリリースされているセルジュ・ルカ独奏、デニス・ラッセ
ル・デイヴィス指揮アメリカン・コンポーザー管弦楽団によるヴァイオリン協
奏曲のディスクなどで聴くことができます。当アルバムには、ボルコム作品の
他に、シェーンベルクの《ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング集)》と
サティのシャンソンが組み合わされています。サティでは、ミーシャの歌を聴
いて参加を決めたというボルコムが自らピアノを弾いているのも聴きどころの
ひとつでしょう。

B0010175-02 \1850
ユンディ・リ&小澤/ベルリン・フィル
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調作品16
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ユンディ・リ(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:小澤征爾
2007年5月24-27日、フィルハーモニー、ベルリン
(プロコフィエフのみライヴ収録)
中国出身のピアニスト、ユンディ・リ。今年2007年は、彼が生まれ故郷の重慶
で開催された子供アコーディオン・コンクールで優勝してから20年目に当たり
ます。ピアノを始めたのは、その後の1989年で、91年にはプロのピアニストに
なろうと考え、2000年にはショパン・コンクールで優勝と、破竹の勢いで進化
を遂げてきた天才。DGとは2001年に契約し、『ショパン・リサイタル』を皮切
りに、これまでに続々とリリースを重ねています。今回8枚目となるニュー・
アルバムは、ショパン&リストに続く協奏曲第2弾。吟味して選ばれたのはラ
ヴェルとプロコフィエフの2作です。ラヴェルはともかく、プロコフィエフは
なかなか珍しい選曲でしょう。ユンディ・リはあるインタヴューで、プロコ
フィエフの第2協奏曲を、自分の持ち曲としたいこと、また頻繁に弾くことで
この作品を人気作品にしたいことなどを語っていました。初演時にあまりの斬
新さにスキャンダルを招いたというこの作品(もっとも、現在演奏されている
のは、オリジナルを紛失してしまったプロコフィエフが記憶を頼りに書き直し
たやや毒が薄まったヴァージョンだというが)が、ユンディ・リの華麗なテク
ニックでどう演奏されているか、是非ご自分の耳で確かめていただきたいと思
います。共演は彼が師と仰ぐ小澤征爾。オーケストラがベルリン・フィルとい
うのも豪華の極みです。

B0009506-02 2枚組 \2180
「The #1 オペラ・アルバム II」
DISC1
あれかこれか-ヴェルディ歌劇《リゴレット》
慕わしい人の名は-ヴェルディ歌劇《リゴレット》
清きアイーダ-ヴェルディ歌劇《アイーダ》
ムゼッタのワルツ-プッチーニ歌劇《ラ・ボエーム》
愛の歓びよ、早く来い-モーツァルト歌劇《フィガロの結婚》
そよ風に-モーツァルト歌劇《フィガロの結婚》
夜の女王のアリア-モーツァルト歌劇《魔笛》
何と美しい絵姿-モーツァルト歌劇《魔笛》
パ、パ、パ、パ、パ、パ、パパゲーノ-モーツァルト歌劇《魔笛》
酒が回っている内に-モーツァルト歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
輝けるセラフたちを-ヘンデル:オラトリオ歌劇《サムソン》
ああ、かくも素直で愛らしい-フロートー歌劇《マルタ》
今の歌声は心に響く-ロッシーニ歌劇《セビーリャの理髪師》
妙なる調和-プッチーニ歌劇《トスカ》
清らかな女神よ-ベッリーニ歌劇《ノルマ》
春風よ、何故私を目覚めさるのか-マスネ歌劇《ウェルテル》 他
DISC2
なんと美しい夢-プッチーニ歌劇《つばめ》
空と海-ポンキエッリ歌劇《ジョコンダ》
夏の名残の薔薇-フロトウ歌劇《マルタ》
私の亡くなった母が-ジョルダーノ歌劇《アンドレア・シェニエ》
涙の流れるままに(私を泣かせて下さい)-ヘンデル歌劇《リナルド》
君は我が心のすべて-レハール:オペレッタ歌劇《微笑みの国》
愛の家よ、さようなら-プッチーニ歌劇《蝶々夫人》
この柔らかなレースの中で-プッチーニ歌劇《マノン・レスコー》
あなたたち、ブルネット、ブロンドの美人の中で-プッチーニ歌劇《マノン・
レスコー》
優しい魂よ-ドニゼッティ歌劇《ラ・ファヴォリータ》
友よ、ありがとう-ヴェルディ歌劇《シチリア島の夕べの祈り》
ああ、美しい人-ヴェルデ歌劇《トロヴァトーレ》
不思議だわ……ああ、そはかの人か……花から花へ-ヴェルディ歌劇《椿姫》
夜が静まった時-ヴェルディ歌劇《ルイザ・ミラー》
愛の死-ワーグナー楽劇《トリスタンとイゾルデ》他
Various Artists
10万枚以上を売り上げた大ヒット・アルバム『The #1/オペラ・アルバム』。
大好評につき、続編に当たる「オペラ・アルバム II」が登場。収録作品は豊
富な音源を誇るDGらしく、モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシー
ニ、ワーグナーら主要オペラ作曲家による名曲ばかりが網羅されています。
さらに、それらの傑作アリアが、パヴァロッティやフレミング、ドミンゴ、
サザーランド、ターフェル、バルトリといった綺羅星のようなスター歌手た
ちばかりによって歌われているのだから、もうこれ以上望むものなどないで
しょう。収録作品は36トラック、収録時間もたっぷり2時間半以上、超お得盤
です。

B0009443-02 2枚組 \2180
「バッハ・アダージョ」
バッハ:
DISC1
G線上のアリア
羊は安らかに草を食み
三重協奏曲-第2楽章
シンフォニア
ブランデンブルク協奏曲第5番-第2楽章
ゴルトベルク変奏曲-アリア
イタリア協奏曲-第2楽章
ヴァイオリン協奏曲第1番-第2楽章
チェンバロ協奏曲第5番-第2楽章
管弦楽組曲第2番-サラバンド
オーボエ協奏曲-シチリアーノ
クリスマス・オラトリオ-シンフォニア
フルート・ソナタ第3番-ラルゴ
リュート組曲ト短調-ガヴォット
DISC2
2つのヴァイオリンのための協奏曲-第2楽章
フルートとハープのためのソナタ-シチリアーノ
ヴァイオリン協奏曲第2番-第2楽章
ブランデンブルク協奏曲第2番-第2楽章
チェロ・ソナタ第1番-第2楽章
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調-第2楽章
オーボエ・ダモーレ協奏曲-第2楽章
パルティータ第1番-プレルーディウム
ブランデンブルク協奏曲第4番-第2楽章
パルティータ ニ短調-サラバンド
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ニ短調-第2楽章
平均律クラヴィーア曲集第1巻-第1番前奏曲
メヌエット ニ短調
ハープ組曲-ガヴォット
主よ、人の望みの喜びよ
Various Artists
かつて一世を風靡した『カラヤン・アダージョ』に始まる「アダージョ・シリ
ーズ」ブーム。今回加わるのは、ドイツの大作曲家ヨーハン・ゼバスティアン
・バッハ。《G線上のアリア》をはじめ、数多くの傑作を生んだバッハの作品
は、まさに名旋律の宝庫です。その中でもさらに選り抜きのメロディを集め、
マリナー、ホリガー、シフ、ブレンデル、ペペ・ロメロ、シェリング、シュタ
ルケルといった、各分野のトップ・アーティストたちによる磨き抜かれた名演
奏で収録したのがこのアルバム。全30トラック、収録時間2時間以上、超お得
盤です。

B0009817-02 \1850
「ホーム・フォー・クリスマス」
[収録作品]
1 そりすべり-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
2 アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス-ロニー・アルドリッチ&ロン
ドン・フェスティヴァル管弦楽団
3.メリー・ディドゥ・ユー・ノウ?-ヘイリー
4.ロスト・イン・ザ・スノウ-ラッセル・ワトソン
5 クリスマス・ブルース-マット・ダスク
6 クリスマス.ソング-ヘイリー
7 あなたにささやかなクリスマスを-ジュディ・ガーランド
8 山に登りて告げよ-モーリス・ロビンソン&サイラス・チェスナット
9 クリスマスの12日間-ケンブリッジ聖ジョンズカレッジ聖歌隊
10 ウィンター・ワンダーランド-キリ・テ・カナワ
11 アウェイ・イン・ザ・マネージャ-ヘイリー
12 スオ・ガン-ケンブリッジ聖ジョンズカレッジ聖歌隊
13 聖なる夜-ナナ・ムスクーリ
14 鐘のキャロル-ムジカ・サクラ
15 もろびとこぞりて-ロンドン交響楽団
16 ホワイト・クリスマス-ブリン・ターフェル
17 サンタが街にやってくる-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
18.クリスマスタイム・メドレー-ザ・スイングル・シンガーズ
19 赤鼻のトナカイ-アーサー・フィードラー&ボストン・ポップス
20 クールなクリスマス-マット・ダスク
21 ジングル・ベル-ダニー・ケイ
Various Artists
クリスマスはツリーやおいしい食事を囲んで、家族や友人と過ごすのが一番。
そんな聖なる一夜を素敵な音楽で彩ってはいかが? このアルバムには、新旧
のスタイル(時にスゥイング調も!)で編曲されたクラシック作品と、最新の
曲が組み合わされて収録されているので、皆で楽しめるようになっています。
また、これら様々なクリスマス・ソングを演奏しているのは、ヘイリー、ラッ
セル・ワトソン、マット・ダスク、モリス・ロビンソン、サイラス・チェス
ナット、ナナ・ムスクーリ、スウィングル・シンガーズ、ボストン・ポップ
ス、ジュディ・ガーランド、ダニー・ケイ、他、豪華なメンバーというのも
大きな魅力。21トラック、1時間以上の収録時間という超お得盤。




<EINSATZ RECORDS>
EZCD 015 \2300
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ヘンリク・シェリング(Vln)
ジャック・ティボー指揮、パリ音楽院管弦楽団
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」 
ミシェル・オークレール(Vln)ジェネヴィーヴ・ジョワ(pf)
シェリングのベートーヴェンの協奏曲は数種遺されているが、これは記念すべ
き初録音。そして伴奏指揮はあの大ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーで
ある。大御所のサポートの下、若きシェリングはのびのびと快活なベートー
ヴェンを奏でている。
またカップリングに同じくティボーが後押ししていたオークレールの「春」を
収録。彼女のベートーヴェンは珍しく、何とも流麗な演奏を聴かせる。




<MEMORIES>
MR2039 \1680
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
カラヤン指揮ベルリンフィル、
ヘドヴィヒ合唱団、
シュワルツコップ(S),ヘフゲン(A)、ヘフリガー(T)、フリック(Bs)
1957年4月25日ベルリン高等音楽院ホール・ライヴ
フルトヴェングラー没後、完全にベルリンフィルを掌握し、ヨーロッパ音楽界
の帝王として君臨し始めた頃のライヴ、ちなみにこの年の11月にはベルリン
フィルと初の来日公演を行っております。ベルリンフィルとの第1回ベートー
ヴェン全集は1961年、1962年の録音ですから、丁度フィルハーモニア管との
ベートーヴェン全集との中間に位置する時期でもあり興味は尽きません。この
頃のカラヤンはエネルギー全開で例のだみ声の唸りは随所に聴かれ、高揚を隠
せません。ベルリンフィル創立75周年という記念コンサート。会場にはセレブ
が集ったことでしょう。流麗な中にもゴツゴツとした弦楽器のざわめきや野太
い金管の咆哮が散見されるのもこの時代のベルリンフィルならではです。世界
初CD化となる超名演です。

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07-11 No.10-1

2007年11月10日 15時11分42秒 | Weblog
<MV CREMONA>
MVC005-011 \2180
ジャコボ・バゼーヴィ・チェルヴェット(1682頃-1783):
3つのチェロのための6つのソナタ Op.1(1741)
第1番イ短調(*),第2番変ロ長調,第3番ト短調(*),
第4番ハ長調,第5番イ長調,第6番ハ短調(*)
マルティン・ツェラー、マルコ・フレッツァート(チェロ)
ニコラ・ダル・マーゾ(ヴィオローネ)
ロベルト・ベヴィラックァ(コントラバス(*))
ステファノ・デミキエーリ(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年5月20-25日、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県モンセリーチェ、
大聖堂
チェルヴェットはイタリアに生まれたのチェロ奏者・作曲家。1738-1739年頃
に英国ロンドンに移住し演奏家として活躍。ユダヤ人でしたが英国でキリスト
教に改宗、100歳を超える天寿を全うし国教会式で埋葬されました。作品の数
こそ少なかったものの、チェルベットは18世紀前半にイタリアの音楽様式を
英国に「輸出」した音楽家の一人とされており、チェロ音楽においてバロッ
ク、ギャラント、そして前古典派的要素を並列させた重要な作曲家と見なさ
れています。
ロンドンで出版された「3つのチェロのための6つのソナタ」は正式には「3つ
のチェロ、または2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタまたはト
リオ」で、第3チェロのパートは通奏低音風の平易なものであることから、コ
レッリ以来の伝統に則ったトリオ・ソナタの形式の上にギャラント様式を展開
された作品と見ることができます。当盤では、第3チェロ・パートをヴィオロ
ーネで演奏し、曲によりコントラバスも加わる形がとられています。
マルティン・ツェラーはチューリヒ音楽院でチェロを学び、さらにロンドンで
ウィリアム・プリースに師事した後、バーゼルのスコラ・カントールムでクリ
ストフ・コワンにバロック・チェロを、パオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ
・ガンバを師事。現在バーゼル室内管弦楽団首席奏者およびブロネイ(スイス)
のヒンデミット音楽センターの室内楽教師を務めながら、ピリオド楽器アンサ
ンブルと共演しチューリヒ音楽院でバロック・チェロの教授を務めるなど、ま
さにモダーン&ピリオド両刀使いで活躍しています。
マルコ・フレッツァートはパルマのボーイト音楽院でチェロを学び、さらにマ
リオ・ブルネッロにチェロ師事した後、古楽に興味を抱きミラノ市立音楽学校
でガエターノ・ナシッロにバロック・チェロを師事。1993年から1997年までト
リオ・シューマンのメンバー(モダーン・チェロ)。2002年以来アッカデーミア
・ビザンティナの首席チェロ奏者。古典派からロマン派に至る弦楽三・四重奏
作品をピリオド楽器で演奏するアレア・アンサンブルの創設メンバーでもあり
ます。

●旧譜全点のご案内
MVC000-002 \2180
ストラディヴァリウスの時代、クレモナの器楽
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
カンツォンまたは協奏的教会・室内ソナタ集第3巻 Op.12 から
ソナタ第16番ハ長調「ラ・ダーダ」/同第13番ハ長調「ラ・マントゥア」
カルロ・ピアッツィ(1655-?):
バレット、クーラント、ジーグ、サラバンド集第1巻 Op.2(1681)から
バレット第2番ニ長調/同第6番ト長調
ガスパロ・ヴィスコンティ(1683-1731):
ヴァイオリン・ソナタ集」Op.1-第2番イ長調/第7番ヘ長調
アンドレア・ザーニ(1686-1757):
室内ヴァイオリン・ソナタ集 Op.3 から 第1番変ロ長調
カルロ・ズッカーリ(1704-1792):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1 から 第7番ニ短調/第12番ト長調
アンドレア・ロニョーニ、マルチェッロ・ヴィッラ(ヴァイオリン)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
レオナルド・モリーニ(チェンバロ)
マルコ・ルッジェーリ(スピネット)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
録音:1999年5月3-5日、クレモナ県コルテターノ、聖マッテオ・アポストロ
教会(17世紀建築)
2000年5(4?)月25-26日、パルマ県ピッツォ、聖ジョルジョ教会(18世紀建築)
世界初録音。ピアッツィはクレモナ大聖堂の歌手・合唱長を務めた音楽家。

MVC000-003 \2180
カルロ・ズッカーリ(1704-1792):
ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1(1747)
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
マルコ・フレッツァート(チェロ) レオナルド・モリーニ(チェンバロ)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2000年4(5?)月25-26日、パルマ県ピッツォ、聖ジョルジョ教会(18世紀
建築)
ズッカーリはクレモナ近郊のカサルマッジョーレに生まれ、ガスパロ・ヴィス
コンティに師事した音楽家で、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティー
ニの協力者としても知られています。

MVC001-004 \2180
アンドレア・ザーニ(1696-1757):
ヴァイオリン・ソナタ集「愛の思い」Op.5
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
マルコ・フレッツァート(チェロ) レオナルド・モリーニ(チェンバロ) 
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年1月7-9日、クレモナ県ソレシーナ、サラ・デル・ポデスター、
24bit/96KHz
世界初録音。ザーニはクレモナ近郊のカサルマッジョーレに生まれ、カルダー
ラに出会ってウィーンで活躍後、故郷に戻って活動を続けた音楽家で、ヴィ
ヴァルディとも接触があったといわれています。

MVC001-005 \2180
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
カンツォンまたは協奏的教会・室内ソナタ集第3巻 Op.12
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
クラウディア・コムズ、アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
マルコ・ロザサールバ(リコーダー) マルコ・フレッツァート(チェロ)
ロドニー・プラーダ(リローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
マリーナ・モレッティ(ハープ)
フランチェスコ・モイ(チェンバロ) ディエゴ・ンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年9月20-22日、クレモナ県ソレシーナ、サラ・デル・ポデスター、
24bit/96KHz
クレモナ生まれのメールラは、ヴェネツィア楽派の様式を取り入れた、当時
の最も進歩的な作曲家の一人。MVC000-002との重複テイクはありません。

MVC001-006 \2180
天の守り、クレモナ クレモナ大聖堂のための音楽(1610-1620)
ニコロ・コッラディーニ(16世紀終-1646):
リチェルカーレ 第8旋法/サンクティフィカミニ・ヴォス
ソナタ「ラ・スフォンダータ」/エクスルターテ・デオ
カンターテ・ドミノ/スパルジテ・フローレス/アウディ・メ
ソナタ「ラ・マルカ」/デリチエ・メエ・エセ・クム・クリスト
プロスペラ・ルクス・ヴェニト/リチェルカーレ第9旋法
ベルナルド・コルシ(?-1629):
スルジェ・プロペラ・アミカ・メア/ラウダーテ・ドミヌム
カンターテ・ドミノ/オー・サクルム・コンヴィヴィウム/
アスピチェ・ドミネ
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
イラリア・ジェロルディ、ディアナ・ペラガッティ(ソプラノ) 
セルジョ・フォレスティ(バス)
アンドレア・ロニョーニ、シルヴィア・コッリ(ヴァイオリン)
マルコ・フレッツァート(チェロ) 
レオナルド・モリーニ(スピネット、オルガン)
フランチェスコ・モイ、ステファノ・モラルディ(オルガン)
ディエゴ・カンタルーピ(テオルボ)
録音:2001年10月15-17日、クレモナ県カサルマッジョーレ、聖キアラ修道院。
24bit
ニコロ・コッラディーニはクレモナ大聖堂のオルガニスト、後に同大聖堂ラウ
ディ礼拝堂楽長を務め、この地に没した音楽家。ベルナルド・コルシはクレモ
ナ生まれの修道士で、教会音楽の作曲も行いました。

MVC002-006 \2180
KLANG!
フランツ・シュレーカー(1878-1934):8つの歌曲 Op.7
アルバン・ベルク(1885-1935):4つの歌曲 Op.2
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):4つのキャバレー・ソング
ハンス・アイスラー(1898-1962):3つのバラード Op.18
クルト・ヴァイル(1900-1950):
サロンの歌/スラバヤ・ジョニー/雨が降る/別れの手紙
アテム・デュオ
スザンナ・アヴァンジーニ(ソプラノ)
ソニア・ブリアント(ピアノ)
録音:2001年7月、レッジョ・エミリア県カステルノーヴォ・ネモンティ

MVC002-008 \2180
モーツァルト:
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563(全6曲)
アレア・アンサンブル
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
イタリア・バロックのレパートリーで名演を聴かせたロニョーニがモーツァル
トに挑戦した注目盤です。24bit/96kHzレコーディング&エディティング。

MVC002-009 \2180
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー
(ヨハン・ヒエロニムス・カプスベルガー;1580頃-1651):
キタローネ曲集第3巻
キタローネ曲集第3巻(1626)から
トッカータ第2番-第8番/ガリアルダとパルティータ/
コッレンテ第1番とパルティータ/コッレンテ第2番とパルティータ/
Ancidetemi pur(4声のマドリガーレ・パッセジャート)/
Com'esser può(5声のマドリガーレ・パッセジャート)
キタローネ曲集第4巻(1640)から ベルガマスカ(*)
ディエゴ・カンタルーピ(キタローネ)
クラウディオ・ヌッツォ(通奏低音;キタローネ、バロック・ギター)
録音:2002年8月17-19日、ロンバルディア州ソンドリオ県ポンテ・イン・ヴァ
ルテッリーナ、
聖マウリツィオ教会
生涯をイタリアで過ごしたドイツ人、カプスベルガーはリュートの名手で、
リュート族のうち最も大型で最も低い音を出せる楽器であるキタローネのため
に4巻の曲集を出版しました。当盤では、1968年ミラノ生まれのカンタルーピ
が、1647年マッテオ・セラス製を基にした18コースの複製楽器を弾いています
が、この楽器はまさにカプスベルガーが「キタローネ曲集第3巻」において、
その演奏に際し必要であると言及したタイプ。また、通奏低音のためにもう一
つのキタローネ、またはバロック・ギター(通奏「低音」なのに旋律楽器より
音域が高い)を用いるのも、当時の習慣に従ったものです。演奏はみごとで、
24bitの録音もすばらしく雰囲気満点。さらに、
(*)をのぞく全曲のファクシミリ譜(PDFファイル)を収録したCDプラス仕様。
リュート系楽器ファンや学習者、古楽ファン、オーディオ・マニア、ヒーリン
グ志向のリスナーなど、幅広い層をとりこにしそうな一枚です。

MVC002-010 \2180
ジョヴァンニ・バッティスタ・セリーニ(1710/15頃-1765以降):
チェンバロ・ソナタ集
ホ長調/変ロ長調/ハ長調
マルコ・ルッジェーリ(チェンバロ)
録音:2002年9月17-18日、クレモナ、聖シジスモンド教会の食堂
セリーニはおそらく生地であるクレモナと、ヴェネツィア、ドイツのビュッケ
ベルク、プラハなどで活躍した作曲家。現在ではほとんど忘れ去られています
が、収録されている3つのソナタだけは例外で、手の込んだギャラント様式に
よるヴィトゥオジックな傑作としてチェンバリストやピアニストに愛され、今
日まで繰り返し再版されてきました。
マルコ・ルッジェーリは1969年クレモナに生まれ、ピアチェンツァとブレッ
シャの音楽院を修了後、バーゼルのスコラ・カントールムでアンドレア・マル
コンに師事したチェンバリスト・オルガニストで、タクトゥス・レーベル等に
も録音しています。
収録全曲のスコアをPDFファイルに収めたCDプラス仕様。

MVC005-012 \2180
J・S・バッハ/パルナッシ・ムジチ編曲:
ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(バロック・アンサンブル版)
パルナッシ・ムジチ
グンヒルト・オット(フラウト・トラヴェルソ)
マーガレット・マクダフィー、マティアス・フィッシャー(ヴァイオリン)
ヴォルフガング・ヴァール(ヴィオラ) シュテファン・シュラーダー(チェロ)
フランス・ボードリー=ヴィヒマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
フーベルト・ホフマン(リュート) ヘレーネ・レルヒ(チェンバロ、オルガン)
録音:2000年11月12日、フライブルク、コンツェルトハウス、ライヴ
CPOレーベルへの録音等で古楽ファンにはおなじみのピリオド楽器アンサンブ
ル、パルナッシ・ムジチが、J・S・バッハ生誕250年に合わせ編曲を行った版
を自演ライヴ収録した注目のディスク。編曲にあたって彼らは、ドミートリー
・シトコヴェツキーによる弦楽三重奏版(1985)およびベルナール・ラバディー
による室内バロック・オーケストラ版に追従しながらも、よりバロック時代の
演奏形態に忠実であることを意識したとのことで、各変奏ごとにソロ楽器の組
み合わせに変化をつけた、魅力的な音楽に仕上げています。もちろん、この版
による世界初録音です。

MVC005-015 \2180
クレモナ大聖堂のオルガン
16-20世紀のオルガニストと楽長たち
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547-1592):
カンツォーネ・フランチェーゼ
ジェルマーノ・パッラヴィチーノ(1545/50頃-1610以降):
ファンタジア「ラ・ローダ」(*)
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
トッカータ第2旋法/半音階的イントナツィオーネ第4旋法
ニコロ・コッラディーニ(16世紀終-1646):リチェルカール第9旋法
ジュゼッペ・ゴネッリ(1685-1745):ソナタ(*)
ピエトロ・キアリーニ(1717-1777以降):
アレグロ(con Violoncello, Cornetti e Tromboncini in risposta)(*)
ジャコモ・アリーギ(1704-1797):アレグロ(*)
ジャンフランチェスコ・ポッファ(1776-1835):ソナタ(*)
ジローラモ・バルビエーリ(1808-1871):ソナタ第5番(*)
ルッジェーロ・マンナ(1808-1864):
オペラ「プレツィオーザ」のシンフォニア(*)
チェーザレ・パロスキ(1789-1863):
イエスの聖なる心臓の祝日に歌われる賛歌(*)
ヴィンチェンツォ・ペトラーリ(1830-1889):
グローリアのためのヴェルセット
フェデリコ・カウダーナ(1878-1963):
行進曲「ガウデーテ」/マーテル・アマビリス
ダンテ・カイーファ(1920-2003):復活祭のいけにえ(*)
ファウスト・カポラーリ:「ルーメン・ジェンティウム」による変奏曲(*)
ファウスト・カポラーリ(オルガン)
録音:クレモナ大聖堂 使用楽器:マシオーニ Op.1066(1985)
クレモナ大聖堂のオルガニストを務めているカポラーリが、モンテヴェルディ
の師インジェニェーリから自作まで、同大聖堂で活躍した作曲家たちの作品を
年代順に演奏していくプログラムです。(*)世界初録音。

MVC005-016 \2180
ヤコポ・アントニオ・アリーギ(1704-1797):
オルガン・ソナタ第1番-第12番
【ボーナス・トラック】
ジュゼッペ・ゴネッリ(1685-1745):
オルガン・ソナタ第1番/第6番/第11番/第12番
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン)
録音:2004年10月25-26日、クレモナ県ヴァイアーノ・クレマスコ、
聖コルネリオ&チプリアーノ教会
アリーギはクレモナ近郊のヴィアダーナに生まれ、クレモナで大聖堂楽長ジュ
セッペ・ゴネッリに、ボローニャでジョヴァンニ・バッティスタ・マルティー
ニに師事した音楽家。1745年にクレモナ大聖堂カペッラ・デラ・ラウディのオ
ルガニストに就任、1777年からは大聖堂楽長職も務め、1782年に退きました。
演奏者のダヴィデ・ポッツィはオルガンをロレンツォ・ギエルミ、アンドレア
・マルコン、チェンバロをラウラ・アルヴィーニ、ジャン=クロード・ツェー
ンダーに師事。ミラノ教会オルガニストを務めるほか、ラウラ・ソアーヴェ、
ストラデッラ・コンソートといった器楽・声楽演奏団体と幅広く共演していま
す。
ボーナス・トラックとしてアリーギの師ゴネッリの作品の演奏を収録。両作曲
家の全収録曲が世界初録音です。
アリーギのソナタ第1番の演奏の動画(mpegファイル)、その他資料を収録した
パソコン再生用マルチメディアCDトラック付きですが、当方のパソコンでは一
部開けないファイルがございましたので、動作保証は無しといたします。あら
かじめご承知おきください。

MVC005-017 \2180
ピエトロ・ニョッキ(1689-1775):トリオ・ソナタ集
第13番ニ短調/第3番ト長調/第9番ホ短調/第12番ハ長調/第6番へ短調
ブリクシア・ムジカーリス
エリーザ・チッテリオ、カルロ・ラッツァローニ(ヴァイオリン)
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ) マッテオ・フージ(チェロ)
ダニエーレ・カミニーティ(アーチリュート) 
ミケーレ・バルキ(オルガン、チェンバロ)
録音:2005年7月10-24日、ブレーシャ県アルフィアネッロ、ガヴァティーノ
教会
アルフィアネッロで生まれブレーシャで没したピエトロ・ニョッキについては、
ブレーシャ大聖堂の楽長およびオルガニストを務めていた時期があったこと以
外、ほとんど経歴が知られていません。収録された5つのトリオ・ソナタは手
稿譜によるもので、世界初録音となります。
ブリクシア・ムジカーリスは、エリーザ・チッテリオとミケーレ・バルキを中
心にしてブレーシャで創設されたピリオド楽器アンサンブルです。

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07-11 No.10-2

2007年11月10日 15時10分30秒 | Weblog
MVC005-018 \2180
オルフェウスの竪琴 
モンテヴェルディの時代のハープとテオルボのための音楽
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
オペラ「オルフェオ」から トッカータ(1607)
アゴスティーノ・グェッリエーリ(17世紀):ソナタ「ラ・ティータ」(1675)
不詳:La bella pedrina(1657)
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):トッカータ第7番(1640)
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580/81-1649):
カプリッチョ「エルマンフロディーノ」(1622)
ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):パッサカリア(1655)
ジローラモ・カプスベルガー:サラバンド(1640)
不詳:チャッコーナ[シャコンヌ](16世紀)
ジローラモ・カプスベルガー:プレリュード第1番(1640)
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656):甘美な旋律(1655)
フランチェスコ・ランバルド(16-17世紀):トッカータ
アタナシウス・キルヒャー(1602-1680):
アンティドートゥム・タラントゥレ(1673)
ベレロフォンテ・カスタルディ:カプリッチョ「ビシッツォーソ」(1622)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):フィレンツェのアリア
ジローラモ・カプスベルガー:カナリオ(1640)
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):ラ・モンテヴェルデ(1651)
クラウディオ・モンテヴェルディ:
オペラ「ポッペアの戴冠」から ただあなたを見つめ
マリーナ・ボネッティ(ハープ[アルパ・ドッピア])
ディエゴ・カンタルーピ(キタローネ)
録音:2005年8月5-7日、クレモナ県ソレジーナ、アリアデッロ教会
イタリア・バロック音楽の伴奏楽器としてしばしば登場するアルパ・ドッピア
(ダブルハープ)をソロ楽器として取り上げた古楽ファン注目のアルバム。マリ
ーナ・ボネッティはモダン・ハープから古楽ハープに転向し、ポスト・ディプ
ロマ・コースでアンドルー・ローレンス=キング、ヌリア・リョピス=アレニー
に師事したイタリアの奏者です。聴いていて実に心地よく、ヒーリング効果も
期待できるかもしれません。
なお、タイトルは「テオルボ」なのにキタローネが使われていますが、当時テ
オルボという名称は広範囲に用いられていたようで、キタローネは低音部をさ
らに下に伸ばしたテオルボとお考えください。
全曲スコアを収録したパソコン再生用マルチメディアCDトラック付きです。

MVC005-019 \2180
再び見出された魂 アマーティのヴァイオリンのための音楽
フランチェスコ・カルヴェッリ[フランソワ・カルベル](?-1611):
テルプシコーレ(プレトリウス編纂;1612、ヴォルフェンビュッテル)から(*)
ガヴォット,ブランル・シンプル,ブランル・ドゥブル
マルカントニオ・インジェニェーリ(1547頃-1592):
「マドリガーレ集第2巻(1579、ヴェネツィア)から
アリア・ディ・カンツォーナ・フランチェーゼ(cc/nr/uf/fg/dp)(*)
ビアージョ・マリーニ(1587頃-1663):
アリア、マドリガーレとコッレンテ集(1620、モデナ)から
ロマネスカ(ヴァイオリン独奏と任意の通奏低音のための)(cc/dc)
ソナタ集 Op.12(1655、ヴェネツィア)から
パッサカリア,3つのヴァイオリンのためのソナタ III(cc/nr/eg/dp)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
マドリガーレ集第7巻(1619、ヴェネツィア)から
シンフォニア(cc/eg/nr/uf/fg/dc/dp)
タククィーニオ・メールラ(1594/95-1665):
カンツォーネ集第2巻(1651、ヴェネツィア)から
ラ・モンテヴェルデ(mb/dc),第2のソナタ(cc/nr/dp/dc)
トッカータ第2旋法
(ベルリン、リュッベナウのオルガン・タブラチュア譜集 から)(dp)
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):
室内および教会用の様々なカプリッチョ集(1660、ボローニャ)から
チャッコーナ[シャコンヌ](cc/nr/dc/dp)
カルロ・アントニオ・マリーノ(1670頃-1717頃):
ソナタ集 Op.3(出版年不詳、アムステルダム)から
第10番(cc/nr/eg/uf/fg/dp/dc)(*)
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
合奏協奏曲集 Op.6(1714、アムステルダム)から 第4番(concertino:nr/cc/ms)
ラウラ・ソアーヴェ
クラウディア・コムズ(cc)、ニコラス・ロビンソン(nr)、
エリン・ガブリエルソン(eg)、
エリーザ・インバルツァーノ、ダヴィデ・モンティ、
エマヌエーレ・マルカンテ、
ジャン・アンドレア・グエッラ、マルチェッロ・ヴィッラ、
バルバラ・アルトベッロ、
カティア・チャンポ、アブラーモ・ラウレ(ヴァイオリン)
ウルリケ・フィッシャー(uf)、ステファノ・マルコッキ、
ヴァレンティーナ・ソンチーニ(ヴィオラ)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(fg)、マルチェッロ・スカンデッリ(ms)、
アントニオ・パペッティ(チェロ) ファビオ・コンテ(コントラバス)
ダヴィデ・ポッチ(チェンバロ)(dp) 
マリーナ・ボネッティ(ダブルハープ)(mb)
ディエゴ・カンタルーピ(アーチリュート、テオルボ、ディレクター)(dc)
録音:2006年5月11-12日、クレモナ商工会議所マッフェイ・ホール
2006年8月25日、クレモナ、聖ピエトロ・アル・ポ教会旧食堂
ヴァイオリンの銘器で名高いアマーティ家の祖アンドレア・アマーティ(1510頃
-1577)はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを現在の形に整えたと考えられてお
り、彼と息子アントニオ(1540以前-1608)、ジローラモ(1550頃-1630)のアマー
ティ兄弟によってヴァイオリンを独奏楽器の地位に高められました。このアル
バムにはクレモナゆかりの音楽家たちの作品が集められています。(*)は世界
初録音。ソロからオーケストラ合奏まで、ラウラ・ソアーヴェによる演奏は飽
きさせることがありません。
ちなみに、演奏メンバーに名を連ねているマルチェッロ・ヴィッラはヴァイオ
リニストであると同時にクレモナにヴァイオリン工房「Marcello Villa
Cremona」を持つ製作家であり、当レーベルのオーナー兼プロデューサーでも
あります。
L'Anima Ritrovata - Music for the Violins of Amati / L'Aura Soave
【お詫び】
当商品の外装におきまして規格番号が「MVC
005-018」とミスプリントされており、初回プレス分は修正無しで供給されま
す。



<TESORI MUSICALI DI ROMA>
MV CREMONA が配給するレーベルのご案内済み旧譜です。
CHCD001 \2180
カラヴァッジョの時代のローマにおけるリュート音楽
ジョアンマリア・ダ・クレマ(16世紀):
リチェルカーレ III/同 IX/Mais quest ce
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):リチェルカーレ
ジョアンマリア・ダ・クレマ:ボローニャ風サルタレッロ
ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1525頃-1591):リチェルカーレ II
ジョアンマリア・ダ・クレマ:Lassar il velo
作曲者不詳(16世紀):リチェルカーレ(シエナのリュート譜集から)
ヴィンチェンツォ・ガリレイ:リチェルカーレ V
ピエトロ・パオロ・ボッローノ(15-16世紀):
パヴァーナ「ラ・マルコンテンタ(不満な女)」
フランチェスコ・ダ・ミラノ:トッカータ
ジョアンマリア・ダ・クレマ:おお、幸せな私の目(アルカデルト原曲)
フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア
ファブリツィオ・カローゾ(1530頃-1605頃):Se pensand' al partire
シモーネ・モリナーロ(1565頃-1615):ファンタジア I
ラウレンチーニ(16世紀):プレアンボルム[前奏曲]
作曲者不詳(17世紀):
カッサンドラ/野も山も(パレストリーナ原曲)/ブランル・コッレンテ
ランレンチーニ:ファンタジア
V.S.(17世紀):前奏曲 VIII
ランレンチーニ:ファンタジア/クーラント XII/ファンタジア
ピエトロ・パオロ・ライモンディ(17世紀):バレット
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1661):
コッレンテ V/トッカータ III/ガリアルダ II/トッカータ VI
ディエゴ・カンタルーピ(リュート)
録音:2004年8月19-21日、クレモナ県コルテターノ、聖マテオ・アポストロ
教会
イタリア・バロック絵画の先駆者カラヴァッジョ(1573-1610)が活躍していた
時代のローマにおけるリュート音楽を集めたアルバムです。MV・クレモナ・
レーベルから発売されたカプスベルガーのキタローネ曲集での名演が記憶に
新しいカンタルーピが、当時の音楽を、まるでカラヴァッジョの作品のよう
に陰影豊かに聴かせます。




<SI>
MV CREMONA が配給するレーベルのご案内済み旧譜です。
SI004001 \2180
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ト長調 Op.9 No.1
マヌエル・M・ポンセ(1886-1948):弦楽三重奏曲
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):セレナード Op.10
トリオ・ブローツ
バルバラ・ブローツ(ヴァイオリン) ギアダ・ブローツ(ヴィオラ)
クラウス・ブローツ(チェロ)
録音:2004年9月7-8日、トレント県ロヴェレート、フィオローニ邸





<ARSIS>
ARSIS4205 \2180
J・S・バッハ(1685-1750):
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
ソナタ ト短調 BWV1029(*)/幻想曲ハ短調 BWV906
ソナタ ト長調 BWV1027(*)/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ソナタ ニ長調 BWV1028(*)
ファーミ・アルクアイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
アルベルト・マルティネス・モリーナ(チェンバロ)
録音:2004年10月、スペイン、ウエスカ県アルケサール、聖ミゲル教会
ファーミ・アルクアイは1976年スペインのセビーリャに生まれ、ベントゥーラ
・リコ、パオロ・パンドルフォ(バーゼルのスコラ・カントールム)、ヴィット
リオ・ギエルミ(ルガーノのスヴィツェーラ=イタリアーナ音楽院)に師事。ジョ
ルディ・サバール主宰のエスペリオンXXIおよびル・コンセール・デ・ナシオ
ン、ヴィットリオ・ギエルミ主宰のイル・スオナール・パルランテに参加、ビ
センテ・パリーリャ主宰のモーレ・イスパーノの創設メンバーに名を連ね、
2001年には自ら主宰するアッカデーミア・デル・ピアチェーレを創設していま
す。
アルベルト・マルティネス・モリーナは1971年マドリードに生まれ、同地の王
立高等音楽院を卒業後デイヴィッド・ロブロウ(ロンドンのギルドホール音楽
演劇学校)、リチャード・エガー(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)に
師事。ヒポカンプスの創設メンバー名を連ねる他、当アルシス・レーベルでの
活躍が際立っています。
ブックレット記載の解説を執筆したのは二人の師であるギエルミとエガー。
愛弟子に寄せる信頼がうかがわれます。

ARSIS4206 \2180
死なせてください 「新音楽」リサイタル
ジュリオ・カッチーニ(1546頃-1618):
星に語ったものだった(「新音楽」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
トッカータ第2番(「トッカータ集第2巻」から)
暗き森(「アリエ・ムジカーリ第2巻」から)(*)
クラウディオ・モンテヴェルディ(15567-1643):
わが憔悴した眼差しが(「マドリガーレ集第7巻」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ:
パッサカリアによるパルティータ(「トッカータ集第2巻」から)
そよ風吹けば(「アリエ・ムジカーリ第1巻」から)(*)
チャコーナによるパルティータ(「トッカータ集第2巻」から)
ジュリオ・カッチーニ:いとも甘いため息(「新音楽」から)(*)
ジローラモ・フレスコバルディ:
かくも私を蔑むか(「アリエ・ムジカーリ第2巻」から)(*)
トッカータ第7番(「トッカータ集第2巻」から)
ジュリオ・カッチーニ:されば死なねばならぬのか(「新音楽」から(*))
クラウディオ・モンテヴェルディ:
死なせてください[アリアンナの嘆き](オペラ「アリアンナ」から)(*)
ヒッポカンプス
レイチェル・エリオット(ソプラノ(*))
ゴンサーラ・マルティン・シェルマン(朗読(*))
アルベルト・マルティネス・モリーナ(チェンバロ)
録音:スペイン、ウエスカ県アルケサール、聖ミゲル教会
カッチーニの「新音楽」(1602年フィレンツェにて刊行)の出版400年を記念し
2002年にスペインで行われたヒッポカンプスのリサイタル・プログラム。歌詞
を語ることを重視した「新音楽=第二の作法」を際立たせるため、まず歌詞
(詩)がスペイン語で語られ(ときには前奏に乗せ、ときには歌のフレーズ間に
も挿まれ)、歌が始まる形がとられ、曲間にはフレスコバルディの鍵盤楽曲が
間奏曲風に置かれています。
レイチェル・エリオットはケンブリッジのセルウィン・カレッジ、ギルドホー
ル音楽演劇学校で学んだ英国のソプラノで、イ・ファジョリーニ、コンコル
ディア、ニュー・ロンドン・コンソート、レザール・フロリサン、イル・セ
ミナリオ・ムジカーレ等で活躍、スペインではヒッポカンプスに参加してい
ます。ゴンサーラ・マルティン・シェルマンは1969年マラガ県ロンダ生まれ
のスペインの女優で、当プログラムのためにヒッポカンプスに特別参加しま
した。なお外装には「ヒッポカンプス」の表記はなく、奏者3名が併記されて
おります。

ARSIS4210 \2180
主よ、御耳を傾けたまえ 17世紀フランスの音楽
クロード・ル・ジュヌ(1528-1600):主よ、御耳を傾けたまえ(詩篇86)(*)
アンリ・デュモン(1610-1684):3声のシンフォニア(+)
クロード・ル・ジュヌ:4声のファンタジア第2番
ウスタシュ・デュ・コロワ(1549-1609):
「アヴェ・マリス・ステラ」による4声のファンタジア(*)
ニコラ・メトリュ(1610頃-1663頃):2声のファンタジア第16番
ウスタシュ・デュ・コロワ:天は全地に(詩篇19)(*)-3声のファンタジア
ジャン=ニコラ・ジョフロワ(1633-1694):アルマンド形式のトンボー(+)
ピエール・フランシスク・カルベル(?-1611):
ミヒャエル・プレトリウスの「テルプシコーレ」からの舞曲(4曲)(+)
クロード・ル・ジュヌ:
「天の元后に祝福あれ」による5声のファンタジア(*)
ニコラ・メトリュ:2声のファンタジア第9番
クロード・ル・ジュヌ:神は立ち上がり(詩篇68)(*)-
パスカル・ド・レストカール(1539/40-1584):ファンタジア
アンリ・デュモン:3声のパヴァーヌ(+)
ウスタシュ・デュ・コロワ:ソ・ファ・レ・ミによる5声のファンタジア(*)
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
ヴィオルのための4部のコンセール(+)
ウスタシュ・デュ・コロワ:
「サルヴェ・レジナ」による4声のファンタジア(*)
ジャン=ニコラ・ジョフロワ:
ヴィオル三重奏とチェンバロのためのディアローグ(+)
カトリーヌ・ラッサル(ソプラノ(*))
シルビア・マルケス(チェンバロ(+))
バンケット・ムジカーレ
ペレ・ロス、シュルショ・バレーラ、クララ・エルナンデス、
サビーナ・コロンナ・ペトリ、イツィアル・アトゥーチャ(ヴィオル)
録音:2006年2月、スペイン、ウエスカ県ボレーア、聖トマス教会
宗教的・政治的混乱期であった17世紀のフランス。控え目でほの暗さや渋みさ
え漂う音楽は、18世紀の華やかなそれとはかなり趣を異にします。
ペレ・ロスを中心としたアンサンブルによる演奏がその雰囲気をみごとに醸し
出しています。

ARSIS4211 \2180
ホルンのオブリガートを伴うフォルテピアノとのためのソナタ集
フランツ・ダンツィ(1763-1826):ソナタ ホ長調 Op.44
フェルディナント・リース(1784-1838):ソナタ ヘ長調 Op.34
ニコラウス・フライヘール・フォン・クルフト(1779-1818):ソナタ ホ長調
カール・チェルニー(1791-1857):アンダンテとポラッカ
ハビエル・ボネート(ナチュラルホルン)
ミリアム・ゴメス=モラーン(フォルテピアノ)
録音:2006年9月17-19日、スペイン、サモラ県ビリャモール・デ・ロス・エス
クデロス、聖母被昇天教会

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