クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.17

2007年11月14日 16時42分08秒 | Weblog
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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Relief>
CR991089 5枚組 \8100
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1
交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」 (45'29)
交響曲第1番ハ長調 作品21 (24'35)
CD2
交響曲第4番変ロ長調 作品60 (33'15)
交響曲第2番ニ長調 作品36 (33'08)
CD3
交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」 (28'56)
交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」 (34'41)
CD4
交響曲第7番イ長調 作品92 (34'21)
交響曲第8番ヘ長調 作品93 (24'27)
CD5
交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」 (67'14)
ヴラジミール・フェドセーエフ(指)モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
オスカーナ・レスニーチャヤ(S)、イリーナ・ロミシェフスカヤ(Ms)
アルギルダス・ヤヌタス(T)、アルフレート・ムフ(B)
モスクワ国立室内合唱団 ヴラディーミル・ミーニン(合唱指揮)
ヴェスナ児童合唱団 アレクサンダー・ポノマレフ(合唱指揮)
録音:2004年1月21日(第7、8番)、2004年2月19日(第6番)、
2004年3月8日(第1番)
2004年4月28日(第5番)、2004年12月6日(第3番)、2004年12月24日(第2番)
2005年1月16日(第4番)、2006年10月1日(第9番)
モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
1974年の主席指揮者就任以来、親密な関係を築いている巨匠フェドセーエフと
モスクワ放送響。2006年の来日公演ではオール・ロシア・プログラムで日本の
ファンを熱狂させた両コンビの待望の新譜はなんと!ベートーヴェン交響曲全
集。フェドセーエフ&モスクワ放送響というと、チャイコフスキー、ショスタ
コーヴィチやムソルグスキーなどロシア・プログラムのイメージが強いですが、
1974年シーズンではベートーヴェンを取り上げ、70年代後半からは国営放送で
録音(Sym.1,3,6,7,&9 etc…)、さらにフェドセーエフは1997年より首席指揮者
を努めるウィーン響とベートーヴェン・チクルスを行うなどベートーヴェンの
演奏にも精力的に取り組んでいます。
フェドセーエフの演奏は抑えきれない感情を剥き出しにする爆演ではなく、悠
々としたテンポで繰り広げていく演奏が主体ですが、このベートーヴェン全集
は予想を裏切り一撃でハッとさせられる勢いがあります。所々にみせるフェド
セーエフ節の濃密なフレージングに感涙し、襲いかかる迫力に息を呑む感動的
な演奏。特に「英雄」では第1楽章を早めのテンポで駆け上がり第2楽章で重な
り合った弦の重厚な響きに揺り動かされ興奮と感動が押し寄せます。
また「第9」は非常に厚い音楽、独自のテンポ、フェドセーエフ・バランスを
前面に押し出した重厚演奏。聴衆の心を掴み感動へと導くフェドセーエフの技
に見事に引き込まれるBOXです。




<ORFEO>
ORFEO679071 \2450
ブラウンフェルス:テ・デウムOp.32
イッタ=マリア・シェーベリ(S) ラーシュ=エリク・ヨンソン(T)
エリク・エリクソンCho.
マンフレート・ホーネック(指)
スウェーデン放送SO.&Cho.
録音:ストックホルム、ベルワルド・ホール(ライヴ)
当作品のライヴ録音(PH.06002)を遺した今は亡き巨匠ヴァントも云うように、
ブラウンフェルスは1920-30年代にかけて、R.シュトラウスやシュレーカーと
並び称されるメジャーな作曲家のひとりでした。ナチによって‘退廃作曲家’
の烙印を押された彼が、独創性を開花させ始めるのは、第1次世界大戦で味わ
った恐怖体験と、自身のカトリックへの改宗した時期あたりから。代表作「テ
・デウム」が書かれたのはちょうどその頃で、途切れることのない有機的な音
楽の流れに、いくぶんワーグナーの面影をも感じさせます。全編が起伏に富み、
たとえば来るべき審判の日を告げるマーチのリズムなど、作曲当時の時代的背
景を越えてなお大きな訴求力があります。
大規模な編成を要するドラマティックな内容だけに新録音が待たれていました
が、ホーネックらによるライヴは期待に応える出来栄えとなりました。




<altara>
ALT1025 \2180
(1)モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV.593
(2)ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ
ピンカス・ズッカーマン、ジェシカ・リンネバッハ(Vn)
ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)
アマンダ・フォーサイス(Vc)
録音:2006年アムステルダム
第1弾リリース、モーツァルト&ブラームスの弦楽五重奏(ALT.1011)で、往年
のファンに懐かしくも健在ぶりを示したズッカーマン。前作から一年ぶり、ヨ
ーロッパ・ツアーの真っ最中におこなわれた録音は、やわらかく明るいトーン
の魅力に、ライヴさながらの熱気さえも感じさせるものとなっています。
渡米期の作品で、Op.96の四重奏と同様に「アメリカ」と呼ばれることもある
ドヴォルザークと、ハ長調に次いでこれでふたつめとなるモーツァルト。とび
きりの美音で一世を風靡した大ヴェテランのもと、教え子たちと一体となって
アンサンブル本来の持つ楽しさを伝えます。




<ambroisie>
AM127 \2500
デマレ:「ヴェニュスとアドニス」
カリーヌ・デエイェ(Ms ヴェニュス) セバスティアン・ドロワ(T アドニス)
アンナ=マリア・パンツァレッラ(S シディプ) ヘンク・ネヴェン(Br マルス)
イングリット・ペリューシュ(S ベローヌ) ジャン・テジャン(Bs 嫉妬)
アンデルス・J・ダーリン(T マルスの従者)
クリストフ・ルセ(指)レ・タラン・リリク
録音:2006年4月,5月
ambroisieからルセの最新録音が登場。アンリ・デマレ(1661-1741)のオペラ
「ヴェニュスとアドニス」です。デマレは、アンドレ・カンプラ(1660年生ま
れ)と同世代のフランスの作曲家。早くから音楽的才能を示し、順風満帆の人
生を送っていたものの、教え子の若い娘と恋に落ち、結婚を娘の父から大反対
されたことで、フランスから駆け落ち、華々しい活動を捨ててしまったという
人物です。「ヴェニュスとアドニス」は、1697年に初演されたオペラ。まだ
リュリ時代の様式を残しつつも、音楽はずっと柔らかく色彩的で躍動感があり
ます。バロック好きが聞いたら狂喜乱舞間違いなしの名作。演奏がまた凄い!
今やバロックオペラのトップランナーというべきクリストフ・ルセが冴えに冴
えた指揮で、全盛期のクリスティもかくやという素晴らしさ。当然歌手たちも
全力を上げています。しかもこれ、ライヴ録音!とてもそうは思えない高い完
成度にはただ唖然。ルセ、とんでもない領域に達しているかもしれません。





<MA RECORDINGS>
M075A \2800
ニコラ・シェドヴィル(1705 -1782):ソナタ第4番
フランチェスコ・マンチーニ(1679 -1739):ソナタ第11番
ボダン・ド・ボワモルティエ(1689 -1755):ソナタ第6番
ロベルト・ヴァレンチーヌ(1674 - c.1740):ソナタ第1番
アンドレ・フィリドール(1652 -1730):組曲
作曲者不詳:フォリア
ルバート・アパッシオナート
【アントニア・テハダ(バロック・リコーダー)、エヤル・ストリート(バロッ
ク・ファゴット)、サシャ・アグラノフ(チェロ)】
このアルバムは18世紀前半のフランス、イタリアの音楽を組み合わせたプログ
ラム。イタリア趣味とフランス趣味の融合をテーマにしています。それぞれの
音楽の側面を感じ取り新たな魅力を発見できることでしょう。当時行われた
「趣味の融合」をルバート・アパッシオナート流に再現。バロック・リコーダ
ーの上品で優雅な音色、ほっこりした音質がファゴット、チェロとの軽妙なア
ンサンブルを生んでいます。フランチェスコ・マンチーニはナポリの宮廷楽長
をスカルラッティと争った18世紀初頭の重要な音楽家。躍動感に満ちた愉悦の
音楽を聴くことが出来ます。またフランス盛期バロック音楽の作曲家ボワモル
ティエはロココ時代の趣を感じさせる典雅な音楽です。イタリア、フランスの
バロック音楽が豊潤で愉しみ多き音楽だと実感できるアルバムです。
ルバート・アパッシオナートは2000年にハーグの王立音楽院で創設。バロック
音楽の演奏に専念。18世紀音楽の美しさと優雅さを追求し、独自の楽器編成を
取り、バロック音楽の精神と美学を尊重しながら、創造性と独創性を発揮して
います。レパートリーはイタリア、ドイツ、フランス、イギリス、スペインの
音楽に渡り、繊細で美しい曲も名人技巧を駆使する作品も得意とし、忘れられ
た作曲家、無名の作品の発掘研究にも熱意を抱き、こうした珠玉の音楽を見つ
け出して広く活動を行っています。





<harmonia mundi>
HMC901922 \2450
音楽芸術の第5元素-The quintessence of a musical art-
(1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」
(2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
(3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
このCDのタイトルは、録音が行われた、リスボンにある水の博物館に由来して
います。第五の元素とは、気・火・地・水の4要素のほかにあると考えられた
元素のこと。この場所自体がもつただならぬ雰囲気、そしてその音響は、これ
らの作品が普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているという
ことを私たちに示しています。厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナ
のミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュ
ウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらの作品が、
生きたものとして聴く者にせまってきます。ネーヴェル率いるウエルガス・ア
ンサンブルの精鋭たちが織り成す、声の饗宴を味わうことのできる1枚となっ
ています。




<COL LEGNO>
WWE20605(SACD-Hybrid) 2枚組 \4500
ルイジ・ノーノ(1924-90):「プロメテオ」(聴く悲劇)(1981/85)
ペーター・ヒルシュ(第1指揮)、
クヮメ・リャン(第2指揮)、
アンサンブル・ルシュルシュ、
フライブルク・ゾリステン合唱団、
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ソリスト・アンサンブル、
SWRバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団ソリスト・アン
サンブル、
SWRフライブルク・ハインリヒ・シュトローベル実験スタジオ
録音:2003年5月16-18日、フライブルク・コンツェルトハウス
ノーノの集大成的、晩年の大作オペラ「プロメテオ」全曲のCDついに本邦初登
場。かつて秋吉台国際芸術村で日本初演されたこともある。コンピュータ処理
された電子音響と合唱、ソリスト、オーケストラが動員され、予め録音した楽
器音をコンピュータで変調させ、ライヴでもとの楽器と混ぜ合わせるなど、
凝った処理がなされている。演奏される空間の音響、反響も作品の要素として
計算されているため、CDでどこまで再現できるかが問題になってきたが、SACD
ハイブリッドの登場により、ノーノが精魂を注ぎ込んだ大作が極めて臨場感の
ある理想的なサウンドで再生可能となった。83ページにわたる解説、115ペー
ジにわたるリブレットつき。待望の世界初リリース。

WWE20273 \2250
(1)ハイドン:交響曲第27番ト長調
(2)フランツ・コーグルマン(1947-):
夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考)
(1)グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
(2)ペーター・ブルヴィク指揮
20世紀exxjアンサンブル
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学
んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ
前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタ
ンスである。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの
音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラー
ジュ的音楽が展開する。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあ
らずで、そのとぼけた味わいが楽しい。その前にクーン指揮による元ネタのハ
イドンが収録。こちらはまじめな演奏。

WWE20274 \2250
ニコロ・カスティリオーニ(1932-96):ピアノ作品全集(*印:世界初録音)
運動の始まり(1958)、変化(1959)、3つの小品(1978)、
私が夏を渡すように(1983)、
ドゥルチェ・レフリジェリウム(6つの聖職者の歌)(1984)、
ソナティナ(1984)、森の中の鹿(1988)*、踊りの始まりに(1989)、He(1990)、
前奏曲・コラールとフーガ(1994)*
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
録音:2007年7月
昨年没後10年を迎えたカスティリョーニのピアノ作品全集。カスティリョーニ
自身が卓越したピアニストだったせいもあって現代音楽の華麗なピアニズムが
駆使されている。初期はセリー、やがてリゲティかミニマルを思わせる、持続
運動の過程で色彩の変化が追求される作品に変化、時代のムーヴメントと連動
した多様な作品集となっている。

WWE20801 \2250
ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):
グリム童話による小さなオペラ「勇ましいチビの仕立て屋」
ウィーン・タッシェンオパー
児童オペラという性格もあってわかり易いメロディの溢れる作品だが、そうし
た分かりのよい語法とクラスター、ライヴ・エレクトロニクス、ノイズ、語り
などを融合していることで図らずもオルガ・ノイヴィルトなど、現代音楽にお
ける最近のオペラの傾向を端的に示す作品となった。現代音楽入門にもよい親
しみやすい作品。

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