★BMG SACD セール2007★
BMGから発売されているSACDを、年末年始特別価格(\980から)にてご提供いた
します。詳細は当店HPでご覧下さい。
http://home4.highway.ne.jp/goodies/bmgsacd_sale2007.html
===================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<OTAKEN RECORDS>
TKC-312 \2080
(1)ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
(2)ヴェルディ 歌劇「アイーダ」-エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の
合唱及び行進曲とバレエ音楽)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
アイリーン・ファーレル (ソプラノ)、ナン・メリマン (メゾソプラノ)、
ジャン・ピアース (テノール)、ノーマン・スコット (バス)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール (1)
1949年3月26日及び4月2日 NBC 8-Hスタジオ (2)
音源:米RCAビクターによる商業用正規録音
トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ
人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにある
と言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたの
は再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけ
のような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。
演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応
も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れ
ない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現
にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC
交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが
判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニ
ーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音
で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決して
せかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニ
の棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われて
きます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するもの
ではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギ
ーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感
動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、こ
の大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。
尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になってお
りますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター
初期プレスLP,LM6009にも確認されております。御了承くださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志
※廃盤のお知らせ
好評をいただいておりましたOTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)
ですが、この度廃盤になることになりました。ご愛顧ありがとうございました。
<WEITBLICK>
SSS0082-2 \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
アルヴィド・ヤンソンス指揮
ベルリン放送交響楽団(旧東)、ベルリン放送合唱団、
デルフィナ・アンブロシアク(S), ジゼラ・ポール(A)、
ギュンター・ノイマン(T),ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラストに於ける
ステレオ・ライヴ録音
今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-
1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵など
と度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返
しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、
19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レ
コードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念
です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーと
しても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛さ
れました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、
普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラ
ストで開かれた祝祭的公演です。内容はシリアスそのものでじっくりと遅いテ
ンポが採用され、噛み締めるような一点一画を疎かにせぬ謹厳なリズム刻みに
は、頭が下がります。堂々たる威容は、ドイツ伝統的演奏を愛好するマニアも
納得の名演と思われます。マリス・ヤンソンス氏もリリースを即決され、
WEITBLICKでは、今後もアルヴィド・ヤンソンスの名演を紹介してゆく予定で
す。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
BMGから発売されているSACDを、年末年始特別価格(\980から)にてご提供いた
します。詳細は当店HPでご覧下さい。
http://home4.highway.ne.jp/goodies/bmgsacd_sale2007.html
===================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<OTAKEN RECORDS>
TKC-312 \2080
(1)ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
(2)ヴェルディ 歌劇「アイーダ」-エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の
合唱及び行進曲とバレエ音楽)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
アイリーン・ファーレル (ソプラノ)、ナン・メリマン (メゾソプラノ)、
ジャン・ピアース (テノール)、ノーマン・スコット (バス)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール (1)
1949年3月26日及び4月2日 NBC 8-Hスタジオ (2)
音源:米RCAビクターによる商業用正規録音
トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ
人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにある
と言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたの
は再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけ
のような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。
演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応
も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れ
ない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現
にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC
交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが
判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニ
ーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音
で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決して
せかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニ
の棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われて
きます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するもの
ではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギ
ーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感
動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、こ
の大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。
尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になってお
りますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター
初期プレスLP,LM6009にも確認されております。御了承くださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志
※廃盤のお知らせ
好評をいただいておりましたOTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)
ですが、この度廃盤になることになりました。ご愛顧ありがとうございました。
<WEITBLICK>
SSS0082-2 \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
アルヴィド・ヤンソンス指揮
ベルリン放送交響楽団(旧東)、ベルリン放送合唱団、
デルフィナ・アンブロシアク(S), ジゼラ・ポール(A)、
ギュンター・ノイマン(T),ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラストに於ける
ステレオ・ライヴ録音
今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-
1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵など
と度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返
しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、
19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レ
コードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念
です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーと
しても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛さ
れました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、
普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラ
ストで開かれた祝祭的公演です。内容はシリアスそのものでじっくりと遅いテ
ンポが採用され、噛み締めるような一点一画を疎かにせぬ謹厳なリズム刻みに
は、頭が下がります。堂々たる威容は、ドイツ伝統的演奏を愛好するマニアも
納得の名演と思われます。マリス・ヤンソンス氏もリリースを即決され、
WEITBLICKでは、今後もアルヴィド・ヤンソンスの名演を紹介してゆく予定で
す。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。