クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.16

2007年11月13日 18時49分13秒 | Weblog
★BMG SACD セール2007★
BMGから発売されているSACDを、年末年始特別価格(\980から)にてご提供いた
します。詳細は当店HPでご覧下さい。

http://home4.highway.ne.jp/goodies/bmgsacd_sale2007.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<OTAKEN RECORDS>
TKC-312 \2080
(1)ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱」
(2)ヴェルディ 歌劇「アイーダ」-エジプトとイシスの神に栄光あれ(凱旋の
合唱及び行進曲とバレエ音楽)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、
NBC交響楽団、ロバート・ショウ合唱団
アイリーン・ファーレル (ソプラノ)、ナン・メリマン (メゾソプラノ)、
ジャン・ピアース (テノール)、ノーマン・スコット (バス)
録音:1952年3月31日及び4月1日 カーネギーホール (1)
1949年3月26日及び4月2日 NBC 8-Hスタジオ (2)
音源:米RCAビクターによる商業用正規録音
トスカニーニが「指揮者の中の指揮者」との高い評価を得ながら、もうひとつ
人気の出ない原因の一つは、70年代以降の再発売LP及びCDの音質の悪さにある
と言えるのではないでしょうか。実際、小生がトスカニーニを最初に聴いたの
は再発売の日本盤LPであり、その後CD時代になっても、その残響のない骨だけ
のような音を聞くのは、小生にとって拷問以外の何物でもありませんでした。
演奏が立派であるだけに、この音だと逆に強圧的に聞こえ、その分、拒否反応
も起こりやすかったと言えるのではないでしょうか。トスカニーニを受け入れ
ない方々の大半はその演奏ではなく、この音をではないかと思える程です。現
にその後、英HMVや米RCAの初期プレスLPを聴くにおよび、トスカニーニ/NBC
交響楽団の演奏が骨肉はもちろんのこと、実は花も実もある演奏であることが
判明し、さらに今回のマスターコピーのオタケン・リマスタリングでトスカニ
ーニが「歌うマエストロ」であることがあらためて再認識されました。この音
で聴くと、今回の「第九」は、演奏時間は最短に近いにもかかわらず、決して
せかせかした印象はなく、実にのびのびと演奏されており、実際トスカニーニ
の棒のもとでは特に声楽陣はたいへん歌いやすかったのではないかと思われて
きます。トスカニーニにとっては、歓喜と勝利の歌は決して人を圧迫するもの
ではなく、どこまでも解放された空に向かって爆発する生命の根源的エネルギ
ーの絶えざる表出なのでした。トスカニーニの生演奏を初めて聴いた人達の感
動はこういったものではなかったかと思われる次第です。没後50年の今年、こ
の大指揮者の魅力を本CDで一人でも多くの方に再発見して頂ければ幸いです。
尚、4楽章コーダ直前の編集跡は今回のリマスタリングでより明確になってお
りますが、これはオリジナル・マスターに元からあるもので、米RCAビクター
初期プレスLP,LM6009にも確認されております。御了承くださいませ。
オタケン・レコード 太田憲志

※廃盤のお知らせ
好評をいただいておりましたOTAKENレーベルのCD-Rシリーズ(TK品番、TKW品番)
ですが、この度廃盤になることになりました。ご愛顧ありがとうございました。




<WEITBLICK>
SSS0082-2 \1980
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
アルヴィド・ヤンソンス指揮
ベルリン放送交響楽団(旧東)、ベルリン放送合唱団、
デルフィナ・アンブロシアク(S), ジゼラ・ポール(A)、
ギュンター・ノイマン(T),ジョゼフ・グレゴル(Bs)
録音:1973年12月31日、ベルリン・フリードリヒシュタットパラストに於ける
ステレオ・ライヴ録音
今をときめくマリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-
1984)。レニングラードフィル黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵など
と度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返
しました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、
19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、個性的で重厚な表現には圧倒されます。レ
コードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに忘れられかけているのは残念
です。実際はレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーと
しても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛さ
れました。第9の録音が残されていたとは驚きですが、旧東ベルリンの大晦日、
普段はミュージカルやレビュー上演でお馴染みのフリードリヒシュタットパラ
ストで開かれた祝祭的公演です。内容はシリアスそのものでじっくりと遅いテ
ンポが採用され、噛み締めるような一点一画を疎かにせぬ謹厳なリズム刻みに
は、頭が下がります。堂々たる威容は、ドイツ伝統的演奏を愛好するマニアも
納得の名演と思われます。マリス・ヤンソンス氏もリリースを即決され、
WEITBLICKでは、今後もアルヴィド・ヤンソンスの名演を紹介してゆく予定で
す。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

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07-11 No.15-1

2007年11月13日 12時06分17秒 | Weblog
<naive>
OP30456 2枚組 \2280
グレゴリー・ソコロフ・プレイズ・ショパン
[CD1] ショパン:24の前奏曲op.28
[CD2] ショパン:ソナタ第2番変ロ短調 op.35、練習曲op.25(全曲)
グリゴリー・ソコロフ(Pf)
完璧無比のテクニックと、聴くものの心をわしづかみにする驚異的な集中力
で、根強いファンを持つソコロフのショパンの名演奏が2枚組1枚価格のお買
い得セットになって登場します。ソコロフは、1966年、16歳という若さでチャ
イコフスキーコンクールに優勝、世間にその名を轟かせました。輝かしい経
歴を持つにも関わらず彼の録音は極めて少なく、コンサート活動もあまり積
極的には行っていません。それでも今なお人々の胸と耳に深い印象を与え続
けているのです。ショパンの練習曲op.25といえば、かの難曲「木枯らし」な
どピアニストにとってなかなかの難物ですが、ソコロフの「木枯らし」は聴
く者に息をつく間も与えないほどパワフルかつ完璧。ソナタ第2番でも、天使
のような軽やかさから重々しい葬送行進曲まで、変幻自在にその姿を変えな
がら、底に流れるただならぬ緊張感を常に感じさせる稀有な演奏。あらため
てソコロフの魅力を是非、ご堪能ください。


●バロック・ヴォイス・シリーズ!
ナイーヴレーベルが誇る15タイトルのバロック音楽の声楽曲の名盤がスペシャ
ルプライスになって再登場します。永らく廃盤になっていた名盤も多数含まれ
たこのラインナップ、演奏者の顔ぶれも豪華なら曲目もどれも興味深い名曲ば
かり。是非、この機会にご検討ください。
(それぞれのCDは、元々流通していたのと同じパッケージの上から、統一感の
あるデザインの美麗スリーブケースで包装されています。)

E8909 \1780
グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):
(1)「ミゼレーレ」(オリジナル版/バロック風装飾法版) 
(2)ミサ曲「私は大いなる群れを見た」 (3)モテトゥス(3曲) 
(4)「ミゼレーレ」(9世のための/18・19世紀編曲版)
ベルナール・ファブル=ガッリュ(指)ア・セイ・ヴォーチ
録音:1993年
古楽の声楽アンサンブルとして名声を確立しているア・セイ・ヴォーチによる
アッレーグリ作品集。システィナ礼拝堂のために書かれた「ミゼレーレ」は、
長い間、教会の外で演奏されることはなく、しかも毎年1回、イースターの日
曜日の前日のみ、真っ暗闇のなかで演奏されていたという極めて特別な存在。
幼い頃のモーツァルトがこの曲をローマで聴き、衝撃を受け、一回しか聴いて
いないのに全声部をあとで楽譜に書いたという伝説の名曲です。

E8910 \1780
北京イエズス会のミサ曲
ジョゼフ=マリ・アミオ(1718-93):
宗教音楽「イエス・キリストへの祈り」/同「聖務日課後の祈り」/
中国風ディヴェルティスマン第1番/同第2番/「アヴェ・マリア」、
ダンブルヴィル:ミサ曲、ペドリーニ:ソナタ第12番よりアダージョ/
パストラーレ他
XVIII-21、ミュジーク・デ・リュミエール
〔ジャン=クリストフ・フリシュ(Fl)、パトリック・ビスミュート(Vn)、
アジェ・アナナ(Vc)、クレール・アントニーニ(テオルボ)、マルティーヌ・
シャピュイ(Cemb)〕、
アンサンブルMeigua Fleur de Prunus、中国中欧キリスト教会合唱団(パリ)
日本にもイエズス会があるなら北京にもあったのです。中国テイスト漂う教会
音楽は、不思議と心地よく耳に響きます。伴奏に、中国の楽器も用いられてお
り、いってみれば京劇風、あるいはトゥーランドット風の教会音楽といったと
ころです。

E8911 \1780
J.S.バッハ:
カンタータ第85番「われはよき羊飼いなり」BWV85、
同第175番「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV175、
同第183番「彼らは汝らを追放せん」BWV183、
同第199番「わが心は血にまみれ」BWV199
バーバラ・シュリック(S)、アンドレアス・ショル(C‐T)、
クリストフ・プレガルディエン(T)、ゴットホルト・シュワルツ(Bs)、
クリストフ・コワン(指揮、ピッコロVc)、
アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、
コンチェルト・ヴォカーレ・デ・ライプツィヒ
ピッコロ・チェロが重要な役目を果たすバッハのカンタータを集めたもの。
バロック・チェロの王者、クリストフ・コワンの妙技を今一度。ショル、シュ
リックの清澄な歌声も魅力を放っています。

OP30449 \1780
クリストファロ・カレサーナ(1640-1709):
(1)5声と器楽による「狩」(2)5声と器楽のための「タランテッラ」
(3)5声と器楽のための「パストラーレ」
オラーツィオ・ジャッコ(17世紀):(4)シャコンヌの形式によるパストラーレ
ベルナルド・ストラーチェ:(5)パッサカリア
クリストファロ・カレサーナ:(6)子供の勝利
バロック時代、ナポリにおいてクリスマスというのはものすごい大イヴェント、
お祭り事でした。祝祭行事、劇場催事などが次から次へと催されていました。
ナポリっ子、カレサーナたちによるこれらの作品は、当時のナポリのクリスマ
スのにぎやかさを生き生きと伝えてくれています。

E8912 \1780
M.A.シャルパンティエ:
(1)パレ・ロワイヤルのためのミサ曲 (2)きたれ、創り主なる聖霊よ 
(3)マニフィカト
エマニュエル・マンドラン(指)、ミシェル・シャピュイ(Org)、
レ・ドモワゼル・ド・サン・シル合唱団
フランスのポール・ロワイヤル修道院では、ヤンセン派の教義に基づき、音楽
にも力を入れていました。シャルパンティエのこれらの作品も、彼らによって
ずいぶんと歌われました。

E8913 \1780
(1)マラン・マレ:リュリ氏のトンボー
(2)ドゥラランド:水曜日のルソン・ド・テネブル
(3)ロベール・ド・ヴィゼ:ド・ヴィゼ嬢のトンボー
(4)ドゥラランド:木曜日のルソン・ド・テネブル
(5)ルイ・クープラン:ブランクロシェル嬢のトンボー
(6)ドゥラランド:金曜日のためのルソン・ド・テネブル
(7)マラン・マレ:サント・コロンブのトンボー
イザベル・デロシェール(S)、マウリチオ・ブラリア(テオルボ)、
ニマ・ベン・ダ・ヴィ(Gamb)、ピエール・トロスリエ(ポジティフオルガン)
1730年に出版されたドゥラランドの感動的なルソン・ド・テネブルを核に、名
曲をあつめた1枚。ルソン・ド・テネブルとは、聖書のエレミア哀歌の中の言
葉に音楽をつけたもので、受難の日の聖金曜日の前後の日をあわせた3日間の
朝の礼拝で演奏されました。この礼拝は、ろうそくの灯が日を追って順に消
され、最後は真っ暗闇の中執り行われましたが、15世紀末以降、それぞれの
前日の夕刻に礼拝が行われていました。(現在ではまた当日の朝に演奏するよ
うに戻されています。)キリスト教にとって最も重要な受難を思う礼拝の音楽
だけに、どれも深い世界が広がり、涙をさそいます。挿入されたトンボーの
名曲とあわせ、涙なしには聴けない名盤です。

E8914 \1780
ヘンデル:オペラ・アリアとカンタータ集
マリア・バーヨ(S)、
スキップ・センペ(指)、カプリッチョ・ストラヴァガンテ
まさに宝石のような、バーヨによるヘンデルのアリア集。時に力強く、時に
輝かしく、時にやさしく・・・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテ
の名サポートもあらためて驚嘆に値する名演奏です。

OP30440 2枚組(1枚価格) \1780
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」
デボラ・ヨーク(S)、ジェンマ・ベルタニョーリ(S)、サラ・ミンガルド(A)、
ニコラス・シアーズ(T)
リナルド・アレッサンドリーニ(指、Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
ヘンデルがローマで初めて書いたオラトリオ。超絶技巧がふんだんに盛り込ま
れた機器応えある名曲を、いまや押しも押されぬスターばかりが勢ぞろいで演
奏。もう純粋に骨の髄まで楽しむことができる名曲、名演奏。文句のつけよう
もございません。

OP30445 \1780
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605)
(1)「つれなきアマリッリ」 
(2)「おおミルティッロ、我が魂のミルティッロ」 
(3)「すでに我が魂は最期のときを間近にし」 
(4)「さあ、シルヴィオ」 
(5)「だがもし慈悲の心とともに」 
(6)「ドリンダよ、おまえを我がものと呼ばん」 
(7)「こうして大地にひざまずき」 
(8)「その胸を傷つけるとは、シルヴィオよ」 
(9)「おまえを愛し、自分の命よりも愛すよう」 
(10)「ああ美しくいとしい人」 
(11)「だがたとえようもなく無情なる人よ」 
(12)「これ以上あなたに何をあげられよう」 
(13)「アマリッリゆえに苦しむほうが快い」 
(14)「ああ、あたかも美しい太陽に」 
(15)「この愛の暴君はあまりにも強く」 
(16)「愛よ、もしおまえが正しいのなら」 
(17)「我が命、君を愛す」 
(18)「こうして少しずつわたしは無邪気な蝶のように」 
(19)「この美しい響き」
アレッサンドリーニ(指、Cemb)コンチェルト・イタリアーノ
ベルティーニ、フランツェッティ、ピッチニーニ(S), ベルトーリ(Ms), 
カヴィーナ(A),
マレット、ナリア(T),カルノヴィチ、フォレスティ(Bs), 
ダミアーニ(テオルボ),
ビオンディ、カサッツァ、ロンゴ(Vn), バッティステッラ(ヴィオール), 
ナッデオ(Vc)
モンテヴェルディのマドリガーレ集第5巻は、「言葉が音楽の上にたつ」第2作
法を打ち立てた作品集。現在ではこの曲集とともにバロック時代が始まった、
とも言われるくらいに重要なものです。歌詞の言葉や感情を音楽で表現するた
め、以前よりも更にドラマティックな作品が生み出されることとなった嚆矢の
ような存在の作品集を、綺羅星の如く並んだ名手たちの演奏によってたっぷり
とご堪能ください。

OP30441 \1780
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
A.スカルラッティ:スターバト・マーテル
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)、サラ・ミンガルド(A)
リナルド・アレッサンドリーニ(指)コンチェルト・イタリアーノ
ペルゴレージのスターバト・マーテルは、彼が24歳の時の作品です。ペルゴレ
ージはそのわずか二年後に26歳という若さで亡くなりました。アレッサンドリ
ーニによるこの録音は、夭逝の作曲家ペルゴレージの名曲の魅力を一音一音あ
ますところなく私たちに伝えてくれています。カップリングのA.スカルラッ
ティのスターバト・マーテルも秀逸。

OP30444 \1780
ペルゴレージ:
(1)サルヴェ・レジーナ イ短調 (2)ソナタ 変ロ長調 
(3)サルヴェ・レジーナ ハ短調  (4)ソナタ ト長調 
(5)レオ:サルヴェ・レジーナ ヘ長調
ファビオ・ビオンディ(Vn)、バルバラ・シュリック(S)、
エウローパ・ガランテ
ペルゴレージはスターバト・マーテル以外にも美しい名曲をのこしています。
ここでは心洗われるサルヴェ・レジーナをはじめ、愛らしいソナタを収録。
さらに、同時代人のレオのサルヴェ・レジーナを収録し、興味深い内容となっ
ています。

E8915 \1780
パーセル:
「おお孤独よ、我が甘き選択」Z406、
「音楽が愛の糧であるならば」Z379(c)、
「運命のときがたちまちやってくる」Z421、
「なんと悲しき我が運命」Z428(b)、
「ティルシスが柔らかな眠りに包まれ」Z437、
エア・インストルメンタル、エア・レント、
「恋の病いから自由になろうと」(インドの女王より)〔器楽曲〕、
「わたしにこれ以上愛を求めるなかれ」Z358、
「うっそうとした木立ちの下で」Z461、「もし祈りと涙が」Z380、
「インカッスム、レスビア、ローガス(女王のエピケディウム)」Z383、
「クローリスの優しい魅力はみな」Z384、
「幾多の方法をわたしは試みた」Z359、「バックスは神通力なり」Z360、
間奏曲1〔器楽曲〕、間奏曲2〔器楽曲〕、間奏曲3〔器楽曲〕、
「丘よ、森よ、若きティルシスの死を嘆け」Z473、
グラウンドに基づく夕べの賛歌「太陽がその光を覆い隠したる今」Z193
ジェラール・レーヌ(指、C-T) イル・セミナリオ・ムジカーレ
082218パーセルの名曲をレーヌの美しい歌声で。レーヌの歌声は、当時の部屋
に点っていたろうそくの微妙な光によって生まれる繊細な陰影を思い起こさせ
るものです。

OP30446 \1780
D.スカルラッティ:
(1)スターバト・マーテル(10声のための) (2)4声のミサ曲
リナルド・アレッサンドリーニ(指)、
エレーナ・チェッキ・フェディ、エリザ・フランツェッティ、
エリザベッタ・ティゾ、ローザ・ドミンゲス(S),
アレッサンドロ・カルミニャーニ、ファビアン・ショフリン(A),
パオロ・ファンチュッラッチ、ジャンルカ・フェッラリーニ(T),
ロベルト・アッボンダンツァ、セルジオ・フォレスティ(Bs)
アンドレア・ダミアーニ(アーチリュート)、
ティツィアーノ・バニャーティ(テオルボ)、
アンドレア・ペルージ(Org)、コンチェルト・イタリアーノ
深い信仰心、マリアに対する感情の感動的な表出に溢れたドメニコ・スカル
ラッティの「スターバト・マーテル」も見逃せない魅力に満ちています。鮮
烈な10の声による歌唱を、アレッサンドリーニの冴えた棒で。

OP30447 \1780
ヴィヴァルディ:
協奏曲ハ長調「フランス風」R117、カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」R683、
チェロ協奏曲イ短調R422、協奏曲(シンフォニア)ホ短調R134、
カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」R684、
ヴァイオリン協奏曲ニ短調R249
(ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4より第8曲)、
協奏曲ト長調「田園風」R151
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指)、サラ・ミンガルド(C-A)、
コンチェルト・イタリアーノ
ヴィヴァルディは弦のためだけでなく、声のためにも素晴らしい作品を数多く
残しています。どの瞬間をとっても、喜びと鮮やかさに満ちています。ミンガ
ルドの深い魅惑の歌声も聴きもの。

OP30448 \1780
ヴィヴァルディ:
グローリア ニ長調R589、協奏曲ニ短調R128、
マニフィカトR611(ヴェネツィア版)、
2本のトランペットとオーボエの協奏曲ニ長調R781(旧563)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb&指) デボラ・ヨーク、
パトリツィア・ビッチーレ(S)
サラ・ミンガルド(A) アンドレア・ミオ(Ob) 
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp)
コンチェルト・イタリアーノ&アカデミア(合唱団)
選曲も秀逸なら演奏は言うまでもなく極上。ヴィヴァルディの作品のもつリズ
ム、和声、うきうきした気分といった要素すべてが、最高の演奏者陣によって
いやらしくなることなく実に自然にひきだされています。

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07-11 No.15-2

2007年11月13日 12時05分45秒 | Weblog
<altara>
=Archive=
ALT1023 \1850
モノラル
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調KV.503
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
(3)ショパン:ワルツ第17番変ホ長調 遺作
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
フランコ・カラッチョロ(指)
(1)ナポリRAIアレッサンドロ・スカルラッティ管弦楽団
(2)ローマRAI管弦楽団
録音:(1)1957年11月19日ナポリ、サン・ピエトロ音楽院(ライヴ)
(2)(3)1956年5月12日ローマ、フォロ・イタリコRAIオーディトリウム(ライヴ)
ワルシャワ・リサイタル(ALT.1005)、シューマンの協奏曲(ALT.1007)につづい
て、Altaraよりミケランジェリの第3弾が登場します。イタリアでおこなわれ
た協奏曲のライヴは、このたびマリア・カラッチョロ夫人の提供により、半世
紀の時を経て日の目をみることになった貴重なもの。
さきごろ出た仏TAHRA盤(TAH.631)にも収録のラフマニノフに加え、これが完全
初出のモーツァルト。デーモンを宿したかのようなけっして愉悦だけでない、
明に暗にと驚くほどさまざまな表情をみせるピアノ。これよりずっと後年の
89年ライヴも、いまだに賛否両論を巻き起こすほど個性的でしたが、収録時期
もふくめて大いに期待の高まる内容といえるでしょう。




<BONGIOVANNI>
AB20004(DVD-Video) \4950
字幕:伊英日
コッチャ:「アリゲット」
ゲジム・ミシュケタ(Br コルラード)
エリザヴェータ・マルチロジャン(S デスピーナ)
エンリカ・ファッブリ(S ローザ)
フィリッポ・アダミ(T ジャンノット)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs テバルド)
ダヴィデ・ロッカ(Br パスクワーレ)
ほか
ファブリツィオ・ドルシ(指)カルロ・コッチャ交響楽団
演出:ロゼッタ・クッキ
収録:2005年11月
珍しいオペラがDVDで世界初登場。カルロ・コッチャ(1782-1873)は、ナポリ生
まれの作曲家。パイジェッロに学び、1810年代から30年代前半まで、イタリア
のみならずリスボンやロンドンなどでも活躍をしていました。しかし、ちょう
どロッシーニの台頭する時代だったため、その陰に隠れて、忘れ去られていま
した。その後ノヴァラの大聖堂の楽長に就任、91歳を迎える前日にこの地で亡
くなっています。「アリゲット」は、1813年1月9日、ヴェネツィアのサン・モ
イゼ劇場で初演されたオペラ。ちょうど同時期に同じ劇場で若きロッシーニが
活躍していたことから、2005年8月にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェス
ティヴァルで蘇演、それを受けて同年11月に、コッチャ縁の地ノヴァラで上演
された舞台です。庭師アリゲットを騙って身を隠すシチリアの副官テバルドを
軸に、お嬢様デスピーナと召使いジャンノットの恋が絡み、ラストに意外など
んでん返しがある、楽しめる話です。主要キャストの大半はペーザロと同じで、
クッキの女性らしさの生きた演出と相まって、作品の魅力を十全に伝える出来
栄えとなっています。うれしい日本語字幕付き!

GB2422 3枚組 \6540
ガルッピ:「棄てられたディドーネ」
ステファニア・グラッソ(S ディドーネ)
フェデリーカ・ジャンサンティ(S エネア)
マリア・アグレスタ(S セレーネ)
フェデリーカ・カルナヴァーレ(Ms アラスペ)
ジュゼッペ・ヴァラーノ(T オズミーダ)
アンドレア・カレ(T イアルバ)
フランコ・ピーヴァ(指)
スポレート・A.ベッリ・リリコ・スペリメンターレ劇場管弦楽団
録音:2006年9月22,24日、スポレート(ライヴ)
18世紀半ばの重要なイタリアオペラの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ
(1706-1785)の「棄てられたディドーネ」が世界初録音。1741年、モデナで初
演された作品。台本はメタスタージョの人気作。ガルッピは、ゴルドーニと
組んだオペラブッファで知られていますが、「棄てられたディドーネ」はそれ
より前のガルッピのオペラとして貴重です。この録音では、ナポリ音楽院に
保管されていた筆写譜を、指揮者のピーヴァが校訂、ガルッピらしい生き生
きとした音楽を見事に蘇えらせています。

GB2319 2枚組 \4360
(1)ヨンメッリ:「鳥刺しの女」
(2)マンチーニ:「コロンビーナとペルニコーネ」
(1)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S メルジェッリーナ) 
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(T ドン・ナルチーゾ)
(2)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S コロンビーナ) 
マルコ・スポルテッリ(Bs ペルニコーネ)
(1)(2)ピエルカルロ・オリツィオ(指)
ピアチェンツァ・イタリア・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2000年11月5,9日
楽しいインテルメッツォ(1幕立ての小規模なオペラブッファ)の二本立です。
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774)の「鳥刺しの女」は、1750年、ヴェネツィア
初演。これはインテルメッツォといっても独立したオペラで、当時大変人気
を博し、頻繁に上演されました。フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737)は、
ナポリを拠点とした作曲家。「コロンビーナとペルニコーネ」は、1723年に
ナポリで初演されたオペラセリア「トラヤーノ(=トラヤヌス)」の幕間に上演
されたもの。どちらも簡単な筋と親しみやすい音楽で、気軽に楽しむことが
できます。



<K617>
K617203 2枚組 \2450
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
ヴィクトール・トレス(Br オルフェオ)
アドリアーナ・フェルナンデス(S エウリディーチェ)
グローリア・バンディテッリ(Ms 使者) 
マリア・クリスティーナ・キール(S 希望,音楽)
アントーニオ・アベーテ(Bs カロンテ) 
フリオ・ザナージ(Bs プルトーネ)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S プロセルピナ) 
マウリツィオ・ロッサーノ(T アポッロ)

ガブリエル・ガッリード(指)アンサンブル・エリマ
アントーニオ・イル・ヴェルソ合唱団
録音:1996年7月18-23日
3ヴェルディの「オルフェオ」が1607年にマントヴァで初演されてから、今年
は400年。それを記念して、K617が名盤、ガッリード指揮のCDをお買い得で再
発。数ある「オルフェオ」の中でも、ラテン的な明快さと果汁の滴るような
美感では筆頭の演奏だけに、廉価盤での再発はありがたいもの。ディジパッ
ク仕様で、歌詞はついていません。さらに、ブックレット記載の指示(フラン
ス語)に従うと、ガッリード指揮のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの
祈り」をダウンロードすることができます(2008年1月31日までの期間限定)。
1つ買うと2度楽しめるうれしいCDです。




<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA156 \2180
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):
2つのジャーマン・フルート(フラウト・トラヴェルソ)と
通奏低音のための6つのソナタ
イル・ベラッコルド・アンサンブル
ガブリエーレ・フォルメンティ(フラウト・トラヴェルソ、ディレクター)
ジオナ・サポリーティ(フラウト・トラヴェルソ)
ジョエーレ・グスベルティ(チェロ)
ガブリエーレ・トイア(チェンバロ)
録音:2006年8月4-6日、イタリア、ロンバルディア州クレモナ県パラッツォ・
ピニャーノ、聖マルティノ教区教会
使用楽器:2003年、1991年、1995年、インスブルックにてR・トゥッツ製
(モデル:J・H・ロッテンブルグ、G・A・ロッテンブルグ製)
ナルディーニはリヴォルノに生まれ、タルティーニに師事したヴァイオリニス
ト・作曲家。1770年から没するまでフィレンツェのトスカーナ大公宮廷音楽監
督を務めました。

DISCANTICA157 \2180
シューマン(1810-1856):
アラベスク Op.18/ユモレスク Op.20/花の曲集 Op.19
ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26/雑記帳 Op.99 から 3つの小品(Nos.1-3)
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
録音:2006年11月18-19日、イタリア、イモラ、ロッカ・スフォルツァ城内、
アッカデーミア・ピアニスティカ、コンサートホール

DISCANTICA158/159 2枚組 \3250
対立の調和 オルガン音楽にこだまするグレゴリオ聖歌
リスト(1811-1886):オルガンのためのミサ から 前奏曲 Excelsior !(+)
グレゴリオ聖歌:人の創り主よ(讃歌、第8旋法)(*)
オリヴィエ・メシアン(1908-1991):永遠の教会の出現(+)
グレゴリオ聖歌:来たれ、聖霊(讃歌、第2旋法)(*)
J・S・バッハ(1685-1750):来たれ、創り主にして聖霊なる神よ BWV667(+)
グレゴリオ聖歌:喜ばれ(コムニオ、第4旋法)(*)
J・S・バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(+)
エリック・サティ(1866-1925):貧者のミサ から キリエ(*/+)
マルセル・デュプレ(1886-1971):
行列とリタニア Op.19 No.2(+)/交響詩「エヴォカシオン」から 第3楽章(+)
グレゴリオ聖歌:死者のためのミサ から
永遠の安息を(レスポンソリウム、第2旋法)(*)
ジャン・ラングレ(1907-1991):死と復活 Op.5 No.1(パラフレーズ)(+)
グレゴリオ聖歌:
死者のためのミサ から 永遠の安息を(コムニオ、第8旋法)(*)
リスト:オルガンのためのレクィエム から 永遠の安息を(後奏曲)(+)
リスト:死者たち(葬送オード)(+)
グレゴリオ聖歌:パンジェ・リングァ[歌え、舌よ](讃歌、第3旋法)(*)
マルセル・デュプレ:
パンジェ・リングァ Op.38 No.10(Canto fermo in Pedale)(+)
穏やかなるキリストの僕(トッカータ)Op.38 No.16(+)
グレゴリオ聖歌:穏やかなるキリストの僕(讃歌、第8旋法)(*)
グレゴリオ聖歌:すべての者の贖い主なるキリスト(讃歌、第1旋法)(*)
マルセル・デュプレ:
受難交響曲 Op.23 から 第1楽章「この世は救い主を待ち望む」(+)
ダニーロ・ゼーニ(指揮(*))
オフィツィウム・コンソート(*)
フランチェスコ・フィノッティ(オルガン(+))
録音:2006年12月-2007年2月、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県アアーノ・
テルメ、聖ロレンツォ大聖堂

DISCANTICA160 \2180
世紀のハープ二重奏
フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):二重奏曲変ホ長調 Op.30
ジャン=エメ・ヴェルニエ(1769-1844?):二重奏曲第2番変ロ長調 Op.30
ジャン=バティスト・カルドン(1760-1803):デュエット第3番変ロ長調
ギヨーム・ガテ(1774-1846):
二重奏に編曲された名高きクルムフォルツの2つのソナタ から 第1番ヘ長調
マリー=マルタン・マラン(1769-1861?):二重奏曲 Op.17
ドゥオ・ダルペ・ダヴィド[ダヴィド・ハープ・デュオ]
エマヌエーラ・デリ・エスポスティ、ダヴィデ・ブラーニ(ハープ)
録音:2007年春

DISCANTICA161 \2180
ミラノ、サンタンジェロ教会のタンブリーニ・オルガン
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):栄光の讃歌 Op.76a(*)
ウリッセ・マッテイ(1876-1947):
組曲「ロレートの聖母」から ロレートの調べ(+)
アルナルド・ガッリエーラ(1871-1934):「三部作」から 聖金曜日(*)
ボナヴェントゥーラ・ソンマ(1893-1960):牧人の伝説(+)/トッカータ(*)
マルコ・エンリコ・ボッシ:Stunde der Wehie Op.132 No.4(*)
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):演奏会用練習曲(+)
ウリッセ・マッテイ:トッカータ ロ短調(+)
オレステ・ラヴァネッロ(1871-1938):
前奏曲(練習曲形式の)Op.50 No.1(*)/大オルガンのための幻想曲 Op.31(*)
フェルナンド・ジェルマーニ(1906-1998):トッカータ Op.12(+)
アレッサンドロ・ラ・チャチェーラ(オルガン(+))
ダニエーレ・サッキ(オルガン(*))
録音:2007年6月10-11日、ミラノ、サンタンジェロ教会
使用楽器:1957年、タンブリーニ製

DISCANTICA166 \2180
イタリアのオルガン・ソナタ集
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):ソナタ第1番ニ短調 Op.60(1888)
ジョヴァンニ・タバルディーニ(1864-1952):
コラール「心から愛するイエスよ」による合唱付きソナタ Op.26(1901)(*)
フィリッポ・カポッチ(1840-1911):ソナタ第6番(1908)
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):
ソナタ第2番「半音階的」(1917)
ジョヴァンニ・フェルトリン(オルガン)
マリーナ・ボッタチン(指揮(*))
コーロインカント(合唱(*))
録音:2006年5月、イタリア、トレヴィーゾ大聖堂
使用楽器:2000年、クーン=フラデツキー製
(*)世界初録音。

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