クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.12

2007年11月10日 15時21分41秒 | Weblog
<ORFEO>
ORFEOR732072 2枚組 \4160
STEREO
ウェーバー:「魔弾の射手」
ジェームズ・キング(T マックス)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
エーベルハルト・ヴェヒター(Br オットカール)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs クーノ)
フランツ・クラス(Bs 隠者)
レナーテ・ホルム(S エンヒェン)
ハインツ・ツェドニク(T キリアン)
ほか
カール・ベーム(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1972年5月28日
カール・ベームは膨大な録音を残していますが、意外なことにドイツオペラの
傑作「魔弾の射手」は録音がありませんでした。今回登場するのは、1972年5月
28日のウィーン国立歌劇場でのライヴ。ウィーンオットー・シェンクによる新
演出の初日でした。時にベーム77歳、しかし最晩年のような老いはまだ微塵も
感じられません。スタジオでは時に音楽が真面目になり過ぎるベームが、キビ
キビしたテンポで裁きつつも、音楽を豊かに膨らませ、最高です。ウィーンの
オーケストラもベームの棒に見事にくらいついています。そして豪華な歌手た
ち。ベームお気に入りのキング、ヤノヴィッツ、ヴェヒター、クラスら、この
当時のベストの布陣です。ORFの蔵出しのステレオ音源で、音も文句なし。

ORFEOR731071 \2080
グゥンドラ・ヤノヴィッツ オペラ・アリア集
モンテヴェルディ:「ポッペアの戴冠」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドルシッラ)
オットー・ヴィーナー(Br オットーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1963年4月1日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マルツェリーネ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
1962年5月25日,モノラル
ベートーヴェン:「フィデリオ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S レオノーレ)
ルチア・ポップ(S マルツェリーネ)
アドルフ・ダラポッツァ(T ヤキーノ)
マンフレート・ユングヴィルト(Bs ロッコ)
レナート・バーンスタイン(指)
1978年1月24日,ステレオ
スメタナ:「売られた花嫁」(ドイツ語歌唱)から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S マリー)
ワルデマール・クメント(T ハンス)
ヤロスラフ・クロンブホリク(指)
1965年10月28日,モノラル
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S ドンナ・アンナ)
ヨゼフ・クリップス(指)
1967年7月15日,モノラル
ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アメーリア)
ヨゼフ・クリップス(指)
1969年3月28日,モノラル
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エリザベッタ)
フランコ・コレッリ(T カルロ)
ホルスト・シュタイン(指)
1970年10月25日,ステレオ
ウェーバー:「魔弾の射手」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アガーテ)
カール・ベーム(指)
1972年5月28日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S エーファ)
カール・リッダーブッシュ(Bs ザックス)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
1975年10月21日,ステレオ
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S フィオルディリージ)
カール・ベーム(指)
1975年5月22日,ステレオ
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S アリアドネ)
カール・ベーム(指)
1976年11月20日,ステレオ
モーツァルト:「フィガロの結婚」から
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S 伯爵夫人)
ミカエル・シェーンヴァント(指)
1990年2月7日,ステレオ
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
1970年代を中心に活躍した名ソプラノ、グンドゥラ・ヤノヴィッツの、ウィー
ン国立歌劇場でのライヴ録音を集めたものです。初期の娘役から、全盛期のプ
リマドンナ役まで、いずれもヤノヴィッツならではのクリアな美声を堪能でき
ます。既に全曲盤が出ているものもありますが、初出のもの、正規盤では初の
ものもあり、貴重音源あれこれです。

ORFEO689061 \2450
サリヴァン:海のクリスマス・ベル,天なる神には
ガントレット:ダビデの村の厩の内に
サンズ:神が喜びをくださるように
メンデルスゾーン:天には栄え
ヘンデル:「メサイア」から
レンドナー:ああベツレヘムよ
ウェイド:神の御子は今宵しも
レオントヴィチ:キャロル・オブ・ベルズ
パーセル:夕べの讃歌
アダン:おお聖なる夜
メイソン:諸人こぞりて
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
コーネリウス:三王

パッション・デ・キュイーヴル
コンスタンツェ・バッケス(S)
金管アンサンブルによるクリスマス音楽集、というのは決して珍しくはないで
しょうが、使われている楽器が歴史的なものとなれば、俄然興味津々。パッ
ション・デ・キュイーヴルは、二本のコルネット、ホルン、トロンボーン、オ
フィクレイドという編成。19世紀末のピリオド楽器を多く用い、19世紀後半の
英国(ヴィクトリア朝の時代)で好まれた音楽を、時に和やかに、時に輝かし
く演奏しています。クリスマスの晩に、部屋を暖かくして心安らかに聞くに打
ってつけのCDです。




<King International・Altus>
=Legendary Artists Figure Series=
伝説のアーティスト・フィギュアCD・シリーズ
キングインターナショナル独占販売。世界の巨匠フルトヴェングラーを記念
するフィギュアが世界で初めて発売されます!

ALTF001 \27930
フィギュア+CD
(1)フルトヴェングラー・フィギュア
〔高さ30cm高級素材ポリストーン製手彩色〕
(2)ベートーヴェン:交響曲第9番
T.ブリーム(Sp) ヘンゲン(Ms) アンダース(Tn) ヴァッケ’(Bs)
W.フルトヴェングラー(指)
ブルーノ・キッテル合唱団ベルリン・フィル
録音:1942年3日
LP・オーディオ研究家中山 実氏によるエルプ(レーザーによるアナログ盤再
生装置)での復刻
本フィギュアは日本のトップクラスの造形作家、阿部匠氏が約1年かけ、原形
制作されたもので、一般にフィギュアは塩化ビニールなどで、絵柄も印刷が多
い中本作はポリストーン(陶器のような質感で、重量感があり、石の粉が原料)
が使われ、一体一体が筆書きによる手作業!細部至るまで丹念に再現された
逸品。高級で大量生産出来ぬ限定品。
フルトヴェングラー夫人の公認作品。夫人も巨匠の生き写しに感激。「素晴ら
しい」を連発いたしました。
付録CDはLP・オーディオ研究家中山 実氏の復刻で42年の「第9」を。なんと
エルプのレーザーで復刻しました。
現状エルプのレーザー復刻に関し最高の技術(中山氏独自の方法論)で望んで
おり、信じられぬ音質です。ティンパニーの迫力あるリアルな音など、ものす
ごい!
完全限定品。年内発売予定。




<Praga Digitals>
PRDDSD250242(SACD-Hybrid) \2780
モーツァルト:
(1)弦楽四重奏曲第15番ニ短調KV.421
(2)弦楽四重奏曲第17番変ロ長調KV.458「狩り」
(3)弦楽四重奏曲第19番ハ長調KV.465「不協和音」
プラジャーク四重奏団
ことし結成35周年を迎えたプラジャーク四重奏団が手掛けるモーツァルトの室
内楽シリーズ。「プロシャ王セット」(PRD.250026 / 廃盤)、名手モラゲスと
のクラリネット五重奏(PRDDSD.250200)などを経て、有名な「ハイドン・セッ
ト」にいよいよ着手します。第1弾は快活優美で人気の「狩り」、大胆に“不
協和音”を響かせる特徴的な序奏がニックネームの由来となった第18番、そし
て全6曲中唯一の短調による第15番の3曲。チェコ屈指の名門アンサンブルが奏
でる音楽は香りと味わい豊か。“SACDのプラハ”が培ったこれまでの豊富な経
験が蓄積された優秀録音であることも大きなポイントといえるでしょう。




<audite>
AU91553(SACD-Hybrid) 2枚組 \4760
エドゥアルト・フランク(1817-1893):
(1)ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19
(2)同 イ長調Op.23
(3)同 ホ長調Op.60
(4)同 ニ長調 遺作(1861)
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853年から61年の
間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4つのヴァイオリン・ソナタ。
聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メ
ンデルスゾーンとの繋がりも感じさせ、またアルカンあたりのフランス音楽の
影響もみられます。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学で
ともに教鞭をとるコンビ。




<HUNGAROTON>
HCD11650/51 2枚組 \4160
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」R.477
コロシュ・コヴァーチュ(Bs:チューリンゲン方伯へルマン)
エルジェーベト・コムロッシ(Ms:方伯夫人ゾフィー)
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br:その息子、方伯ルートヴィヒ)ほか
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
スロヴァキア・フィルハーモニックO.&Cho.、ブラチスラヴァ放送児童Cho.
録音:1973年6月14日-7月17日スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート
・ホール
リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代の1857-62年に書き上げた大作
オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献
呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-31)の生
涯をベースにしています。チューリンゲン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁とし
て、わずか4歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に
絶望することなく貧者への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられてい
ます。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用
で、聴き逃せないポイントとなっています。
フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、
ことし2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化されます。

HCD32461 \2080
「エルジェーベト・コムロッシ-アリア集」
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
ヴェルディ:「仮面舞踏会」、「イル・トロヴァトーレ」、「アイーダ」
エルケル:バーンク・バーン
サン=サーンス:サムソンとダリラ
ワーグナー:ラインの黄金
ムソルグスキー:ホヴァンシチナ
コダーイ:紡ぎ部屋
ビゼー:カルメン
よりアリアと場面
エルジェーベト・コムロッシ(Ms)
ヤーノシュ・フェレンチク、エルヴィン・ルカーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O.&Cho.
録音:1967、1968年
ハンガリーが誇る往年のメッツォ、コムロッシのアリアと重唱集。

HCD10326 \2080
「ツルは旅立つ-ハンガリーの歌とチャールダーシュ」(全23曲)
エルネー・カーライ・キシュ(Cl) 
カーロイ・ヴァダース“マンチ”(ツィンバロン)
ジュラ・ボーニ(Va) アンドル・ボーニ“チェメット”(コントラバス)
録音:2007年3月12-14日フンガロトン・スタジオ

HCD10302 \2080
「ザ・ジプシー・キング・オブ・ザ・クラリネット / エルネー・カーライ・
キシュ」
ジプシー・ロマンス、トンネルのチャールダーシュほか全34曲
エルネー・カーライ・キシュ(Cl)
エルネー・カーライ・キシュJr.&ジプシー・バンド
クラリネットの名手による、ロマのスタンダード・ナンバー集。

HCD32451 \2080
(1)ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):5声部の金管音楽(1685)
(2)ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734):24の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド金管五重奏団
録音:2007年1月4-6日フンガロトン・スタジオ
町音楽師(Stadtpfeiferは直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな
機会で音楽を提供するのがその務めでした。結婚式で、教会で、地元の祝祭日
に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナ
タ、タワー・ミュージック)も重要な仕事でした。コルネット、トランペット、
トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏されました。ここに収めら
れた音楽はまさにそうしたもの。
ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィ
ヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファ
ンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハの
カンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれ
たといわれるほどの名手でした。

HCD32455 \2080
ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための組曲ニ長調
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調(*)
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コウサイ・H.マフディ・カッドゥリ(バロック・チェロ)
*アンゲリカ・チズマディア(ハープシコード)
録音:2006年6月6-11日フンガロトン・スタジオ
591733年から1776年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職に
ありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまったルーエ。おそらく
1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はと
ても優雅。これはチューリンゲンのアーカイヴのグライツ・コレクションにか
ろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音
となります。

HCD32489 \2080
ヨハン・B. シュペヒ:
(1)ソナタ ヘ長調Op.5
(2)同:恋の陶酔Op.33
(3)同:6つの歌曲Op.27より第4番 / 第6番
(4)同:6つの歌曲Op.23より第1番 / 第2番 / 第4番
(5)同:3つのフーガOp.39
(6)同:ロマンス
(7)同:3つのイタリア語歌曲Op.34
(8)同:主題と変奏
アニコー・ホルヴァート、アーグネシュ・ラツコー(フォルテピアノ)
(2)-(4)(6)(7)カタリン・ハルマイ(Ms)
録音:2006年11月13-17日フンガロトン・スタジオ
現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイド
ンに学んだシュペヒ。フェステティチQ.による弦楽四重奏曲集(HCD.31945)に
つづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも
重要とされる歌曲を多く含んでいます。

HCD32497 \2080
パレストリーナ:「聖母への祈り」
(1)5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)
[「不滅の父からお生まれになった不滅のみ子」「もしここからの声が」「今
やあなただけが」「お与え下さい、天への階段と門を」「かつて私の汚れた手
で」「お与え下さい、紅色のばら」「もし未来の死への懸念が」「選び抜かれ
た没薬」「崇高なヒマラヤ杉」「生き生きと輝くあなたの水で」「もし苦々し
い胆汁と」「あなたが閉じこもり」「もしみだらに燃え上がる火で」「邪悪な
地獄のヒュドラに勝った方」「神の都」「聖なる祭壇」「あなたは砦の塔」
「鏡よ、お前はとてもなめらかでくもりがなく」「ギデオンの羊毛」「生まれ
たばかりの暁」「この聖霊」「無数のベッド、無数の罪から」「石の祭壇の上
で常に」「あなたの慈悲が」「この確かな希望」「それどころか火と鉄が」
「あなたの明るく輝かしい火で」「乙女たちの女王」「神のみ母よ、最後には」
「御身、主よ」]、
(2)聖母マリアのための連祷(5声の)、
(3)聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・カルマノヴィツ(指)コルヴィナ・コンソート
録音:2007年フンガロトン・スタジオ
5パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関
わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレストリーナ作品の特
質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えています。演奏するコ
ルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャンソン(HCD32018)、ル・ジュヌの
詩篇歌(HCD32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HCD32350)と、この分野の曲を
得意とする中堅の団体。曲の特質を生かした深みのある演奏をしています。

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