クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.4-1

2007年11月06日 14時56分33秒 | Weblog
★ご予約締切日 11月8日

<NAXOS> 各1枚 \1000
8.557440-41 2枚組
ルクレール:フルートを含む室内楽曲全集
CD1
ソナタハ長調Op.1No.2/ソナタ ホ短調Op.9No.2/ソナタ ト長調Op.9No.7/
ソナタ ホ短調Op.1No.6
トリオ・ソナタ ニ長調 Op.2No.8
CD2
ソナタ ト長調Op.2No.5/ソナタ ハ長調Op.2No.3/ソナタ ロ短調Op.2No.11
/ソナタ ホ短調Op.2No.1
易しい音楽の慰み第2集ト短調 Op.8
演奏/フェンウィック・スミス(フルート)
ジョン・ギボンス(ハープシコード)ローラ・ブルステイン(チェロ)
ローラ・イェッペセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・・・トリオ・ソナタのみ
クリストファー・クリューガー(フルート)・・・易しい音楽の慰みのみ
フランス・バロック音楽の巨匠ルクレール (1697-1764)は、ベルギー・ヴァイ
オリン楽派の創始者として知られ、イタリアとフランスで活躍し名声を得まし
た。悲惨な晩年を送ったことも知られていますが、その作品はどれもが明快で
過剰な誇張を回避した調和の取れたものです。主にヴァイオリン作品が有名で
すが、ここに収録されたフルートのための曲も見事なもので、優雅さと明るさ
に満ち、楽器の表現力を最大限に駆使した魅力的なパッセージが耳を捉えます。

8.557498
クラウス:バレエ音楽集
パントマイム/漁師たち/パントマイム
グルック“アルミデ”からのバレエ音楽
演奏/ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)スウェーデン室内管弦楽団
最近、指揮者スンドクヴィストが積極的に取り上げているのがこのクラウス
(1756-1792)の作品集。モーツァルトと同じ年にドイツで生まれたものの、ス
ウェーデンで活動したという変わり種で、彼の色彩豊かな管弦楽法を駆使した
ドラマティックな音楽は本当に魅力的で、それを聴いたハイドンが心の底から
驚愕し「私の知る天才は、モーツァルトとクラウスの 2人である」と宣言した
ほどです。ここに収録された劇音楽はまさにクラウスの真骨頂。交響曲には舞
曲を含めなかった彼の「別の顔」が見えてくるでしょうか。

8.557844
リース:ピアノ協奏曲集第2集
スウェーデン国民歌による変奏曲 Op.52/序奏とポロネーズ Op.174/
ピアノ協奏曲第3番 嬰ハ短調 Op.55
演奏/クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
ウーヴェ・グロット(指揮)イェヴレ交響楽団
19世紀前半の最も偉大なピアニストと言えば、誰もがフンメルとリース
(1784-1838)の名前を挙げることでしょう。特にこのリースはべート―ヴェン
の弟子で、師の回想録を出版したことでも知られています。ここに収録された
3つの作品はどれもベートーヴェン風の力強さと抒情詩的な美しさが見事に調
和していて聴きごたえたっぷり。時にはまるでショパンを思わせるロマンティ
ックな部分も備えていて、鮮烈な印象を残します。

8.557980
ペンデレツキ:合唱作品集
テ・デウム(1979-80)/聖ダニエル讃歌(1997)/ポリモルフィア(1961)/
ポーランドレクイエムよりシャコンヌ(2005)
演奏/イザベラ・クロシンスカ(ソプラノ)
アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
アダム・ズニコウスキ(テノール)
ピョートル・ノヴァツキ(バス)
アントニー・ヴィト(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
多くの現代作曲家がそうであるように、ペンデレツキ(1933-)も時代によって
その作風が大きく変化しています。1960年代はトーンクラスターの第一人者と
して前衛的な音を好んで書いていましたが、70年代以降は懐古的な作品も多く
見られます。このテ・デウムは悲痛な叫びと諦念に満ちた美しい響きが交錯し、
まるで夢のような世界を鮮やかに目の前に出現させる名曲です。おなじみヴィ
トの密度の高い演奏で。

8.557993
ラモー:オート・コントルのためのオペラ・アリア集
歌劇「プラテー」より“何て心地よい住まい”“水の精たちよ、さあおいで”
“あの雲は”“私はだんだん”
歌劇「花飾り」より“私は優しく時を待ち”
歌劇「カストールとポリュックス」より“永遠の平和が”
歌劇「ナイス」より“私の愛するニンフよ”
歌劇「ヒュメナイオスとアムールの祭り」より“あなたは知っている”
歌劇「ダルダニュス(1744年版)」より“不吉な場所”
歌劇「ゾロアストル」より“私の悲しい姿よ”
歌劇「ザイス」より“野心的な魅力”
歌劇「ナイス」より“災禍よ鎮まれ”
歌劇「プラテー」より“バッカスへ歌を捧げよう”)
演奏/ジャン=ポール・フシェクール(オート・コントル/テノール)
リャン・ブラウン(指揮)オペラ・ラファイエット
その生涯に30曲ものオペラを生み出したフランスの作曲家ラモー(1683-1764)。
リュリ以降のフランス楽壇における最大の作曲家として知られますが、彼の作
品は当時のイタリア・オペラの愛好家からは「不自然だ」と攻撃されたのも有
名な話です。メロディを重視するイタリア派、和声を重視するフランス派。ど
ちらかに甲乙をつけるなんて・・・無茶な話ではありませんか!
オート・コントルとは「高いテノール」の意。男声でありながらアルトの音域
までをカヴァーします。

8.559300
ヘッドリー:生誕 100年記念録音集
カリフォルニア組曲/ピアノ協奏曲第1番「アルゼンチンタンゴ」/
ピアノ協奏曲第2番/ラジオのための交響曲第1番
演奏/アンナ・ボロリュボヴァ(ピアノ)
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
1906年生まれのヘッドリーは(1906-1995)、教師の父とオルガニストの母を持
ち幼い頃から天才の名を欲しいままにしてきました。彼の音楽的方向を決定付
けたのは 10歳の時のラヴェルとの邂逅で、その影響あってか生涯に渡ってロ
マンティックで印象主義的な作品を残したのです。1940年代以降はピアニスト、
指揮者としても活躍、作曲家としても多くの作品を残しました。本当に楽しい
曲ばかりです。ぜひお聞きください。

8.559337
ロックレア:管弦楽作品集
四季の交響曲/ソプラノ独唱と弦楽オーケストラのための三部作「レアズ・オ
ブ・サウンディング」
フェニックスそして再び/メモリー「H.H.L」/ハープ協奏曲
演奏/ジャニーン・ヒューストン(ソプラノ)
ジャクリン・バートレット(ハープ)
カーク・トレヴォー(指揮)スロヴァキア放送交響楽団
14歳でプロのオルガニストとして認められ、作曲家としても活躍するロックレ
ア(1949-)。彼の作風は中世風から現代音楽風であり、多種多様な伝統を受け
継ぐものとして広く愛されています。雄弁で簡潔、そして穏やかで印象深い
「四季の交響曲」やまるでメルヘンの世界を垣間見るようなハープ協奏曲など
香り高い作品が目白押しです。そして「ゲド戦記」の生みの親、ル=グウィン
の詩をベースにした神秘的な響きを持つ「レアズ・オブ-」も聴きものです。

8.559350
クーマン:ピアノ作品集
シースケープ・パッション-昼の明るさ(3番目のピアノ・ソナタ)/カイザー
女史のための変奏曲/夢の墓標-磔刑
グウィネスに/夢のエチュード第2巻/ポストカード・パルティータ/4番目
のピアノ・ソナタ
演奏/ドンナ・アマート(ピアノ)
1982年生まれの若さにもかかわらず、すでに器楽曲や聖歌など 600曲を超える
作品を書き、現在最も注目を浴びているのがこのカーソン・クーマン(1982-)
です。作曲家としてだけでなくオルガニスト(それも現代音楽)としても活発に
活躍、彼のために世界中の作曲家が 120を超える新作を書きました。また編集
者、作家としても知られ、このCDの解説も彼自らの手によるものです。

8.570118
シューベルト (1797-1828):断章を含むピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調 D157
ピアノ・ソナタ第8番嬰へ短調 D571/D570/D604
ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 断章 D655
ピアノ・ソナタ ホ短調 断章 D769a(D994)
ピアノ・ソナタ ハ長調 D840“レリーク”
演奏/ゴットリープ・ヴァリッシュ(ピアノ)
人懐こい表情と、徹底的に暗い深淵が奇妙な具合に同居しているのがシューベ
ルトのピアノ・ソナタです。ここに収録されているのは、彼の 1番最初のソナ
タと、生涯半ばの3つの極めて実験的な断片、そして遺作として出版された最
後の断片です。緊張感に満ちた曲が唐突に終焉を迎える時、聴き手は見知らぬ
世界に放り出されたかのような不思議な身悶えにさいなまれることでしょう。

8.570183
スタイナー:映画音楽集
「コングの復讐」「猟奇島」
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団
MARCO POLOより移行盤。名付け親はリヒャルト・シュトラウス。ブラームス
にピアノを師事しマーラーから作曲を学んだ神童マクシミリアン・ラオウル・
ヴァルター・シュタイナー(1888-1971)。このコルンゴルトもびっくりの経歴
を持つ音楽家は後にハリウッドで映画「キングコング」の音楽で名声を博す
マックス・スタイナーです。ここでは彼の代表作である「コングの復讐」と
元祖ホラー映画「猟奇島」を収録、この迫力たっぷりの音楽が、ジョン・モ
ーガンの見事な修復で現代に蘇りました。

8.570184
スタイナー:映画音楽集
「凡てこの世も青春も」「盗まれた青春」
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団、合唱団
MARCO POLOより移行盤。ジョン・モーガンのスコア再編による名画サントラ・
シリーズ、ここではベティ・デイヴィス主演による2つの映画を取りあげてい
ます。スタイナーの音楽は本当に壮大でロマンティック(ワーグナーの楽劇を
思わせる部分も)!そして作曲者のオリジナル・スケッチまでをあたって編纂
作業をしたモーガンの仕事ぶりに脱帽です。「盗まれた青春」はゴージャス・
オーケストレーション路線の典型的作品と言えましょう。

8.570187
ニューマン:映画音楽集
「ノートルダムのせむし男」(ジョン・モーガン復元スコア)
「ボー・ジェスト」(ウィリアム・T・ストロンバーグ復元スコア)
組曲「イヴの総て」
演奏/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)モスクワ交響楽団、合唱団
MARCO POLOより移行盤。1939年に制作されたヴィクトル・ユゴー原作の映画
「ノートルダムのせむし男」の音楽を担当したアルフレッド・ニューマン
(1901-1970)は 45回ものアカデミー賞ノミネート回数を誇る(9回受賞!)映画
音楽の天才です。かの有名な“20世紀 FOX社の映画のオープニング”の勇壮な
ファンファーレも彼の代表的な仕事の一つです。

8.570188
ソルター(1896-1994)&デッサウ(1894-1979)映画音楽「フランケンシュタイン
の家」完全版
(ジョン・モーガンによる復元スコア)
演奏/ウィリアム・T・スタインバーグ(指揮)モスクワ交響楽団
MARCO POLOより移行盤。1996年にこのアルバムが発売された際、音楽誌ではこ
ぞって大絶賛。この音楽、ひたすら恐怖を煽るのだけど、その中にかすかに感
じられる上質なユーモアと色彩豊かな効果音は、現代の耳にも存分に訴えかけ
るものがあります。冒頭のテーマ音楽から、もうすっかりはまること間違いな
し。これは楽しい 1枚です。

8.570233
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98ハンガリー舞曲 第2/4/5/6/7/8/9番
演奏/マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
大好評、オールソップのブラームス(1833-1897)交響曲全集、ここに完結。
音楽の細部までを徹底的に磨きあげた、まるで純米酒のような清冽な味わいの
ブラームスは聴き手に新しい驚きと感動をもたらすことでしょう。併録のハン
ガリー舞曲も聴きもの。「奇をてらうことなく正直」な演奏のすがすがしさ。
まるで澄み渡った秋の空のような美しさです。

8.570293
ワーグナー:ストコフスキー編曲集
楽劇「ラインの黄金」 -第4場ヴァルハラ城への神々の入場
楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成
舞台神聖祝典劇「パルジファル」第3幕の音楽
楽劇「ワルキューレ」 -第3幕ヴォータンの別れ-魔の炎の音楽
楽劇「ワルキューレ」 -第3幕ワルキューレの騎行
演奏/ホセ・セレブリエール (指揮)ボーンマス交響楽団
どんな曲でも彼ならではのサウンドに作り変えてしまう事が可能だった20世紀
最大の指揮者ストコフスキー。彼の経歴のスタートを飾ったのはワーグナー
(1813-1883)の音楽でした。彼はワーグナーの壮大な音楽を一層華麗にするた
めにその複雑なスコアに更に音を加え、想像を絶するほどの音の洪水を生み出
したのです。当時の録音技術の向上とともに広まった「ストコ節」、この交響
的変容は今でも多くの人に愛され続けています。

8.570297
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):愛と死の歌曲集
ひそやかな誘い Op.27No.3/おお、あなたが私のものなら Op.26No.2/待ちわ
びて Op.10No.5/献呈 Op.10No.1/希望と失望 TrV98/赤いばら TrV119/物
言わぬ花 Op.10No.6/二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19No.4/ゲオルギーネ
Op.10No.4/サフラン Op.10No.7/何も知らず Op.10No.2/私はお前を愛す
Op.37No.2/夜の逍遥 Op.29No.3/ああ恋人よ、私は別れねばならない
Op.21No.3/解き放たれ Op.39No.4/悲しみの歌より Op.15No.4/悲しみへの
讃歌 Op.15No.3/わが心は沈黙す Op.19No.6/霧 TrV 65/万霊節 Op.10No.8
/憩え、我が魂 Op.27No.1
演奏/ヘドウィッグ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)
豪奢な「ばらの騎士」?それとも激しすぎる「サロメ」? R・シュトラウスと
いうと極彩色の音楽を思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし彼の歌曲は
もっと秘めやかで限りなく深い表現力を湛えたものばかりです。まるで魔法の
スパイスのように振りかけられた官能性は、まるで媚薬のように聴き手の耳に
忍び寄り熱い息を吹きかけるかのようです。

8.570311
ブクステフーデ:オルガン作品集第6集
前奏曲ト短調 BuxWV 150 /カンツォーナハ長調 BuxWV 160/今ぞわが魂よ主
をたたえよ BuxWV 215、BuxWV 213/第1旋法のマニフィカート BuxWV 204/
前奏曲 ヘ長調 BuxWV 145/われ汝に感謝す、愛する主よ BuxWV 194/カンツォ
ネッタ BuxWV 225/神もしわれらとともになかりせば BuxWV 222/前奏曲
ハ長調 BuxWV 136/わが愛する神に BuxWV 179/トッカータト長調 BuxWV 165
/前奏曲ト長調 BuxWV 162
演奏/ジュリア・ブラウン(オルガン)ネブラスカ州、オマハ、聖セシリア
大聖堂、マーティン・パシ製オルガン使用
2007年、ブクステフーデ(1637-1707)没後300年の最後を飾るのはこの1枚。北
ドイツのオルガン音楽の隆盛を築き、ヘンデルや J・S・バッハに多大なる影
響を与えたブクステフーデの作品は即興性溢れる自由な作風で人気が急上昇し
ています。前作でもその磨き抜かれた技術が高く評価されたブラジルのオルガ
ニスト、ジュリア・ブラウンによる演奏です。

8.570335
アメルバッハ:タブラチュア譜によるハープシコード作品集
演奏/グレン・ウィルソン(ハープシコード)
16世紀のオルガン奏者アメルバッハ(1530-1597)の名前は、とりわけこの「タ
ブラチュアブック」で知られています。当時の歌や様々な舞曲などを鍵盤楽器
のために編曲したものを集めたこの曲集は、演奏技巧の熟練だけでなく、音楽
の基礎を教える手段として有益でした。既存の作品に華やかなパッセージを加
えることで演奏の難易度もあがり、時として演奏不可能な曲も出てきたとさえ
言われています。

8.570350
ロージャ:
ヴァイオリン協奏曲 Op.24
ヴァイオリンとチェロのための協奏交響曲 Op.29
演奏/アナスタシア・ヒトルーク(ヴァイオリン)
アンドレイ・チェクマゾフ(チェロ)・・・協奏交響曲のみ
ドミトリ・ヤブロンスキ(指揮)ロシア交響楽団
ハンガリーの作曲家、ロージャ(1907-1995)は映画音楽の大家として知られて
いますが、並行してコンサートホールのためにも積極的に曲を書きました。ハ
ンガリーの民謡を巧みに取り入れた数々の作品はどれもが親しみやすくどこか
懐かしい風情を保っています。ヴァイオリン独奏はアナスタシア・ヒトルー
ク。現在の若手有望株の中でも最もパッション溢れる演奏家の一人です。

8.57035
サリヴァン:パイナップル・ポール組曲他
パイナップル・ポール組曲(C・マッケラス編曲)/アイルランド交響曲
演奏/デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー交響楽団
喜歌劇「ミカド」でおなじみのイギリスの作曲家サリヴァン(1842-1900)の隠
れた名曲です。とは言えこれはオリジナル作品ではなく、指揮者マッケラスが
サリヴァンのオペレッタの中からバレエ曲だけを集めてまとめた楽しい曲集な
のです。吹奏楽好きにもファンの多いこの曲をイギリスの名門オケの演奏で。
ブックレットにはマッケラス自身の解説も収録しています。

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07-11 No.4-2

2007年11月06日 14時56分04秒 | Weblog
8.570406
ガードナー:管弦楽作品集
ピアノ協奏曲第1番/交響曲第1番/序曲「ミッドサマー・エール」
演奏/ピーター・ドノホー(ピアノ)
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
イギリス音楽好きにまたまたオススメの 1枚です。ジョン・ガードナーは
1917年生まれのイギリスの作曲家。名前は同じでもジェームズ・ボンドの作者
ではありません。しかし彼の書く音楽はとてもスリリングでドラマティック。
緊迫感漂うピアノ協奏曲の冒頭のテーマなどは映画音楽に使ったとしても全く
違和感ないでしょう。イギリス情緒あふれる「ミッドサマー・エール」も美し
い音楽です。

8.570419
モーツァルト:ホルン協奏曲集
ホルン協奏曲第1番/第2番/第3番/第4番
演奏/ヤチェク・ムズィク(ホルン)
アニエスカ・ドゥチマル(指揮)ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団
ポーランド生まれのホルン奏者、ムズィクは 7歳でピアノをはじめ、10代後半
には熟練したジャズピアニストとして活動を始めましたが、18歳の時にフレン
チホルンの魅力に取りつかれ、以降ポーランドからジュリアード音楽院に留
学、更に研鑽を重ねました。帰国後ポーランド国内で多くのオーケストラで
演奏しましたが、とりわけ有名なキャリアはツィメルマンの率いるポーランド
祝祭管弦楽団で首席ホルン奏者に選ばれたことでしょう。
現在はアメリカに移住、ますますその技巧に磨きをかけています。

8.570501
バロック・トランペット協奏曲集
トレッリ(1658-1709)トランペットのためのシンフォニア 二長調
アルビノーニ(1671-1751)オーボエ協奏曲ニ短調(トランペット編)
ヘンデル(1685-1759)組曲ニ長調
ファッシュ(1688-1758)協奏曲 ニ長調
ヘンデル(1685-1759)オーボエ協奏曲第3番 ト短調(トランペット編)
ガブリエリ(1659-1690)トランペット・ソナタ第4番ニ長調
テレマン(1681-1767)オーボエ協奏曲 ヘ短調(トランペット編)、
ソナタ ニ長調
演奏/トーマス・ライナー(トランペット)
セバスチャン・テウィンケル(指揮)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
12歳の時にモーリス・アンドレの演奏を聴きトランペット奏者を志したという
1969年生まれのトーマス・ライナーは現在ソリスト、指揮者として全ヨーロッ
パで活躍しています。彼の演奏はとても表情豊かで遊び心もたっぷり、そして
何より輝くような高音域は誰にも真似できません。このアルバムで彼は元来ト
ランペットのために書かれた協奏曲と、オーボエのために書かれた曲を取り交
ぜて演奏しています。

8.570559
アイヴズ(1874-1954):アメリカ変奏曲
アメリカ変奏曲/序曲と行進曲“1776”/彼らはここに!/古き家庭の日(バ
ンドのための組曲)/インターカレッジ行進曲/フーガハ調/オメガ・ラムダ
・カイ/イェルサレムは金/ギャンボリーの息子/ポストリュードヘ調/カン
トリー・バンド行進曲/戦没将兵記念日/チャーリー・ラトレイジ/サーカス
・バンド/メイン・ストリートの暴れ馬/行進曲第6番/オールコット家の人々
演奏/アメリカ海兵隊バンド
アイブズの様々な作品を集め、ストーリー性を持たせ一気に聴かせるという凝
った企画盤。冒頭の「アメリカ変奏曲」から言葉に詰まるほど面白さ炸裂。原
曲は歌曲だったりピアノ曲だったりと様々ですが、古き良きアメリカのざわめ
きを彷彿とさせるキッチュな音が詰まっています。

8.505221 5枚組 \4000
アーノルド:交響曲全集
交響曲第1番 Op.22/交響曲第2番 Op.40/交響曲第3番 Op.63
交響曲第4番 Op.71/交響曲第5番 Op.74/交響曲第6番 Op.95
交響曲第7番 Op.113/交響曲第8番 Op.124/交響曲第9番 Op.128
演奏/アンドリュー・ペニー(指揮)アイルランド国立交響楽団
既出のアルバム(8.553406、8.553739、8.552000、8.552001、8.553540)を
BOXセットにした、まさにアーノルドを親しむためにぴったりの豪華箱。(ただ
5枚入れただけですが・・・・)演奏は定評のあるペニー指揮アイルランド国
立交響楽団によるもので、アーノルドのシリアスな面をたっぷり楽しめます。



<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \1000
8.111223(
グレート・ピアニスト・シリーズ/ルイス・ケントナー
1938-1951年録音集
ウォルトン:ファサード(ケントナー編曲)1939年3月7日録音
リスト:死のチャルダーシュ 1951年11月10日録音
リスト:夢(ノクターン)1951年11月10日録音
バラキレフ:ソナタ 変ロ短調 1949年10月13日録音
ショパン:ボレロ Op.19 1949年10月13日録音
リスト:「巡礼の年より」-ゴンドラの漕ぎ手、
タランテラ 1938年3月28、30日録音
リスト:ダンテ・ソナタ(ランバートによるオーケストラ伴奏版)
指揮コンスタント・ランバート
サドラー・ウェールズ管弦楽団
1940年3月20日録音
演奏/ルイス・ケントナー(ピアノ)
ハンガリー(当時はオーストリア=ハンガリー二重帝国と呼ばれた)出身のピア
ニスト、ルイス・ケントナー。リストやショパンを得意としましたが、とりわ
け同胞バルトークの解釈に定評がありました。義兄であるメニューインは彼の
ことを「男性的で気前よく、洗練された才能の持ち主」と称賛し、幾つかの共
演の録音も残しています。レパートリーの幅広さでも知られ、ハンガリー物、
ロシア物からイギリス物までをもカヴァー、アディンセル作曲のワルソー・コ
ンチェルトの初演者でもあります。

8.111263
グレート・ピアニスト・シリーズ/アラウ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団・・・・1947年12月24日録音
ウェーバー:小協奏曲
デジーレ・デジレ・デフォー (指揮)
シカゴ交響楽団・・・1946年4月13日録音
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番 Op.24・・・1941年2月20日録音
演奏/クラウディオ・アラウ(ピアノ)
20世紀最大のピアニストの一人、クラウディオ・アラウは恐らく戦後のピアニ
ストの中で最もベートーヴェンの解釈に優れた人として評価されるでしょう。
その深き精神性と強靭さは彼の最大の美点であり、ここに収録された第3番の
協奏曲もまさに火花散る名演と言えるもの。そしてウェーバーの小協奏曲はア
ラウが生涯を通じて愛した曲。この演奏は極めて軽快で優美です。
マーク・オーバート・ソーン復刻

8.111266-67 2枚組
ストラヴィンスキー:放蕩者のなりゆき
アン・トゥルーラヴ・・・ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
バーバ・・・ブランシェ・シーボム(メゾ・ソプラノ)
トム・レイクウェル・・・ユージン・コーンリー(テノール)
ニック・シャドウ・・・マック・ハレル(バリトン)
マザー・グース・・・マルタ・リプトン(メゾ・ソプラノ)
トゥルーラヴ・・・ノーマン・スコット(バス)
イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
録音 1953年3月1,8,10日
ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
1953年のこの録音は、「放蕩者のなりゆき」の最初の完全な記録です。作曲家
自身の指揮による録音は 2種類ありますが、ギューデンやシーボムと言った名
歌手たちによるこのモノラル盤の強烈な存在感は何にも代えがたい素晴らしさ
です。荒唐無稽なあらすじを持つ幻想的なオペラを最強の解釈でお楽しみくだ
さい。
マーク・オーバート・ソーン復刻

8.111315
ザ・マコーマック・エディション第5集
1914-15年アコースティック録音集
シューベルト:セレナーデ
マスカーニ:アヴェ・マリア
バル:誰か知ってる?
ロール:西の小さい灰色の家
オルコット:マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
レーマン:ボニー・ウィ・シング
フィーリス:どこかの美しい島
ウェリングス:黄金の島
ダーデロー:なぜならば
キング:アヴォルニーン
ネルソン:アーガイルのメアリー
ネアス:ベン・ボルト
バートレット:夢
バルフィ:放浪少女
フォスター:夢路より
デンツァ:フニクリ・フニクラ
ヴェルディ:リゴレット-愛する美しい乙女よ
ヴェルディ:椿姫-パリを離れて
プッチーニ:ボエーム-愛らしい乙女よ
ヴェルディ:アイーダ-さらば大地よ
ベネディクト:キラーニーの百合より
ウィリアムス:ティペラリへの遠い道
テイト:どこかで呼ぶ声が
クラキシトン:マーヴィス
ドレル:私の船が戻ってくるとき
サンダーソン:・・・まで
ジョン・マコーマック(テノール)様々な共演者たち
録音 1914年-1915年
ビクトリア時代から20世紀のレパートリーを幅広く取り上げ、民謡にも秀でて
ポピュラー音楽もうたいこなしてしまう・・・・そんな多彩で冒険好きで現代
的な歌手マコーマック。彼の滑らかで無理のない歌声は今聞いても全く色あせ
ることがありません。そしてここに収録されたいくつかのアリアでわかるよう
に、彼はヴェルディ・テノールとしても最良の声を備えていたのです。甘い声
に酔いしれてください。




<CPO>
777032-2 \1700
テレマン(1681-1767):管楽協奏曲集 第1集
2つのホルンのための協奏曲/リコーダー、フラウト・トラヴェルソのための
協奏曲/オーボエ協奏曲/リコーダーと2つのヴァイオリンのための協奏曲/
フラウト・トラヴェルソ協奏曲
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
ラ・スタジオーネ・フランクフルト
カメラータ・ケルン
活躍中はバッハを凌ぐ名声を得ていたテレマンは、その生涯に渡って数千曲も
の作品を残したことでも知られています。フランス、イタリア、ドイツの様式
を自由に使いこなしたそれらの曲の変幻自在な魅力を存分にお楽しみください。

777177-2(SACD-Hybrid) \2950
シュポア(1784-1859): 交響曲集第1集
交響曲第3番 Op.78/第10番 WoO 8(世界初録音 )/序曲 WoO 1
ハワード・グリフィス(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー
古典派からロマン派への掛け橋としてもおなじみ、シュポアの交響曲です。
ヴァイオリン協奏曲や、クラリネット協奏曲が良く知られていますが、交響曲
も 10曲(最後の 1曲は未完成)あり、曲によっては凝った名前がついていたり
となかなか興味をそそられます。このアルバムには、未完の第10番も収録。
こちらは世界初録音となります。

777313-2 \1700
ワインベルク(1919-1916):弦楽四重奏曲集 第1集
弦楽四重奏曲 第4番 Op.20/弦楽四重奏曲 第16番 Op.130
ダネル弦楽四重奏団
ポーランド生まれのワインベルクは戦争中にロシアに亡命、ショスタコーヴィ
チと親交を深めたことで知られています。弦楽四重奏曲は全部で 17曲あり、
暗さを秘めた曲想は以前から一部のファンの間で人気が高く、今回の全集も待
ち望んでいた人が多いことでしょう。

777332-2 \2450
バロック・クリスマス・カンタータ
シェーレ、ペトリッツ、エルレバッハ、ヤコビ、リーベ、ベッセルの作品集
ビルテ・クラヴィク/ドロテア・ワグナー/デイヴィッド・エルラー/ハンス
・イェルグ・マンメル/マティアス・ルッチェ
マティアス・ユング(指揮)
バッツドルファー・ホフカペレ
クリスマス・カンタータの名曲はシュッツやバッハだけではありません。ここ
に収録された曲も何と生き生きしているのでしょう!日本でもかろうじて名前
の知られているエルレバッハの作品をはじめ、貴重な作品集です。クリスマス
の歓びにあふれた輝かしい音をお楽しみください。

777337-2 \1700
ライヒ(1936-):六重奏曲
六重奏曲/ピアノフェイズ/エイト・ラインズ
ケヴィン・グリフィス(指揮)
ロンドン・スティーヴ・ライヒ・アンサンブル
2004年 12月に結成されたロンドン・スティーヴ・ライヒ・アンサンブルはロ
ンドンで学ぶ若きミュージシャンたちによる気鋭の団体です。既に国際的評価
も高く、今回のアルバムも期待に違わぬ出来となっています。

777339-2 2枚組 \4900
リスト:聖エリザベートの物語
メラニー・ディーナー(S)ダグマール・ペチコヴァ(MS)マリオ・ホフ(Br)
ラナトゥス・メッツァー(Bs)
アレクサンダー・ギュントラー(Bs)
カール・セント・クレア(指揮)
ワイマール・シュターツカペレ/ハンガリー放送合唱団
ピアノ曲、それも超絶技巧を駆使した派手な作品ばかりが知られるリストです
が、それは彼の若い頃の一面でしかありません。中期から晩年に至るまで書か
れた夥しい数の宗教曲の素晴らしさと言ったら、言葉に尽くせないほどで、一
度はまると病みつき間違いなしです。このオラトリオは 1857-62年の作。壮麗
で美しい作品です。


<CPO JAZZ>
777282-2 2枚組 \2500
クルト・エーデルハーデンと WDRオーケストラ:1976-1980年録音集
CD1スタンダード made in USA/CD2エヴァーグリーン made in Germany
曲目は割愛いたします
ドイツの伝説的バンド・リーダー、エーデルハーゲンの録音集。 1920年生ま
れのエーデルハーゲンは、あのザ・ピーナッツのヒット曲「情熱の花」の元歌
を歌ったカテリーナ・ヴァレンテを見出した人としても知られ、日本でも隠れ
たファンを持つ大家です。この 2枚組は彼の晩年の録音を収録しています。

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07-11No.3-1

2007年11月06日 14時54分55秒 | Weblog
<Avie>
AV 2137(SACD-Hybrid) \2700
D・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93
デトレフ・グラナート(1960-):
管弦楽のための歌と舞曲《テアトルム・ベスティアルム》
セミヨン・ビシュコフ(指揮)、ケルンWDR交響楽団
交響曲第9番の完成から8年という歳月を経て1953年に作曲されたのがこの「交
響曲第10番」。
ショスタコーヴィチの名前をドイツ語で呼んだ際の最初の4文字となる「DSCH」
音形のモチーフとしての使用や、第2楽章がスターリンの肖像であると言われ
るなど謎の多い作品として位置づけられている。
またカップリングされているグラナートの「テアトルム・ベスティアルム」は、
BBCからの委嘱によって作曲が行われ2005年9月のプロムスで初演が行われてお
り現代作品の演奏にも定評のあるビシュコフの演奏が楽しみ。




<Glossa>
GSP 98006 \2180
I・アルベニス(ゲレーロ編):組曲《イベリア》(管弦楽版)
ホセ・ラモン・エンシナル(指揮)、ガリシア交響楽団
フランシスコ・ゲレーロと言ってもルネサンス時代のゲレーロではなく、20世
紀の現代スペインで活躍したフランシスコ・ゲレーロ(1951-1997)がオーケ
ストラ用に編曲を行ったアルベニスの「イベリア」がグロッサから登場!
全12曲の管弦楽編曲が予定されていたものの1997年のゲレーロの急死によって
6曲の組曲となってしまったが、スペインの音楽史に輝く名作のオーケストラ
演奏への挑戦は高く評価されるべき功績と言えるだろう。
ちなみに収録されているのは、第3曲「セビーリャの聖体祭」、第10曲「マラ
ガ」、第8曲「エル・ポーロ」、第7曲「エル・アルバイシン」、第11曲「ヘレ
ス」、第5曲「アルメリア」の6曲となっている。
ラ・コルーニャを本拠地としているガリシア交響楽団は、日本の人気ギター奏
者村治佳織との共演でも知られるスペインのオーケストラ。演奏する作品は母
国の大家アルベニス。燃え滾るような熱演を期待したい。




<Channel Classics>
CCSSA 25707(SACD-Hybrid) \2850
フルヴィオ・カルディーニ(1959-):16の手紙Op.96/Bより ラウド
フェード・コントロールOp.47/C
キリストOp.59/C
クロックワーク・トッカータOp.68/C
四重奏のためのソナチナOp.65/F
ベアータ・ヴィセラOp.74/B
クロックワーク・ゲームOp.72/A
ペンシエリ・デル・トラモントOp.107
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテット
1978年の結成以来、その圧倒的な超絶技巧と豊かな音楽性で聴き手を魅了して
やまない世界最高のリコーダーアンサンブル、アムステルダム・ルッキ・スタ
ーダスト・クヮルテット。17世紀-18世紀に活躍した作曲家たちの作品を収録
した「夜想曲」(CCSSA 22205)に続く久々の新譜は現在活躍中のイタリア人作
曲家フルヴィオ・カルディーニの作品集。
ジョルジョ・サッケッティの門下生としてフィレンツェ音楽院で学んだカル
ディーニ。作曲だけでなく、ヴィヴァルディやモーツァルト、リストなどの作
品の編曲、そしてピアニストとしても高い技術を発揮している音楽家である。
これまでとは一味違ったルッキ・スターダスト・クヮルテットの演奏が聴けそ
うだ。




<Cavalli>
CCD 289 \2180
L・V・ベートーヴェン:
ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45/チェロ・ソナタ ヘ長調Op.17(原曲:ホルン・ソナタ)/モーツァルト
の歌劇《魔笛》の主題による7つの変奏曲変ホ長調WoO.46/3つの二重奏曲
WoO.27/モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
レベッカ・ラスト(チェロ)、
フリードリッヒ・エーデルマン(ファゴット)、
フレデリック・ブルム(ピアノ)
巨匠ジュリーニ、チェリビダッケから称賛を受けイスラエル・フィル在籍時に
はメータ、バレンボイムの下で活躍したカリフォルニア出身の女流チェリスト、
レベッカ・ラストの最新盤はベートーヴェン。
モーツァルトとヘンデルの主題による変奏曲に加えて収録されたソナタの原曲
はホルンのために書かれた作品。チェロの音色で聴くホルン・ソナタも味わい
深い。夫君であり元ミュンヘン・フィルの主席奏者としてチェリビダッケのタ
クトの下で活動してきたエーデルマンとの「3つの二重奏曲WoO.27」では、一
糸乱れぬデュオを聴かせてくれている。
皇室との交流もあり、大の親日家として知られるラスト&エーデルマン夫妻の
今後の活動に期待したい。なお「《ユダス・マカウベス》の主題による12の変
奏曲」は夫妻と親交の厚かった元京大教授中村行宏氏の退官を記念して録音が
行われた。

CCD 292 \2180
バンベルク宮廷の音楽 ――
ヨハン・ヤコブ・シュネル(1687-1754):
パルティータOp.2-4、同Op.7-5、ソナタ ニ長調、パルティータOp.2-2
ヨハン・テオドール・ヘラルド(um.1660-1720):
ソナタ第6番ハ長調、同第5番ハ短調
ヨーゼフ・ウムスタット(1711-1762):パルティータ ホ短調、同ト短調
ムジカ・カンテレイ・バンベルク
18世紀バンベルクの宮廷で演奏されていた食卓の音楽を収めており、同時に当
時のバンベルクで活躍していた3人の作曲家たちの作品にとっても貴重な録音
となっている。
ムジカ・カンテレイ・バンベルクはドイツの古楽器演奏家たちによって結成さ
れた四重奏団。個々のレベルも非常に高い水準にある実力派集団である。





<Christophorus>
CHR 77297 \2180
宗教改革期フランスの声楽作品集 ――
パスカル・ド・レストカール(c.1539-c.1584):Tu me seras tesmoin
ギョーム・モレイユ(c.1515-c.1560):Du fond de ma pensee
オルランド・デ・ラッスス(1532-1594):Le vertueux
アドリアン・ル・ロワ(c.1520-1598):Entens pourquoy je m'ecrie
クロード・グディメル(c.1510-1572):Du fond de ma pensee
ウスタシュ・デュ・コロワ(c.1549-1609):Fantasie XX
ルイ・ブルジョワ(c.1510-c.1561):Le cantique de Simeon
クロード・ル・ジューヌ(c.1530-1600):Alors qu'affliction me presse
ジャン・コウレリー(c.1556):Pere de nous-Pardonne nous
ユベール・ワールラント(c.1517-1595):Rendez a Dieu louange et gloire
ベネディクトゥス・アッペンツェラー(c.1510-1572):Du fond de ma pensee
他 全31曲
チャント1450〔太刀川昭(カウンターテナー)、
ジョヴァンニ・カンタリーニ(テノール)、
ダニエル・マンハート(テノール)、
ライティス・グリガリス(バリトン)、
菅原徳尚(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
グレゴール・エーサム(オルガン)〕
バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・ヴォカーレ、アンサンブル・
ヴォカール・ユーロペアンなどで活躍する日本人カウンターテナー奏者である
太刀川昭を中心として新しく結成されたアンサンブルのデビュー・アルバム。
様々な国籍のメンバーそれぞれがグレゴリオ聖歌やルネサンス音楽に深く精通
しており、ミサ曲、モテットなどの宗教作品、シャンソン、グレゴリオ聖歌の
スペシャリスト集団としてヨーロッパでは早くも大きな期待が寄せられている。
来る2008年1月には、スイスのフランス語圏地方で今回リリースとなるルネサ
ンス時代フランスの声楽作品集のプログラムでのコンサート・ツアーが予定
されている。また今回のリリースはクリストフォルス(Christophorus)として
は非常に珍しいディジパックと斬新なジャケットデザインに仕上げられてお
り、こちらもファン注目のポイントになりそうだ。

CHE 0125-2 \1080
G・P・テレマン:カンタータ集 ――
Tirsis am Scheidewege/Seufzen, Kummer, Angst und Tranen/
Ach Herr, strafe mich nicht
アネッテ・マルケルト(アルト)、イル・パルナソ・ムジカーレ
カプリッチョ(Capriccio)からリリースされているザンデルリンク&ベルリン
交響楽団の名盤ブラームス全集に収録されている「アルト・ラプソディOp.53」
を歌っているアネッテ・マルケルトによるテレマン。
このテレマンはブラームスと同じ1990年に録音されており、マルケルトの素晴
らしい歌声をたっぷりと聴くことが出来る。1990年12月3日-5日の録音。

CHE 0126-2 2枚組 \2160
コントラバスのための室内楽作品集 ――
F・A・ホフマイスター:五重奏曲第2番
T・A・フィンダイセン:ロマンティック組曲Op.10
J・M・スペルガー:カッサシオン第3番、ソナタ ニ長調
G・ボッテシーニ:Tutto il mondo serra
L・V・ベートーヴェン:二重奏曲
B・ロンベルク:三重奏曲
G・ロッシーニ:二重奏曲
M・ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調
ゲルハルト・ツヴィツア(コントラバス)、
フランソワーズ・ポレ(ソプラノ)、
ウィンフリート・ラスマン(ヴァイオリン)、
アブ・コスター(ホルン)、フカイ・ヒロフミ(ヴィオラ)、
ユーリ・セイラー(チェロ)、クラウス・ストッペル(チェロ)、
セリーヌ・ドゥティリィ(ピアノ)
Chaコントラバスを必要とする小編成の室内楽作品を集めた現役のコントラバ
ス奏者にとっても嬉しい2枚組のセット。
ゲルハルト・ツヴィツアは1938年生まれのドイツ人奏者。1961年の入団からハ
ンブルク響の奏者として活躍し、1964年からはバイロイト祝祭管にも度々参加
していたドイツを代表するコントラバス奏者の1人。1985年&1979年の録音。

CHE 0127-2 \1080
ヤクブ・ヤン・リバ(1765-1815):ボヘミアの羊飼いのミサ
ゲオルク・ミュンツェル(ソプラノ)、オリヴァー・ペゲロウ(アルト)、
ハインツ・クルーセ(テノール)、フランツ・グルントハーバー(バス)、
ユルゲン・ヘンシェン(オルガン)、
エッケハルト・リヒター(指揮)、
聖ニコライ室内管弦楽団、ハンブルク室内合唱団
ヤクブ・ヤン・リバは、18世紀チェコにおける最も優れたカントルに数えられ
る音楽家。リバは本名や偽名などを使い分けて1400曲にも及ぶ作品の作曲を
行ったとされているが、その手腕をより確認できるのは宗教作品であると言
われている。1981年6月22日-24日の録音。

CHE 0128-2 \1080
バロック時代のトランペット協奏曲集 ――
G・P・テレマン:組曲ニ長調、協奏曲第21番ヘ短調
G・ロマニーノ:協奏曲ニ長調
J・J・クヴァンツ(ハンドリック編):ソナタ ロ短調
T・シュワルツコップ:組曲ハ長調
D・ガブリエリ:ソナタ第4番ニ長調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ
1990年から1994年までカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学でトラン
ペットを学んだドレスデン生まれの名手ヨアヒム・シェーファーによるバロッ
ク・アルバム。
自らの名を冠したヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブルを主
宰するなど精力的な活動を展開中。1997年11月14日-17日の録音。

CHE 0129-2 \1080
ハーモニウムとピアノによるデュオ ――
C・サン=サーンス:6つの二重奏曲Op.8
C・フランク:前奏曲、フーガと変奏曲Op.18
C・M・ウィドール:6つの二重奏曲
ヨハネス・ミヒェル(ハーモニウム)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)
オルガンの仲間であるハーモニウムとピアノという珍しい組み合わせによる
デュエット集。1902年製のハーモニウムを弾くヨハネス・ミヒェルは、ピア
ノだけでなく教会音楽についても専門的に学んでおりハーモニウムやオルガ
ンの演奏にも長けている。1997年5月19日-21日の録音。

CHE 0130-2 \1080
ルネサンス時代の世俗音楽集 ――
M・フランク:イントラーダ
G・マイネリオ:バッロ・フランチェーゼ
G・フォリアーノ:L'amor dona ch'io te porto
H・イザーク:Fortuna desperata
ジョスカン・デ・プレ:スカラメラ/他
アウグスブルク古楽アンサンブル
ルネサンス時代のイタリア、ドイツ、フランス、スペインで演奏されていたと
される作曲者不詳を含む声楽、器楽作品を集めたもの。アウグスブルク古楽ア
ンサンブルのメンバーは5人だが1人が何役もこなすため幅広い表現を可能にし
ている。1989年1月の録音。




<Rondeau>
ROP 4027 \2180
パウル・ゲルハルト(1607-1676)-ゆえに悲しむや、わが心よ
ウーテ・ロック(朗読)、ベルンハルト・ビラー(朗読)、
マルティン・ペツォルト(テノール)、
クリスティアン・ウィルム・ミュラー(ピアノ)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、聖トーマス教会少年合唱団
17世紀ルター派の牧師であると同時に、史上最高の賛美歌、宗教詩の作家と評
されるパウル・ゲルハルトが書いた詩を題材とした作品を収録した作品集の続
編。フリードリッヒ・メルクナーによる作品のテノール独唱や合唱とアイヒェ
ンドルフやボンヘッファーなどの詩を朗読した録音が収められている。




<Danacord>
DACOCD 658 \2300
ヨアヒム・アンデルセン(1847-1909):フルートのための作品全集第5集 ――
ハンガリーの旋律による序奏とカプリースOp.58/性格的な幻想曲Op.16/
オランダ国歌による幻想曲Op.35/コンチェルトシュトゥックOp.3/
タランテラOp.10
トマス・イェンセン(フルート)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、南ユラン交響楽団
フルートの作品や教則本の作者としてもその名を知られ、自身も19世紀を代表
するフルート奏者として活躍したヨアヒム・アンデルセンの作品を網羅するシ
リーズの第5弾。
これまでの4作はフルートとピアノの組み合わせだったが今回は管弦楽伴奏付
きの作品を収録。Op.58、Op.16、Op.10の3作品は原譜が発見されていないため
アンデルセンのピアノリダクション譜に基づいてフレミング・ネアゴーが再オ
ーケストレーションを行った楽譜を用いて演奏が行われている。
1949年デンマーク出身で南ユラン交響楽団のソロ・フルート奏者として活躍す
るイェンセンもレベルの高い演奏を披露。フルート奏者&関係者にとって参考
音源、資料としての価値も大と言えるだろう。





<Centaur>
CRC 2885 \2080
スティーヴン・ペリロ(1955-):
交響曲第1番/アメリカの歌/オーボエ・セレナーデ/Hangoverture
ユヴァル・ワルドマン(指揮)、サンクトペテルブルク交響楽団
これまでにセンター・レーベルから3枚の作品集をリリースしている1955年ブ
ロンクス出身の作曲家スティーヴン・ペリロの管弦楽作品集。ペリロはポッ
プス、クラシック、そして近現代の作風をミックスしたカラフルな作品が特徴
的であり、劇的な展開もグッド。
収録曲の中でも管楽器、打楽器が活躍する「交響曲第1番」は吹奏楽ファンな
らば思わず聴き入ってしまいそう。インパクトの大きいジャケット・デザイ
ンやワルドマン&サンクトペテルブルク響の起用、ロシアでの録音などもこの
レーベルならではのユニークなポイント。ちなみに吹奏楽で有名な「メリロ」
ではなく「ペリロ」なのでご注意を。

CRC 2848 \2080
C・グノー:宗教作品集 ――
おお救い主よ 変イ長調/喜ばしき天の女王/聖金曜日/おお救い主よ
変ホ長調/遥かなる緑の丘/アヴェ・ヴェルム変ホ長調/ミゼレーレ/夕べ
の祈り/愛する心/おお救い主よ ハ長調/オッフェルトリウム/Per
sanctissimam virginitatem/おお救い主よ 変ホ長調/From Thy Love as
a Father
ジョアンナ・バートン(ソプラノ)、
ジェフリー・ウェッバー(指揮)、
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ聖歌隊
歌劇「ファウスト」の大成功によって世界的名声を確立した19世紀フランス
の作曲家グノーの宗教曲を集めた作品集。グノーは有名な「アヴェ・マリア」
だけでなく合唱を主体とする宗教作品の作曲を数多く手懸けており、知られ
ざる名作も多い。
1348年に創設され長い歴史を誇るケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キー
ズ・カレッジ。チャールズ・ウッドがオルガニストを務めていた時期もある
この聖歌隊は、BBCラジオへの出演やオーケストラの共演などでイギリスの
合唱団らしい充実のハーモニーを聴かせている。

CRC 2860 \2080
シュターミッツ親子の音楽 ――
J・シュターミッツ:交響曲イ長調、同ト長調
C・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1、協奏交響曲ニ長調
ドロスタン・ホール(指揮)、カメラータ・シカゴ
マンハイム楽派の中心的存在として同楽派を導いたヨハンとカールのシュター
ミッツ親子の作品をそれぞれ2作品ずつ収録。ヨハンは交響曲、カールは協奏
的作品という対比も面白い。
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで音楽を学んだドロスタ
ン・ホールによって結成されたカメラータ・シカゴは、コンクールなどの受賞
歴を持つ15歳から20歳までの音楽家たちが集まり2003年にスタートを切った新
しい室内楽団である。

CRC 2910 \2080
W・ボルコム:
ヴァイオリン・ソナタ第2番/同第3番《風変わりなソナタ》/同第1番/
同第4番/グレースフル・ゴースト・ラグ
イリナ・ムレサヌ(ヴァイオリン)、マイケル・レヴィン(ピアノ)
パリでミヨーとメシアンから作曲を学びニューヨークに戻ってからはラグタイ
ムの復権に貢献した現代アメリカ音楽の重鎮ウィリアム・ボルコム。
このボルコムのヴァイオリン作品集のヴァイオリニストは、フランスのレー
ベル「アル・レ=セ(AR RE-SE)」の代表盤でリリース時に大きな話題を呼んだ
「ルクー&マニャールのヴァイオリン・ソナタ集」(AR 2006-0)でも演奏を担
当したルーマニアの女流奏者ムレサヌ。
ルクー&マニャールの時とはまた違ったスタイルの作品に対する適応力の高さ
は見事。

CRC 2876 \2080
モンタージュ ――
C・ニールセン:霧が晴れるOp.41
L・ボッケリーニ:フルート・ソナタ ハ長調
G・ロッシーニ:アンダンテと変奏曲
J・ヨンゲン:遅い舞曲
J・イベール:間奏曲
宮城道雄(モルナー編):春の海
G・ショッカー:キマイラ(世界初録音)
C・ロチェスター・ヤング:ひばりの歌
G・フォーレ:祈りつつ
サンドラ・ルンテ(フルート)、エリザベス・リヒター(ハープ)
古くは1743年生まれのボッケリーニから現在も活躍中のショッカー、ヤングと
いった4世紀にまたがるフルートとハープのための作品を集めたアルバム。世
界初録音となるショッカーの「キマイラ」はメロディックで美しい作風を持っ
ており、新たなレパートリーとして注目されそう。
サンドラ・ルンテはアメリカのモンロー交響楽団の主席フルート奏者。ルイ
ジアナ州立大学で後進の指導も行っている。

CRC 2883 \2080
パリからの手紙 ――
D・ミヨー:コルコヴァード
M・ラヴェル:ハバネラ形式の小品
F・クレンジャンス:2つのアリアOp.92b、2つのワルツOp.64
J・イベール:間奏曲、小品
L・モイーズ:Cantos de la Sierras
F・プーランク:3つの常動曲
C・ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、シランクス
E・サティ:3つのジムノペディ
ミシェル・ラポルテ(フルート)、ジェラルド・ソルター(ピアノ)
アメリカのレーベル、センター(Centaur)に届いた「パリからの手紙」はフル
ートとギターのデュオによるその名通りフランスの作品集。
共にニューヨークのファイブ・タウンズ・カレッジで教鞭を執る女流フルート
奏者ラポルテとギターのソルターのデュオが絶妙の雰囲気をつくっており、特
にギターの音色がいい味を出している。

CRC 2900 \2080
ラルフ・シャピーの音楽 ――
ラルフ・シャピー(1921-2002):
ファイヴ/マン・ソリ/パルティータ/エッチング/ミレニアム・デザイン
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)、ブレア・マクミラン(ピアノ)
シカゴ大学コンテンポラリー・ジャズ・プレーヤーズの指揮なども務めたアメ
リカの現代作曲家ラルフ・シャピーのヴァイオリンのための作品集。
名門ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学んだミランダ・クックソンは、イ
ンディアナポリス響やヴァージニア響、上海響、北京放送響などからソリスト
として招かれているエリート。

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07-11 No.3-2

2007年11月06日 14時54分23秒 | Weblog
<New World>
80668-2 \2080
デイヴィッド・ローゼンブーム(1947-):未来への旅
デイヴィッド・ローゼンブーム(ピアノ)、電子楽器、他
前衛音楽、実験音楽の大物であり「脳波の音楽」で知られるアメリカの作曲家
ローゼンブーム。電子音楽ながらどことなく聴けてしまうので現代音楽が苦手
な人にもおすすめ。

80667-2 \2080
ニック・ディドコフスキ(1958-):アイス・クリーム・タイム
ニック・ディドコフスキ(エレキ・ギター)、
ビート・ホフステッター(ソプラノ&バリトン・サクソフォン)、他
ニック・ディドコフスキはニューヨークを活動の拠点とする現代音楽の作曲
家。冒頭の「アイス・クリーム・タイム・ソング」はインパクト大。




<ジェイズミュージック・レーベル(日本)>
JMCC-20207 \2500
「ラヴ ソングス」 大政直人作品集
「ラヴ・ソングス」/「恋歌」/「クール・ジュエル」/「タンゴ」/
「炎の舞」/「藍色の魚」/「スリー・アスペクツ」/「悲しみのワルツ」
/「アニー・ローリー」
演奏者:須川展也(sax)、大谷康子(Vn.)、苅田雅治(Vc.)、
神谷百子(マリンバ)、中川俊郎(Pf.) 他
大政直人の音楽は、その擁する独特のナイーヴさにおいて人柄を反映している
が、その実、とても強い芯ないし核のようなものを秘めている。それは自らの
音楽言語に対する強い確信と揺るぎない自信によって裏付けされ、支えられた
ものだ。優しさと堅剛さの共存。そこにひとは、日々ともすると忘れそうにな
っている安らぎを身近に感じるとともに、しなやかに生きるための柔軟な知恵
を学ぶ。
(音楽学者:長木誠司)
大政直人(作曲家)
1954年2月4日生まれ。東京芸術大学大学院作曲科修了。作曲を野田暉行、黛俊
郎の各氏に師事。ヴァイオリンを二村英之氏に師事。作品は室内楽を中心に多
岐に渡り、海外での演奏および放送も行われている。
また多数オーケストラ編曲、CD批評、エッセイの著述等も行う。編曲での出版
作品も多数あり、また子供のためのピアノ曲も多数出版されている。日本音楽
著作権協会、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会、深新会各会員。




<CORELIA>
CC 895772 \2300
フランス機動憲兵隊軍楽隊
[吹奏楽団](*)
ショスタコーヴィチ:祝典序曲
エルネスト・レクオーナ/サミー・ネスティコ編曲:マラゲーニャ
小長谷宗一:ジャパニーズ・チューン
ウォーレン・バーカー編曲:イン・ザ・ミラー・ムード
[金管打楽器バンド](*)
ダニエル・タスカ:スタート・イン
マルク・ステッカル:ボサ=テューバ
ダニエル・タスカ:風上の島
ギー・プリュヴォ:チャ=チャ=チャ
[打楽器アンサンブル](+)
クリストフ・ルブルトン:Enerythmes
アレックス・ヘフェリ:チャールストン・フォー・ドラムズ
[軍楽隊]
ジャン=ピエール・ルヴォーユ:法の兵隊行進曲
イヴェット・オヨー=モレル/ジョルジュ・クールカン編曲:解放行進曲
ミシェル・モワスロン:機動憲兵隊行進曲
ミシェル・モワスロン(指揮(*))
クリストフ・ルブルトン(指揮(+))
フランス機動憲兵隊軍楽隊

CC 895778 \2300
儀式と慣例
伝承曲:儀式(6曲)
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパの旗(ヨーロッパ讃歌)
A・マルリー:パルチザンの歌
ロラン・デルベック:マレの歌(流刑囚の歌)
ポール・カッペ:海兵隊歩兵讃歌
パトリック・プルトワール:T.D.M.
ショメル:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
エティエンヌ=ニコラ・メユール/ジャック・ドゥヴォージェル編曲:出陣の歌
シャルル=アンリ・ボヴェ:百人近衛スイス兵行進曲
シャルル・ボレル=クレルク:勝利のマドロン
ルイ・ガンヌ:勝利の父
ジャン・ロベール・プランケット/ジャン・フランソワ・ラウスキ編曲:
サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
J・アヴィニョン:ヤボン(おいしい)
P・ルノー:獅子のすべて
フィリップ・ルージュロン:イルカ(老練な水夫)
シャルル・グールダン:衛兵の目覚め
伝承曲:軍隊の一日(9曲)
アルベール・ファッシュ、ジャン=ミシェル・バッラーダ、
アルマン・ロクーレ(指揮)
フランス陸軍海兵隊軍楽隊

CC 896783 \2300
フランス軍の行進曲とラッパ曲集
伝承曲:徒歩隊ラッパ曲(10曲)/騎馬隊トランペット曲(8曲)
グート:フランスの鼓手への表敬葬送曲
不詳:ラ・マルセイエーズのルフラン
クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リール/ピエール・デュポン編曲:
ラ・マルセイエーズ
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパ讃歌(ヨーロッパの旗)
A・マルリー:パルチザンの歌
イヴェット・オヨー=モレル/クールカン編曲:解放行進曲
ショパン:葬送行進曲
ベートーヴェン:葬送行進曲
エルガー:威風堂々
ルノー編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
ロベール/アリエ編曲:マドロンはいつ
ドゥラン=ケリュ編曲:外人部隊行進曲
ルイ・ガンヌ:ロレーヌ行進曲
ズバロフ/デュポン編曲:レジョン・ドヌール讃歌
ジャック・ドゥヴォージェル編曲:別れの歌
ジャック・ドゥヴォージェル、フランソワ=グザヴィエ・バユール(指揮)
パリ空軍軍楽隊

CC 896789 \2300
昨日の海軍と今日の海軍
[信号ラッパ曲と号令と海上使用のためのラッパ曲](35曲)
[軍事式典曲](9曲)
[閲兵行進曲]
ロベール・ブリュスの兵隊行進曲/ボルダ(フランス海軍士官候補生練習艦)
海軍士官応用学校部隊行進曲/サンマンドリエ海軍訓練本部行進曲
地中海域/フランス海軍総司令部行進曲
[古い軍歌]
帆船航海の時代に
[記念日の讃歌]
海軍の歴史的任務の讃歌/Fammac の若者/海難救助隊
[分列行進曲]
ブルー・カラー行進曲/少年水夫行進曲/シェルブール
ジャン=ミシェル・バッラーダ(指揮)
トゥーロン艦隊軍楽隊

CC 896790 \2300
パリ消防隊音楽隊
[吹奏楽団]
ヘンリー・フィルモア:ラッサス・トロンボーン
ショスタコーヴィチ/アンドレ・ワイグナイン[ヴェイニャン]編曲:
ジャズ組曲第2番 から ワルツ第2番
ヴァンゲリス/ロン・セブレヒツ編曲:楽園の征服(1492・コロンブス)
ポール・ラヴェンダー編曲:カートゥーン・カレイドスコープ
ミシェル・ベルジェ/ジェローム・ノレ編曲:スターマニア
[金管打楽器バンド]
リシャール・レジェル/ジェローム・ドワイヤン編曲:ポニー・エクスプレス
ギー・クタンソン:ロボットのパレード
フランク・アンドレ:Sixties
アンドレ・スプレ:フランスの軍楽隊
[吹奏楽団&金管打楽器バンド]
J・ファリグール:少年水夫行進曲
E・ルー:連隊の娘
E・ミシェル:カイド
L・レ[Rez]:救うか滅ぶか
ドミニク・フィオドラン(指揮)
パリ消防隊音楽隊

CC 896797 \2300
ある音楽隊の歴史
ゲオルク・ローマン:バイエルンのポルカ(*)
ジョニー・バーク、エロル・ガーナー:ミスティ(*)
ジャック・ドゥヴォージェル:変奏曲(*)
セルジュ・ランサン:音楽への讃歌(*)
グノー:小交響曲 から スケルツォ(+)
J・シュトラウス II:「こうもり」序曲(*)
ピエール・サーオルボルグ:散歩(#)
アラン・ランタン:アリゾナ(**)
ショスタコーヴィチ/ヨハン・デ・メイ編曲:
ジャズ組曲第2番 から ワルツ第2番(++)
レスピーギ/アラン・ドクルセル編曲:「ローマの松」から フィナーレ(##)
ヨハン・デ・メイ:「指輪物語」から ホビットたち(++)
ピエール・ビゴー(指揮(*))
ミシェル・メリオ(指揮(+))
ルイ・ベルボン(指揮(#))
ギー・クタンソン(指揮(**))
ブノワ・ジロー(指揮(++))
アラン・ドクルセル(指揮(##))
フランス国家警察音楽隊

CC 897809 \2300
規定儀式と軍隊の伝統
【規定儀式】
[信号ラッパ曲](9曲)
[騎馬トランペット曲](4曲)
【軍隊の伝統】
[閲兵行進曲]
ジャン=ピエール・ルヴォイユ:第8通信連隊行進曲
ジャック・フュルジョ:羽付き帽(行進曲)/マレンゴ総督警備隊行進曲
L・ショメル編曲:ロベール・ブリュスの兵隊行進曲
Ch・ユースタシュ:ワーテルローにおける老親衛隊の擲弾兵
[分列行進曲]
ジャン・アラザール:サン=シール
ギュスターヴ・ヴェッジェ:共和国親衛隊の分列式
F・プティ:第85連隊への敬礼
[行進曲と伝統の遺産]
ジャン・ロベール・プランケット/ジャン・フランソワ・ラウスキ編曲:
サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲
ポール・カッペ:海軍歩兵讃歌
G・アリエ:愉快なトランペット吹き
C・ムジョ:豪胆(豪胆公)
V・クローヴェ:第2准旅団行進曲
A・マルリー:パルチザンの歌
[鼓隊行進曲]
D・ブリアール:アイト
J・H・パストリ(指揮)
フランス陸軍イル・ド・フランス司令部第8通信連隊軍楽隊

CC 897811 \2300
ヨーロッパの憲兵隊
レーモン・リシャール:元帥長(フランス)
ルイジ・チレネイ:忠誠(イタリア)
ピエール・デュポン:フランス憲兵隊行進曲(フランス)
J・モレーノ・カリーリョ:治安警備隊(スペイン)
ガブリエル・パレ:親衛隊分列式(フランス)
ラウル・ドス・サントス・カルドーソ:Pela Lei E Pela Grei(ポルトガル)
ミシェル・モワスロン:機動憲兵隊行進曲(フランス)
ジャック・アンドレア・レインハウト:王立騎馬憲兵隊行進曲(オランダ)
ロラン・オモニエ/ダニエル・タスカ:高尚なる憲兵隊の行進曲(フランス)
ペール・グルンドストレム:スウェーデン警察行進曲
エミール・モンメージュ:インドシナ憲兵隊(フランス)
ルドルフ・クンメラー:憲兵隊行進曲(オーストリア)
シャルル・グルダン:気取り屋(フランス)
アルテュール・プレヴォ:ベルギー憲兵隊行進曲
レーモン・リシャール/アンドレ・カラード:憲兵補助隊訓練所行進曲(フランス)
パウル・リンク:警官行進曲(ドイツ)
ポル・アルブレヒト:ルクセンブルク憲兵隊行進曲
ジャン=ピエール・ルヴォイユ:憲兵隊行進曲(フランス)
ミシェル・モワスロン(指揮)
フランス機動憲兵隊軍楽隊

CC 898825 \2300
イル・ド・フランス吹奏楽団&合唱団
イヴェット・オヨー=モレル/クロード・ケメッケル編曲:平和の讃歌
イヴェット・オヨー=モレル/フランソワ=グザヴィエ・バユール編曲:
ルージュ・ド・リール
イヴェット・オヨー=モレル/ルネ・カステラン編曲:人間の権利を歌おう
ロジェ・ブートリー/ラ・フォンテーヌ詩:おお、平和よ
ルネ・カステラン&ミシェル・ニーランベルジェ:カントゥス・ポリフォニア
ロジェ・カルメル/ポール・エリュアール詩/ダニエル・デュレ台本:
カンタータ「自由」から フィナーレの合唱
ベートーヴェン/カステラン編曲:歓喜の歌
ダニエル・グルマン(指揮)
イル・ド・フランス吹奏楽団&合唱団

CC 801853 \2300
フランス陸軍海兵隊の音楽詞華集
伝承曲/J・P・ソティエ編曲:海兵の旗(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:海兵の歌
伝承曲:歩兵(*)
H・C・フリッザ、R・ボケ:第1DFL行進曲
伝承曲/P・ケメッケル編曲:海兵について(+)
伝承曲:黄土(*)
H・リコー:第9植民地歩兵師団
伝承曲/グレン・ミラー:マーチング・スルー・ジョージア(+)
伝承曲:植民地歩兵の帰還(*)
P・ルジュロン/P・スピエール:植民地歩兵行進曲
S・シャビエルスキ:第9DIMAの歌(+)
伝承曲:われは植民地歩兵(*)
J・ベルトラン:バゼイユ
伝承曲/J・P・ソティエ編曲:
イエス・キリストはいつ植民地を創りたもうたか(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:植民地の私の恋人(*)
伝承曲/ジャン=ミシェル・ソルラン編曲:歩兵(金管合奏)
マルソー:マリー=ドミニク(+)
伝承曲/P・ケメッケル編曲:阿片
伝承曲、J・フォッシー:ドムトム[フランス海外領土]の歌(#)
P・ルノー:海の砲兵
ポール・カッペ:海兵隊歩兵讃歌(+)  (*)歌唱 (+)歌唱付き
ジャン=ミシェル・ソルラン(指揮)
フランス陸軍軍楽隊
チャド行進連隊&テオ・タヒチ・ショー(#)

CC 801861 \2300
フランスの誉
[フランスの儀式](9曲)
[讃歌]
クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リール/ピエール・デュポン編曲:
ラ・マルセイエーズ
ベートーヴェン/ロラン・デルベック編曲:ヨーロッパ讃歌(ヨーロッパの旗)
[儀式用音楽]
J・ケッセル、M・デュロン、A・マルリー:パルチザンの歌(解放の歌)
不詳/ロラン・デルベック編曲:マレの歌
ジュール・セムレ=コルリー編曲:ノアイユの龍騎兵
ギュスターヴ・ヴェッジェ:共和国親衛隊の分列式
[旗の儀式](2曲)
[吹奏楽によるラッパ曲](2曲)
ドミニク・ギャブル(指揮)
ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊

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