フランスで100人以上の犠牲者を出してしまったパリ同時多発テロ。イスラム国と名乗るテロリスト集団の関与が噂されているが、ビン・ラディン亡き後も姿や形を変えて次々と現われてくるイスラム原理主義者のキチガイ集団は絶滅するどころか、ますます増殖する一方。映画アイアンマンに登場するような、あんなアホなテロリストばかりだったら今頃はすっかり壊滅していると思うのだが、現実は一般市民を巻き込むなど世界中がテロリストの危機に晒されている。果たしてイスラム原理主義者による無差別テロはいつ終りを告げるのか、その答えらしきヒントが最後の方に女の子の口から述べられている映画が今回紹介するキングダム/見えざる敵。中東のサウジアラビアを舞台に、アメリカのFBI捜査官とイスラム原理主義テロリストの対決を描いた軍事アクション映画だ。
FBI捜査官達がノコノコと外国のサウジアラビアまで出掛けてドハデな銃撃戦を繰り広げる様子はトンデモなノーテンキ娯楽アクション映画を見せられている気分がするが、石油最大消費国のアメリカと石油最大産出国サウジアラビアのズブズブの外交関係、宗教及び政治体制が全く異なるこの両国がなぜ表面状は仲良くしているのかを歴史的背景を交えつつ教えてくれる非常に勉強になるありがたい映画でもある。
さて、その傲慢な態度が世界中から嫌われているアメリカだが、その行動力が非常に頼もしくも感じられるストーリーの紹介を。
サウジアラビアの首都リヤドの外国人居住区において、警官を装ったテロリスト達が銃を乱射し、自爆テロを敢行する事件が発生。さらに数時間後同じ現場でFBI捜査官や医療チームが集結する中で大爆発が起き100人以上の死傷者が出る。その中にはFBI捜査官のフラン(カイル・チャンドラー)も居た。
同僚で親しい仲だったフランが死んだことに憤りを感じたFBI捜査官のロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)は亡き同僚の復讐をするために現地捜査を上層部に願い出るが、政治的理由によりあっさり拒否られる。
しかし、そんなことでめげないロナルド・フルーリーはマスメディアを利用し、駐米サウジアラビア大使を脅しサウジアラビアに裏ルートから入国。同じFBIの各分野のエキスパートである仲間の3人を引き連れて、5日間の期間限定ながら現地捜査を開始し、潜伏しているテロの首謀者をとっ捕まえようとするのだが・・・
自信満々でサウジアラビアに乗り込んできたFBIの連中だが、捜査が難航する。彼らの前に立ちはだかるのが、厳格なイスラム教の考え、王国支配であるサウジアラビアの国家体制、そして意外にも仲間であるはずのアメリカ政府高官からも横槍が入ったりする。FBIの連中がテロの親玉を挙げる前から大変な労力を使わされる様子を見ていると、実はテロリストを武器、資金など裏から援助しているのは、こいつ等かと気付かさせられる。まあ、そんなことに気付かない人でも後半の30分間のドンパチには大いに満足できるはずだ。
うっかりなのか、仕方なくなのか、テロリスト達の勢力範囲に入ってからの市街戦での四方八方からミサイルが飛んでくるのは迫力満点。観ている我々も地獄の戦場に叩き落された気分になる。しかも、戦闘シーンの真っ最中に『正しき行いが、必ずしも報われるとは限らない』という摂理が描かれていることによって、非常に奥の深いアクションシーンになった。
そして本作を観ていると、ナンダカンダ言ってもアメリカって良いよね~と思える。同胞が目の前で拉致されても何年も放ったらかしの某国の人間にとっては、アメリカ人の実行力は本当に羨ましい限りだ。ちょっと古い映画になってしまった感はあるが、今観るとなかなか考えさせるし、とにかく娯楽品としても一級。まさに今こそ観るべき映画として、キングダム/見えざる敵をお勧めとして挙げておこう
監督はアメリカ大好きの人にとっては面白いアクション映画を連発しているピーター・バーグ。リーアム・ニーソン、テイラー・キッチュ、浅野忠信共演のバトルシップ、ウィル・スミス、シャリーズ・セロン共演のハンコック、マーク・ウォルバーグ主演のローン・サバイバーがお勧めです。
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FBI捜査官達がノコノコと外国のサウジアラビアまで出掛けてドハデな銃撃戦を繰り広げる様子はトンデモなノーテンキ娯楽アクション映画を見せられている気分がするが、石油最大消費国のアメリカと石油最大産出国サウジアラビアのズブズブの外交関係、宗教及び政治体制が全く異なるこの両国がなぜ表面状は仲良くしているのかを歴史的背景を交えつつ教えてくれる非常に勉強になるありがたい映画でもある。
さて、その傲慢な態度が世界中から嫌われているアメリカだが、その行動力が非常に頼もしくも感じられるストーリーの紹介を。
サウジアラビアの首都リヤドの外国人居住区において、警官を装ったテロリスト達が銃を乱射し、自爆テロを敢行する事件が発生。さらに数時間後同じ現場でFBI捜査官や医療チームが集結する中で大爆発が起き100人以上の死傷者が出る。その中にはFBI捜査官のフラン(カイル・チャンドラー)も居た。
同僚で親しい仲だったフランが死んだことに憤りを感じたFBI捜査官のロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)は亡き同僚の復讐をするために現地捜査を上層部に願い出るが、政治的理由によりあっさり拒否られる。
しかし、そんなことでめげないロナルド・フルーリーはマスメディアを利用し、駐米サウジアラビア大使を脅しサウジアラビアに裏ルートから入国。同じFBIの各分野のエキスパートである仲間の3人を引き連れて、5日間の期間限定ながら現地捜査を開始し、潜伏しているテロの首謀者をとっ捕まえようとするのだが・・・
自信満々でサウジアラビアに乗り込んできたFBIの連中だが、捜査が難航する。彼らの前に立ちはだかるのが、厳格なイスラム教の考え、王国支配であるサウジアラビアの国家体制、そして意外にも仲間であるはずのアメリカ政府高官からも横槍が入ったりする。FBIの連中がテロの親玉を挙げる前から大変な労力を使わされる様子を見ていると、実はテロリストを武器、資金など裏から援助しているのは、こいつ等かと気付かさせられる。まあ、そんなことに気付かない人でも後半の30分間のドンパチには大いに満足できるはずだ。
うっかりなのか、仕方なくなのか、テロリスト達の勢力範囲に入ってからの市街戦での四方八方からミサイルが飛んでくるのは迫力満点。観ている我々も地獄の戦場に叩き落された気分になる。しかも、戦闘シーンの真っ最中に『正しき行いが、必ずしも報われるとは限らない』という摂理が描かれていることによって、非常に奥の深いアクションシーンになった。
そして本作を観ていると、ナンダカンダ言ってもアメリカって良いよね~と思える。同胞が目の前で拉致されても何年も放ったらかしの某国の人間にとっては、アメリカ人の実行力は本当に羨ましい限りだ。ちょっと古い映画になってしまった感はあるが、今観るとなかなか考えさせるし、とにかく娯楽品としても一級。まさに今こそ観るべき映画として、キングダム/見えざる敵をお勧めとして挙げておこう
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ジェイミー・フォックス,ジェニファー・ガーナー,ジェイソン・ベイトマン,クリス・クーパー,アシュラフ・バルフム | |
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ジェネオン・ユニバーサル |
監督はアメリカ大好きの人にとっては面白いアクション映画を連発しているピーター・バーグ。リーアム・ニーソン、テイラー・キッチュ、浅野忠信共演のバトルシップ、ウィル・スミス、シャリーズ・セロン共演のハンコック、マーク・ウォルバーグ主演のローン・サバイバーがお勧めです。
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飯島愛さんにも関係があるかもしれません。
「人権擁護法案」(法案の内容をご存じなければぐぐってください)にも関連があります。
国民一人一人の力が必要なので支援を・・
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