時々、SF映画の形態のように見せておいて哲学的なテーマを内包しているような映画を見かけることがあるが、その多くの作品が『コレって、失敗作じゃねぇ~?』『映像明瞭、意味不明!』『眠た~い』なんて感想を抱く作品が多い。そのような映画に限ってSF映画の金字塔的名作とか呼ばれる作品が多いから、俺の頭がボケてんのか?なんて思ったりして自分に自信を無くすことがしょっちゅうある。
しかし、今回紹介する映画コンタクトは表面状は単なるSF映画だが、内包されているテーマ性は多様で奥が深く、前述したような名作と呼ばれるSF映画にありがちな退屈感は全く無い。確かに最初の方は、宇宙人って本当に存在するのか?なんて話を科学者達が真剣に取り組んでいる様子を見ていると、なんだかスタップ細胞を発見しようとしているレベルと大して変わらないように見えなくもないが、本作の結末はスタップ細胞の茶番劇とは異なり、感動及び癒しを与えてくれる。
SF映画らしい綺麗な映像を随所に見ながらも、現代を生きる我々人間に色々な教訓を示唆してくれる気分になる映画コンタクトのストーリー紹介を簡単に。
SEIT(地球外知的生命体探査)を専門とする研究者であるエリー(ジョディ・フォスター)は、幼少の頃から天体や科学に興味を持ち、最愛の父親テッド(デヴィッド・モース)を9歳の時に亡くした後も、今ではひたすら宇宙人と接触(コンタクト)できることを夢みて、研究に没頭する日々を送っていた。
宇宙人なんか居るわけが無いだろう、なんて世間の雑音も耳にする中で、何年も宇宙人との接触を試みてきたのだが、ついに研究費用は打ち切られ、独自に見つけたスポンサーからの援助も見込めそうに無くなってしまって研究続行のピンチに陥ってしまうのだが、ある日のこと遂にベガ(織姫星で有名)からの電波をキャッチし、そこには重要そうなメッセージが隠されていることまで発見するのだが、ここからエリー(ジョディ・フォスター)に様々な試練が訪れる・・・
広い宇宙(スペース)において、本当に地球人以外にも宇宙人は居るのか?なんて永遠に議論されるようなテーマが込められているのは勿論だが、この映画にはそれ以外にも我々の身近におけるテーマも描かれている。科学のあり方、科学と宗教の対立、政府の科学に介入する姿勢、そして人類が存在する価値観など。日本では原発の大事故が起こり、世界ではテロが起こる等、チョッと古い映画ではあるが、現在の人間社会が直面している問題を考えるうえで非常に教示的な面が多く語られているだけに今こそ見直したい映画だ。
そして、本作が非常に優れた映画である理由として人間ドラマがしっかり描かれていることがあるだろう。ジョディ・フォスター演じる科学者が最初はデータ的な裏づけの無い物は全て否定するようなガチガチな実存主義者だったのだが、彼女が体験することによって導き出された答えには、観ている我々に感動と同時に大いなる癒しを与えてくれる。
それ以外にも何気ない冒頭のシーンが実は意味深だったり、少しばかりサスペンス的な面白さがあったり、何だか取って付けたような恋愛シーンも観る人によっては非常に興味深く観ることが出来るだろう。他にもハリウッド映画らしい素っ頓狂なアメリカ中心主義、何気に無駄に思えたり役目がよくわからない登場人物、アメリカ人にとって日本ってそんな役割かよ~とチョッと腹が立ったり等のような楽しみ方もできる。さらに豪華スター及び懐かしいスターまでキャストを注意して見ていけば更に楽しめる。
SF映画好きには充分に楽しめるし、奥の深い内容の映画が好きという人、なんで自分が存在しているのか悩んでいる人、そしてチャレンジ精神を持ちたいと思っている人に映画コンタクトは大いにお勧めだ
監督はバック・トゥ・ザ・フーチャー以来、ずっと人気監督であり続けるロバート・ゼメキス。他にもロジャー・ラビット、フォレスト・ガンプ/一期一会、永遠に美しく…等がお勧め。最近ではデンゼル・ワシントン主演の重厚な人間ドラマが描かれているフライトが良いです。
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しかし、今回紹介する映画コンタクトは表面状は単なるSF映画だが、内包されているテーマ性は多様で奥が深く、前述したような名作と呼ばれるSF映画にありがちな退屈感は全く無い。確かに最初の方は、宇宙人って本当に存在するのか?なんて話を科学者達が真剣に取り組んでいる様子を見ていると、なんだかスタップ細胞を発見しようとしているレベルと大して変わらないように見えなくもないが、本作の結末はスタップ細胞の茶番劇とは異なり、感動及び癒しを与えてくれる。
SF映画らしい綺麗な映像を随所に見ながらも、現代を生きる我々人間に色々な教訓を示唆してくれる気分になる映画コンタクトのストーリー紹介を簡単に。
SEIT(地球外知的生命体探査)を専門とする研究者であるエリー(ジョディ・フォスター)は、幼少の頃から天体や科学に興味を持ち、最愛の父親テッド(デヴィッド・モース)を9歳の時に亡くした後も、今ではひたすら宇宙人と接触(コンタクト)できることを夢みて、研究に没頭する日々を送っていた。
宇宙人なんか居るわけが無いだろう、なんて世間の雑音も耳にする中で、何年も宇宙人との接触を試みてきたのだが、ついに研究費用は打ち切られ、独自に見つけたスポンサーからの援助も見込めそうに無くなってしまって研究続行のピンチに陥ってしまうのだが、ある日のこと遂にベガ(織姫星で有名)からの電波をキャッチし、そこには重要そうなメッセージが隠されていることまで発見するのだが、ここからエリー(ジョディ・フォスター)に様々な試練が訪れる・・・
広い宇宙(スペース)において、本当に地球人以外にも宇宙人は居るのか?なんて永遠に議論されるようなテーマが込められているのは勿論だが、この映画にはそれ以外にも我々の身近におけるテーマも描かれている。科学のあり方、科学と宗教の対立、政府の科学に介入する姿勢、そして人類が存在する価値観など。日本では原発の大事故が起こり、世界ではテロが起こる等、チョッと古い映画ではあるが、現在の人間社会が直面している問題を考えるうえで非常に教示的な面が多く語られているだけに今こそ見直したい映画だ。
そして、本作が非常に優れた映画である理由として人間ドラマがしっかり描かれていることがあるだろう。ジョディ・フォスター演じる科学者が最初はデータ的な裏づけの無い物は全て否定するようなガチガチな実存主義者だったのだが、彼女が体験することによって導き出された答えには、観ている我々に感動と同時に大いなる癒しを与えてくれる。
それ以外にも何気ない冒頭のシーンが実は意味深だったり、少しばかりサスペンス的な面白さがあったり、何だか取って付けたような恋愛シーンも観る人によっては非常に興味深く観ることが出来るだろう。他にもハリウッド映画らしい素っ頓狂なアメリカ中心主義、何気に無駄に思えたり役目がよくわからない登場人物、アメリカ人にとって日本ってそんな役割かよ~とチョッと腹が立ったり等のような楽しみ方もできる。さらに豪華スター及び懐かしいスターまでキャストを注意して見ていけば更に楽しめる。
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コンタクト 特別版 [DVD] | |
ジョディ・フォスター,マシュー・マコノヒー,ジョン・ハート,ジェイムズ・ウッズ,デイビット・モース | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
コンタクト [Blu-ray] | |
ジョディ・フォスター,マシュー・マコノヒー,ジョン・ハート,ジェイムズ・ウッズ,デイビッド・モース | |
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監督はバック・トゥ・ザ・フーチャー以来、ずっと人気監督であり続けるロバート・ゼメキス。他にもロジャー・ラビット、フォレスト・ガンプ/一期一会、永遠に美しく…等がお勧め。最近ではデンゼル・ワシントン主演の重厚な人間ドラマが描かれているフライトが良いです。
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驚きでしたね。( °O °;)
映画関連の記事がこんなにあるとは思いませんでした。
私の勘違いでした。
私も映画と競馬が好きですからここのブログお気に入りに入れさせていただきました。
コンタクトをぐぐったらここに来ました。
今後ともよろしくお願いします。m(_ _)m