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今やオーシャンズシリーズで、ヒットを連発したスティーブン・ソダーバーグ監督(画像下)だけれど、すっかり今やハリウッドの王道を行くような作品を作るようになってしまったが、監督デビュー作セックスと嘘とビデオテープ、そして今回紹介する監督2作目のKAFKA/迷宮の悪夢は、まさにアイデアと良い白黒画像とカラーが使われているシーンにも注目の作品だ
彼の場合は初期作品の方が、まさに鬼才と呼ばれるような斬新な作風があるけれど、今の彼の作品は金儲け優先主義の作品が多くなってきたのが残念
それはそうと、フランツ・カフカという作家を皆さんは知っているだろうか実は僕は彼の作品で審判、変身、城の3作品を読んでいる
彼の作品は斬新的で恐らく当時の人も彼の作品についていけなかったのだろう彼の死後にフランツ・カフカという名前がこの世に知られるようになるそして、今では彼の作品が映画化されているのは多い特にオーソン・ウェルズが監督した審判は観たいね
それでは、KAFKA/迷宮の悪夢を紹介するけれど、実はフランツ・カフカが、主人公になっていて、カフカが事件に巻き込まれていく様子が小説を引用されている部分が見受けられるカフカの小説を読んだことのある人にとっては非常に面白い作品だと思う
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冒頭のシーン1人の男が逃げているしかし、結局その男は殺されてしまうのだが、殺人者の頭は10円禿げではなく、長方形に頭のてっぺんが禿げていた
カフカ(ジェレミー・アイアンズ)は保険会社で働いているが、夜は小さな部屋で小説を書く毎日である
彼が会社に出社すると、カフカ(アイアンズ)の唯一の友人が会社に来ていない彼はその友人の彼女であったガブリエラ(テレサ・ラッセル)に友人のことを聞くが、彼女はカフカの友人がどうしているか知らなかった
しかし、カフカ(アイアンズ)は突然警察に呼び出される彼は死体置き場に連れて行かれて、友人の死を確認する友人は河で発見されたようだ
カフカ(アイアンズ)は友人の死に疑問を持つが、グルーバック刑事(アーミン・ミュラー=スタール)に、自殺と断定されてしまう
そして、友人が自殺したことを信じられないカフカ(アイアンズ)は独自で犯人捜しに乗り出す
ある夜、カフカ(アイアンズ)はガブリエラ(ラッセル)に誘われて、ある集会に誘われるそこで、カフカ(アイアンズ)は友人がこの街に堂々とそびえる城に友人の作った資料のミスで呼び出されていたことを知る
ある日、カフカ(アイアンズ)は事務所長(アレック・ギネスから呼び出され、出世したことを伝えられるそして、カフカ(アイアンズ)は部屋と2人の部下を与えられるしかし、この2人の部下が全く役に立たない
そして、カフカ(アイアンズ)はガブリエラ(ラッセル)から城に行って、何が行われているか調べて欲しいと頼まれるしかし、その直後にガブリエラ(ラッセル)は失踪そして、事務所長から会社の資料は城に流されることを知らされるそして、ついにカフカ(アイアンズ)にも魔の手が伸びてきた友人を殺した殺人者が迫ってくるが、なんとか追い払うそして、ガブリエラ(ラッセル)たちの会合場所へ行くと仲間は全員無惨な姿で殺されていた
しかも、事務長(ギネス)が送り込んだ2人の部下は、実はカフカ(アイアンズ)の行動を監視する役目を背負っていたスパイだった
上記画像で真ん中がカフカ役の(ジェレミー・アイアンズ)
そして、彼はついに城へ向かい、城の中に潜入するが!
そして、彼が果たして城の中で見た物は・・・城から抜け出したカフカ(アイアンズ)は再びグルーバック刑事(ミュラー=スタール)に呼び出されるが、今となっては友人が自殺したことに不条理を感じながらも、認めるしかなかった
それにしても、この石段で出来た幅の狭い道などはヨーロッパ的な要素を感じるし、そして白黒映像では不気味な人影を写す技法がこれまた不気味そして、ある場面で白黒の画像がカラーに変わる瞬間の鮮やかさなどは、見事だね
そして、実はこの映画は第一次世界大戦後の時代を描いているがSF映画的な部分がある
昔の時代背景にSFを取り入れるとは、流石は鬼才ソダーバーグ監督だね僕は面白かったけれど、大変だけれど僕が読んだカフカの3作品を読んでからこの映画を観た方が面白いのはたしかだね実話ではないけれど、フランツ・カフカ(アイアンズ)が、他人から今はどんな本を書いてるんだと聞かれるシーンがあるこれに対してカフカ(アイアンズ)は人間が昆虫に変わる話だと言って、回りの人々に笑われるシーンがあるが、実はこの映画はカフカ(アイアンズ)が変身(内容は人間が朝起きたら蜘蛛になっていたという話)という小説を執筆中だということが、本(変身)を読んでいたらわかるからね
今回紹介した映画もそうだけれど、実在した人物を架空の設定で描いた映画はおもしろいね
そのような映画にアマデウスと恋におちたシェイクスピアがあるね
前者の方は天才音楽家のモーツアルトを下品に描き、後者はシェイクスピアが、執筆が進まないスランプに陥るシーンが出てくるね
この2人は僕の中では天才中の天才なのだが、少し小馬鹿にした描き方が面白かったりする
今回も小説では不条理な世界を書いていたカフカが、自分が不条理な世界に巻き込まれるところが、面白く感じるし、怖くも感じるね
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