明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

東慶寺 初音の火取母

2012年06月28日 | Weblog

鎌倉の東慶寺に伝わる重要文化財の

『初音蒔絵火取母(はつね まきえ ひとりも)』と、

『葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱』のフレーム切手がありましたので、

購入しました。

 

     

上の段が、『初音蒔絵火取母(はつね まきえ ひとりも)』の切手です。

源氏物語・初音の帖に由来する香炉を描いています。

切手が小さくて見にくいので、東慶寺のホームページから、

図をお借りしてアップします。

     

こちらが、、『初音蒔絵火取母(はつね まきえ ひとりも)』です。

うぐいすの下に「はつね」の文字が見えます。

「えっ?どれが?」と思われる方もおありかと思います。

 

ねくねとした梅の枝のように描かれている変体仮名、

 は ね の文字が、

横に連綿体で、書かれているのが、見えますか。

 

 

源氏物語・初音の帖は、

明石の君が、源氏と紫の上に預けた姫君に贈った歌、

「年月を まつにひかれて 経る人に

 けふ うぐひすの 初音きかせよ」に因んでいます。

 

この香炉は、室町時代の作といわれています。

 

江戸時代にも、千代姫の『初音の調度』があります。

     

「初音の帖」は、源氏の最盛期を描く帖で、

新年などのお目出度い時に読まれたそうですから、

この様な、婚礼調度にもなっているのでしょう。

 

源氏物語は先行するあらゆる文学・歴史を取り込んで

書かれました。

そして、後世の文学・工芸・美術に影響を及ばしています。

 

      


最新の画像もっと見る

コメントを投稿