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ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

50年ぶりの入院生活

2019年08月12日 | 通信-その他・雑感

 去年(2018年)夏頃、 左下奥歯の1本がグラグラしていたので歯医者へ行く。グラグラしている歯は、放っておけば抜けるというので放っておくことにして、歯槽膿漏と診断され、歯の掃除をすることになり、その後数回通う。その時「舌の裏が歯に当って炎症を起こした痕がある」と指摘された。同年秋頃、炎症を起こした痕から少し離れた個所に径1センチほどの円形の膨らみがあることに気付く。
 今年(2019年)春、円形の膨らみの周りがただれていることに気付く。2019年6月中旬までは、ただれもそう広がることも無く、痛みも無かった。
 2019年6月下旬からただれた個所から痛みが出て、すごく気になる。

 7月に入ると、ただれている個所が急激に広がり始め、舌の左側が膨らんで、舌が動かしにくくなり、異物が口中にあるということで唾液が口から溢れるほどに多く出るようになった。舌の左側の、膨らんだ個所の下部から出血もあり、痛みも強くなる。
 7月下旬になると食事(食べ物を口内に入れ咀嚼すること)するのもきつくなる。
 8月に入ると唾液からの出血も目立つようになり、「何の病気だ?」とネットで調べ、「舌癌かも」とあり、「病院は何科?」と調べると口腔外科とあった。家の近くの口腔外科を調べると琉球大学付属病院があったが、しかし、琉球大学付属病院で診察を受けるには他の病院からの「紹介状」が必要とのこと、これもネット情報。
 ということで、先週月曜日(8月5日)、診療内容に口腔外科とあった病院(歯科)へ行き、診て貰おうとしたが、混んでいて、診療するのは今週の金曜日の午後になりますとのこと。診療後に紹介状を書いてもらえますか?と訊いたら、紹介状はさらにその日から4、5日かかるのでお渡しできるのは来週火曜か水曜になりますとのこと。
 もう既に舌の左側がパンパンに膨らんで、痛いし、出血もするし、舌を自由に動かせないので話もできないし、食事も不自由だし、あと1週間経った頃には舌が喉を塞いで息もできなくなるのではないかと不安になり、あれこれのことに詳しい人に尋ね、そしてやっと、8月7日に紹介状を入手し、8日に琉球大学病院で診察を受けることができた。
     

 診察、というか検査は午前11時に始まり、あちらこちら回され午後4時近くまでかかった。「明日も検査が必要だから、場合によっては手術になるかもしれないので・・・」ということで、即入院と判断され、一旦家に帰って入院準備をし、入院となった。
 「もしかしたらヤバイかも」という思いもあったが、「えーーーっ、即入院!」という晴天の霹靂の思いが強かった。いつかは死ぬんだから明日死んでも構わないのだが、遺書書いていないなど心残りもあるので、もう少しは生きていたい。よって、入院に肯く。私としては子供の頃に骨折で入院して以来、約50年ぶりの入院となった。
 この先どれくらい入院生活が続くのか暗鬱たる思いになる。主治医には「なるべく通院で治療したい、入院中でもなるべく外出したい」と要望した。そんな私の希望を与し、また、出された病院食を毎回ほぼ完食していることから「今のところ食事に不安は無い」と判断した結果だと思われるが、9日夕方、担当医数名が私の病室に来て、
 「明日、退院でもいいですよ」となり、昨日10日、私は退院した。退院はしたけど今週水曜日には耳鼻咽喉科の検査が必要とのこと。先行きはまったく不透明。
     

 記:2019.8.12 島乃ガジ丸